ー 船坂百之助近衛軍大将 ー
後にテレビにて【ヒュージと人間による長年の戦争は、なぜ終わらないのか?】と言う番組でのヒュージ以上の天敵はと言う質問に対する答えである。
「百之助様…」
「どうした?樟美。」
二人は同じベッドに入り、樟美に背を向けて寝ていた百之助に声を掛けた。
「怖くて…なので…抱き締めて下さいませんか?」
「…分かった。」
百之助は、樟美を抱き寄せ落ちたら困るので180度反転し、壁側に樟美を持って行った。そして右手で頭を撫でた。
「有難うございます////」
「椿の香りがするな樟美は…」
「///」
ちなみにだが百之助は、暗闇でも目が見えるので表情が丸わかりである。
「百之助様…あの…その…///」
「ん?」
「…好きです…///」
「そうか…分かった。こんな男で良ければ…君を愛そう。」
「私はイケナイ娘です。躾けて百之助様の物にしてください///」
「血を貰おうか。」
「はい///」
百之助は樟美の着ていた浴衣をはだけさせて首筋に歯を突き立てる。
「あっ///ひゃん///」
部屋に矯声が響いた。
「ごちそうさま」
「お粗末さまでした///」
まだ樟美の顔は赤い。
樟美の上に馬乗りになり、左手で樟美の右手首を掴み右手で顎を持ち上げる。すると少し怯えた表情を見せた。
「安心しろ…今から襲う訳じゃ無い。」
と言うとこくんと頷いた。顔を近づけ唇を重ねる
「!?」
最初は強張ったがすぐに脱力した。更に舌を差し入れ樟美の口を蹂躙する。
「んっ///」
最初こそ戸惑っていたものの直ぐに舌を絡ませてきた。頃くして唇を離すと惚けた表情を見せた。
「その表情良いな。」
「はぅ///」
桜色の唇がとても色っぽく見えた。
「もっと〜」
と。せがんで来た。
「イケナイ娘に、オシオキをもしなくてはね。」
言葉に魂を乗せる。
「脱げ」
「や…あっ///ひゃんあっあっあん///なにこれぇ///」
「身を持って理解した様だな。」
そう言いながら樟美を脱がせる。首には紋様が浮かんでいた。
「これはな反逆防止のために付いてるのさ。…体が切ないだろ?」
「ゆるひてくだひゃい///」
「だーめ、オシオキにならないでしょう?」
そう言いながら抱き上げ、背筋に指を這わせる。
「ひゃん!?あっ///らめえ!イっちゃうの〜///」
流石に気の毒になって来たため解除する。
「はぁ…はぁ…いじわりゅ…しないで…」
「次はもっと凄いことしようかな。」
「や…やぁ///」
「大丈夫だよ。それは結婚してからだよ?キスしてあげるから。機嫌直して?」
「はあぃ///」
今度は横になり樟美を抱き寄せ唇を合せる。直ぐに脱力して嬉しそうにしていた。
頃くして唇を離し。樟美に浴衣を着せ抱き締めて樟美が寝るまで頭を撫でた。