アサルトリリィと呼ばれた男   作:岡村優

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最初聞いたときはこいつ正気か!?って思ったよ。

 ー 近衛軍第9師団長冨永伊吹 ー


79話

「私が考えたのは…伊吹の近衛軍第九師団で、大磯ネスト…甲14号目標をつつく」

 

「言ってる意味がわからないけど?何故大磯ネストを?」

 

と言うのは祀だ。百之助と伊吹を除く全員が何故?という顔をしていた。

 

「あのな…ネスト同士が連携する事例があるんだよ。例えば沖縄奪還戦の時みたいにな。だから牽制のために甲14号目標をつつく!そしてその間に夢結と梨璃を甲7号目標を叩く、それが失敗した場合、第9師団は、攻勢から防衛に転換、そして第二艦隊が艦砲射撃を開始し、注意をそらす、その間に私が武御雷にマギをチャージし…直接叩く。使用するのは25式弾頭だ」

 

伊吹は目を見開き百之助に食ってかかる。

 

「ちょっと待て!お前核弾頭打ち込む気か!?」

 

「トミーその通りだ、しかもマギで威力を強化されたやつな?…」

 

「二人殺す気か!?」

 

「まさか…何も考えてないとでも?」

 

「あるのか?」

 

「ハインリヒがよく使うあれ分かる?」

 

「ハインリヒが使う?…………まさか…転移?」

 

「ピンポーン!でだ、ここに2つの腕輪があります」

 

収納から腕輪2つを出す。

 

「まさか強制的に転移させてそれから直接…」

 

「砲撃するのさ!………おーい皆様大丈夫です?」

 

百之助と伊吹の話についていけない皆様がいた。百由が質問する。

 

「百之助〜?転移に関して教えてほしいんだけど〜?」

 

「錬金術と魔法の融合で転移術式ってのがあってな?指定座標にジャンプするのさ。まあこの腕輪で出来るのは一回こっきりだけどな…言っておくが量産はできないぞ?」

 

「ありゃ…残念…」

 

と、心底残念そうだ。

 

「ところでトミー第9師団は?」

 

「所定の位置に配置済みだ」

 

これには眞悠理も複雑である。何せ軍が百合ケ丘のナワバリに入ってきたようなものなのだから。

 

「いつの間に…」

 

「さすがだな…で?どうでしょう?その方向で天野中将とお話がしたいんですが?」

 

「許可しよう」

 

流石に史房は反対だったようで…

 

「理事長代行!?」

 

「やらなければここが落ちるじゃろう?…それでも良いか?」

 

「甲州奪還を控えてる以上それは不味いですね…」

 

「ではやるしかあるまい…船坂くん、天野中将とは私が話そう。」

 

「いや流石にそれは…」

 

「君だけに責任を押し付ける訳には行くまい?それに核弾頭ともなれば国に許可を取らねばなるまいし…」

 

「それに関しては陛下と総理の了解を得ています。問題ありません。…これが通信機器です。」

 

「うむ…了解した」

 

そう言って、百之助は理事長代行に通信機を渡した。

 

 

 

 

 

 

 

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