アサルトリリィと呼ばれた男   作:岡村優

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28話

「やっぱり…こうなるよな…軍人って、理解してもらえないのかな…」

 

そう言いながら百之助は、自室で寛いでいた。

 

「勉強は…教本丸暗記しちゃったし…一柳中将には、面会許可貰ったし…風呂入ったし…することがねえ…」

 

百之助は、とてつもなく暇を持て余していた。どうするか考えていたらでかいガンケースが目に止まった。

 

「あれ…開けてみるか…」

 

ロックを解除し開けると一丁のバトルライフルが出てきた。その銃は、AR−15系列の銃で、MーLOKの16インチハンドガードに20インチの着剣装置の付いたヘビィバレルに、可変ストック、ハンドガードギリギリに付いたアングルグリップ、ハイマウントで、覗く方が大きく銃口側が細くなっている、等倍から12倍のスコープ。もちろん脱着式のサブレッサーに、刀身が50センチの銃剣、そして…バックアップサイト。セミフル切り替え可能。使う弾は7.62mmNATO弾。

 

「何じゃこりゃ…銃の名前は…あった…」

 

ガンケースの隅の方に手紙が入っていた。

 

「なになに…」

 

差出人は、変な銃を作っては送り付けて来る変人マイケルブローニングからだった。

 

「名前は…40式歩兵銃…あの人相変わらず変な名前付けるな…」

 

弾倉は30発入り弾倉だった。

 

「これ案外使えるんじゃない?…マギは…通るな…」

 

チャキ!

 

構えてみたが、さほど重くないし撃ちやすそうだ。着剣出来るのも追加点だ。

 

「やばいこれ…いい…心が踊るわ…」

 

一回ガンケースに入れ、息吹の部屋に行く。

 

「トミーちょっと来てくれよ」

 

「あ?いいけど?」

 

自室に招き入れ。銃を見せる。

 

「どうかな!」

 

「これ…いいな…ボルトストップとか全部アンビだから操作しやすいだろ…いいな…」

 

そう言いながら百之助に返す。

 

「だろ?」

 

「弾は7.62mmNATOだろ?ヒュージ相手でも問題なさそうだ。」

 

「分かってくれたか…戦友」

 

「これは…感動する…でも作ったの誰だ?」

 

「マイケルブローニングさんから。」

 

「本当か?あの人変なものしか作らないのに…今回のはいいな。」

 

「問題は、何処まで出来るのかだけど…どうだろう?」

 

「こればっかりは実際に使うしかないだろう?」

 

「それもそうか。」

 

とそんな感じで話していたら夢結が来た。

 

コンコン

 

「開いてるぞー?」

 

「失礼するわ」

 

「…何しに来たし…」

 

「空葉の様子がおかしいのだけれど…何か知らないかしら?」

 

顔は、笑っていたが目が怖かった。

 

「うぐ…心当たりしかありません…」

 

すると夢結は、呆れたように百之助を見る。

 

「はあ…貴方相変わらず天葉と、折り合いが悪いわね…」

 

「まあ…今回のは…時間がたたんとどうしようもないぞ…」

 

「どうしたのよ…」

 

「天葉の家の問題だからそっとしておいてくれ。」

 

「分かったわ」

 

「済まないありがとう…」

 

「邪魔したわ…」

 

そう言って夢結は出ていった。

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