HUNTER×HUNTERの世界ヤッホー!! 作:斗穹 佳泉
お気に入り100超えてる、こんなに空けてしまったのにどうして……?
構想はあるんだけど、筆は進まない病の名前をご存じの方いらっしゃれば教えてください!
中々緊張し続けるというのも難しいことだと、キルアを尾行していて学んだ。
ていうか、漫画だしアニメだしで片付けていたことが一つある。
お手洗いとかは、割と自分の意思の力だけでどうにでもなるものってこと。
それか、この世界の人間の身体がかなり丈夫なのかもしれない。
人間の身体って不思議だね。
尾行自体は、問題なくやれてる、と思う。
今のとこ、キルアが尾行している私に気づいてる素振りはない。
だけど、時々不意に振り返る様子を見るに、違和感か何か感じてるのかもしれない。
あまり視線を向けすぎないようにしなきゃ。
キルアは青い人に尾行されてるのに気づきながらも堂々と歩き続けるから、尾行中の水分補給とか休憩は簡単だった。
補給って言っても、キルアから離れたところで絶を解いて、アレを使うだけなんだけど。
お、もうすぐ森にさしかかるね。
確かここでキルアが動くだろうから、最後の休憩に入ろうかな。
離れる前に、キルアと青い人を今一度確認し、その場を後にする。
3分ほど音もなく走り、そろそろいいかなと絶を解き、魔法陣を描く。
込めるオーラは、指先にほんのちょっぴりだけ。
使うオーラの全体量を小さくするために、魔法陣自体もできるだけ小さく描く。
本来は圧縮した大量の水を、魔法陣の中心から相手に向かって放つ魔法だ。
だけど、今回は喉を潤すだけの水でいい。
イメージ的には、公園とかによくある、水飲み場?みたいなやつ。
あれ、たまに子供がイタズラで砂詰めてたりするよね……。
「『求めるは水雲>>>・
魔法陣を描き終わり、呪文を呟く。
かなりちっちゃく魔法陣を描いたから、少し手間取っちゃった。
よくよく考えたら、ローランドとエスタブールの魔法だけでも、結構便利に生活できちゃうんだよね。
魔法陣の中心に水が集まり、ペットボトルのキャップくらいの大きさになると、その水球から水が流れ出した。
うん、おいしい。
ア〇プスの天然水って感じ!
ついでに近くにあった食べれそうな木の実をつまんで、栄養補給。
よしっと気合を入れなおし、もう一度『暗庭』と絶を使ってキルアの尾行へと戻る。
5分もしないうちにキルアと青の人を発見。
めんどくさいを身体で表現しながら歩くキルアに、かわいいなぁとニヤニヤが止まらなかった。
……いつまでついてくんのかなぁ。
バレバレなんだけど。
「時間の無駄だぜ。いくら尾けまわしても、俺は隙なんて見せないよ」
溜め息を吐きながら振り返るも、向こうから反応はない。
まさか、本当にバレてないとでも思ってるのか?
いや、あいつの方はどうでもいい。
問題は、四次試験が始まってからずっと、何かの視線を感じることだ。
感じるってだけで、気配はまるでないのがまた不気味だ。
違和感を感じる程度だが、気のせいで済ませるものじゃないことはわかる。
だけど、不思議と敵意は感じられない。
違和感に気を配りながら、とりあえず、目の前の敵からプレートを貰おう。
「来ないならこっちからいくぜ」
うん、あっという間だった。
漫画やアニメの通りサクッと片付けられたね。
キルアがプレートを入れ替えて投げたのを見届け、高速で飛んでいくプレートを掴むために走る。
もちろん、キルアが三兄弟に笑顔で言い放つ「じゃあな」も見逃さないし聞き逃さない。
やはりキルアかわいすぎか?
森の中をある程度離れるまで走り『
右後方に少し驚く反応を見せた人の気配を感じながら、プレートを見失わないように森を抜けた。
「よいしょっと」
プレートを難なく空中でキャッチ。
高速回転するプレートを掴むのはちょっと怖かったけど、オーラを指に集めればなんてことはなかったね!
ふんわりと着地し、後ろから迫る気配に声をかける。
「これ、いる?」
森から出てきた忍者さんに、にやっと笑顔で聞いてみる。
私、結構この人好きなんだよね、おもしろくて。
「ほう?いる、と言ったらくれるのか?」
「ん~、あげてもいいけど、これ198番だよ?」
ほら、とプレートの数字の方を見せる。
「何を言ってやがる、俺が追ってたのは197ば――んなにぃ!!?」
忍者さんはおもしろい顔で驚いて、キルアに気づかれていたことを悟ったのか、不覚、と項垂れてしまった。
残念ながら198番は私のターゲットなんだよねぇ。
しかし、ターゲットの番号でなかったにしても私は今、彼にとって2点分のプレートを持っているわけで。
「どうする?」
私の一言に、忍者さんが困り顔で、やれやれといった感じで苦笑いする。
「割に合わなそうだからやめとくぜ。ったく、あんた、いい性格してるって言われねぇか?」
まったく失礼なっ!
でも、頑張って探してね?
