光の国に転生したら親友がウルトラマンゼットだったのですが 作:ゼロ様の女
なので初投稿です
913:名無し転生者
…え?
914:伊達軍足軽
待って待ってどゆこと
915:怪獣博士
ネオスさんから聞いたとしても記憶をなくしたことしか知らないはず…
916:名無し転生者
何で知ってるんだ…?
917:レッド族
「どうしてそれを…?」
『私を誰だと思ってるんだ。宇宙保安庁のセブン21を、舐めてもらっては困る』
「…俺はどうなるんですか。もしかして、ここで…」
『倒される、と?』
918:ブルー族転生者
え、待って、待ってよ
919:名無し転生者
ちょっと急展開過ぎて追いついてないけどこれはまずいんじゃ…
920名無し転生者
誰かオヤジさん止めないと
921:レッド族
「やっぱり、そうなりますか」
『ん?何の話だ?』
「え?」
『まさか、本気でお前を倒すと?ハッハッハ…』
「…えなんで笑ってんすかこわいこわいこわい」
『あー、すまん、怖がらせるつもりはなかったんだ、心配しなくていい、倒すことなんてしないさ』
922:名無し転生者
ε-(´∀`;)ホッ
923:伊達軍足軽
なーんだいい人じゃん
924:地獄蝗兄
…いや
925:名無し転生者
>>924ん?どうかしたか?
926:地獄蝗弟
ああ兄貴、この気配は…
927:レッド族
「よ、良かったぁ…ここで人生終了なんてありえないっすから」
『まさかそこまで鬼じゃないさ。抵抗もさせずに倒してしまうなんて』
「…?」
928:サウザー課長@レッド族
まずい右に飛べ!
929:ブルー族転生者
え!?なに!?
930:レッド族
「ッ!あっぶな…何するんですか!」
『願い事なんだ。悪いがあまり手加減は出来ないぞ…デュワッ!!』
「嘘でしょ!?ジェアッ!!」
931:怪獣博士
おいおいおい…どうなってんだ
932:花柱
どうしてこんなことに…
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速い!そして一撃が重い!
1発でもまともに食らえばひとたまりもないような攻撃が連続で繰り出される。最早試験だなんだと言ってる場合じゃない。戦わなきゃ待っているのは——
「デァッ!!ハッ!!…あれ、何処に行って…」
「戦いの中で相手を見失うなど!」
「かっ…は…」
蹴りを繰り出そうにもとんでもない速さで避けられ、背後から逆に蹴り飛ばされる。
「強さのレベルがバグってる…」
「お、いやぁ、照れるな…多少なりとも食らいついてくれないと、私も困るんだが」
「…もういいでしょう。俺の力じゃ貴方の足元にも及ばない。早くトドメを…」
「トドメ?まさか」
「え?」
「デュッ!!」
光線!?
話に気を取られて油断した俺に、額からの熱光線が襲いかかった。何とか回避したが、命中した地面は見るも無残だ。
「倒す気があるのかないのかどっちなんですか!!」
「ある訳ないだろう。ただし」
先ほどと同様の答えを返しながら、重々しく続ける。
「君が全力を出さないのならば、ここで終わってしまうことになる」
「だから、これが俺の全力で…」
「光線も使わずに何を言うんだ。それに——異世界の者達の助けを借りられる力というのは、その程度では無いはずだ」
「!そんな、事まで…」
「何故助けを借りない。このままじゃ、永遠に勝てはしないぞ」
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934:伊達軍足軽
うわひっでぇ…
935:怪獣博士
アドリウム光線を容赦なく使うとか…
936:ブルー族転生者
こんな……一方的に……
937:サウザー課長@レッド族
それより、何故私達の助けを借りようとしない?
938:レッド族
「これ、組手なんですよね…一応」
『気付いているか。それが分かっていながら、何故全力を尽くさない』
「分かっているからですよ!組手では、アドバイスに頼ってはいけないって、正々堂々、自分の力で——」
『お前はネオスの教えの何を聞いていたんだ。助言に頼るなと言ったのは、お前が基礎のきの字も身につけていなかったからだ。正々堂々なんて物は戦場には存在しない。怪獣が組手をしてくれると思うのか?』
「っ!それは…でも…」
939:名無し転生者
えっこれが組手なの…?
