ー 百合ケ丘女学院教官秦祀 ー
政府及び天皇陛下より停戦命令が出た為、近衛軍と防衛軍の両軍は撤収準備を開始した。
「いや〜何事もなくてよかった!」
「兄上がそれを言いますか…」
「戦死者出てないからいいでしょ?」
これを聞いた裕也は呆れるしかない。
「本気で言ってます?」
「…本気だと思ったの?違うよ?ジョークだよ?」
「でしょうね」
「ここ任せていい?」
「了解…」
百之助は、了承を得たため百合ケ丘のリリィ達のところに行った。
「戦死者が出なくてよかった…」
「貴方ね…」
トラウマを植え付けておいて何言ってるのと思う祀である。
「いや…あのね…最悪…全滅を覚悟してたんだよね…」
「…なんて言えば良いのかしら?そこまでする気だったの?」
「うん、だって…可愛そうじゃん?結梨を実験道具にされるのは勘弁願いたいしね。」
「だからといって軍を動かすのはどうなのよ…」
「それは陛下の命令。俺達近衛軍には拒否権ないから。」
「そう…」
とその時、防衛軍と近衛軍が戦闘態勢を取り始めた。これに慌てた百之助は、無線を入れる。話の内容はギガント級ヒュージが出現したとの事だった。これを聞いた祀と百之助は、リリィ達に戦闘態勢に入るように伝えた。
そのギガント級は、洋上にそびえ立つ島の様な形をしていた。
するとそのギガント級から小さな子機が9機ほど現れ円状に展開、光を放射し、それを収束させてモーゼよろしく海を割り、百合ケ丘の校舎に向かって行ったがそこまでの射程は無いのかそれよりもはるか手前で四散した。
「ありゃやべえな…」
「そうね…」
これには驚きを隠せない。
「何だあのヒュージ…」
「マギを直接攻撃に使ってる…」
「そんな事をしたらあっと言う間にマギがなくなっちゃうのに…」
梅も神琳も雨嘉も同様だ。
「あれヒュージ?」
「だと思うけど何か…」
「ヒュージは、マギに操られる事があっても自らマギを操ることはないはず…どうして…」
「夢結、マギを扱えるヒュージ自体は存在するぞ?過去に会敵した事あるからな…めちゃくちゃやりづらいけどな…」
「なんですって!?」
これには驚きを隠せない…
「あのヒュージやっつける?」
「私達も早く百合ケ丘…あっ!」
言い終わる前に結梨は走り始め海の上を走る、。
「あれ縮地だ!梅のレアスキル…」
「ばかかよ!?ああもう!」
百之助は、口笛を吹く
ピー
すると虚空から馬が現れた。
「「「「「「「「ええええええ!?」」」」」」」」
これには知ってる人以外驚愕した。
「文香乗れ!行くぞ!」
「了解!兄上!」
「行け!」
百之助と、文香は即座に乗り同じように。海の上を走り始める。
「理解が追い付かないのだけれど…」
「そんな事より3人じゃ危なくないか!?」
「海の…上を走ってます!」
「見りゃわかるけど梅だってそんなことしたことないぞ…」
「フェイズドランセンデンス…わしの技を組み合わせたのじゃ…」
全員が驚愕する状況だ。
「あのままではマギを使い果たすぞ!」
百之助は結梨に追いついた。
「3人で倒すぞ!」
「うん!」
そう決めた直後…
ブーン!ドドドドドドド!
空からヒュージに対して99式20ミリ機関砲が火を吹き。ヒュージの子機を吹き飛ばした。
「プロ…ペラ機?」
これには二水もびっくりである。
「ありゃ紫電改だな…と言う事は…あの人か…」
伊吹は双眼鏡で機体を識別していた。
「紫電改?」
「旧日本海軍の局地戦闘機で、100年以上前の戦闘機だ。まさかここで見れるとは思っても見なかったけどな…」
紫電改に対空砲火が集中している間に百之助達は距離を詰めて馬を格納し、三人と戦闘機一機体で子機をすべて破壊。その段階で紫電改は離脱。三人で、ヒュージを攻撃する。
「やるぞ!」
「うん!」「はい!」
3人でヒュージを撃破、爆発した。
爆発する瞬間二人を抱えた百之助は、離脱不可能と判断結界を張ったが衝撃を抑えきれず、吹き飛ばされ…虚空に消えた…