アークナイツRPGをエンジョイプレイ、DLCを添えて   作:エヴォルヴ

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嫌な予感がするので初投稿です。
この世界のタルラさんは恋愛クソザコです。

貴公らに導きの月光と太陽あれ。


祭りだ! 祭りの夜だ!

 シエスタの砂浜、星空の下で、肉や野菜の焼ける音が聞こえる。

 

「おーっし! 飲み物は行き渡ったかぁ!?」

 

 夜でも暑いシエスタの砂浜で、半袖短パンの水着姿となったヴェンデッタが声を上げると、集まったレユニオンメンバーが口々に飲み物を持ったことを伝える。

 

「んじゃあ……今回の殴り込みの死傷者なく終わったことを祝して、乾杯だぁあ!!」

 

「「「カンパーイ!!」」」

 

「焦げないうちに食べてよ?」

 

 炭火で肉や野菜を焼く無月は、酒を飲んで談笑している全員に苦笑しながらも、串焼きをどんどん仕上げていく。

 

「……」

 

「あれ……えーと……タルラじゃん。串焼き食べる?」

 

 焼きたての串焼きを龍の女性、タルラに串焼きを乗せた皿を渡すと、少しの間を空けてからそれを受け取って熱々の串焼きをチマチマと齧り始める。育ちがいいのか、結構上品に食べている。

 

「……お前はヴェンに似てるな」

 

「俺はヴェンじゃないよ」

 

「ヴェンはいつも笑いの中心にいる。お前も……笑いの中心にいることが多い」

 

 向こうを見てみると、ヴェンデッタがレユニオンメンバーと談笑しながら酒を飲み交わしていた。こちらの視線に……否、タルラの視線に気付いたのか、こちらへ手を振ってくる彼を見る彼女の視線は、どこか熱っぽく無月の目には写った。

 

「……ヴェンのこと、好きなの?」

 

「──!? い、いや……そうでは……」

 

 少しだけ紅潮した彼女の態度に無月はうんうん、と頷き、串焼きを頬張る。

 

「ヴェンのこと、よろしくね」

 

「いや、だから──うぅ……」

 

 乙女モードのファウストみたいだな、と思いながら串焼きを食べている無月に忍び寄る気配があった。それに気付いた彼が振り向いてみると、ほんのり赤くなったWがいた。

 

「あら、気付くの?」

 

「……酔ってる?」

 

 しなだれかかってくる彼女に少し困惑していると、Wが突然頬ずりをしてくる。

 

「何?」

 

「何でもな~い……ふふ、ひんやりしてて気持ちいいわね」

 

 すり寄ってくる彼女は完全に酔っている。……こんなに酒に弱かったのだろうか? 少し動きにくいが、別に気にする程でもない無月は、彼女に纏わりつかれながら、串焼きをどんどん作っていく。

 

(そういえば……ニアンはどこだ……?)

 

 シーという女性も見当たらない。バルバトスのレーダーを起動して立体ではなく平面で広範囲に広げると、あまり人が来ない場所に二つ反応が見えた。

 

(……多分ニアンとシーだ。何してんだろ……)

 

 無月は基本、家族が何をしていたとしても、嫌々とか無理矢理やらされているかもしれないという疑いがある時以外は、行動に移さない。

 だが、今はあんなことがあったばかり。無月の家族への庇護欲は彼女らが実力者であろうと膨れ上がっていた。

 

「タルラ、Wお願い。ちょっと用事できた」

 

「む? それは構わないが……」

 

 串焼きを何本か皿に乗せて、彼女らがいる場所まで歩いていく。途中、レユニオンメンバーに声をかけられそれにハンドサインなどで対応しながらそこに辿り着くと、満天の星空と三日月を見て酒を飲み交わしている龍二人がいた。

 

「ん? おお、無月か。どうした?」

 

「こっちの台詞だよ、それ。皆と混ざって飲まないの?」

 

「それもいいけど、今はこうして飲みたい気分なんだよ」

 

 ふーん、と呟きながら二人の近くに座る無月。串焼きを頬張っていると、不意にシーが不思議そうな視線を向けていることに気付く。

 

「何?」

 

「……あなた、ホウライに似てるわ」

 

「先生に?」

 

 ビシッ、と彼女の体が硬直する。その後、興奮気味に無月の肩を掴んで揺らした。

 

「先生!? ホウライが!?」

 

「先生が何かしたの?」

 

「ああ、気にすんなよ無月。そいつ、愚弟のこと可愛がってたからな。驚いただけだろ」

 

「先生はどちらかと言えば可愛がる側な気がするけど……」

 

 それを聞いたニアンはゲラゲラと笑い始め、無月の背中をバシバシ叩く。酔っているのかと思いながらも、串焼きを二人に差し出す。

 

「冷める前に食べなよ」

 

「────そういえば、あなたはどうしてあんなことしたの?」

 

