ー 百合ヶ丘女学院教官船坂夢結 ー
回想にて。
所変わって共用スペースにて一柳隊の面々は、お茶会を開いていた。
「百之助の事何があったか教えてくれないかしら?伊吹?」
と、夢結は伊吹に問うが…
「…軍規によりお答えしかねる。」
とその表情は硬い。
「そう…なら、仕方無いわね?」
「ぶっちゃけて言うと判断に迷ってる…まだそうと決まったわけではないしな…」
「分かったわ…」
「それはそうと帰って来ませんわね〜あのお二方。」
と、しびれを切らした楓が言う。
「梨璃に関して言えば。自分が助けたから、世話を焼きたいのでしょう…正義感の、強い子だから。気になるなら貴方も行けばどうなの?」
「治療室はお喋り禁止ですのよ?せっかく梨璃さんといた所で黙ったままどうしろと?」
「いや、見舞えよ…」
と、鶴紗はつっこむ。
「以外だな〜!黙って居てもできる事はありますわ〜!とかなんとか言うと思ってたのに〜!」
面白がって言う梅
「なるほど!その手がありましたわ!」
「アホか。」
楓に伊吹がつっこむ。
「おう!楽しそうだな!」
「百之助…」
「夢結、言いたいことは分かるが今は言えないぞ…最ももう答えは出てるがね…トミー、やっぱりあいつの娘だ。異能で確認した。」
「やっぱりか…あいつら一度ならず2度も苦しめるか…」
「怒りで腸が煮えくり返りそうだ。」
と、百之助と伊吹は怒っていた。
とそこに、救世主が現れる。
「お姉様〜!」
と、梨璃が駆けてきた。
「梨璃、どうしたの?そんなに慌てて。あの子が目を覚ましたの?」
と、夢結が、子を諭すように言う。
「いえ、まだ寝てます。ぐっすりと。私、お姉様に戦術理論の講義で教えて欲しいことがあったんですけど…」
キーン
「うわあ〜間に合わなかった〜!これから講義なんです。御機嫌ようお姉様。」
そのままパタパタと駆けていった。
「夢結と、百之助は授業無いんだっけ!」
「取れる単位はもう既に取ってあるから。」
「俺の場合は、軍で終わってるからなぁ」
因みにそれが百之助が進級出来た理由である。
「…あっそ…じゃあな」
「御機嫌よう」
「またな」
「あら?」
そこには梨璃の教本が置いてあった。
「忘れて行ったか…」
「そのようね…」
「所で夢結、ドライブしないか?」
「良いわね。」
と、二人は校門を出る。
百之助は、道路にシアンを空間収納から出す。
「何度見ても凄いわね…」
「だろ?」
そう言いながら車の鍵を開け、乗りエンジンをかける。
ブオーン!!
百之助は、運転席と助手席にあるミサイルボタンの様なパーキングボタンを押し、車を走らせる。
「音が凄いわ」
「分かるけどな!」
そう言いながら3時間ほどドライブを楽しんだ。