星は風に勝るだろう【完結】   作:ノノギギ騎士団

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分厚い手袋
鋭い寒さを防ぐための手袋。常用するのは、登山家か氷タイプのポケモンに触れる者だけだ。
彼らの生態は人を容易く死に招く。ゆえに、真に必要なのはこんな物ではないのだろう。無機物に成り果てる憧れは捨てたのだから。



登山

 出立の朝。

 からりと晴れて暑くなりそうな天気だとマサルは思った。もちろん、フリーズ村の『暑い』は15度程度のことだ。

 山に向けて防寒着をまとったマサルは胸のジッパーを開けた。シュラフを背負った荷物が重いのは仕方が無いことなのだが、これでは登山口に着くまでに汗だくになってしまいそうだ。

 

「里ではそうしていたほうが良さそうだ」

 

 同行者であるパンジャは、視界に入れるのも億劫になってしまいそうな重装備だった。「この人は研究者なんだな」としみじみ思った。

 マサルにとって最も身近な研究者はソニアだが、彼女の調査とは、文献と遺跡調査が中心だ。けれど、野生のポケモンを研究対象にする研究者の多くは、パンジャのような人物でないと勤まらないのだろう。それにしても中身がぎっしり詰まった65Lバックパックを軽々と背負い、細長いケースを括りつけている様子を見るのは、気がめいった。マサルはどんなに重そうでも彼女の荷物について決して問いかけはしまいと思っている。

 彼女の荷物の杖。その正体を知りたくなかったのだ。

 

「あ、そうだ。忘れるところだった」

 

「な、なんでしょう」

 

 マサルは、彼女の杖をじっと見つめたのだ。急に声をかけられて驚いてしまった。

 

「はい、これ」

 

 マサルに渡されたのはホイッスルだった。

 

「これは?」

 

「遭難したら使ってほしい。会いに行くよ」

 

 できれば助けてほしいと思ったが、雪山はどのような危険があるか分からない。危険を招くかもしれない提案を軽々とすることは気が引けた。

 

「ありがとうございます……」

 

「それから、よく覚えていてほしい──というか、絶対に守ってほしいことが3点ある。1、わたしとはぐれたらその場で待機すること。2、わたしとはぐれて10分経って、視界が開けていたら君はもとの道を辿って戻るように。3、わたしが身動きできない状態になったら君は帰るように」

 

 ひとつ。ふたつ。頷いていたマサルは、最後だけ頷きかけて、止まった。

 それはつまり。

 

「見捨てて、帰れってことですか」

 

「そうだ。君まで帰れなくなって犠牲になるのは、誰の益にもならないことだ。君には家族もいるだろう」

 

 彼女は腰をかがめてマサルと同じ視線に立った。

 困った顔をしたパンジャは、けれど強い口調で問いただした。

 

「くれぐれも……守れるね?」

 

 助けるのを諦めてほしいとは言われていないので、マサルは頷いた。

 パンジャは言葉の余白を空想したマサルの内心に気付いていそうではあったが、追及することは無かった。

 

 この短い旅は、結局のところ、彼女の憂慮の通り場面は無かった。

 それでも、事前の約束はマサルの心に重く響いた。

 

「よろしい。こういう約束は、遺される者のためにあるものだ。きっと心を救ってくれるだろう。わたし達はそれを信じてやまないのだよ」

 

 普通の人ならば『縁起でもない』と言って話題にしないことでも、こうしてあらかじめ決めておくことで心穏やかに過ごせることもあるのだろう。マサルは、また頷いた。

 

「出発の前に見せたいものがある。こっちだ」

 

 早朝のフリーズ村は、雪が浅い。厚い靴底にサクサクと軽い抵抗を感じる。

 彼女がやって来たのは畑の隅にある木像だった。ギャロップのようなウマ型のポケモンに、耳の短いヒバニーのようなポケモンが騎乗している。

 

「パンジャさん、これは?」

 

「文献によれば、守り神を象った姿らしい。この土地に伝わる神話、というものだね」

 

「神話……。でも、聞いたことがありません。だって。え。じゃあ剣と盾の英雄は? あの、ポケモンは?」

 

 あれは誰かが作ったおとぎ話だったのだろうか。

 でも「い、遺跡はありましたよ」と告げる。彼女は「そうかい」と目を細めた。そして、木像に降り積もる薄い雪を払った。

 

「同じ地方で神話が複数あるということは『よくある』とまでは言わないが、珍しいことではないのだよ。どちらが正しいという話にはなり得ない。語られた時間の隔たりが大きいだけかもしれないし、同じ存在が他方では違う名前で存在しているのかもしれない。あるいは一側面をえぐっただけかも。──神話は、人の想像力の揺籃なのだ。事実では容易く違えて忘れてしまうことでも物語は紡がれる。エピソード記憶を知っているかい。人は単純な反復を繰り返した記憶よりも物語性のある話の方が記憶に残りやすいそうだよ。長く語られた話が神話なのではない。神話が『神話』を象るのは、人間の生活に適応したからなのだ。もっとも、ここには神と崇められたポケモンとそれを繋ぐ存在がいた……ハズだがね」

 

 パンジャの説明を聞きながら、マサルはふと思いついた。──どうして彼女は僕にこれを見せるのだろう?

