アークナイツRPGをエンジョイプレイ、DLCを添えて   作:エヴォルヴ

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ガンダムファイト! レディィィィィィィゴー!!

ただし天使と戦うとは言ってない。


天使vs悪魔 ラウンド1、ファイッ!!

 天使の羽をもぎ取るために、まずは足を殺し尽くしてやりましょう。

 初っぱなから物騒な話をしているって? そりゃあそうでしょう。ハシュマルがどこにいるか分からないので、片っ端からプルーマーを潰して回ることになります。幸い、プルーマーは各地で目撃情報があるので、潰す作業は事欠きません。プルーマーを潰している時、近くにそいつがいれば万々歳で、戦闘開始ですね。

 ……………………………………それにしても……

 

「ねぇ無月、どうしてその兎にされるがままなのかしら?」

 

 >貴方のベッドの上で不満そうにこちらを見ているW。その原因は、貴方の今の状況にあった。

 

「無月は温かいな。──W、お前はさっきからなぜ睨んでいる?」

 

「自分の胸に手を当てて考えてみなさいよ」

 

「──ふっ」

 

「あんた次のレユニオンの幹部の集会で覚えてなさいよ?」

 

 どうしてノヴァラビットがここにいるんですか? しかもムッキーの手をニギニギして微笑んでるし、Wさんはそれ以上のことやらかしてるんだから羨ましくないでしょ? オニイサンオマエガヤラカシタコトヲマダユルシテナイヨ……あれ? そういえばスノーデビルの皆さんは? ほったらかしって訳ないでしょ? 

 

「観光がてら少し調査をしている。義父からも言われていたからな」

 

 >どうやらシエスタで何かをしているらしい。観光がてらと言っているから物騒な話ではなさそうだ。

 

「部下に任せて自分はサボるなんて、いいご身分ね」

 

「家族達にここにいろと言われた」

 

 何だよ……バッチバチじゃねぇか……ムッキー、君のせいだゾ……責任取る必要はな──いや、あるのか? でも誰か一人選んでも色々面倒が生まれるし……うーむ……? 

 

「ふん、まぁいいわ。私と無月はもっと凄いことしてるもの」

 

「何?」

 

「あら、ウブな純情兎ちゃんには早かったかしら?」

 

「──どうやら雌雄を決する時が来たかもしれないな」

 

 >工房の温度が低下していく。フロストノヴァの周囲に冷気が溢れる。

 喧嘩? 

 先生、次は俺どうすればいい。←

 ──バルバトス? 

 

 ほらぁ! いつもはクールなムッキーも何か変になってる!! オルガみたいな人がいたら「勘弁してくれよ」って言う感じじゃねぇか……

 

「姐さん! シエスタの火山に──えーと、無月さん、これどういう状況ですか?」

 

 >スノーデビルの一人が工房に飛び込んできた。何か報告しようとしていたが、この状況に困惑しているらしい。

 ……修羅場? 

 何かあった? ←

 気にしなくていいよ。

 

「は、はぁ……あ! こんなことしてる場合じゃない! 姐さん! 火山に覚醒状態の奴がいました!」

 

「何? 誰が残っている?」

 

「火山に向かった小隊全員が負傷! ヴェンデッタさんが単独で戦っていますが……長くは持ちません!」

 

 覚醒状態の奴ぅ? ……あ、もしかして……奴か? でもヴェンデッタさんが押さえてるってことは……プルーマーか!! 

 スノーデビルの人、火山にそいついるんでしょ? 

 

「え? あ、はい!」

 

 ならムッキーに任せなさい。バルバトスならプルーマー程度完封できますんで。

 

 >貴方はバルバトスを纏い、火山に向けて飛び立つ。バルバトスの調子がいつもよりいい。

 お前も機嫌良さそうだな。←

 んじゃ、行くか。

 

 天使狩りの時間だゴルルァ!! 

 

 

 ──────────────────────────────

 

 

 シエスタの火山……灼熱の環境で折れた刀を振るう男がいた。男の名はヴェンデッタ。レユニオン・ムーブメントの中でも指折りの実力者であり、単純な剣術ではタルラよりも強いと噂される程の男。

 

「チッ、遂にガタが来やがったか……」

 

 そんな男が相手取るものは人ではない。黒く、巨大な無機物との戦い。奥の手は存在するが、ヴェンデッタは使わない……いや、使おうとしない。『それ』には認められてはいる……だが、彼にとってそれは自分の力ではない。忌々しい研究所で貰った力を使うことは彼にとって不本意だ。