940:オカマルナ
流石にオーバーじゃないかしら…
941:怪獣博士
この言いぶりだと、ネオスさんはこの事を知ってたんかもしかして
942:レッド族
『どうした、まだ迷いがあるのか』
「……」
『君の覚悟がその程度なものだったのだと言うのならば、ここでおしまいだ。もしかしたら、二度と試験を受けることは叶わないかもしれない』
「!そんな!」
『ならば素直に助言を聞き入れるべきだ。そうしない理由は——さっきのは嘘だな?』
「……嘘なんてついていません」
943:名無し転生者
おいなんだ今の間
944:名無し転生者
正々堂々戦いたいとかではなくて?
945:サウザー課長
確かに、それだけでは説明が出来ない程の頑なさだが…
946:レッド族
『君は手助けをされたくない。違うか?』
「……!」
『自分で出来ると少しでも思ったなら、一人でやり通そうとする。人の手を借りずに。責任感があると言えば聞こえは良いが、それは他人を信頼していないことと同義だ』
「でも、俺はもう皆を信じるって決めて」
『——居るならば、助けを借りずに戦おうとなどしない』
947:名無し転生者
手助けされたくないって…
948:伊達軍足軽
えっ、姉貴の言葉を聞いてそこは変わったんじゃ…
949:ブルー族転生者
>>948少し黙ってて
950:名無し転生者
不謹慎ながら草
951:名無し転生者
当たり強くね?
952:ブルー族転生者
>>950
>>951他人の言葉だけじゃできない解決だってある
これは多分、彼が自分で決着をつけなきゃ行けない問題だから
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俺が……俺が他人を信頼しきれていない?
そんな馬鹿な。
だって俺は、皆のお陰でこの世界を知って、皆のおかげで気持ちを保てて、みんなのおかげで友が出来て、だから……
「皆のお陰で自分は生きている、だから自分が皆を守る。それが、宇宙警備隊の試験を受けた理由らしいな」
「いけませんか?宇宙警備隊は、宇宙の全てを守る組織で、だから俺は、俺は——」
「一つ勘違いをしていないか?————私達は恩返しの為の組織じゃないんだ」
恩返し……だって?
「俺はただ、俺を助けてくれた人達の為に」
「それは恩返しとどう違うんだ。そして私達の仕事は、それだけでやって行けるものじゃない」
「どうしてですか?俺のこの気持ちじゃ、何が足りないんですか!」
「言葉で伝わる物ならば、とっくに伝えている」
どうしてなんだ。手を差し伸べてくれた人達に返したいと思うのは、当然の事じゃないのか。それの何がいけないんだ。どうして認めてくれないんだ……
「!ぐはっ!?」
「話は終わりだ。続けるか?……どうやら、まだ頼る気にはならないみたいだが」
このままで、心が認められないなら……せめて戦って……っ!
「うおおおおおおおおお!!!」
俺は飛び上がり、素早く蹴りを放つ。
「デュッ!!」
それを軽々と避けたセブン21が、再び額から光線を放とうとするのが見えた——俺も構える。
「俺だって!半端な気持ちで特訓してたわけじゃないんです!!」
「!デュッ!!」
「アドリウムメーザーッ!!」
俺の額からも熱光線が放たれ、セブン21の光線と相殺される。爆発の向こうで、再び俺達は同時に構える。
「デュワッ!」
「テンダーシュート!」
二人の腕から放たれた光弾が爆煙を突き抜け、相手を襲う。お互いにそれを避けては、技を繰り出す。
「埒が明かない……なら!シャッ!!」
打開の一手を捻り出した俺は、もう一度アドリウムメーザーを放つ。ただし、セブン21の体を狙ったものでは無い。
「!ぬっ!」
足元に発射された光線を難なく躱すセブン21。命中した地面から、砕かれた岩が舞う。
それを待ってたんだ!
「デァッ!!」
飛び散った岩に目がけてテンダーシュートを放つ。岩は粉々に砕け散り、砂埃となって舞う。そう、視界が覆い隠される。
「よし!これなら!」
外からおおよその位置を把握出来る俺と違って、セブン21は俺がどこから来るか見えはしない。今なら確実に、一撃が当たる!
「ハッ!レジアインブラs——ぐはぁっ!?」
「さっきの一瞬で私の動きを盗んで策を講じるとは……いい発想だが——動きが遅すぎる」
「どうして……確かに狙ったはずなのに」
「伊達に宇宙保安庁をやって居ない。さあ、どうする」
「そんな……!」
ここまでやっても、追いすがれないって言うのかよ……!
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953:怪獣博士
恩返し…か
954:伊達軍足軽
俺バカだからよくわかんないんだけどさ、なんでダメなの?恩を返すために仕えてる武将とかいっぱい居るけどなあ
955:サウザー課長
>>954私とて贖罪の為にサウザー課として生きているが、1000%その為ではない。それと同じだろう
956:伊達軍足軽
>>955それだけじゃない…?