 何か重要なことがこれから起こるのではないか。そう期待して緊張したマサルに、彼女はフッと笑いかけた。

 

「さぁ、出発しようか」

 

「な、何だったんですか」

 

「昨日、思いついたんだがね。長らく不在の神とはいえ『祭祀場に行くのに彼らを知らないのはあまりに不遜じゃないか?』と思ったワケだ。だから、形ばかりでも敬意を払おうと思ってね。……崇めるだけの情報も失われて久しいようだから、結局、無駄だったかもしれない」

 

「はあ」

 

 行こうぜ、という言葉で二人は村を出た。

 

 

 

■ ■ ■

 

 

 

「そういえば、雪原でキャンプしようとしていた理由は何だったのか。聞いてもいいかな?」

 

 フリーズ村を南下し、東へ。

 雪降りつもる巨人の寝床まで、雪が無い土地を通るため、ふたりには会話の余裕もあった。

 そんなおりパンジャが声をかけてきた。

 

「旅行にしては計画性が無いから気になっていたんだよ」

 

「ええと……何というか……お母さんからチケットをもらったので『じゃあ行こう』と思って。こんなにも宿が無いとは思っていなかったんです。チャレンジと友人との付き合い方もすこし悩むこともあって、とにかく、どこかに行こうと……」

 

「うーん、青春だね。友人との付き合いに悩む年頃とは!」

 

「大人になったら、良い思い出になるんでしょうか?」

 

 マサルは幾分の期待を込めて聞いたが、彼女は乾いた笑いをあげた。

 しっかり首を横に振りながら。

 

「子供の時に絡まった糸が大人になってから解けることは無い。せいぜいが絡まったことをお互いが認識して、適切な距離を保てるようになるだけでね。ぶつかったら最後、どちらかが心折れるまで止まれないのさ」

 

「僕は……喧嘩とか、苦手なんです」

 

 マサルができそうなのは、せいぜい言い争いまでだ。

 けれど、ユウリやホップの方が口が回るかもしれない。

 

「チャレンジはもう終盤だっていうの君は闘争心というものが薄いのだね。慣れて来てもいい頃だし、自信を持ってもいい頃だよ」

 

「バトルなら自信はあります! ……でも、勝負に熱くなるって僕はよく分からないのかもしれません」

 

「…………」

 

「争い事が、苦手なんだと思います。何でも『話し合いで解決できないの?』って思ってしまって、仕方ないんです。……ジムチャレンジでチャンピオンに勝ってトップに立ってみたいって気持ちもあるのに。僕、何言っているんでしょうね」

 

 パンジャは、初めて見せる顔をした。

 珍しいものを見た、と目を瞬かせたのだ。

 

「君の葛藤は正しい。手早く力に訴えるほうがどうかしているんだよ。人でもポケモンでもそうだ。それで話したのかい?」

 

「え……?」

 

「友達だよ。彼らもチャレンジャーなのだろう? 誰だろう? 聞き覚えがある人かしら。見覚えがある人かしら」

 

「ホップとユウリです。どちらもハロンタウンの」

 

 重い荷物を傾け、彼女は「ああ!」と手を叩いた。

 

「一番の女の子だろう? あとはトップ層のチャンピオンの弟君じゃないか! はははっ! ずいぶん重いプレッシャーを背負ったものだ!」

 

 プレッシャー。

 その言葉に、重圧を感じていたことを知った。

 そういえばそうだ。肩がずっと重かった気がする。

 

「……わたしならば自惚れてしまいそうだよ。だって、運命じゃないか」

 

「は?」

 

 パンジャの言葉の意味が分からず、マサルは彼女をただ見上げた。

 運命。

 運命とは、何か。心当たりが無かった。

 

「才能溢れる幼馴染。現行チャンピオンの弟君。今期は10年前ミスター・ダンデが参加したジムチャレンジ『黄金期の再来』とまで言われているらしいじゃないか。──もし、わたしが参加者だったら『全て下して頂点に立つのは自分だ』と思い込んでしまったかもしれない」

 

 ようやく彼女の言いたいことが分かった。

 このチャレンジに不足は何も無い。満たされて、これ以上のものは何も無い。彼女は「まるで夢の舞台だ」と言ってしまいたいのだ。そして「参加している君は幸せなんだ」と。

 マサルは、顔を伏せた。朝日が眩しかったのだ。心の中で言い訳をした。

 