 プライドでは何も掴めないことは、ヴェンデッタ自身理解している。さっきからそれが自分を使えと訴えている。目の前の無機物は本来自分の獲物なのだからと。

 

「うるせぇ、いいから黙ってろ。俺はお前を使わねぇ」

 

『──!!』

 

「はっ、こっちはこっちでうるせぇなぁ!」

 

 折れた刀でもアーツを起動すればまだ戦える。意地でも悪魔の力は使わない。心の中でそう叫んで、アーツによって燃え上がる刀を振るい続ける。

 

『──!!』

 

「ガッ!?」

 

 鋭い爪での攻撃は何とか避けたが、二体を同時に相手取り続けていた彼の体には、限界が来ていた。

 

「……ははっ……ここまでかよ……」

 

 勝ち誇るかのような咆哮に似た機械音を鳴らして、黒い爪が迫ってくる──

 

『──!?』

 

 が、その爪が届くことはなかった。上空からプルーマーの脳天が貫かれ、機能を停止させたのだ。

 

「生きてる?」

 

「その声……! お、お前……まさか……」

 

「生きてるならいいや。行くぞ、バルバトス」

 

 白い悪魔は唸り声を上げて、残っていたプルーマーを叩き潰す。最後の足掻きとでもいうのか、爪で攻撃しようとするが爪ごと恐竜の頭のようなメイスで叩き潰される。

 

「これが……厄災の天使を殺した力……お前も俺と同じ……」

 

 食い止めることで精一杯だった化け物を、ものの数分で沈黙させた悪魔を見て、ヴェンデッタは小さく呟く。火山での戦いは幕を降ろした。

 

 

 ──────────────────────────────

 

 

 はー、プルーマーざっこ! (モビルアーマーの追従機として)恥ずかしくないのかよ? 

 いや、でもHP結構無くなってましたね。流石はヴェンデッタさんやでぇ……危機契約のやベー奴と言われているだけはありますね。それにしても……さっきの発言……またガバりそうですね? 

 とりあえずプルーマーは解体しちゃいましょう。パーツも美味しいでしょうし、恐らくバルバトスで吸収できます。源石だろうと関係ねぇ!! 

 

 >貴方はバルバトスを纏った状態で黒い無機物を解体していく。どうやら黒い巨人とは異なるようで、源石などでは構成されていないようだ。

 

 上級装置に……D32鋼!? どんだけのリソースがプルーマー作るのに使われたんだ……? 流石大昔の兵器……やることやること全部が規格外だぜ……

 

「なぁ……お前、無月……だよな?」

 

 >聞き覚えがある声だと思ったが、やはり知り合いのようだ。

 

「覚えてない……か? なら研究所での呼び名ならどうだ? あそこではNo.29って──」

 

 >ヴェンでしょ? ←

 覚えてるよ。

 昔のあんたは煩かったね。

 

「! ああ……久しぶりだな……」

 

 はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ??? ヴェンデッタさんってムッキーと同じな感じですか? 

 No.29ってことは……ASW-G-29ガンダム・アスタロトですか? 高火力の機体で、オリジンは真っ赤で刀持ちだったような……月鋼かオリジンか……どっちかな? ……アルルェ? それ使えば勝てたのでは? ……まぁ、向こうにも事情があるんでしょうね。

 

「お前は今……仕立て屋だったか」

 

 >貴方が頷くと、フードの下でくぐもった笑い声が聞こえた。

 

「あのお前が仕立て屋か……クラウンスレイヤー……ああ、リュミドラのことだ。覚えてるか?」

 

 >リュミドラ……これもまた懐かしい名前だ。うっすらと覚えているスラム街で、三人揃って何かをしていた記憶がある。あの頃は……何も知らなかった。

 リュミドラは元気? ←

 下山しながら話そう。

 話を切り上げて下山する。

 

「ああ。……ここじゃあ、あれだな。下山しながら話そう」

 

 そうっすね。クソ暑いせいでデバフ出てますし。さっさと下山しましょうか。

 それにしてもムッキーは色んな交友関係を持ってますねぇ。どうせクラウンスレイヤーとも並々ならぬ関係なんだろうなぁ……そういやムッキーって何歳なんだ? クラウンスレイヤーさんとヴェンデッタさんと同い年なら多分ギリギリ未成年~成人? あと前に犯されたのが初なんですかね? スラム育ちならあれな気が……

 

「懐かしいな。昔は俺とお前とリュミドラで、スラム街を走り回ってた。あいつ隠れるのと逃げるのが上手くて中々見つけれなかったよな」

 

 >あの研究所にいた頃よりも前の記憶はほぼないが、三人での日々は朧気にではあるが覚えている。

 

「研究所が天災に見舞われた時、俺はお前とは違う場所にいた。逃げ出したんだ……お前がいるって分かってたのに……力があったってのに……俺は……!」

 

 >俺は気にしてないよ。←

 

「無月……だが俺は逃げた……家族を見捨てたんだぞ!? そして今回はお前に助けられた……家族も危険に晒した!」

 

 天災はしゃあなし。今回はどうしたんすか? まさか覚醒してないとか? 