957:レッド族
「俺の戦う理由なんて、今言った事が全てなんです……!それでダメだって言うなら俺は——」
『本当にそうか?』
「……どういう意味ですか」
『君の戦う理由は、本当にそれだけなのかって聞いてるんだ』
「それ以外に何g——ん?」
958:名無し転生者
あれぇ?
959:名無し転生者
なんかデカい声が近付いてくるような…
960:レッド族
『ラァァァァルゥゥゥゥフゥゥゥゥ!!!生きてるーーー!?あっブレーキミスっtぐへぇ!』
「……はあ?」
961:名無し転生者
ゼットくんてめえwwwwww
962:伊達軍足軽
空気ぶち壊しで草
963:怪獣博士
圧倒的シリアスブレイカー
964:ブルー族転生者
はぁ…
965:名無し転生者
姉貴頭抱えてて草
966:レッド族
『君は……?』
『ウルトラいててて……あっ!はじめまして!!ウルトラマンゼットです!!ウルトラマンゼロの!弟子やっtぐべぇ!!』
『いつから俺の弟子になった!!あちこち言いふらすな紛らわしいな!』
『あ!師匠!なんでここに居るんすか?ぐへぇ!』
『お前が勝手にクリニック抜け出して飛んでったりするからだろうが!!人騒がせな奴だな!』
『ゼロ、これはどういう?』
『あー、悪ぃな21。こいつが勝手に親友の試験見に行くとか言って飛んでったから回収しに来たんだよ』
967:名無し転生者
クリニック抜け出して来たのかよwww
968:ブルー族転生者
ほんと人騒がせな奴…
969:怪獣博士
こいつまた初対面の相手に嘘ついてるぞ
970:レッド族
『さあ帰るぞ、試験の邪魔なんてするもんじゃねえ』
『え!もう始まってるんすか!ウルトラすげぇ!』
『あーもーうるっせえな!お前もやったとこだろ!』
『あ!師匠!ちょっと待ってウルトラウェイト1分だけ待って!』
『クリニックにも迷惑かけやがったんだ、腕立て3万回増しな。シェッ!!』
『ウルトラショック!!あ、ラルフ!!!頑張れょぉぉ……』
971:オカマルナ
嵐が去ったわね……
972:怪獣博士
なんか凄いなアイツ……
973:レッド族
「ははっ、はははははは……」
『?どうした?』
974:伊達軍足軽
えっ何イッチどしたの
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全く、何なんだよアイツ。
勝手に盛り上がって飛んできて、怒られて。ちょっと応援だけ残して帰っていきやがった。意味わからん。なのに、アイツの笑顔が、純粋な声が、耳から離れない。
「うだうだ悩んでた俺が、馬鹿みたいじゃん……」
ゼットのアホ丸出しの笑い声が、ツバキ先輩の穏やかな声が、ネオスさんの優しい声が、次々と記憶から浮かんでくる。
なんか頭が、スッキリした。
「確かに俺の覚悟は足りない物かもしれない。力だって足りないし、人に頼るのもちょっと抵抗あります。それでも」
ぐっと力を入れて、目の前の壁を、見つめる。
「恩返しだけなんかじゃない。ここで一発ぶちかまして、皆の笑顔が見たい。その為になら、全力出せます」
セブン21が、微かに微笑んだような気がした。
「見せてもらおう。君の真価を」
俺は頷いて、叫ぶ。
「皆!!さっきまでは情けない姿ばっか見して悪かった!!助けようとしてくれたのにシカトしたのも!ごめん!けど!!まだ見守ってくれるんなら!俺を信じてくれるなら!」
「力を!!!貸してくれ!!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
975:怪獣博士@レッド族
待っていたよぉ!!
976:サウザー課長@レッド族
1000%の力を貸そう
977:地獄蝗兄@レッド族
仕方ない、地獄から見ててやる
978:地獄蝗弟@レッド族
兄貴に同じだ
979:レッド族
「皆……ありがtまだお礼言ってますけどぉ!」
『戦場で待ってくれる敵は居ないさ』
「またそれ!?あーもー!」
980:伊達軍足軽@レッド族
下に避けて!!
981:レッド族
「!うおっ!?」
『ん?デュッ!!』
982:怪獣博士@レッド族
左に光線を!
983:レッド族
「ハッ!シュヤッ!!」
『それでは届かぬ!』
984:オカマルナ@レッド族
回って避けて光弾よ!