「それが、普通なんだと思います。みんなが憧れて、僕もそう思い込みたくて、思い込めなくて……ちょっとだけ辛いです。……僕、変なんでしょうか?」

 

 夢中になれない自分が悔しい。

 みんなが見つめているものを見たい。

 焦点が合わないことが悲しい。

 

 マサルの心の声は、自分でも意外に思うほど容易く溢れた。

 彼女が異国の旅人だからだろう。ここ場所では別れが永遠のものとして存在しているから。

 

 パンジャは笑った。──この人は、よく笑う人だとマサルは思う。

 けれど。

 見上げた先の彼女の瞳は、大海が淀まないように決して緩みはしないのだ。

 

「変だけれど、それが普通だよ。君が優しい人であるという証拠だ。どうか誇ると良い」

 

「優しい……」

 

 それは。

 その言葉は、弱いと等号で繋がってしまわないかと憂うマサルに、彼女は額の汗を拭いながら言った。

 

「バトルが好きだから傷つけることに慣れるのは、普通ではないだろう? 君はバトルする相手のことを考えることができる優しい人だということだ」

 

 マサルは『優しい』ことを自分のなかで前向きに認められそうだった。

 しかし。 

 うっすら笑うパンジャが目を細めた。朝日が眩しいハズが無い。彼女は遮光グラスをかけているのだから。

 

「君とバトルするのは楽しくなさそうだ。君は、もうすこし友達を信頼した方がほうがよいだろう」

 

「どういう意味ですか?」

 

「君は、知りたいと思わないのか? 友達のなかにどれほど自分が存在しているか。……わたしは知りたい。あぁ、是非に。いつでもそうだ。わたしは、彼のなかにどれほどわたしが存在しているのか知りたい。傷跡の深さが分かるというものだ」

 

 言葉の半分は、独り言のようだった。

 マサルの言葉に誰かを重ねているのだろう。

 彼女は時おり、夢見がちなことを言う。

 

(「信頼した方が良いと思う」なんて。……僕は、ずっとずっとふたりを信頼しているのに)

 

 だから、悲しくて悔しくて苦しいのだとこの人は、きっと分からないのだろう。

 登山口に辿りついたマサルは、寒い空気を吸い込んだ。巨人の寝床を北上すれば、雪中渓谷に至るという。雪のない道を歩いてきたこともあり、疲れは大したことがない。

 

「あ。登り始める前に渡しておくね」

 

 マサルに渡されたのは水筒のついたホルダーだった。

 首にかけられたそれは、恐らく自販機で買えるサイコソーダより重かった。

 

「はい、ストロー」

 

「これは? あぁ、いいえ、飲み物だってことはわかりますけど」

 

 容器にストローを差して吸ってみる。

 ゲル状の液体だ。ざらりとした甘みが舌に広がった。

 

「行動食だよ。エナジージェルだ。動けなくなるまで歩くことはないけれど、栄養補給しておけば疲れにくいからね」

 

「……山に登る時って大変なんですね」

 

 これ意外と美味しいな、と思いマサルはジュルジュルと吸った。

 隣でポットデスが怒ったように陶器をガチャつかせた。

 

「準備が無駄になるくらいがちょうどいいのさ。ふふ。美味しいから飲み過ぎないでね。一時間に一口くらいでちょうどいいだろう。水分補給も小まめにね」

 

「はい」

 

「半分ほど登ったらチョコレートを食べよう」

 

 あわやサイコソーダの缶と同じくらいの軽さになってしまいそうなジェルから手を離し、できるだけ存在を忘れようとしたところにチョコレートの話題が飛んできた。気が回るというか、手回しが良いというか……。

 パンジャが歩き出したので、マサルは彼女の後に続いた。

 

 カラン、コロン。

 涼しい音が彼女の腰の鐘から聞こえた。

 

「人間がいるということをポケモン達が知っていた方が楽なのさ。あとは交渉次第だ」

 

 パンジャが腰のボールホルダーからモンスターボールを取り出し、放った。

 現れたのは、フリージオとバニプッチだった。

 

「わぁっ! フリージオだ! ここに来てから僕、初めて見たんですよ、フリージオ!」

 

「そうなのか。ガラル地方はさまざまなポケモンがいる土地と聞いていたが、珍しいのか」

 

「カンムリ雪原でしか見たことがありません。結構、大きいんですね」

 

「ああ。風除けになってもらおうと思ってだね。……フリィ、そばにいてくれるね」

 

 パンジャの厚い手袋がフリージオを撫でた。

 堅い氷が擦れるような音が聞こえた。フリージオの鳴き声だ。

 マサルは、目を輝かせてフリージオの光る目を見ていた。

 

「仲がいいんですね」

 