 

「プライドが邪魔するんだよ……心のどっかでこいつを……否定してるんだよ。笑えるだろ? パトリオットからも言われたよ……このままなら、また誰かを失うってな……」

 

 あー……これ何かヴェンデッタさんからオルガみたいな匂いがするなぁ……ビスケットが死んだ時になよなよしてたオルガみたいな……ん? 

 

 

 ──────────────────────────────

 

 

「ねぇヴェン、次はどうしたい?」

 

「! 勘弁してくれよ、無月……俺は……」

 

「ダメだよヴェン。俺もヴェンも生きてる。死ぬまで走らなきゃ」

 

 無月はじっとヴェンデッタを見る。それはまるで、昔三人でスラム街を駆け抜けた頃のように、ヴェンデッタの目には映っていた。

 

「何人も死んだよ。何人も死んで、いくつも色んなものが壊れたよ。でも、そこがヴェンの目指してた場所なの?」

 

「!!」

 

 目を見開いた。忌々しい研究所に収容される前から語っていた夢。感染者と非感染者……そんなものが関係ない、家族が馬鹿笑いできる居場所を作る……それはまだ終わっていない。

 

「ヴェン、次はどうするの? どうすればそこに辿り着ける? 見せてくれるんだろ? お前は次どうすればいい?」

 

「──ああ、分かった! 分かったよ!!」

 

 少し目を閉じて、見開く。そして激情にも似た声で叫んだ。その声に呼応するかのように29番目の悪魔が、ヴェンデッタの体を覆っていく。その赤い装甲はまるで血のようにも、赤熱した鉄の華のようにも見える。

 

「俺にとってこの力は呪いだ! 悪夢みてぇな記憶が甦ってくる! それでも、俺はこの力を使ってやる! 死んでいったあいつらのためにも、お前が、リュミドラが! また揃って馬鹿笑いできる場所を俺が! 俺が見せてやるよ!!」

 

 それを聞いた無月が笑い、64番目の悪魔の魂を受け継いだ8番目の悪魔が、呼応して現れた。

 

「ああ、そうだよ……見せてくれ。次はどうする? 何をすればいい? 考え続けて、足掻いて足掻いて足掻き続けて、俺やリュミドラにその景色を見せてくれ」

 

「へっ……!」

 

 

 ──────────────────────────────

 

 

 ………………んだよムッキー……結構カッコいいじゃねぇか……! てかアスタロト・オリジン、相変わらずカッケェなぁ!! ヴェンデッタさんのアーツ的にも合ってるし、カッコいいなぁ……! 

 とりあえず、天使vs悪魔のタイマンはしなくて良さそうですね。アスタロトとの共演や……楽しみだなぁ!! よし、探しまくりますよぉ……!! 

 今回はここまで。ご視聴ありが──

 

 >貴方とヴェンデッタが下山し、皆で飲もうということになり、工房に戻ると、貴方は突然誰かに抱き締められた。オレンジ色の髪のループスが貴方を抱き締めている。……見覚えのある髪と声だ。

 ……もしかしてリュミドラ? ←

 

「ああ……久しぶりだな……!」

 

 修羅場……? 修羅場なの……? オニイサンユルサナイヨ……? 

 ご視聴ありがとうございました………………ヒンッ……フロストノヴァとWの視線がコワイ……ヤバイ……

 

 

 

 

 




オリジナル設定が起動したのでタグが追加される。(元々)
そしてこのガバリストはハシュマルとの戦いでリミッターの誤作動があることを忘れている。

ガバリストコラム

ヴェンデッタ:危機契約のやべー奴。この世界ではムッキーの幼馴染み的なサムシング。ASW-G-29ガンダム・アスタロトを持っているがなぜか使わない。死なないオルガ枠。止まるんじゃねぇぞなんてさせない。させてたまるか。
クラウンスレイヤー:本名リュミドラ。皆の玩具(意味深) 軽いのが悪い。この世界ではムッキーとヴェンデッタさんの幼馴染み的なサムシング。恐らくアトラ枠。子供は作るのかって? 刺されるぞ? それが答えだ。
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