アークナイツRPGをエンジョイプレイ、DLCを添えて   作:エヴォルヴ

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自然現象……ないな。うん。

あ、もっと感想やら性癖ぶちまけてくれてもええんやで。てか純愛純愛してるのはジェイル君とウィーディさんもいたわ。ちなみにジェイル君は上位者の幼子です。ある意味ではおねショタだなぁ!!


ああ逃れられない!(モフモフの業)

「やっぱりというか……何というか……」

 

 すやすやと腕の中で眠る元傭兵の仕立て屋無月。彼女とその姉と共にあると決めた彼の鼓動が感じられない。

 違和感は前から感じていた。どれだけ激しく動こうとも彼の鼓動はゆっくりで、人間の体としておかしい状態だった。

 

(寝ている時は……リアクターがそんなに動かないのかしら? そんなことより、ニアンはこうなるまで放っておいた──いえ、手遅れだったのかしら)

 

 ニアンはテラに現存する職人の中でも、五本の指に入る程の実力者であり、本物の阿頼耶識の施術の仕方も知っている。遥か昔の知り合いに、悪魔と完全に融合した者もいた。それは望んで融合した者と望まず融合した者がいたが、無月は恐らく前者に近いのだろうとシーは考察する。

 

(まぁ別にいいけど)

 

 むしろ僥倖だと彼女は思う。上位種は基本的に長命であり、気が遠くなる程の時を歩く……そんな時間を普通の人間とは歩いていけない。

 必ず数十年……長くても数百年で終わってしまう彼らとは絶対に歩いてはいけないが、今眠っている彼は半永久的な命を持っている。悠久の時を共に歩いてくれるだろう。

 

(この子は他の人からも好かれてるけど、絶対あげないわ。無月はニアンと私だけ見てればいい)

 

 長い間になくなりかけていた執着心、独占欲にも似た感情を芽生えさせたシーは柔らかい翼を枕にしながら、彼を強く抱く。一瞬だけ無月は苦しそうに唸ったが、それもすぐに寝息に変わる。

 人に抱きしめられながら寝ることは無月にとってあまりないことだったが、存外心地好いものだった。その証拠に、いつもよりも寝ている彼の表情は柔らかい。

 

「……あら?」

 

 身動ぎした彼の翼の付け根に、鱗のようなものがあった。それはサヴラ族の特徴によく似ており、彼女は自分の目を疑った。

 

(鱗? 羽に……?)

 

 思えば彼は不思議な特徴を持っていたのを思い出す。舌は蛇のように長く、二つに分かれおり、目も鳥よりも爬虫類に似ている。明らかに普通のリーベリではない。

 

(まぁ、本人はリーベリって思ってるみたいだし、それでいいか)

 

 そう結論付けてシーは目を閉じる。その考えが遠くない未来、信じがたい事件を引き起こすのだが……今はまだ──

 

 

 ──────────────────────────────

 

 

「あー! ずりぃぞシー!!」

 

「酔っ払って寝てたあんたが悪いわ」

 

 >翌日、貴方の羽に包まれたシーが勝ち誇ったようにニアンと言い合いをしていた。

 

 ムッキーって修羅場作るの得意だよね。……そういやムッキーって飛べるんかな? 翼滅茶苦茶デカいけど……フクロウオウムは飛べないとして……他は飛べる鳥なんですよね。体重も物理法則考えたとしても普通に飛べるレベル……今度試してみますか。何かあったらバルバトス頼ります。

 

「ふわふわしてて気持ちいいわね、これ」

 

「無月、それ私も触りたい! 出せ!」

 

 >疲れるんだけど。

 いいけど、掃除手伝ってよ? 

 どれ? ←

 

「触り心地いいやつ」

 

 しょうがねぇなぁ。ケツァールの翼を触らしてやろう。ほぅら、ふさふさの艶々だぞ。

 

「おお……」

 

 >他の翼と違って艶のある翼を触るニアンの表情は、感嘆にも近いものだった。やはり持っていないものは綺麗に見えるものなのだろうか。

 

「こりゃいいな。幻の鳥なんて言われてるのが分かる」

 

「どっちも希少な鳥よね。孔雀も……今となれば凄く珍しいみたしだし」

 

 でもシーさんは墨画で再現できますよね? 

