アークナイツRPGをエンジョイプレイ、DLCを添えて   作:エヴォルヴ

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新たなDLC【自由に作ってみせろよ、パイロット!】が追加されました。


執事達の宴

 ふ、ふふふ……! 追加してしまった……! 我慢できなかった……! だってジェスタに装甲を追加したり、バックパックにチェンソー大量に接続してアーマード・コアごっこしたりできるんですよこのDLCで! 

 まぁ、それはそれとして。今日は……龍門に来ています。何でかって? お呼び出しだよ、知り合い同士でちょいと飲むんやと。お酒飲んでばっかだな? まぁ、鬼だし問題ねぇか。

 

「バトラー」

 

 >貴方を呼ぶ声に振り向くと、黒いフードコートを着て、顔半分を梟の意匠が施されたマスクを着用した男がいた。

 元気そうだな、シュラ←

 

「……今はアウルだ」

 

 げぇっ、アウル!? な、なぜここに……あ、アウルというのは前に話したアサシンです。堅物で有名な彼が待ち合わせの人だったとは……

 

 >任務に忠実な彼が、久しぶりに会って話さないかと提案してきた時は、龍門が崩落するのだろうかと思った程に貴方は驚愕した。

 今日の予定は? 

 昼から飲むわけではないんだろう? ←

 

「ああ。……ここではあまり、な。少し場所を移そう」

 

 うーむ……今は確か時系列的には……いつだったかなぁ……アウル君が悩みを抱えるなんて滅多にないし、ほっといたら悩み解消されてましたから、憶えてねぇなぁ……

 

 >龍門の路地裏に足を踏み入れ、コーヒーの香りがしてきたところで、貴方は首を傾げる。昔来た時にこんな場所はあっただろうかと。

 

「バトラー、ここに来たのはいつぶりだ?」

 

 >貴方の思考を読み取ったように問いかけてきた彼に、貴方は十年以上は来ていないと口にする。それを聞き、アウルはくぐもった笑い声を出した。

 何かおかしいことを言ったか? 

 事実だからな。

 仕事に勤勉なもんでね。←

 

「だろうな。お前程の執事なんて、滅多にいるもんじゃない。……着いたぞ。ここで話そう」

 

 ん? この喫茶店は──!? アマヤドリじゃねぇか!? えぇ……何でこの世界滅茶苦茶うちの子いるの……? 現在確認されてるのでも四人……うわぁ……カオスが舞い降りるかもしれねぇ……

 

 >アウルに続いて喫茶店に入ると、コーヒーの香りとカレーの香りを吹き抜けてきた。

 いいスパイスを使っている……←

 

「ここは静かでいい……ユーシャ様も気に入っている店だ」

 

 来店した時に無茶振りしてきたこと、まだオニイサンユルシテナイヨ。ねちっこいかもしれないけど、オニイサンユルシテナイヨ。まぁ、それは置いておくとして……ヨーム君どうもー

 

「ヨーム、来たぞ」

 

「うん? おお、黒梟殿。そちらの御仁は?」

 

「連れだ。いつものを二つ」

 

「うむ。カレーセットだな」

 

 >貴方は、少し前に雑誌で快活なアヌーラが経営する喫茶店があると見たことを思い出す。ここがそうらしいが……何やら入り組んでいる場所にあるなと貴方は苦笑する。

 いつからここを? ←

 

「ああ、そうさなぁ……数年前からだな。黒梟殿の主に縁があってね。空き家を買わせてもらったのだ」

 

 なるほど、史実? 通りだな! ユーシャさんに空き家を借りてましたし。……ところで……外が騒がしいですな? 今って何かお祭りでもありましたっけ? 記憶が正しければ無いはずなんですけどねぇ……

 

 >貴方が問いかけると、店主のアヌーラは首を傾げる。

 

「ふぅむ……いや、記憶にないな。黒梟殿はどうだ?」

 

「……そういえば……あの腹黒局長が言っていたな……」

 

 腹黒局長は草。まぁあの人色々やらかしてるしね、仕方ないね♂️ ……あれ? これはもしかして……相思相愛ならぬ相思相殺のあたり!? うーん、厄介事の気配。

 

「まぁ、とりあえずできたぞ。カレーセットだ!」

 

 >カウンター席で待っていた貴方の前に出されたのは、黒々としたビーフカレー。デミグラスソースなのではと疑う程の黒さに驚愕しながらも、貴方はカレーを口に運んだ。旨味の暴力が貴方の口を襲った。

 これは……

 アウルはいつもこれを? ←

 ……素晴らしい。

 

「ユーシャ様と来る時は食べないが、一人で来る時はいつもこれだ。トッピングもできるが、このままがいい……」

 

「ハッハッハッ! いつかトッピングも食べさせてみせようとも! ──ところで執事服の御仁、貴公はトッピングいかがかな?」

 

 >ニヤリと笑ったアヌーラの店主に促される。この際だから何かトッピングしてみようか……

 カツを。←

 オムレツを。

 ハンバーグを。

 チーズを。

 

 カツカレーにしてやるぜぇ! 美味しいよね、カツカレー。でもチーズぶち込むのもいいんですわ……時間があったらまた来るとして……アウルさんは何を話したいんでしょうか? 

