アサルトリリィと呼ばれた男   作:岡村優

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11話

「はあああ!」

 

「キェェェェ!」

 

空葉は下段から百之助は上段から切り込む。

 

キン!

 

両者鍔迫り合いへ移行しそのまま切り込む。力負けしたのは百之助だ。

 

「くっ…」

 

空葉は上段から切り込んで来る。力負けすると判断し、刀を放り空葉のチャームを左手で掴み右手で、MP17を突きつける。

 

「参りました…」

 

「それまで!」

 

「ふい〜危なかったわ…やっぱり体が鈍ってるな。」

 

「そう?…そんな風には見えなかったけど?」

 

「流石に2年わな…」

 

そんなこんなでアールブヘイムのミーティングルームに一行は向かった。

 

「へぇ…白襷隊のミーティングルームがアールブヘイムのミーティングルームになってるんだ。」

 

「ええ…そうよ。」

 

百之助は周りを見回しながら聞きそれに天葉が答える。

 

「じゃあ…これは知ってる?」

 

言うが早いか左側の壁にカードキーを翳す。すると機械音が聞こえてきた。

 

『ロックを解除します。』

 

ギュイーン…ガン!

 

壁が開き中から沢山の武器が出て来た。唖然とするアールブヘイム一同。

 

「は?え?…何これ?」

 

「いや…見ての通りだけど?」

 

「普通の武器じゃ無いよね?」

 

「リリィ用の武器だよ?」

 

「いやいやいや…おかしいよね?」

 

「なにが?」

 

「どう見ても通常の兵器だけど?」

 

「おいおい…俺が使ってるのと同じやつだよ。」

 

「えぇ…」

 

百之助は壁から一丁のライフルを手にする。

 

「美炎姉様の64式小銃だ。持ってみる?」

 

「遠慮しとく…」

 

「あっそう…本命はこれじゃなくて…あった。」

 

ライフルを戻し一振りの直刀を手にする。

 

「天羽々斬…久しぶりだな。後は戻しとこう。」

 

武器庫中央に有るリーダーに翳すと先程の機械音がなる。

 

『ロックします。』

 

ギュイーン…ガン!カチャン!

 

もとの壁に戻った。

 

「さてと…お〜い!帰って来〜い!」

 

「…」

 

振り返ると唖然とするアールブヘイム一同。

 

「何…あれ…」

 

と切り出したのは渡邉茜だ。

 

「詳しくは言えないぞ?…この国の闇みたいなものさ。」

 

「なによ…それ…全然、今まで分からなかったわよ…」

 

「そらそうだ…言うつもりも無かったんだから…空葉は、知ってるだろ…俺の古巣…」

 

「えぇ…でも話半分で聞いてたのだけれど…」

 

「本当さ。」

 

「いっそ見なかった事にするわ」

 

「そうしてくれ…これでそこの三人組も分かっただろ?」

 

首を立てに振る三人組。

 

「自己紹介をしよう…2年の船坂百之助だ。よろしく。」

 

「その妹の、船坂文香です。以後お見知りおきを。」

 

「一年、金箱弥宙です…」

 

「一年、高須賀月詩です…」

 

「一年、森辰姫です…」

 

「よろしくな」

 

その後紅茶を頂いて撤収した。

 

 

 

 

 

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