アークナイツRPGをエンジョイプレイ、DLCを添えて 作:エヴォルヴ
滅茶苦茶短いです。
……目が覚めた。長い夢を見ていた気がするが……何も思い出せない。痛くて、冷たくて、それでもどこか暖かい夢……そんな気がするけど……何だったんだろう。
「お、やっと起きた。下校時間過ぎたぞ」
「……?」
寝惚ける俺に声をかけてくる人がいた。白い髪を靡かせる目麗しい少女……ニア。海外から引っ越してきた女性であり、お隣で……遺憾ながら俺の先輩。
「随分と魘されてたなぁ……何だお前泣いてんのか?」
「は? ……本当だ」
ボロボロと涙を流している。どうやら見ていたのは悪夢の類いであったらしい。珍しく心配そうな表情を浮かべている彼女は、俺の手に触れてきた。……不味い、更に涙が溢れて……!
「おいおい……! 本当にどうした!?」
「分から、ない、けど……」
本当に何を見たんだ俺は……!? ニアの顔を見ただけで、触れただけで安心して、涙が止まらない。
「止まらないんだよ……」
「あー? よく分かんねぇなぁ……」
「あら、無月。こんなところにいたのね」
屋上でニアに手を握られながら、涙を流し続ける俺の耳に柔らかくて大人びた声が響く。振り向くと、黒髪を靡かせる美少女が。ニアの従妹であり、同じクラスの幼馴染み……優羽。
「優羽……?」
「……何? 私がいるのがそんなに──!?」
思わず立ち上がり、思い切り抱き締めてしまう。少し冷たい体温が悪夢によって魘され、火照った体には気持ちいいものではあったが、更に涙を流す羽目になる。脱水起こしそうだからそろそろ止まってほしい……
「優羽……!」
「ちょっと、無月!? べ、別に嫌ではないけど、いきなりこんな──!?」
「──!」
「……もう……ほら、泣かないの。男の子でしょ?」
背中を擦ってくる彼女に落ち着かせてもらい、俺は何とか涙を止めることに成功する。
「ごめん……」
「いいわよ別に。無月が泣き虫なのは今に始まったことじゃないし」
「う……」
こんな口調でも昔からちょっと泣き虫だった俺は、いつも優羽に慰められたりしていた。男としては情けない限りではあるのだが……桔梗のようないい香りを纏う彼女と間近にいられるのは、ちょっとだけ役得感……なんて考えてしまう自分もいるのが男の悲しい性というものだろうか?
「とりあえず帰りましょ? お泊まりセットのシャンプー切れてたの忘れてたわ」
「あー、あれか……詰め替え家にあるぞ?」
「あらそう? ならそのまま帰りましょうか」
「お泊ま……? おいおい優羽、姉ちゃんに内緒で──」
ほどよく育った胸を張り、勝ち誇ったような表情を見せる優羽。男の家に泊まりに行くのはこの姉妹? の中では何かの戦いとでも言うのだろうか……? あ、取っ組み合い始めた。
「無月は私無しじゃ何もできないから、幼馴染みの私が一緒にいてあげることにしてるの」
おっと、俺の威厳(もう0)にクリティカルヒットしてくる言葉が飛んできたぞ?
「あ? 分かってねぇなぁ……こいつ、むっつりだぜ? 純情な優羽ちゃんには分からねぇかなぁ?」
もう止めてください……確かにあなた方の体を見ていたのはちょっと下心あったけどさぁ……!? あ、髪綺麗だなぁ……サラッサラなんだろうなぁ……
平和な姉妹? 喧嘩を横目に、俺は口角を上げる。内容を覚えていない悪夢はもう忘れることにしよう。
トロフィー【生々しい夢】を獲得しました。
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終わったぁああああああ!!!?? 終わりましたよ皆様! エンディングです! アークナイツRPG、エンジョイプレイヤー一号エヴォルヴ、今ゴールしました!!
嬉しい……嬉しい……! (感涙)エンディングが流れている間に、お話しましょう。いやー、長かった……ガバガバプレイにお付き合いいただき誠にありがとうございました……!
はい、トロフィー解説に入ります。塔を作ったムッキーですが、あの時体力が限界だったのか、塔を作った後死にました。死んだのですが、あの世界は気弱な高校生ムッキーが見ていた夢……醒めるには、トロフィーを獲得するには死ぬ必要があったんですね。いやー、疲れました。まさか夢の中でムッキーのムッキー(意味深)がいい仕事をしてしまうとは思ってなかったので。ちなみに、このルートを踏むと、アークナイツRPGでプレイできるものが増えます。それが……リアルモード! テラなんて星ではなく、地球で、アークナイツの登場人物にそっくりなキャラ達と青春したりすることができるモードです。全て、長い夢だったよ皆……
というわけでお時間ここまでとなります。皆様、本当に、こんなガバリストの、ガバリストによる、ガバリストのためのガバプレイにお付き合いいただき、ありがとうございました! では、またいつか、どこかでお会いしましょう!!
ニア→ニアン
優羽→シー→夕