少し楓が考え込んでこう言った。
「そうですわね〜。では、わたくしたちも5人でやりましょうか、梨璃さん、夢結様、梅様、神琳さん。」
「は、はい!」
「分かったわ」
「おう、任しとけ〜!」
「お手本になるか分かりませんが、尽力いたします。」
そして全員が位置についた。
「梨璃さん、始めてくださいませ〜!」
「う、うん…!特殊弾をチャームに装填して…。ノインヴェルト戦術、いくよ!神琳さん!」
梨璃は、声に出しながら確実に動作をした。神琳にパスを出す。
「畏まりました。」
確実にチャームで受ける。
「っ…たしかに受け取りました!」
「お二人はそのままパス回しを!私達はポジショニングを行います!」
「ヒュージがいる事を想定して動くんだゾ!実戦では動く敵がいるんだからなっ!」
「味方の位置、そしてマギスフィアの軌道。フィールド内の流れを感じ取るのよ。」
と楓、梅、夢結の三人は説明しながらヒュージがいる想定で説明と動きをする。
「そうわたくしの力で…。」
楓が自身のレアスキルレジスタを発動。
「レジスタ…楓さん、そして叶星様のレアスキル。周囲のマギ純度を向上させ、指揮などを向上させるという…」
「対ヒュージ戦闘で指揮を執るにはレジスタは必須とも言えるわねよく見ておかないと…」
紅巴の言葉に叶星はうなずいていた。
「くっ…神琳さん、どうぞ!」
「はい!」
マギスフィアを梨璃と神琳で育てていた。
「マギスフィアが育ってまいりましたね…!」
「っ!…今です!夢結様、梅様っ!」
「了解したわ…!」
「こっちはいつでもいいぞ〜」
「お願いいたします…それーっ!」
神琳から夢結へマギスフィアが渡される。
「っ、たしかに受け取ったわ。梅、私から行くわよ。」
「おっ、あれをやる気か?いいゾ、任せとけー!」
「はっ…そこ!」
と、夢結は梅がいない方向へパスを飛ばした。
「なるほど…」
「中々に面白いわね…」
と、何をやったのかフィーネとマリアは正確に理解した。
と、マギスフィアの近くに縮地を使い瞬間移動、マギスフィアを受け取る。
「おっと、相変わらずの激しいパスだな。私じゃなきゃロストしてるゾ?」
「貴女だからこそ出したパスよ。」
「ははっ、そう言われたら張り切るしかないな…そりゃ!」
「す、凄い、あんなに素早くマギスフィアを扱うなんて…。」
「うひぃぃ〜目が回っちゃいそう☆」
姫歌と灯莉刃完全に魅入られていた。
「10時方向できヒュージあり!フィニッシュを決めてくださいませ!」
「おっけい!決めろ、夢結ーっ!」
「っ、はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……っ!」
最後に夢結にパスされフィニッシュを決める。
ドコォォォォォォン!!
「っ…決まったわね」
「す、凄いです…これが本場のノインヴェルト戦術…!忘れない内に日記に書いておきませんと…っ。」
叶星、紅巴共に感想を述べた。
「やったー!成功ですね、お姉様!」
「実戦で必ずしもこう上手くいくとは限らないけれどね。数をこなして練度を上げないと。」
「そうですね…私達も頑張らなくては…出来れば実戦で力と自身をつけたいところだけど…」
成功に喜ぶ梨璃に対して、精進すべきという夢結の言葉に賛成する高嶺。
その時ヒュージの声が聞こえた。
「っ…!?」
「この声は…っ!」
雨嘉とミリアムが驚く。
「もー、定盛ぃ。お昼食べたばかりなのにお腹の音鳴らさないでよっ☆」
「ひめかじゃないわよ!て言うか、ひめかのお腹をなんだと思ってるわけ!?」
「まーまーお二人さん仲のいい夫婦漫才は置いといてくださいな」
と、百之助がチャームを構えた。
「すまんが俺とトミー、奏姉のチャーム。試運転したいから見ててくれる?馬火力過ぎて演習場じゃ使えなくてね…丁度いいから頼むわ。」
「別にいいけれど…」
「いいですよ!」
と、叶星と、梨璃の了承を得たので戦闘準備にかかる。