アサルトリリィと呼ばれた男   作:岡村優

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38話

他愛もない雑談をして、目的地に付いた。後部ハッチを開けるとそこには3人の少女と青年がいた。

 

「久しぶり!佐奈、由奈、玲奈、裕也!」

 

「「兄上!お帰り!」」

 

最初に挨拶したのは佐奈と由奈だ。この二人は双子でとても良く似ている。はっきり言って見分けがつかない。

 

「おにいさま!おかえり!」

 

この子は末っ子の玲奈だ。

 

「宇都宮要塞以来だね兄上!」

 

「所で、愛奈は?」

 

「後で来るさ!…取り敢えず場所を移そう!」

 

「わかった!」

 

取り敢えずローターの音がうるさいので先に泊まる場所に案内する為に屋敷に入る。

 

「広すぎないかしら…」

 

「夢結、指摘はごもっともだが、ここは要塞を兼ねてるんだよ。」

 

「ええ?…防衛には向いて無いよね…」

 

「昔の話だよ天葉。」

 

「あっそう…」

 

頃くして目的地に付いた。

 

「ここだ。」

 

「広く無い?」

 

「なんの為の襖だ?レギオンごとに区切っても良いし、しなくても良い。

 

「なるほど…」

 

荷物を置いて自己紹介する事とした。

 

「俺は兄上の双子の弟で裕也だ。歳は17、趣味は昼寝だ。」

 

「はいはーい次私ね!佐奈だよ!趣味は剣術だよ!15歳!」

 

「私は由奈…佐奈は双子の姉よ。得意なことは狙撃。歳は姉と一緒」

 

「すえっこのれなです。としは、6さいなのです。とくいなことは、はやうちです。」

 

その時軽快な足音が聞こえてきた。

 

タタタタタタタタタタタタ!

 

襖を開けて入ってきたのは…

 

「父上!お帰り!」

 

と、少女が百之助に飛びついた。

 

「「「「「「「「「「「「「は?」」」」」」」」」」」」

 

「紹介しよう、この子は愛奈、義理の娘だ。」

 

「はあ!?」

 

流石にこれには全員が絶句した、

 

「色々あってな…ゲヘナ関係だ」

 

約2名ほど顔を顰めた。鶴紗が聞いてくる

 

「…ブーステッドリリィ?」

 

「それならまだマシだな…間違ってはいないが…人工リリィで、現在あるブーステッドスキルすべて持ってるんだよ。…可愛そうな事に…」

 

「なあ!?」

 

「そんな事すれば暴走するぞ!?」

 

「鶴紗…この子は、一応[監視者]なんだよ…だからそれは無い…この子は、4年前にゲヘナを強襲した際に保護した子なんだよ…それで、戦時特例法を適用して俺が親になったってわけ。ついでにハインリヒに頼んで、普通に使えるようにしてもらった。」

 

「じゃあ先輩…その子大丈夫なのか?」

 

「ああ…問題ない。暴走した時始末は、俺が付ける。助けたのは俺だからな。」

 

「分かったよ…百之助様…」

 

「愛奈自己紹介。」

 

「はい父上。船坂愛奈です。歳は…15だったかな?趣味は…無いです。得意な事は、人殺しです。」

 

「言い方…」

 

「だって父上、今まで戦う相手が人だったんだもん。」

 

「そうだった…補足しておくと、この子はリリィと殺し合いをさせられてたんだ。」

 

「…さすがゲヘナ…やる事が汚い」

 

「俺もそう思う…」

 

その後、皆で雑談をしばらく楽しんだ。

 

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