 

「……本題だが……」

 

 >貴方がカツカレーを食べていると、アウルが口を開く。

 

「……ユーシャ様から、言われたことなんだが……」

 

 ──話が見えてきたな? 

 

 >告白でもされたか? 

 愛でも囁かれたか? ←

 色恋沙汰は力になれんぞ。

 

「……俺には、代わりがいる……ユーシャ様は、相応しい方と結ばれるべきだ……見合いの話は多くある……」

 

「断ったのかね?」

 

「ああ。当たり前だろう……あの方の影に潜む暗殺者。血に濡れきった私が、寵愛を一身に受けるなど……あり得ては、ならない……」

 

 とんでもない堅物なのは相変わらずみたいですね……いやはや、人は変わらないものだなぁ……

 

 >貴方はふと、シーの顔が浮かぶ。こちらは恋愛事情がないものの、関係性は似通っている。他人事とは思えなかった。

 アウル自身はどうなんだ? ←

 お前は、ユーシャさんとやらは嫌いか? 

 愛されてんな、お前。

 

「どう、とは?」

 

 愚鈍ッ……! 圧倒的愚鈍ッ……! 何だよお前ら色恋沙汰ビギナーかよぉ!? お前さぁ……お前らさぁ……! バトラー君しかり、アウル君しかりよぉ……ムッキーを見習え。(無理難題)

 お前自身はユーシャさんのことを好きかって聞いてるんだYO!! 

 

「……………………!? ……………………………………!?」

 

 >フードで顔は隠れているが、動揺の仕方が凄まじい。シエスタの火山噴火並みに赤面しているアウルに吹き出しそうになりながら、貴方は笑みを浮かべる。

 どうなんだ? ←

 気持ちを整理できたか? 

 何も言わない。

 

 

「──────恐らく、だが……ユーシャ様が、他の男に、寵愛を注ぐ姿を、俺は……見たくない……」

 

 友人いるだけでこんなに早く素直になるとは……!? この領域に至るまでに史実? では局長夫妻、鼠王、ペンギン、誕生日&バレンタインイベントを費やしたというのに……!? ──それだけその世界線だと信用できる人が少なかったんだな……すまないアウル君……

 

 >なら、それを行動に移せ。←

 

「一度は寵愛を受けることを、断った男に、言い寄られることを……ユーシャ様は嫌うだろう……」

 

「そうかね? 私は男だから女心など分からないが……誠意を持って、想いを伝えれば、それに応えてくれるとは思うがね。少なくとも、彼女はそういう人間だろう?」

 

 そうだよ。(便乗) お前さアウルさ……ユーシャさんが他の人と結ばれる姿を想像してみ? 

 

「…………嫌、だな……」

 

 >それは、彼女も同じではないのか? ←

 

 ワイトもそう思います。お分かり? 今夜ユーシャさんに会ったらちゃんと誠意を示して、しっかり想いをお伝えください。そして犯されろ。そうすればお前には幸せな未来が待っている……

 

 >貴方は満足げにカレーを頬張り、外の喧騒に耳を傾ける。こうして静かな場所にいると、銃声などの喧騒すらも──

 銃声だと? 

 マスター、ここら辺で揉め事は多いので? ←

 アウル、民間人の避難を。

 

「いや……少なくとも、私の城の周りではないな。させない」

 

 まぁ、ヨーム君キレると手が付けられないですしね。君が死ぬまで殴るのを止めないなんてことは普通にしますしこの人、うちの子で、あのアズリウスの兄ですからね。毒殺なんかもできちゃいます。即死なんてさせない、じっくりゆっくり回る死の毒なんかも分泌します。解毒? できるとでも? 

