アークナイツRPGをエンジョイプレイ、DLCを添えて   作:エヴォルヴ

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月のペンダント

無月が家族に贈ったペンダント。見るだけで暖かい思い出が甦ってくる。


殴り込みに行こう!part1

 殺す。(初っぱなからの殺意マシマシ挨拶)

 というわけで出来上がりました、スーツ。なぜか作る量が結構増えましたけど……些細な問題ですわ。

 

「じゃあ作戦を復習しようか。無月とヴェンデッタがニェンさんと一緒に内部に行って──」

 

「メフィストの部隊で騒ぎを起こす」

 

「合図は、バルバトスとアスタロトの、咆哮か」

 

 >貴方の工房の外に集まった全員が、黒いスーツと黒いサングラスをかけて整列し、直立不動。凄まじい威圧感がある光景だ。

 

 本当にやべぇ絵面だよ……圧が凄いわレユニオン……ヴェンデッタはオルガスーツ、パトリオットとメッフィーとファウストは名瀬スーツ、そしてムッキー及び、部下の皆さんは黒いスーツ……圧が凄い……ニェンさんを親分にしたファミリーが生まれてるよ……裏の住人と化してるよ皆……

 

「よし、じゃあ団長から何か言ってもらおうか」

 

「だそうだぞ、団長」

 

「何で俺が団長って呼ばれてるんだよ……」

 

 そりゃヴェンデッタお前、オルガじゃん。触角ないけど変わりに角生えてるオルガじゃんかよぉ!? なんで紫色の髪に褐色肌なんだよ!? 完全にオルガじゃねぇか!!? 何だよ……結構、似てんじゃねぇか……似てないのは希望の華を咲かせないところくらいでしょうか? 

 

 >何やってるんだよ団長。

 皆待ってるよ、団長。←

 さっさと行こう。

 

「おい無月……お前まで……勘弁してくれよ」

 

 >連れてってくれるんだろ、ヴェン。←

 

「……ああ、分かったよ! 言えばいいんだろ!? ──てめぇら! 俺達はこれから炎国にある姐さんの実家に殴り込みをかける!!」

 

 >ヴェンが叫ぶ。喝を入れるかのような叫びは山中に響き、工房の外に集まった全員に緊張が迸る。一人、誰かが「上位種の──」と呟いた。

 

「ああ、上位種様のお家だ! ……下手すりゃ死人だって出る。被害は想像付かねぇくらいに出るだろうさ。だからお前ら、選べ。ここでこの話を降りるか、否か」

 

 ファッ!? ちょっとオル──間違えた。ヴェンデッタさん、いきなり何を言ってるんですか!? 

 

「俺は、無月と姐さんはそれでも構わねぇ。誰も恨みはしねぇ」

 

 >ザワッ、とさざめきが起こる。誰もが驚いた。ヴェンの口から、そんな言葉が飛び出すとは思ってもみなかったのだろう。

 

 私もその一人だよ! 

 

「こりゃ家庭内の問題だ。お前らが乗る必要はどこにもねぇ。だが! 命かけて家族守りに行くダチを見捨て! てめぇら、明日食う飯が美味ぇかよッ!?」

 

「「「──!」」」

 

「俺達が殴り込みをかける奴らは、人としての尊厳を奪おうとする奴らだ。愛した人と結ばれるってのは人間として生まれながらに持ってる権利だ。それを奴らは奪おうとしてやがる。そんな奴らをてめぇらは許せるか!?」

 

 超ビリビリスピーカーが響いてるよ!? 音割れが心配なんですけど……大丈夫かなぁ……

 

「許せねぇってんなら、この場に残り、俺達と一緒に戦え!」

 

 

 ──────────────────────────────

 

 

 工房の外、集まった全員が覚悟を決めた時、ニアンの隣に立っていた無月が、一歩前進し、ヴェンの隣に立つ。

 

「無月……?」

 

「──前に先生が言ってた。人は皆、好きな人と結ばれる権利があるって。ヴェンは言ってた。感染者も非感染者も関係ない場所で、家族皆で馬鹿笑いしたいって」

 