 シーが言うあんなこと、というのは殴り込みのことだろうと思った彼は、淡々と呟く。

 

「家族が苦しむなら、傷付くなら、それを潰すのは当たり前でしょ? ……あ、もしかして家とかに何かあった……?」

 

「いえ、あんなところ消えてくれて清々してるわ。私もニアンもね。……で、他には?」

 

「? 無いよ。それだけ」

 

「は? …………ニアン、こいつ狂ってるんじゃないの?」

 

 その発言のどこに笑う要素があったのか、ニアンはまたゲラゲラと笑い始め、涙すら流している。

 

「笑い事じゃないでしょ」

 

「無月はこんなんだからな。笑うしかねぇよ」

 

「あんた選ぶ人間違えたんじゃないの……? いや、それは私もだけど……」

 

 

 ──────────────────────────────

 

 

 ムッキーはいい奴だぞいい加減にしろ!? てか選ぶって何をだ……? 何を選んだんだニェンさん……

 

「ん? 爺やから聞いてないのか?」

 

 コクテイさん? いえ何も。お嬢様方を頼みますとしか。それがどうかしました? 嫌な予感がビンビンするんで言わなくても結構ですけど。

 

「爺やの家の風習でな? 結婚相手は男が選ぶんじゃなくて、女が選ぶんだと。男は男で色々あるらしいけどな」

 

 >ニアン結婚するんだ。

 ……服作らなきゃね。

 親族からの挨拶は任せて。←

 

「あん? 何言ってんだ」

 

 ヴェッ!? (剣崎) い、いや、だって、結婚するなら親族からの挨拶必要ですよね? ……あ、コクテイさんがやるんですね? それなら確かにいらないっすわ。

 

「……ニアン、もしかして何も言ってないの?」

 

「いや、言った」

 

 >何の話だろうかと思って首を傾げる貴方は、ふと、帰りの車でニアンに何か言われたことを思い出した。だが、言葉が共通語ではなかったために、何を言ったのか分からなかったが。

 あれ、何て言ったの? ←

 ……伝わってないけど。

 首を傾げ続ける。

 

「あっきれた……大昔の言葉で伝えたの? 肝心なところで臆病になってるじゃない」

 

「共通語でも伝えたって!」

 

 んんん? ………………帰りの車で確かに何かボソボソ呟かれた記憶はありますけど……まさかあれのことですか……? 

 

「ほら、伝わってるじゃねぇか」

 

「これが伝わってるって言うなら世界はもっと平和よ」

 

 そうだよ。(便乗) ニェンさんは何て言ったんですか? 我々全く知らないんですけど? 

 

「行きでも言ったことだが……気絶するまで可愛がってやるって言っただろ?」

 

「あんたそんなこと言ったの? ……まぁ、気絶するまで付き合ってもらうつもりではあったけど……」

 

 >貴方は自身の体温が急激に下がったように感じた。ニアンはともかくとして、シーとはそこまでの関係はないはずだ。

 ヴェンじゃないの? ←

 何で俺? 

 

「アスタロトの奴? 彼とはあんまり波長が合わないわ。顔付きとかあんまり好みじゃないし。あなたは色々と好みだし、ニアンのお墨付きがあるから」

 

 ヒュッ……(警戒梟) あれですか……? ムッキーは帰ったら容赦なく犯される感じですか……? 

 

「そうだな。交代で相手してもらうぞ」

 

 >喉が干上がるような感覚を覚えた貴方は、さりげなく後ろへと後退していく。だが、尻尾が絡み付いた。

 

「怖がらなくてもいいじゃない。そんなに激しくはしないわ」

 

 やだー! こいつら絶対タガが外れて獣みたいになるじゃん!? 俺もう逃げる。流行らせコラ! 流行らせ……! 

 

「こらこらお嬢様方……いきなりそんなに激しく求めてはいけませんよ」

 

 >貴方が絡み付いた尻尾を何とかしようとしていると、突然コクテイが現れ、窘めるように言う。

(犯されるのはいいんだ……)←

 コクテイさん? 

 

「情事というのは手順がしっかりとございます。こちらをお読みください。奥様が執筆なさったものです」

 

 >それは、二冊の本。『愛ある情事』、『正しい媚薬の使い方』と書かれていた。何か悪い予感がする貴方はコクテイの横を何事もなかったかのように通り抜けようとする。

 

「おっと、お待ちください無月殿」

 

 やめろォ!? (建前) やめろォ!? (本音) 流行らせコラ!? 流行らせ……!? ドロヘドロ! (名作) あんた何を渡してくれとるんや……!? 

 

「無月殿に少し忠告を。こちらへ」

 

 >貴方は一足先に工房へと向かう。辿り着いた寝室は、なぜか赤みがかった部屋へと変貌を遂げていた。しかも麝香の薫りもする。

 ……何これ。←

 ……コクテイさん? 

