ー 帝政大日本帝国帝国近衛軍大将兼陸軍第一遠征打撃軍大将船坂百之助 ー
自身の回想にて。
数日後、全員退避命令が出され避難区域に全員(昏睡状態の結璃と、文香は病院に移動済み)退避した。
「あはは。」
「百之助、急にどうしたんだい?」
「そんなの決まってるじゃないですか。」
百之助は敵が強いと笑う事を美鈴は、思い出した。
「…だろうね。血筋ということか。」
「今更じゃ無いですか…美鈴様?」
こう答えるのは愛華だ。
「みんなおるし、出番はなさそうだけどなぁ」
と、そんな事言っていると。
ゴゴゴゴゴゴゴ!!ドゴーン!!
と、ヒュージ3体が着弾し、ヒュージ3体を吸収、一体のヒュージに変化、結界を構築した。
「う〜ん…これ…オレたち案件じゃない?」
「私もそう思う。」
「同じく」
三人はすぐに敵の脅威度を感じ取った。
「そうと決まれば…これは要らないよねっと」
そう言いながら足のギプスを破壊した。
「貴方ね…」
「いつもの事じゃないか。」
「車椅子も要らないね」
二人共呆れた。
「兄様!?」
とそこに梨璃がやってきてギプスを破壊した百之助を見てびっくりしていた。
「梨璃、こっちに。」
「はい、兄様…」
梨璃を呼び耳元で話す。
「梨璃、君のレアスキルはカリスマからラプラスに変化している。」
「え?」
「良いかよく聞け…ラプラスは危険だ、最悪梨璃の命が危ういかもしれない。だが梨璃は躊躇いもなく使うだろう。気を付けろ…ラプラスは味方のマギをひたすらに強化するのと同時に敵も味方に変わる可能性がある。…ただこの敵を味方に変える力は、発動するとも限らない。」
「分かり…ました」
「扱いが大変なのがラプラスだ。因みに俺は後者の方も発動する。いいね?」
「はい…兄様、心に刻んでおきます!」
「よし、いい子だ。」
と、百之助は梨璃の頭を撫でて頭にキスをした。
「兄様////」
とその時、ヒュージが爆発した。
ドゴォォォォォォォォォォォォン!!!
「なんだ!?」
視線の先にはヒュージと、ヒュージを拘束する長い手、そして金色の閃光…青い巨人だった。
「誰か戦ってる!?」
「さっきのあれで…チッ!そういうことか!」
「現状、マギが使えるのは運命の囚人と…梨璃か…所で梨璃…夢結は?」
「そう言えば…見てません。」
「う〜ん…」
「美鈴様、梨璃と他の運命の囚人とであれを足止めしてくださいこちらでやり方は考えます。」
「分かった…」
「梨璃、美鈴様について行け。」
「はい、兄様!」
即座に運命の囚人達がヒュージに攻撃を仕掛ける。
「さあて…どうしようかね…」
「百之助様!」
見れば楓が走ってきた。
「おう…丁度いい所に〜これを受け取れ!」
何かを放り投げた。
「投げないでくださいまし!…これは」
「バレットだ何かのときのために渡しとく。…梨璃のポケットから拝借した。もちろん代わりに俺のを入れてあるぞ〜」
「…百之助様のバレットを渡せばよかったのでは?」
「白襷隊の魔改造品をまともに扱えるか?」
「無理ですわね…」
「そゆこと〜」
「…楽しい戦争の時間だ…」
百之助は、笑いながらそういった。