 ヴェンデッタが叫んだのとは真逆に、無月は淡々と、静かに言葉を伝える。その無表情にも近い表情の奥に、確固たる意志を感じさせ、言葉を紡ぐ。

 

「先生はいなくなった。けど、まだヴェンはいるし、先生とヴェンの言葉が俺の中に生きてる。あの日、バルバトスが見せてくれた景色が俺を歩かせた。先生が見せてくれた景色が俺を導いた。──そして、ヴェンの目指してる世界を、俺は見たい。そこにはニアンもいなくちゃダメだ」

 

 変わる。変わる。バルバトスが音を立てて変貌していく。鋭く、強靭で、より恐ろしい姿へと、変わっていく。

 

「だから、俺は全力でやる。俺の力は、守るために、自由を勝ち取るために使う」

 

 産声を上げたのは狼の王。かつて天使を殺した悪魔は、自由を求める赤き狼となり、そして今……己の前に立ち塞がる障害全てを喰い殺す狼の王へと生まれ変わった。

 

「俺の家族を傷付ける奴は、苦しめる奴はどこの誰でも、全力で潰す。どこの、誰でもだ……!!」

 

 その声に込められた圧は、この場所に集まった全員の全身を震わせる程。ライトグリーンの瞳を輝かせ、最後を締め括るように無月は声を上げる。

 

「じゃあ……行こうか」

 

 その言葉を聞いた全員が勝鬨を上げる。そして、炎国へと進撃を始めた。

 

 

 ──────────────────────────────

 

 

 これより炎国にあるニェンのお家取り潰し作戦を開始する! 進めぇええ!! 進撃せよぉおおお!! 

 というわけで進撃の巨人ならぬ進撃のオルフェンズ(レユニオン)を実行中です。裏ルートのレンタルカーで装甲車両をレンタルして、全員で移動してますが、如何せん遠いですね炎国……バルバトスとアスタロトは飛んで行けますけど、暴れるので温存しておきたい。

 作戦なんですが、敵陣にムッキー&ヴェンデッタがニェンさんと一緒に入りまして、録音機で言質取った後、ヴェンデッタさんがメンチ切る。

 ↓

 ムッキーがハンドガンで日曜日のけじめをかます。

 ↓

 次に|バルバトスとアスタロトのリミッター解除による咆哮《デュエル開始の合図》でメッフィー部隊がデモ活動を起こして炎国の皆さんの視線を釘付けにする。

 ↓

 その間に我々とパトリオット部隊が駆逐する。

 ↓

 ある程度まで視線が集まったところで、ムッキーとヴェンデッタさんが手に入れた音声データをレユニオンのメンバーの中にいる広報部の皆様に拡散してもらう。

 以上です。はい、逃がしません絶対に逃がさず殺します一匹残らず駆逐してやります。

 

「俺、このデモ活動終わったら彼女をデートに誘うんだ」

 

「おい待て、そりゃ死亡フラグってやつだろ」

 

「フッ、俺はフラグを建てることで生き延びてきた男だぜ?」

 

「くっそ否定できねぇ……!」

 

 >装甲車の一つからオープン回線で談笑が聞こえる。

 

 何かパトリオット部隊に凄い人がいますねぇ!? 一級フラグ建築士でありながら、フラグ建築して生き延びてきた男……憧れてしまうぜ……! 

 

「無月、阿頼耶識の調子は大丈夫か?」

 

 >裏ルートから仕入れた車を運転していると、助手席にいたニアンが声をかけてきた。阿頼耶識で自動運転機能を利用しながら問題ないことを伝えると、貴方の腕に尻尾が絡み付いた。

 何? 

 どうしたの? ←

 ニアン? 

