「はあ…何故に百合ケ丘グリーンフェアなる物に参加せねばならんのか…」
実は百之助、式典とか祭りとかそういうの嫌いなのである。
「力仕事頼むわね?百之助。」
「はーい…」
夢結に言われてもこの有様である。ちなみに伊吹を始めとする出征4名は、急用で留守である。
「あはははは…」
「いつにも増して百之助様の元気がない…」
「百之助はこう言うの苦手だからナ。仕方ない仕方ない。」
「なんでこんな時に限って居ないんだよ…」
「はいはい百之助、つべこべ言わずに行くわよ〜後で膝枕してあげるから☆」
「やる気出た。」
「単純だなぁ…」
流石奏である。百之助の取り扱い方法をよく理解していた。
「でもグラン・エプレだっけ?」
「叶星様が隊長のレギオンです!」
一瞬百之助の表情が固まった。
「えーと…銀髪に黄金色の目をした…かわいい感じの…?」
「はい!」
「あっ…俺帰るわ急用思い出したわ」
超絶あからさまである。顔も青ざめていた。そして逃げる体制に移行し走り始めたタイミングで夢結に首根っこ掴まれる。
「待ちなさい」
「「「「「「「「え?」」」」」」」」」
事情を知ってる奏がやれやれという感じで言う。
「あ〜…百之助、叶星ちゃん苦手だからねぇ…」
「いや叶星の横にくっついてるクリーム色の髪の毛して紫色の目ン玉した奴が苦手なんだよ!千夏姉みたいで!」
「高嶺ちゃんの事?あ〜たしかにそうかも。」
「あのハッピーセットだけはマジで無理です。てか俺の頭撫でて何が楽しいんじゃぁ!」
「少なくとも私は楽しいわよ?」
「姉上〜…」
もう涙目である。
「そういう貴方も叶星ちゃんのほっぺで遊んだりスカートめくりしてたでしょう?同じよ?でももう10年近くあってないでしょう?流石にされないと思うわよ?百之助もスカートめくりはしないでしょう?」
「したら殺されるわ!依奈にやりまくって後で干されてるんだからな俺。…まあそれはそれで楽しかったけども。」
「楽しかったんだ…」
「意外と悪い子だったんですね…」
「見損なったぞ百之助様」
「あ〜あ知らない…」
「兄様…弁解できません」
「アハハ、確かにしてたナ、そんな事」
「百之助様も大胆なことするのう」
「流石に…無いですわ」
と白い目を向けられる百之助であるが…それよりも怖いものが…
「えーと夢結さん?」
見れば笑顔で百之助を見てる夢結がいた。しかしその目は全く笑ってなかった。
「百之助?後でお話があります。」
「アッ…ハイ」
ここから先どうなったかはおまかせしよう。