「やっぱり…こうなるよな…軍人って、理解してもらえないのかな…」
そう言いながら百之助は、自室で寛いでいた。
「勉強は…教本丸暗記しちゃったし…一柳中将には、面会許可貰ったし…風呂入ったし…することがねえ…」
百之助は、とてつもなく暇を持て余していた。どうするか考えていたらでかいガンケースが目に止まった。
「あれ…開けてみるか…」
ロックを解除し開けると一丁のバトルライフルが出てきた。その銃は、AR−15系列の銃で、MーLOKの16インチハンドガードに20インチの着剣装置の付いたヘビィバレルに、可変ストック、ハンドガードギリギリに付いたアングルグリップ、ハイマウントで、覗く方が大きく銃口側が細くなっている、等倍から12倍のスコープ。もちろん脱着式のサブレッサーに、刀身が50センチの銃剣、そして…バックアップサイト。セミフル切り替え可能。使う弾は7.62mmNATO弾。
「何じゃこりゃ…銃の名前は…あった…」
ガンケースの隅の方に手紙が入っていた。
「なになに…」
差出人は、変な銃を作っては送り付けて来る変人マイケルブローニングからだった。
「名前は…40式歩兵銃…あの人相変わらず変な名前付けるな…」
弾倉は30発入り弾倉だった。
「これ案外使えるんじゃない?…マギは…通るな…」
チャキ!
構えてみたが、さほど重くないし撃ちやすそうだ。着剣出来るのも追加点だ。
「やばいこれ…いい…心が踊るわ…」
一回ガンケースに入れ、息吹の部屋に行く。
「トミーちょっと来てくれよ」
「あ?いいけど?」
自室に招き入れ。銃を見せる。
「どうかな!」
「これ…いいな…ボルトストップとか全部アンビだから操作しやすいだろ…いいな…」
そう言いながら百之助に返す。
「だろ?」
「弾は7.62mmNATOだろ?ヒュージ相手でも問題なさそうだ。」
「分かってくれたか…戦友」
「これは…感動する…でも作ったの誰だ?」
「マイケルブローニングさんから。」
「本当か?あの人変なものしか作らないのに…今回のはいいな。」
「問題は、何処まで出来るのかだけど…どうだろう?」
「こればっかりは実際に使うしかないだろう?」
「それもそうか。」
とそんな感じで話していたら夢結が来た。
コンコン
「開いてるぞー?」
「失礼するわ」
「…何しに来たし…」
「空葉の様子がおかしいのだけれど…何か知らないかしら?」
顔は、笑っていたが目が怖かった。
「うぐ…心当たりしかありません…」
すると夢結は、呆れたように百之助を見る。
「はあ…貴方相変わらず天葉と、折り合いが悪いわね…」
「まあ…今回のは…時間がたたんとどうしようもないぞ…」
「どうしたのよ…」
「天葉の家の問題だからそっとしておいてくれ。」
「分かったわ」
「済まないありがとう…」
「邪魔したわ…」
そう言って夢結は出ていった。