アサルトリリィと呼ばれた男   作:岡村優

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あの時の百之助は、何かを決心した様だった。その覚悟は私達の、予想を遥かに上回っていた。

ー 百合ヶ丘女学院教員秦祀 ー

インタビューにて。


57話

「梨璃の教本、持ってっとくよ。」

 

「あら、そう?じゃあお願いしようかしら?」

 

ドライブを終えたあと百之助は、夢結から梨璃の教本を受け取った。そして、処置室に向う。

 

すると案の定梨璃が探していた。

 

「あれ…ええっと…あの教本どこやったっけ…」

 

「お探しの物はこれかね?」

 

百之助は、そう言いながら教本を渡す。

 

「百之助!?有難うございます!」

 

「礼なら夢結に言え。気付いたのは夢結だからな」

 

「はい!」

 

「ハクション!」

 

くしゃみの主を見た。すると寝ていた少女が起きていた。

 

「具合はどお?気分は?どこから来たの?名前は?歳はいくつ?」

 

「落ち着け…びっくりしてるぞ?」

 

「すみません…私、一柳梨璃。」

 

「リリ?…うふふ…」

 

その少女は笑いながら顔を背けた。

 

「いいじゃない笑ってる顔、見せてよ?」

 

その少女は梨璃に笑顔を向けた。

 

その時梨璃の指輪に少女の手が触れた。

 

ポーンリリリリリ。

 

「へ?指輪が…これ私のマギじゃ無い。

 

「?」

 

「そう、その子はリリィよ?」

 

「祀様、百由様」

 

「よう」

 

「えへへ御機嫌よう梨璃ちょうどさっき結果が出た所でね〜保有マギの値を示すスキラー数値は50、ちょっと心許無いけど…リリィは、リリィね!」

 

「スキラー数値50って…私がリリィに受かった時の数値です。」

 

「そして俺の数値の1/100だな」

 

「あんたがおかしいのよ…それはともかくとして、それは奇遇ね?」

 

「この子がリリィ」

 

「あ、百之助、ほぼ一致したわよ?」

 

「やはりか…決まりだな…祀これを」

 

百之助は、祀にUSBを投げ渡す。

 

「これは…?」

 

「今日までにゲヘナがやらかした研究のすべてが入ってる。…もしもの時の保険だ。」

 

「そんな物何処から!?」

 

「それに関してもそれに記されている。…はっきり言おう。この子は俺の義理の妹だ。この子の母の力を継いでいるからな。」

 

「それは、どう言う…」

 

「詳しく聞きたいのなら…ギン教官、朽井迅三郎光景教官に聞いてくれ。俺より詳しいし、元戦友だから。理事長代行でもいいがね。」

 

「……分かったわ」

 

「後、もう一つ…その情報は軍の一級機密事項だバラすなよ。」

 

「了解…」

 

「では俺は失礼する。」

 

そう言って百之助は退室した。

 

(クソ…8歳の時の不始末が今頃になって回って来ようとは!夜々すまん…やらかした…)

 

寧ろ8歳児に責任を押し付ける方が酷であろう。でも百之助は、自分の不甲斐無さに怒り狂っていた。

 

(やはりゲヘナは、皆殺しにして晒し首にしてやる!!)

 

大変物騒である。

 

(だか…妹を守り抜きます…全力で)

 

 

 

 




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