ー 帝政大日本帝国近衛軍大将舩坂百之助 ー
理事長室にて、高松理事長代行、百之助、伊吹、生徒会長3名、百由、夢結、梨璃が集まっていた。
「これが、私達百合ケ丘女学院の管轄する7号由比ヶ浜ネストよ」
「因みに防衛軍及び近衛軍はこれを甲7号目標って呼んでるぜ」
百由の説明を百之助が補足する。
「現在の様子がこれ、ここに写ってるのがアルトラ級ヒューじね!」
梨璃にそう言いながらパソコンの画面を見せる。
「えっと…あの…もしかしてこれって…海の底ですか?」
「そうそうそうそう!ちなみに〜アルトラ級ヒュージの全長は400メートルとも1キロとも言われてるのよ?」
「よく分からないけど…凄いですね」
「ココ最近のヒュージはこのアルトラ級から半ば奪う形で供給されていたわ」
「過剰な負荷を掛けられたせいで、その機能を事実上停止していると思われます。…殲滅するにはまたとない機会よ。」
と、3人の生徒会長が一人史房が言った。
「殲滅!?」
「先輩…正気か?」
「百之助が言いたいのもよく分かるわ…だってあれは…」
「2回しくじってるだろう?沢山戦友が散ったと母が言ってたからな…その時の戦傷の後遺症とプースタードラックで…天葉のお母様が亡くなられた事も。」
「「「「「「!?」」」」」」
流石にこれには百之助、伊吹以外は驚愕する。
「ありゃ?知らんかったか?夢結、梨璃、百由以外は知ってると思ってたが…?」
「やはりそれが原因じゃったか…若くして亡くなっておるからのう…」
と、理事長代行が納得したように言う。
「と言っても、今年でしたが…皮肉なものです。その甲7号目標に第ニ艦隊が明日0700より砲撃を開始するんですがね。」
「…なんじゃと?」
「第二艦隊司令官は天野天馬中将…天葉の父です。」
「無謀過ぎやしないかのう?」
「そうはいってもここが落ちれば東西に日本が分かたれかねませんよ…最悪第二艦隊は刺し違える気です。」
「まるで貴方ね」
そう夢結が言う。
「そりゃ…な気持ちが分からんでもない。子供が戦火に身を投じるなんてことは本来あってはならんからな…それに妻だけでなく娘まで失っては山口多聞の再来と言われた天野中将といえど耐えられるものではないし。で?どうするつもりで?まさか止めようなどと考えて無いですよね?」
「そのまさかじゃ…ダインスレイブを持ってヒュージネストを破壊せしめるのじゃ。」
「……まさか…夢結と梨璃に行かせる気ですか!?」
「そうじゃ。」
「…チッ!で?バックアップは?」
「現状では無いわ。…チャームがこの一振りしかないのよ…」
と、祀が申し訳無さそうに言う。
「俺たちが行ったら駄目なんですかね?」
「君たちにはここの防衛を任せたい」
「…了解…ですが条件があります。」
「何じゃ?」
「ある手は全て使いましょう。」
そう言って通信機を取り出した。