アサルトリリィと呼ばれた男   作:岡村優

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船坂家とは恋と戦によって成り立っている一族である。しかし舩坂の男達は揃いも揃って鈍感であり、自身が恋をした事を自覚するのに時間がかかり気付いたときには遅かったりする。

しかし、百之助の場合。あの三人の娘はそれを理解し自ら己を差し出したのだ。

ー 元鎌倉御家人 現近衛軍第一突撃騎兵連隊長朽井迅三郎光景大佐 ー

自身の日記にて。(後に出版)


50話

「何しに来たし…」

 

「「「夜這い?」」」

 

百之助は夢結、天葉、樟美の答えに頭を抱えた。

 

因みに今は23時で、更に百之助の部屋である。

 

「勘弁してくれ…」

 

「それよりも樟美に拳銃渡したでしょう?私のは無いの?」

 

夢結は、何故か御立腹の様だ。

 

「それならここから選んでくれ…」

 

そう言いながら棚の鍵を外して開けた。

 

「私も良い?」

 

「良いけどさ…良いのか?人殺しの武器なんか…」

 

「良いの良いの!だってそれ言ったらチャームだって人殺せるし!」

 

そう言いながら二人は拳銃を選ぶ。

 

頃くして二丁の銃が選び出された。

 

「天葉は、デザートイーグル50AE6インチ。夢結は、MK23。夢結は良いとして天葉…なぜそれ選んだ。」

 

「え?銃口が大きいから?」

 

「体壊すからやめとけ…他のにしてくれ…」

 

「分かった。」

 

次に選んだのはグロック21改である。

 

この銃は原型であるグロック17を9ミリから45ACPにしたものである。それを更に銃身を8インチまで伸ばし。スライドやら本体やらをそれに準じたものにしたものだ。

 

「ライト付ける?」

 

「付ける」

 

それにライトを装着した。天葉に手渡す。

 

「明日射撃場に行こう。道場の訓練の後に4人で。」

 

「どうせなら皆で行こうよ?持たせた方がいいでしよ?」

 

「それもそうだな」

 

そういうことで決まった。

 

「樟美が選んだのってどれ?」

 

それに百之助が机の中から出す。因みに渡しては無かったのだ。

 

「これ。」

 

「なんか古臭いね?」

 

「そうだろうな…原型が第一次世界大戦時のだしな」

 

「へ〜」

 

「さてと…寝るかね…」

 

そのまま百之助は布団に入る。すると左側に夢結。上に樟美右側に天葉が入ってきた。

 

「正気か?…まあいいや…で?天葉、そういう事で良いんだな?」

 

「うん」

 

「分かった…」

 

夢結と天葉と樟美を抱きしめた。結構ぎりぎりである。

 

「そういえば天葉の血は吸わなくて良いのかしら?」

 

「朝でよくね?」

 

「そう…でもほかの子たちが来たら詰むわよ?」

 

百之助は、少し考えそうする事とした。

 

「それもそうか」

 

言うやいなや樟美と位置を反転させた。

 

「きゃ!」

 

「天葉だけだとあれだから三人とも吸う」

 

そう言いながら天葉の首筋に歯を突き立てた。

 

「あ…」

 

口の中に鉄の味が充満する。十分に吸ったあと今度は樟美の血を吸う。

 

「ん…」

 

次は夢結だ。

 

「あ…う」

 

「ごちそうさま」

 

「「「うふふふ」」」

 

「な…何だよ…」

 

天葉が代弁する。

 

「いや、優しいなと思って。」

 

「何処がだ?」

 

「公平にする為にわざわざ三人の血を吸ったでしょう?」

 

「そうだな…」

 

「認めるんだ?」

 

「図星だからな。」

 

「そっか」

 

そのまま4人で寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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