アサルトリリィと呼ばれた男   作:岡村優

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クズがたくさん来たが返り討ちにした

ー 近衛軍大将船坂百之助 ー


61話

戦技会当日、生徒会長3人と高松咬月理事長代行は運動場のテントにて本日の客人について話していた。

 

「さぁて…今日の客人は?」

 

「15名を確認しています。又、ドローンが3機ほど」

 

報告を上げるのは秦祀である。

 

「素性は?」

 

これに答えたのは出江史房だ。

 

「偽装していますが、大半が国内外の政府系組織です。中にはチャームメーカー、反政府組織や自然保護団体と思われる者もまだ分析中ですが興味の対象は一柳結梨で間違い無いかと。」

 

「こちらは何を探ります?」

 

そう聞くのは内田眞悠理である。

 

「情報のルートも徹底的に通信の量とその行き先じゃ」

 

「挑発行為があった場合は?」

 

「出歯亀が分を超えた場合の対処は…諸君らに頼む。」

 

「はい、結梨さんには指一本触れさせません。」

 

その時、祀に無線が入った。

 

『こちら船坂、ゲヘナの実行部隊が居るんですが…やって良いですかね?…多分突入されます。』

 

「…理事長代行、ゲヘナの実行部隊は、排除して宜しいですか?」

 

「…遊び過ぎないように。」

 

「了解、アウト」

 

「船坂君のレアスキル…七人御先とは、何とも便利なスキルじゃな」

 

理事長代行の目線の先の校庭には百之助がいた。

 

ところ変わって…無線の主はというと。校舎の屋上で40式歩兵銃にバイポッドを付け、銃口にサプレッサーを付けて銃を構えていた。

 

「七人御先は自身が7人になり7人同時に死ななければ死なないと言うレアスキルで、しかも一人やられてもひとり現れるからな。全くチートだな。」

 

そう、百之助は、校庭に一人校舎の屋上に一人、残りの5人は敷地内に展開していた。

 

「こちらガンスリンガー、許可がおりた。徹底的にやれ。」

 

『『『『『『了解!』』』』』

 

「こっちも仕事しますかね」

 

そう言いながらスコープ越しの敵を撃つ。

 

バスッ…カランカラン

 

「エネミーダウン。」

 

敵が崩れ落ちる。

 

「次…やれやれ敵が多いな…」

 

そう言いながら次の的に照準を合わせる。

 

 

 

ここで校庭に視点を変える

 

二水が説明していた。

 

「まずはクラス対抗戦ですね!私達一年椿組は二人一組で技を競います。」

 

「フッフフ。お邪魔虫の居ないここならば無防備な梨璃さんを思うがままですわ〜」

 

そう言って楓は誰かの手を掴んだ。

 

「ん?」

 

「ん?…何故結梨さんがここに?」

 

「私も椿組だから」

 

「何ですって!?」

 

「編入されてもう一週間経ってるよ?」

 

と、梨璃に指摘された。

 

「おじゃま虫2号〜」

 

「先生の話を聞いていないのですか?」

 

神琳もびっくりである。

 

「生憎都合の悪いことは記憶に残さない質なので〜」

 

「ポンコツか」

 

鶴沙も呆れていた。

 

で、梨璃と結梨はペアで競技に参加していた。

 

「練習した通りに、良い?」

 

「うん!」

 

梨璃は、自身のチャームグングニルで円を書きそこに結梨が飛び乗ってジャンプし、空中の円盤を取ろうとするが他の生徒に取られた。

 

「ああ!」

 

「いただき!」

 

取ったのは妹島広夢だ。

 

「初めまして初心者にしてはセンスいいのね。」

 

「やったね結梨ちゃん!」

 

「出来なかった〜!」

 

「そんなことないよ〜凄い凄い」

 

次の準備が終わり、次の競技が始まる。解説は二水だ。

 

「お次はエキシビジョンです。最初は我が一年椿組六角汐里さん」

 

「六角汐里参ります!」

 

「汐里さんは二振りのチャームを同時に使うレアスキル。円環の御手の持ち主です。」

 

「やあーー!」

 

 

ダダダダダダダダダ

 

 

「ほ…やりました!」

 

「続いてはお待ちかね、工廠科による新世代チャームのデモンストレーションです。精神連結式機動実証機ヴァンピール!使うのは長谷部冬佳さん!」

 

 

バリバリバリ

 

的を電撃で破壊していく。

 

「そしてルイセ・インゲルス様が纏うのは格闘戦闘特化型ヤンググレイブル試作機です!」

 

 

バババババババパ

 

 

的が一掃された。

 

 

 

ここでやや時系列を遡り敷地内の森林部で戦っている百之助ーズをに視点を移す。

 

 

実行部隊の隊長は焦っていた。20名中5名が狙撃により既に脱落しているからだ。

 

(クソっ!まさか狙撃手を配置しているとは…)

 

なにせ、たかが学校である。

 

(こっちはブーステッドリリィを20名用意しているのに、たかが狙撃銃でやられるとは…)

 

そこに黒いフード付き外套を着た5名が来た。

 

「よう!クズども!元気か?」

 

男の声だ。手には刀が握られていた。

 

「誰だ!」

 

実行部隊メンバーは全員距離を取った。

 

「そうだな…9429と名乗っておこう。」

 

「9429号だと!?」

 

驚くのは無理もない、何せ近衛軍の誇る掃除屋であるからだ。

 

「最近体が鈍っててね…準備運動に付き合ってくんない?」

 

普通なら名乗らないし姿を見せないのだが…百之助ーズは、相手が、そこまで強くない事を長年の感で感じていた。故に接近戦を挑む事にした。

 

「舐めてるのか?…クッ!」

 

キン!

 

百之助ーズが全員斬りかかったのだ。縮地で一瞬で距離を詰め、すれ違いざまに首を刎ねる。その様子は巫女が舞を舞う様に、美しい物だった。

 

この時点で残り1名となった。

 

「クソ!」

 

「死ね!社会のゴミが」

 

MP17を敵に向け引き金を引いた。

 

トッ

 

これでゲヘナの実行部隊は全滅した。

 

 

 

 

 

 

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