納車式の後、7人は料亭に来ていた。
初対面の方がいる為自己紹介を始めた。
「では私から自己紹介をしよう、イギリス王国皇太子ウィリアムズ王子だ。百之助とは台湾奪還戦時の戦友で当時16歳、陸軍少佐だった。私の事はウィリーで構わない。」
「セリカ・ランボルギーニよ。元イタリア陸軍少佐、同じく台湾奪還戦で百之助と知り合ったわ。今はランボルギーニの副社長やってるわよ。」
「百合ケ丘女学院高等部2年、白井夢結です。百之助とは中等部編入時に、同じクラスでそれからずっとですね。」
「同じく天野天葉です。夢結と全く一緒ですね。」
「同じく高等部一年江川楠美です。高等部からです。」
「ほお…昔話を聞いたり話したいところだがそれは、置いといて…本題に入ろうか、百之助これを。」
と言って細長い包を渡してくる。
「なにこれ?…開けても構わない?」
「うん、構わないよ?後それ、ゼウス神からの贈り物だからね?」
「……………は?」
神様からの貰い物とは全く考えてなかった百之助ではあるが不気味なので急いで開け、魔術で包を燃やした。中から出てきたのは一振りのロングソード。
「こいつは…精霊兵器の一つ、ヴェロスティール!?」
「よく知ってたね。」
「いや、おとぎ話レベルとかじゃねぇぞこれ。しかし精霊兵器とはまた皮肉な…」
百之助は頭を抱えた。
「百之助、精霊兵器って?」
「魔女とか吸血鬼とかを狩る為の代物だ、魔史学は教えたよな?」
「ええ。」
「古い時代のエギゾシストが作り出したもので【魔】に関するものを討ち滅ぼす為の武器だ。けど制約もあって、誰でも作れるものじゃない。このヴェロスティール以外に7つしか無い上に製造方法が特殊すぎるのと技術も失われてるから製造も不可能。チャームの原型とも言われてる。違いはマギクリスタルコアがあるか、精霊を納めたこの鉱石を使うかだ。」
そう言いながら百之助は、剣のガード部分の緑色の部分を見せる。
ウィリアムズ王子が百之助を見ながら言う。
「でだ百之助、私にとある人物が会いに来たんだけど、あれを持ってたんだよね…ペインシーラ。」
「ペインシーラ!?」
流石にこれには驚きを隠せない。
「そう、ペインシーラ。」
「あれ持ってるやつ確か戦死した上に紛失してなかったか!?」
「そうなんだよねぇ…」
「オイオイ洒落にならんぞ…でそいつがどうかしたか?」
「百之助によろしくってさ。」
「………………は?意味がわからんのだが?」
「いつか分かるさ…気長に待ちなよすぐに会えるさ」
そう言いながらウィリアムズ王子は笑った。
「さてと…色々聞かせてもらおうかな〜」
「ええ、私達も知りたい事ありますし。」
「えっ?ちょっ!まっ…」