数日後、百之助は夢結、楠美、天葉を車に乗せてランボルギーニのディーラーに向かっていた。乗ってる車はランボルギーニのウルスである。
「いやーすまんなーわざわざ付いてきてもらって〜」
百之助は車を運転していた。
「気にしなくていいじゃない。久し振りに外出許可証出たんだもの。」
と言う夢結は、淡い青色のワンピースに黒のカーディガンを着ていた。
「そうそう気にしなくていーの。」
天葉は青いブラウスに黒いスカートを履き、楠美の頭を撫でていた。因みに楠美は天葉とペアルックである。
「所で百之助〜いつ車買ったの〜」
と、天葉が聞いてきた。
「えーとだな、実は8歳の時なんだよ。ランボルギーニの本社でお得意様集めてスケッチの車を買うか買わないかで決めて、オプションやら付けまくって後で金払ったんだけどな〜延び延びになったのは技術開発が難航したからだと聞いてるぜ〜」
「へー…でいくら?」
「確か5億だったかな〜」
「「「5億!?」」」
流石にこれにはびっくりである。
「おう、まあそこまでの経緯は後でな〜」
「わ、分かった…」
「百之助、ところでなんで誘ったのかしら?」
夢結の問に百之助は一拍おいた。
「…明々後日出征する事になったのさ。」
「え…」
これには3人とも膠着した。
「明後日学校で説明があると思うけど、出征するんだよ。だから誘ったのさ…まあ帰ってくるけど。」
「「「……」」」
「おいおい…心配するなよ。ちゃんと帰ってきますとも。それに行くのは軍に所属してるやつ全員、当然姉上や、朽井教官、文香やトミーも一緒だよ。それに海外に行くわけじゃないしな。」
「………百之助…女心って知ってる?」
「知らん」
即答である。
「このバカァァァ!!!」
流石に天葉が怒るのものもわかるのだが分からないものをどうやったらわかるのかと聞きたくなる百之助である。そこに夢結が助け船を出す。
「天葉落ち着いて、百之助だって心配させたくないはずよ。」
と、天葉を宥める。
「悪い、けど急遽決まったからな…申し訳ない…」
「…百之助は、女心を学んだほうがいいと思うわ。蓮にでも聞けばいいと思うわよ?」
「あいつかーわかった聞いてみる」
で、気を取り直した天葉が百之助に聞いてくる。
「で?車の名前は?」
「ラッフィカだったはずだ。ちなみに設計したのはセリカ・ランボルギーニで俺の台湾奪還戦時の戦友。」
「へー…」
「そういやあれからだいぶ経つのか〜時間は早いね〜」
「何おじいちゃん見たいこと言ってるのよ…」
「だってもう10年ぐらい経つんだぜ〜?」
「その時の話今度してよ」
「いいぜーその為にも帰ってこなくっちゃだな〜もちろん外国に行ったときの話もしてやろう」
「了解」
そうしてる内にランボルギーニのディーラーに到着した。