「はあああ!」
「キェェェェ!」
空葉は下段から百之助は上段から切り込む。
キン!
両者鍔迫り合いへ移行しそのまま切り込む。力負けしたのは百之助だ。
「くっ…」
空葉は上段から切り込んで来る。力負けすると判断し、刀を放り空葉のチャームを左手で掴み右手で、MP17を突きつける。
「参りました…」
「それまで!」
「ふい〜危なかったわ…やっぱり体が鈍ってるな。」
「そう?…そんな風には見えなかったけど?」
「流石に2年わな…」
そんなこんなでアールブヘイムのミーティングルームに一行は向かった。
「へぇ…白襷隊のミーティングルームがアールブヘイムのミーティングルームになってるんだ。」
「ええ…そうよ。」
百之助は周りを見回しながら聞きそれに天葉が答える。
「じゃあ…これは知ってる?」
言うが早いか左側の壁にカードキーを翳す。すると機械音が聞こえてきた。
『ロックを解除します。』
ギュイーン…ガン!
壁が開き中から沢山の武器が出て来た。唖然とするアールブヘイム一同。
「は?え?…何これ?」
「いや…見ての通りだけど?」
「普通の武器じゃ無いよね?」
「リリィ用の武器だよ?」
「いやいやいや…おかしいよね?」
「なにが?」
「どう見ても通常の兵器だけど?」
「おいおい…俺が使ってるのと同じやつだよ。」
「えぇ…」
百之助は壁から一丁のライフルを手にする。
「美炎姉様の64式小銃だ。持ってみる?」
「遠慮しとく…」
「あっそう…本命はこれじゃなくて…あった。」
ライフルを戻し一振りの直刀を手にする。
「天羽々斬…久しぶりだな。後は戻しとこう。」
武器庫中央に有るリーダーに翳すと先程の機械音がなる。
『ロックします。』
ギュイーン…ガン!カチャン!
もとの壁に戻った。
「さてと…お〜い!帰って来〜い!」
「…」
振り返ると唖然とするアールブヘイム一同。
「何…あれ…」
と切り出したのは渡邉茜だ。
「詳しくは言えないぞ?…この国の闇みたいなものさ。」
「なによ…それ…全然、今まで分からなかったわよ…」
「そらそうだ…言うつもりも無かったんだから…空葉は、知ってるだろ…俺の古巣…」
「えぇ…でも話半分で聞いてたのだけれど…」
「本当さ。」
「いっそ見なかった事にするわ」
「そうしてくれ…これでそこの三人組も分かっただろ?」
首を立てに振る三人組。
「自己紹介をしよう…2年の船坂百之助だ。よろしく。」
「その妹の、船坂文香です。以後お見知りおきを。」
「一年、金箱弥宙です…」
「一年、高須賀月詩です…」
「一年、森辰姫です…」
「よろしくな」
その後紅茶を頂いて撤収した。