アサルトリリィと呼ばれた男   作:岡村優

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102話

ー 百合ケ丘市街地にて ー

 

グラン・エプレ及び一柳隊(出征組4人を除く)が歩道橋に集まっていた。

 

「神庭女子藝術学校の皆様、本日は百合ケ丘グリーンフェアのお手伝いに来て頂き、誠にありがとうございます。わたくし、本イベントの陣頭指揮を取らせていただきます。楓・J・ヌーベルと申します。」

 

と楓が早速指揮を取り始める。まるで司会者のようだ。

 

「はーい!ぼくは丹波灯莉っていうの!よろしくね。ヌーベル!」

 

「……その呼ばれ方は割と新鮮ですわね。」

 

と、それはそれでいいという感じであった。

 

「あー!その制服は百合ケ丘女学院のデザイン☆梨璃と同じレギオンなの?」

 

と、興味津々な灯莉に少々引き気味な百之助である。

 

「いやそれ以外に何があるよ…」

 

「ええ、そうですわ!私と梨璃さんはシュッツエンゲルの契こそ結んでおりませんが同じレギオンに所属しており、のっぴきならない関係にありますの!」

 

「……………お前もか…」

 

もう百之助も疲れてきたようだ。

 

「の、のっぴき!」

 

この子はさっき百之助と奏が元白襷隊と聞いて倒れた子で土岐紅巴である。

 

「おーい…帰ってこーい…」

 

フリフリ…プニプニビヨーン

 

と、百之助は、手を目の前で振ったりほっぺを摘んだりして正気に戻す。

 

「ハッ!」

 

「しっかりしろ〜?」

 

「あはは、楓さんは中のいいお友達だよ〜。」

 

「まあ、そうとも言いますわね。」

 

「いや言わねえよ…」

 

「悪ふざけはここまでにして…」

 

「いやちょっと待て〜悪ふざけだったのかよ…てかなんでボケ役担当の俺がツッコまねばならんのだ…」

 

「百之助、落ち着きなさい。」

 

「アッハイ…」

 

流石に姉には逆らえ無かったようだ。

 

因みにさっき百之助は、紅巴を介抱したため頭の回転が遅くなっており(そもそも乗り気でないのもあいまって)ボケと、本気の境目がわからなくなっている模様だ。ただし戦闘になったら喜んでそっちに行くが。

 

「神庭女子藝術学校の皆様にはこれよりイベント準備の為、お力をお借りしたいと思います。僭越ながらこちらで役割分担を決めさせてもらいましたわ。貴女方の適性は事前に把握しておりますので。どうか素晴らしい働きをお願いしますわね。あ、百之助様は変更で叶星様と同じ所で。」

 

「りょーかーいーしーまーしーたー」

 

「ぼ、棒読み…」

 

物凄い棒読みである。

 

「は、はい………!微力ながら頑張らせていただきます……………っ!」

 

「では、これより準備に移ります。私達の手で素晴らしいイベントにいたしましょう!それでは…散開!」

 

各員はそれぞれに分かれて準備し始めた。

 

 

 

 

 

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