985:レッド族
「了…解!!」
『!デァッ!!』
986:名無し転生者
!掠った!
987:名無し転生者
行けるぜイッチ!
988:サウザー課長@レッド族
いや!後ろだ!
989:レッド族
「っ!あっぶねぇ」
『やはり格段に動きが良くなった。よし、ならこっちも、少し本気を出さなければ』
「……今までの手加減付きだったんですか……きっつ」
『正式に入隊もしていない新人相手に本気を出すわけがないだろう。ただし、今からは違う』
990:名無し転生者
おいなんか頭のやつ取れたぞ
991:怪獣博士
ヴェルザード…本気だな
992:名無し転生者
>>991なにそれ
993:怪獣博士
>>992手持ちでも遠隔操作でも斬れる宇宙ブーメラン
994:サウザー課長@レッド族
まずいぞ、そろそろスレが切れてしまう
995:伊達軍足軽@レッド族
>>994LIVE中は自動で新しいスレが建つはず
ちょっと時間はかかるけど
996:名無し転生者@レッド族
時間かかるの?そのあいだアドバイス届かないじゃん
997:名無し転生者
それってまずいんじゃ
998:ブルー族転生者@レッド族
いや
そのくらいじゃへこたれないって、僕は信じてる
999:レッド族
「はいっ!……俺にも、刃ならある!」
『ネオスはそれを教えていないはずだが……?』
「俺もただ習ってたわけじゃないので!少しの間くらい、耐えてみせますよ!」
『分かった。行くぞ!!デュワッ!』
「ラルフザードッ!!ハイヤッ!!」
1000:自動
1000件に到達した為、一度終了します
LIVE中は自動で新しいスレッドが建てられます。暫くお待ちください
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皆にはあんな啖呵切ったけど、正直めちゃくちゃ怖い!
向こうと条件は同じな筈なのに気迫が違いすぎる。得物の形はこっちの方が若干凶器なのに、向こうの方がずっとスパスパ斬れそうな気がする。
「考え事してる場合か!デュッ!!」
「そんなこと……」
言われなくてもわかっとるわ!!
「ハッ!!セヤッ!!ぐっ!?」
「誰が体術を織り交ぜてはいけないと言った?」
実は、ネオスさんから剣戟を習っていない、というのは事実ではない。
『もしかしたら、刃物を使うかもね』
『いや組手って何なんですか(哲学)』
みたいなやり取りの後、少しだけ手解きを受けていた。まあ向こうは実剣ではなく光剣だったが。というかリーチが長すぎて勝負にならなかった。
「体術なら尚更キツいって……ハイヤッ!!」
「デュワッ!いい蹴りだ!」
けどこうして戦ってみると、その特訓も無駄じゃなかったと実感する。この手応えを大なり小なり感じた事が無ければ、戦いにはならなかっただろうから。まあこっちはリーチが短い分、
「殺気がものすんごいけど!」
向こうに殺す気が無いとはいえ、多少の本気を乗せて振るわれる刃には本能的にビビってしまう。こっちは元が一般人だから仕方ないと思うけど。それでもどうにか隙を見つけて、一発——
「避けてばかりでは勝てないぞ!」
「えっ勝たなきゃいけないの!?一撃与えるとかじゃなく!?」
「厳しくいかないとな!」
思ってた勝利条件がそもそも違う!?
ちょっと…不味くない?
「デュワッ!!」
「えっ?ぐはぁっ!?」
その一瞬の油断を、セブン21は見逃さない。鋭い膝蹴りが鳩尾に突き刺さり、軽く吹っ飛ばされる。
「ぐっ…か…はぁ……はあ……」
「惜しい所まで来たが、これで終了だ。よく頑張ったな」
倒れて動けない俺に、ヴェルザードが宙を舞い飛んでくる。確か、脳波でコントロール出来るんだっけ……なんか……意識が……あれが、出来ればな……
——大丈夫。君なら、やれるよ
「!」
「……危ない所、だったかも……」
——おお!イッチ!
——生きてるやん!
——縁起でもないこと言うな
——どうやら私達の言葉は届いているようですね
「聞こえてきた…よっしゃ!」
ちょっとは、怖いものはなくなったかもしれない。
「ここからは、第二ラウンドだ!」
ラルフザードを構えて、俺は叫んだ。
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9:地獄蝗弟@レッド族
左!
10:伊達軍足軽@レッド族
多分斜め上!
11:怪獣博士@レッド族
光線が来る!