 逃走を謀る。

 

「……忠告を。お嬢様方の種族は、性欲が増幅することがあります。それも、認めた相手に対して」

 

 ヒエッ……

 

「しかも、相手が気絶しようと関係ありません」

 

 >恐怖体験を語るような彼の口調に、貴方は久しく感じていなかった恐怖に襲われた。

 逃げよう。←

 ……俺、何されんの? 

 明日生きてるの、俺。

 

「逃れることは不可能かと。……無月殿、お嬢様方をお願いいたします」

 

 待って? ムッキーが犯されるのは確定なの? てか何で犯されなきゃいけないんですか? ムッキーは犯される必要ないのでは? 

 

「家を取り潰したのですし……責任を取るべきかと」

 

 だからと言って犯される必要皆無だろうがぁ!? 

 

「……古今東西、男は皆女性に喰われるのが世の常であると、私の家の初代は言いました」

 

 >お気をつけて、という言葉の後、貴方の視界は暗転した。

 

 おいいいい!!? 起きろムッキー!? 何やってんだムッキィィィィ!! くっそ気絶耐性取ってないからか気絶からの回復が遅い!! てかバルバトスとほぼ融合してるはずのムッキーを気絶させるとかどうなってんだ!? コクテイさん強すぎるッピ!? 起きて! 起きてムッキー! 

 

 >貴方が目覚めると、ベッドの上にいた。脳が揺れたせいか、まだ動きにくい。バルバトスを展開するのは難しそうだ。

 

 起きたけどゲームオーバーなのでは……? 

 

「あ、起きた」

 

「ぼんやりしてるけど……大丈夫そうね」

 

 >プスリ、と貴方の首に何かが刺された。何かの液体が入ってくる感覚を味わいながら、状況を纏めようとするが、思考が回らない。

 ニアン、何すんの? ←

 何したの? 

 薬……? 

 

「何だ? 前のこと忘れて──いや、前は途中で気絶しちまったし、いきなり強い薬だったもんな。忘れるというか記憶にねぇか」

 

「何してんのあんた……というか効いてないの?」

 

 ふっ、薬品耐性は上げてるんでね! 

 

「まぁいいや」

 

 >貴方が逃げようとすると、組み伏せられる。目の前で舌舐めずりをしてくるニアンに、貴方は初めて恐怖を感じたが、それもすぐになくなり、彼女の瞳に何かを求めているように見えた。

 大丈夫? ←

 

「ん、何だいきなり」

 

 頭を撫でてやろう。ヨーシヨシヨシヨシ! (チョコラータ) あ、そういえば、ムッキーてもう子供作るの難しいのでは……? バルバトスに色々持ってかれましたからね。生殖機能低下してますな。とりあえず事実を伝えてやりましょうね~

 

「あら、子供がいない家庭もあるわよ? 幸せなら子供なんていなくても大丈夫なの」

 

「そもそも、私もお前も子育てなんて苦手の部類だろ」

 

 クッソ、どう足掻いてもこいつらムッキーのこと喰うつもりだ!? 待って、その薬はヤメテクダサイ……やだ! やだ!? ねぇ小生やだ!? 

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!? やめろォ!? やめろォ!? 流行らせコラ!! やだ! やだ!? ねぇやだ!? 分かった分かったから犯さないで!! ねぇ本当に無理無理無理無理!! ヴゥゥゥン!! 

 

「あ、おい逃げんなよ」

 

「まだ時間はあるわね。もっと楽しみましょう?」

 

ヤメテクダサイ……ヤメテクダサイ……ヤダコワイ……ヤメテクダサイ……!! もうこれ以上犯さないでください!? 嗜虐心剥き出しじゃねぇかてめぇら!? こんなんじゃムッキーが持たねぇよぉ……こんな時だけバルバトスによって手に入れた耐久力が腹立つぜ……!? うあああああああああ!! (絶叫)

精神が持ちそうにないので今回はここまでです……ご視聴ありがとうございました……ズビッ……うぅ……ムッキー……ごめんよぉ……代償がデカすぎるよぉ……

 

 

 

 

 

 

 

 




修羅場、確定!

ガバリストコラム


ムッキー:修羅場の中心。ニェンとシーに喰われた。ドロッドロ蕩けたというか蕩けさせられた。それゆえにガバリストはふて寝した。
ニェン:ニアン。ムッキーを美味しくいただいた人。事後、ムッキーを抱き枕にしてた。ガバリストの精神を破壊した。
シー:シーなのか、シィなのか……ダスクは英語表記? ムッキーを美味しくいただいた人。
その手の本:二人の母親が隠して書いたという本。それはきっと、彼女にとっての夢でもあったのだろう。
コクテイ:お嬢様方が幸せならOKな人。実力者。ヘラグとかパトリオットとかに並ぶ。深淵狩りもできるレベル。
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