 

「昔はあんなに小さく見えたお前が、いつの間にかこんなに成長したんだと思ってな」

 

 そりゃ人間は成長しますからね。…………これはまだ言ったらダメですね。

 現在のムッキーの状態ですが……バルバトスルプスレクスになったせいなのか、心臓やら大事な臓器類が完全にバルバトスと融合しちゃってます。何が言いたいのかと言いますと、ムッキー、人間止めました。ええ、人間卒業証書授与してしまいましたね。心臓がリアクターになってます。

 しかもバルバトスはツイン・リアクターですからね。意図せずして半永久的な命を手に入れてしまいました……うわぁ……ライン生命が欲しがりそうな肩書きが生まれてしまった……もしかしたらヴェンデッタさんもそうかもしれませんな。こんなの話したら曇らせること間違いなしですが、今は言いません。作戦中止なんかされたら堪ったもんじゃないですからね。帰ったら言ってあげましょう……ふふ、曇る顔が楽しみだなぁ!! 

 

「無月、お前、本当に巻き込んでよかったのか?」

 

 はい。(愉悦顔)

 

「即答かよ……ありがてぇことだけどさ、お前、自由に生きたいんじゃねぇのか?」

 

 ムッキーはヴェンデッタさんの目指す場所で、あなたとも馬鹿笑いしていたいらしいので。なら、その場所に辿り着くための条件はクリアしたい。あと、エンジョイプレイの障害になりそうですし、ニェンさんが無理矢理色々ヤられてるなんて考えただけでエンジョイプレイなんかしてられませんからね。無理矢理ヤられるのはうちの子らだけで十分ですのよ? まぁ、できれば合意の下でシてほしいですけど……とにかく! 私はうちの子が幸せになってほしいんです! そのためなら出し惜しみはしませんよ!! グレイヴ君とかフガク君とかには幸せになってほしかったのに……もう後悔しねぇ!! 

 

「……そうかよ」

 

 >ニアンがそっぽを向いてしまった。尻尾はずっと絡み付いているため、機嫌を損ねているわけではないだろう。

 尻尾を撫でる。

 手動運転に切り替える。

 デーツを食べる。←

 

 ふっ、ガバらねぇからな? 視聴者はもしかしたらガバを期待していたかもしれないが、私はガバをやらかしはするものの、大事な時のみガバリストからRTA走者へと変貌するのだよ。

 

「あ、それ、私も食いたい」

 

 >デーツが齧っていると、ニアンが突然そんなことを言ってくる。こういう時に限って貴方はデーツを補充していない。

 ドライマンゴーならあるよ。

 スルメ食べる? 

 ハチミツのど飴あげる。←

 

「えー、それ食いたいー」

 

 揺らすな! 手元が狂う! オート運転にしてるから別に問題ないけど……っておいこらニェン! ムッキーのポケットを勝手にまさぐるんじゃあない!! ふ・ざ・け・ん・な、ヤ・メ・ロ・バ・カ! 

 

「じゃあそれくれよー」

 

 最後の一個なんだってば! これはムッキーの! 君はのど飴かドライマンゴーかナッツか唐辛子でも食べてなさい! 

 

「やーだー!」

 

 子供か!? 

 

「お前の物も姉ちゃんの物だぞー!」

 

 ジャイアニズムを展開するんじゃねぇ!! アッー! (尻尾と両手を駆使した擽りによって奪われたデーツ)て↑ん↓めぇ……ポエテーロ! 

 

「へへ、油断したなぁ? あー……んっ──まっず!?」

 

 残念だったな!! (FE覚醒) そのデーツはハズレデーツ! クソマズイデーツだぜ!! 

 

「ぐぬぬ……無月の癖に生意気な……帰ったら覚えてろよ? 気絶するまで可愛がってやるよ」

 

 ヒンッ……(脊髄反射) ま、まぁ……ムッキーも成長してるし、多分、床勝負の方も強くなってるはず……! 頑張れムッキー、君の貞操(もう奪われてるけど)は君に懸かっている! 頑張れムッキー、負けるなムッキー。

 というわけで今回はここまで! 日曜日のけじめは次回になりそうですね。ご視聴ありがとうございました、次回は地獄でお会いしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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