 

「実物と絵は全くの別物よ? あなたも職人なら分かるんじゃない?」

 

 なるほど? うんうん、なるほど? ……そろそろ離れてくれませんか? 

 

 >貴方の翼を触り続ける姉妹は声をかけても止めてくれない。さわさわと優しく触ってみたり、翼を掴むようにして強く触ってみたりと、動きは止まらない。

 

「ん?」

 

「あら?」

 

 >不意に、シーが翼の付け根に触れた瞬間、貴方の体がビクリと反応した。

 

 ……ウィークポイントか? 元々隠してたせいで更に弱くなってたりするんか……? あ、待って? 凄く嫌な予感がするんですけど? うん、的中しそうだなぁ!!? 

 

「ここ、弱いのね」

 

 >また触れてくる。擽るように触れてくる彼女の手が貴方に凄まじい刺激を与えてくる。ニアンも触れてくるため、翼を通して全身に何かおかしなものが駆け抜けていく。

 ……離れてくれる? ←

 何かやだな、これ。

 

「そうは言っても、離してくれないじゃない」

 

 おん? ……あっ、ムッキーがシーさんの体を掴んでいやがる……! 

 

「口と体がやってることが別ね」

 

 >つつー、となぞるように触れてくる。全身に何かが駆け抜けていく。これは……彼女らがたまにしてくるそれと同じものだ。

 

 喰われてる時と同じって……快楽に近いじゃんアゼルバイジャン。あ、待って? ニェンさんもシーさんみたいに……!? やべぇ、ムッキーのステータスにデバフがかかりますね。はわわ……もう止めてください……! うちのムッキーの精神はもうゼロよ! 

 

 >貴方が耐えていると、翼から手を離される。もう少しで限界だったため、助かったと思っている貴方は翼を仕舞う。

 もうそう触るの禁止。

 付け根は止めて。←

 ダメ。

 

「残念だけど、触れなくなるのは嫌ね」

 

「だな。よーし、朝飯食いに行こうぜー。バイキング形式だとさ」

 

 お、そうだな! にしてもバイキングかー。こういったご時世ですし、食べ放題(サラダバー)とか行ってねぇや。オードブル買ってくるくらいですねぇ。

 

 >貴方は部屋から出て廊下を歩く。一階の広間に降りると、もうコクテイが来ており、席を取っていた。

 

「おはようございます、お三方」

 

「おう」

 

「おはよ」

 

 おはようございます。

 

「あちらで料理を選ぶようですな。お皿は取っておきましたので、お使いください」

 

 仕事が早いなぁ……ありがたいけどね? 料理は……うわっ、目の前で作ってんのか。……うん? 見覚えのあるウルサス顔がいるなぁ? 

 

「……あ、無月の旦那。ご無沙汰してやす」

 

「あら、知り合いだったの?」

 

「えぇ、まあ。俺が龍門で店始めたきっかけでもありやす」

 

 >何と、ジェイがオーナーと共に料理をしていた。

 失業? 

 潰れたの? あり得ないと思うけど。

 こっちに就職? ←

 

「あ、いや違うんすよ。ちょいとリンデンの姐さんには縁がありやして。休暇ついでにお手伝いってやつでさぁ」

 

 あら、そうなんすね。にしてもいい匂いやな……ジェイ君これはなんすか? 

 

「極東だとメジャーな味噌汁ってやつです。鰹と昆布を出汁に使って、なめこと豆腐を具に入れやした」

 

 あら素敵。私個人としてはなめこと豆腐の味噌汁が一番好きです。でも豚バラとキャベツの味噌汁とかも好きです。余談になりますが、ホットプレートに豚肉、キャベツの千切り、もやしをぶち込んで蒸し焼きにして色んなタレで食べると美味い。簡単で美味いんです。お試しください。フライパンでも多分できますんで。

 

 >貴方は味噌汁を器に注ぎ、他の料理も乗せているトレーに乗せる。

 

「ああん? 無月、そんな野菜ばっかで肉とか食わねぇのか?」

 

「今日もたくさん歩くけど、本当に大丈夫?」

 

 仕方ないやろ、ムッキーは朝あんまり食べないんや。しかもナッツとかフルーツとかがメインなんだよ! あ、でもオムレツとか、蒸し鳥は食べます。たんぱく質は大事。

 ほな、いただきまーす。

 

