ー グランギニョル社総帥 楓・J・ヌーベル ー
数週間が過ぎ、今日の夜夏祭りがある為女性陣は、知恵と文香が着付けを手伝っていた。
「百之助!良いわよ!」
「了解!」
そう言って百之助、裕也、伊吹は、入室した。因みに裕也とは射撃訓練やらで全員が仲良くなったのである。
「「「…!?」」」
三人とも声を失った。予想を超えていたからだ。
「感想はないの?」
と天葉は、少々怒り気味だ。
「すまん…予想を超えて綺麗だったから…」
「「同じく」」
その言葉に女性陣は顔が赤くなった。
百之助は、話を逸す、事にした。
「所で母上、幾らかかりましたか?」
「なんの事かしら?」
と、とぼけるように言う。
「母上の手持ちにここまで綺麗なのは、無かったでしょう?正確に言うと新品ですね?」
子供のいたずらがバレた様に言う。
「だって…素材が良いんですもの…それに似合った物にするのは当然でしょう?」
「だからといって千總の着物ってどうなんです?値段張ったでしょう?」
「ノーコメント」
「はぁ…で?それどうするんですか?」
「勿論プレゼントするわ。」
全員がえ?と言う顔をした。
「家にあっても困るもの…あげるわよ?」
「そんな事だろうと思いましたよ」
そこに伊吹が補足する。
「君達が着てるその着物はブランド物で、ガチの伝統工芸品だ。それをくれてやるってさ。」
「うそ…」
「はい?」
「まじか…」
「で?総額いくらよ?」
「中古のランボルギーニが買えるかもしれないわね?」
「やっぱり…」
全員が真っ青になった。
「お…お金…」
「ああ…気にしなくていいわよ?私のポケットマネーですから。それに使わないと貯まるばかりで勿体ないから。」
「言われてみればそうだな…普通に巡洋艦が買えるレベルだったはず。」
「それは古いわよ?今は原子力空母2隻買えるわ。」
「いやたまりすぎだろ…」
「因みにそれでも半分しかないわよ?半分国債に使ったから。」
「まさかの国に投資しやがった。」
「寄付と言ったほうがいいかしら?」
「やる事がおかしい」
「大丈夫大丈夫!色んなチャームメーカーに投資したりガーデンに投資したりしてるから結構ホクホクなのよ?この前は競馬場作ったわよ?」
全員絶句である。
「そもそも貴方達チャームの開発資金何処から来てるのか知ってるかしら?」
「いや、知らんし。」
「私のお金よ?」
「まじか…」
「だって…私の時、チャームが貧弱で沢山失ったんだもの…今は当時の物でもマギクリスタルが改良されて出力が強化されているから格段に戦死する確率が減っているもの。」
全員がなんとも言えない雰囲気になった。