12:レッド族
「あいさー!よっ!」
『まだ戦う気力があるとは……』
「このままじゃ終われませんから!ハッ!」
13:サウザー課長@レッド族
だが体力が僅かなのは1000%事実だ、早急に終わらせなければ
14:ブルー族転生者@レッド族
なら僕に考えがあるよ
ブーメランは飛ばせるんだよね?
15:レッド族
「先輩!?はい!出来ます!」
『さて、次はどう来る?』
「次って言うか…多分最後ですけどね!」
16:怪獣博士
何をするつもりだ?
17:ブルー族転生者
博識ニキ確認!スラッガーは光線を反射するよね?
18:怪獣博士
…そうか!その手が!
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ツバキ先輩と博識ニキから、作戦指示が伝達される。サウザー課長の言う通り、体力はもうほとんど無い。というか立っているだけでもつらい。しっかりと地面を踏み締めて、崩れそうな意識を必死に繋ぎ止める。
「テンダーシュート!アドリウムメーザー!」
光線に光線をぶつけて爆発を起こし、見えない間に出来るだけ距離をとる。それでも稼げる時間は相手にとっては無いに等しい。
「姿を隠しても、同じ手は通用しないぞ!」
一瞬で距離を詰めようとするセブン21。追い付かれるのは多分一瞬だ。だが……まだだ。言われるまで、爆風が晴れるギリギリまで——
——今だ!
——今!
「!ラルフザードッ!!」
「おっと!それには当たらないさ!」
爆風を突き抜けて、宇宙ブーメランが飛んでいく。セブン21はそれを軽々と避けて、こちらにトドメに放とうとするが、
——ここまでは計算通り!
——撃て!
「当てる!!レジアインブラスト!!」
セブン21の背後に飛ばしたラルフザードに、俺の最大火力を撃ち込む!
「ぬっ!?くっ!」
流石にそれで倒れる相手ではない。即座に気づいて防御の体制に入るが——
——一旦バリアを張れば後ろが空く!
最大速度で呼び戻した刃を掴んで、
「いけぇぇぇぇ!!」
全力で振り下ろし————
あ、れ……
力が、はい、ら……
俺が覚えているのは、ここまで。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「……なんて無茶な戦い方を」
体力の限界に崩れ落ちた「息子」を見て、セブン21は溜息をついた。身体は見るからにボロボロで、極限まで酷使していたことが見て取れる。
「斬り合った時点で、合格にするつもりではあったのだけどな」
覚悟を決めてから、彼の気迫は明らかに変わった。指導する自分が、やや圧倒されそうになる程に。それが思い起こさせるのは。
『俺のさ、その……俺として生きるアイツにあった時は……ビシバシやってくれよ。最後の、お願い』
「全く——とんでもない願い事を残していったものだな、ラルフ」
「父親」は、1人孤独に呟いた。
「ちょっといいか?」
「ん?あ、ゾフィー隊長!どうかしました?もしかして不合格とか…?」
「どうかも何も!何だ!あの野蛮な組手は!採点がどうこう言う話じゃない!」
「えっいや先にお伝えした通り実はですね」
「ここまでとは聞いてない!流石に見過ごせないぞ!お前は一週間の謹慎だ!」
「そんなぁ!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ゼェー、ゼェー、
よぉ、はあ、地球の、みんなっ!はー、
俺は、ウルトラマン、ゼェー、ット!
あの、はあ、ウルトラマンゼロの、弟子を、やらせてもらいたいなと、思ってるんだ!!
だから、今こうして、追加の腹筋3万回を、こなしている訳なんだが、ウルトラキッついぜ…
それよりラルフ、なんかやったらめったらボロボロだった気がしたんだけど、だいじょぶかなあ……あ!師匠!いやいやサボってませんて!もうちょっとで終わるんで!え!?ラルフがクリニックに運ばれた!?そいつはウルトラヤバいぜ!俺行ってきます!!
/\シュッワッチ /
戦闘描写はウルトラむずかしいぜ……
挿絵ついでにラルフくんの現時点のステータス紹介
身長:52メートル
体重:4万トン
飛行速度:マッハ9
走行速度:マッハ3
地中速度:マッハ3
水中速度:マッハ4
ジャンプ力:1100メートル
腕力:7.5万トン
握力:5万トン
・レジアインブラスト
レジアショットのラルフ版。モーションはそのうち
・アドリウムメーザー
アドリウム光線のラルフ版。薄い青色
・テンダーシュート
21・アタックビームとある曲が元ネタ
・ラルフザード
ご覧の通り
アンケート見たけどブルー族姉貴人気すぎん?
活動報告更新したのでよければ〜