 

 >ならいいか、と貴方は結論付け、コーヒーを口にする。香りと苦味と酸味、旨味が素晴らしいコーヒーだ。そんなコーヒーを堪能していると、突然ドアが強く開けられた。

 

「マスター、匿って……!」

 

 あら、ミーシャさんどうも。おや? アレックス君もとい、スカルシュレッダー君もいるじゃないですか! オッスオッス、元気してるかー? 息切れしてるってことは……うん、完全に相思相殺ですわ。まま、そう焦んないで。マスター、彼女にカレーとジュースを。

 

「いいとも。ミーシャ、アレックス、厨房にでもいなさい。そこでカレーを食べるといい」

 

「え、でも私、お金がないよ……?」

 

 >訳ありらしい少年少女に手を差し伸べない程、腐ってはいないと貴方は財布から龍門紙幣を出す。

 私と合わせて、これで足りるな? ←

 

「……俺にも、払わせろ」

 

「えっ……でも、アウルさん……」

 

「あんた、それ大丈夫なのか……?」

 

「ミーシャ、アレックス、君達が何をしているのかは知らないが、君を捕らえろとは、ユーシャ様から言われていない」

 

 ほらほら、このお兄さん三人のご厚意に甘えときなさいって。さぁさぁ、奥に行った行った! 

 

「……! ありがとう……!」

 

「すまん。恩に着る」

 

 >お礼をして、厨房の奥に隠れた彼らにヨームがカレーを渡した頃に、また勢いよくドアが開く。

 マスター、今日は大繁盛だな? 

 静かな場所じゃないのか、アウル。←

 今日は中々物騒じゃないの。

 

「……そのはず、だが……」

 

「すみません。こちらに、ウルサスの少女が来たと思うのですが……」

 

「来ていないな。見間違いじゃないかね?」

 

 >温厚そうな雰囲気だったマスターの気配が、微妙に変化した。それもそうだろう。武器を片手に自分の城に入られたら怒りは湧いてくる。

 マスター、コーヒーのおかわりはできるかい? ←

 

「もちろんだとも。さぁ、どうぞ」

 

 >アイスコーヒーを出された貴方はストローでそれを飲む。先程とは違って、爽やかな苦味と甘味が吹き抜け、自然と笑みが浮かぶ。

 お嬢達にもあとで紹介したいな……←

 

「ハッハッハッ! それは嬉しいな。是非ともいらしてくれ。……ところで、武器を持った君達、客じゃないなら帰ってくれるか? お客さんの邪魔になる」

 

 うわ怖っ……これにはやって来た歴戦のロドス・アイランドメンバーでもはたじたじになるわ……ほら、ジェシカさんなんてブルブル震えてるし……

 

「店内を調べさせてもらっても?」

 

「その許可は取っているのかね? 取っていないというのに家宅捜索とは……龍門近衛局も質が落ちたな、黒梟殿?」

 

「……耳が痛いが、俺は近衛局ではない。ユーシャ様に仕えている存在だ」

 

「許可を取ってからにするんだな。君達が何者だろうが、この城で荒事はさせん。もし、しようものなら……潰すぞ」

 

 >空気がビリビリと響く程の殺気がヨームから放たれる。貴方やアウルは携帯がバイブレーションしている、くらいにしか感じないが、直接向けられた向こうは堪ったものではないだろう。

 

「だから言ったじゃん、リーダー達……アマヤドリじゃ彼がルールだって……」

 

「うん? エクシアか。リンゴの配達、助かった、また頼むとモスティマに伝えておいてくれ」

 

 え、モスティマと知り合いなのヨーム君。

 

「やっほー、マスター! モスティマは……うん、数日後に帰ってくるから、その時一緒に来るよ!」

 

 >モスティマ……腕利きのトランスポーターだと聞く。なるほど、彼女はペンギン急便の所属らしい。荒事はともかく、ペンギン急便はいい運搬業者だと聞くので、いつか依頼をするかもしれない。 

 

 そんな日が来ないことを祈って、今回はここまで! 次回は……この続きではなく、ポイント集めに行きたいと思います。というわけで、ご視聴ありがとうございました! また次回もテラでお会いしましょう。

 

 

 

 




ガバリストコラム

アウル:黒い梟。リン・ユーシャ直属のアサシン。得物である槍や頂点捕食者である猛禽類が如く、幼い頃から一緒にいるユーシャのハートを貫き、鷲掴みにしてみせたが、『ユーシャ様に仕える。これがどれだけの誉れか』という洗脳されきった堅物であるために見事ユーシャを玉砕させた。その数日後、とある近衛局三人組の襲撃に遭ったが場数と地の利は彼にあり、見事無被弾完封勝ちをしてみせた。
この世界線でも想いを伝えてきたユーシャを
「ユーシャ様、それは一時の気の迷いです。私のような代わりがいる存在が、あなた様の寵愛を一身に受けるなど、あり得てはならないのです。私は、あなた様の替えの利く駒。それだけなのです」
と言って泣かせたようで、無事に襲撃され、ショックで部屋から出てこない娘を心配した鼠王にも問い詰められたが、理由を聞いた鼠王は頭を抱えた。なお、くっ付くと隠れて滅茶苦茶イチャイチャし始める。お互い露出が少ないため誰にもバレないが、色々痕が残っていたりする。
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