 >貴方はサラダを食べ始める。蒸し野菜と蒸し鳥に塩コショウだけのシンプルなものだが、素材がいいのか味が素晴らしい。

 

 うん、おいしい! (大量のバフ) さてさて、お次はオムレツですが……これもバフが美味しい。流石は観光都市ユドコロ。いいもん使ってますわ。

 

「これは素晴らしいですな」

 

「ん、美味しい」

 

「お、うめぇ。ほら、無月、これうめぇぞ」

 

 さらっと伝家の宝刀『食べさせる』で食わせたな!? おっと、これは中々。スタミナ回復速度上昇は非常にありがたい。

 

 >ニアンに食べさせられた料理は、あまり辛味のないタンドリー味の肉。脂もしつこくないため、食べやすい。

 ニアンも食べる? 

 オムレツをニアンに渡す。←

 

「お? ……ん、美味いな」

 

 んー、こっちもこっちで食べさせるを習得してやがる。流石はムッキー、修羅場製造機になってるだけあるなぁ……女誑しめ! (夏油傑)

 まぁ、ムッキーはムッキーなりに純愛してるつもりなんでしょうけどね? どう見ても爛れ続ける者もびっくりなレベルで爛れています。ま、幸せならいいんですけどね? 

 

 >家族とご飯食べるのって、久しぶりだな。←

 

「あら、奇遇ね。私達もよ。家を出てからずっと家族となんてご飯は食べてないもの」

 

「そもそもあんな奴ら家族とも思いたくねぇけどな」

 

 おっと、辛辣ぅ……でも分かる、分かります。あれは死んでいい奴らでしたね。

 

「ご飯が美味しくなくなるからこの話は止めましょ。……それよりニアン、朝ご飯くらい大人しくできないの?」

 

 >貴方の足に尻尾が巻き付いている。この何日かで分かったのは、ニアンやシーが尻尾を巻き付けてくる時は甘えたい時や何かを伝えたい時が多い。この場合は……どうなのだろうか? 

 

 結構ニェンさんもシーさんも積極的に攻めてきますよね。ニェンさんはどこでもそっとやって来る感じで、シーさんは然るべき時にしっかり迫ってきます。昨晩のシーさんが実際そうでしたね。首にキスって確かイチャイチャしたいとかそういった意味があった気がしますし、何ならムッキーガッツリ鷲掴みにされてましたし。

 

「いいだろ、別に。お前だって昨日の夜無月のこと独り占めにしてたくせに」

 

「疚しいことは何にもしてないわ。ただ一緒に寝ただけよ」

 

「ほーん? ま、臭いはしないしな」

 

 >ニアンとシーがまた剣呑な雰囲気を出したが、一瞬で霧散する。……臭いというのは、やはり、臭うのだろうか? 

 

「そういうことじゃないから、気にしなくていいわよ」

 

「無月は結構いい匂いするよな。花みたいな甘い匂いって言うのか?」

 

 あ、そうなんですね。ムッキーわりといい匂いなのか……向日葵とかかな? (南国並感) 食事自体が野菜と果物がメインですし、体臭が薄いのかもしれないっすね。

 んじゃあ、今回はここまでにしましょう。次回は……多分、また観光かなぁ。まだまだ温泉旅行は続きますが、お付き合いくださいませ! ご視聴ありがとうございました! 次回もまたテラでお会いしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ガバリストコラム

なめこ&豆腐の味噌汁:遠き日の思い出。まだ私が家の台所番になる前、大人が誰もいない夜、兄二人と姉三人が血塗れになりながらも作ってくれた夕飯が生姜焼き、ほうれん草のおひたし、そしてなめこ&豆腐の味噌汁だった。妹や弟もまだ幼かったあの頃、私は兄と姉が料理するのが危なっかしく見え、台所番になることを決めたのです。

豚バラ&キャベツの味噌汁:もはや豚汁よな。レンチンで作れるのは好感度が上がる。

豚肉、キャベツ、もやしの蒸し焼き:簡単。滅茶苦茶美味しいと思う。個人的には、ごまダレとか塩ダレが美味しい。ニンジンとか入れても美味い。誕生日は鍋かこれでお願いしますって言ったら兄、姉、妹、弟、他家族皆に「もっと贅沢なやつでいいんだよ?」と言われたけど、これがいいんです。安い、簡単、洗い物少ない、皆お腹いっぱい食べられる。いいことだらけ。
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