「ああ。わたしが君と同じくらいの年からずっと一緒だ。バニィ、行くよ」

 

 カチコチという氷が生まれる音が聞こえる。

 バニプッチが悪戯に笑ってマサルの頬に氷を押し付けた。

 

「つ、つべたっ!」

 

「バニィ、君が可愛らしくてもダメなんだ」

 

 パンジャの手をすり抜けたバニプッチは、ふたりの頭上を漂った。

 困ったように彼女は肩を落とした。

 

「すまないね。ちょっと悪戯っ子なんだ」

 

「そ、そうみたいですね。あ、ポットデス!」

 

 バニプッチとポットデスの目が合った。バニプッチの「まずいっ!」という顔をポットデスは見逃さなかったようだ。陶器をいっそうガチャガチャと鳴らしながら追いかけまわしている。

 

「うーん。ホラーだねぇ」

 

「はははは……すみません」

 

「いいや? 楽しそうだからね、いいんだ。そうそう。ポットデスの進化前はヤバチャと言ったね。どうかな、フリィ。我々にゴーストタイプを招くというのは。わたしは楽しみが増えそうだと思っているのだが」

 

 マサルは、多少驚いた。

 自分のポケモンにこれからゲットしたいポケモンの話をするトレーナーを初めて見たからだ。

 

 フリージオは何と言ったのか。光を明滅させ、彼女に何か伝えたようだったがマサルには分からなかった。

 パンジャは「そうか」と結論を保留したところから反応は悪くなさそうではあった。

 

「ポケモンの言っていることが分かるんですか?」

 

「それは、うーん……まあ、でもYESかNOくらいは分かるかな。君もトレーナーならば、ふとした瞬間に分かることがあるだろう」

 

「あー。今日のカレーはどっちがいい、みたいな」

 

「そう。それさ。うーん、相手次第というところかな。よろしい。良い出会いがあったら、招いてみよう。ありがとうね、フリィ」

 

 バニプッチが溶かされそうになっていたのでふたりは救出に向かった。

 

 

 

 

■ ■ ■

 

 

 

 空が青い。吐く息は、まだ白くない。けれど、あと数百メートルとを登ったらきっと白くなるだろう。

 

 頂上を目指す旅は、まるで青い空に向かって歩いていくかのように錯覚した。

 このまま登りきったら、いずれ本当に空に手が届くのではないかとマサルはよく考えた。そんなハズは無いのだけど、幻のポケモンがいるのではないかと想像力をくすぐる過酷の一端があった。

 

「登山の興味なんてものは、いろいろあるけれどね。結局のところ、誰もが怖がって果たし得ない冒険を遂行する好奇心が主たるものだ」

 

「好奇心……?」

 

 マサルは、ふとポットデスを見た。

 

「そう。好奇心。『そこには何があるのか』を知るために。あとは、まあ、生命線を上下する危険を堪能したいという節もあるだろうか」

 

「危ないことは、したくないですね……」

 

「わたしもだ。理由が無ければやりたくない」

 

 彼女はカラカラと笑い、時折見かける植物の説明をした。

 

 古びた看板が見える。

『コノ先、(文字がかすれて読めない)村』

 雪の積もる地帯へ踏み入ったのは、それからすぐのことだった。

 

「……村だ……」

 

 度重なる風雪と気温の変化。人が住まなくなった家が朽ちるのは早い。数戸の集落は、すでにポケモン達の隠れ家としても機能しなくなっていた。

 その隣で誰も耕す者がいなくなった畑が、時間が止まってかのように存在していた。

 

「…………」

 

 カシャリ。小さな駆動音が聞こえた。

 パンジャが写真を撮っていた。

 

「観光には向かないと思いますけど」

 

 見ているだけで悲しくなってしまう荒れ家を彼女は撮影し続けていた。

 

「わたしは観光客ではないからね。彼にも見せてあげたいんだ。綺麗な物も。綺麗ではない物も」

 

「喜んでくれるでしょうか」

 

「興味深いと言ってはくれるだろう」

 

 カシャリ。

 廃墟を撮っていたカメラが、こちらを向いた。

 

「ちょっと待ってください。僕、いますごく情けない顔をしていたような」

 

「じゃあ、ほら、笑って笑って。──それ」

 

 マサルがワタワタとしているとポットデスとバニプッチが両頬をはさんだ。

 カシャリ。

 

「いい感じ」

 

「こ、心の準備がまだだったんですけど……」

 

「また撮る機会があるさ」

 

 彼女はカメラをしまうと「先へ行こう」と手招いた。

 

『コノ先、雪中渓谷』

 看板の雪を払い、渓谷に踏み入る。

 そろそろ昼が近くなっていた。

 

 




【あとがき】
作品の都合上、あるものが無かったり、無いものがあったりします。
ゆるして……ゆるして……

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