忍者さんがもう片方のプレートが飛んで行った方へ向かって走り出したのを見届けて、これからどうしよう、と頭を悩ませる。
ゴンの竿振り練習や、クラピカとレオリオの戦闘も見たかったけど、キルアの尾行で全部流れちゃったからなぁ。
まだ四日目。
このゼビル島での細かい日取りは描かれてなかったし、ていうか、そもそもゼビル島全体の地図が頭にあるわけじゃない。
「……うん、探検しよう」
変に一か所に留まって、ターゲット以外のプレートを集めてる人に狙われるよりか断然マシだ。
そうと決まればいざ、冒険!
以下
「おぉ、この人、ポックルにやられた人じゃん!」
「ここあれじゃんあれ!
「……ここ!!ゴンが練習で竿振ってたところじゃん!!やった見つけた!」
「プッ、リアルで餌を与えないでくださいを見れる日が来るなんて!ありがとう、クラピカ!レオリオ!」
「あっ!!この洞窟でしょ!絶対この洞窟だよね!?いや触らないし入らないけど!」
ゼビル島観光終了。
ずっと移動し続けたせいか、特に参加者の誰かと会うということはなかった。
いやほんとに真面目に、ヒソカとかにあたらなくてよかった。
さて最終日。
私はこの島に降り立った場所に帰ってきた。
気配的にもうすでに、ゴン、レオリオ、クラピカを除いた、生き残った参加者は全員揃っているみたいだ。
キルアを驚かそうかとも思ったけど、さすがにヒソカやイルミがいる中で突然絶を使ったり念能力を使ったりはできない。
いかに身体のスペックがそこそこあるとしても、技術が伴わない私がキルアの後ろを取れるとは思えないし。
あと下手にイルミに目を付けられるのも面倒だし。
……あいつの話はよそう。殴りたくなる。
キルアが成長するためには、っていうのと、なにしてくれとんじゃわれ!ってのが入り混じったこの感情、わかる?
そうこうしている内に、船から案内人が現れ、船への橋がかけられた。
それを見た受験者はぞろぞろと森から出てくる。
私を含め7名。
ここに、ゴン、クラピカ、レオリオを加えた10人が最終試験へと進めたことになる。
「第四次試験、シイナはどうだった?」
「あ、ポックルじゃん。私はまぁまぁ楽しかったよ?そっちはどう?」
「俺は割と序盤で課題をクリアしたから、後は隠れてるだけだったな。無駄な体力の消耗は避けたかったし」
ポックルもだいたい私と同じ感じだったみたいだ。
そう、トリックタワーでも思ったけど、ポックルって結構話しやすいんだよね。
アリ編で死んじゃったのがもったいなくなっちゃう。
ところで、まだみんなは来ないのかな?
大丈夫だってことはわかってるんだけど、やっぱ気にしちゃうよね。
そろそろ時間だ。
案内人が私たちの名前を呼び終わり、以上ですかね?とペンを直そうとした時、背後の森からガサゴソと音がした。
心配はしてなかったけど、実際に見るとほっと胸をなでおろした自分がいる。
うん、ゴンの眼、島に入る前とは違う、いい眼になってる。
……いやそこじゃなくて!そこも大事だけど!!
怪我!蛇に噛まれた怪我とヒソカからもらった怪我!
ゴンの回復力なら割とすぐに回復しちゃうんだろうけどさ。
心配なものは心配なんだ。
「おっと、滑り込みセーフですね!追加でゴンさん、クラピカさん、レオリオさん、以上10名が、第4次試験の合格者です!」
ゼビル島から帰る船の中、一週間会えなかった推し達に速攻で話しかけに行く。
もちろん、ゴンの傷の心配があるからだよ。
「だ、大丈夫ゴン君!?」
「あ、えーと、うん!俺は大丈夫!」
あは、あははと笑うゴン。
というか、レオリオも結構怪我してるんだった。
まぁ、最初に最推しに目が行っちゃうのはしょうがないよね?
「ふらついてるみたいだけどレオリオは大丈夫?」
「お、おう!これくらいどうってことないぜ!」
私が話しかけるまではちょっと気だるげな、元気なさそうな顔をしていたけど、話しかけたとたんすっごい元気になった。
レオリオらしい、と笑って、みんな無事でよかったとみんなで笑った。
場所は移り、最終試験会場に向けて運行中の飛行船。
てか、ほんとにこの飛行船で出てくる料理美味しいんだけど。
お店あったら通うが?
というか、この世界に来て美味しいものばっか食べてるけど、お腹とか大丈夫かな……?
服の上から自分のお腹を一さすり。
本当にほんのちょっぴり、ほのかに感じるお肉。
割れる程ではないが、筋肉の感触は触ればわかる程度のお腹。
……食べ過ぎ厳禁だね、筋トレも忘れないようにしなきゃ。
変態に目を付けられているんだ、準備はしておいた方がいいだろう。
「406番、〇〇室にお越しください」
なんやかんやしていたら、もう私の番になった。
聞かれる内容は、特に変わってない。
気になってる人と、戦いたくない人だ。
「一番気になってる人は、404番と99番かな。二人には是非合格してほしいねっ」
ふむふむ、と私が話した内容をメモに取っていく
短冊?に筆で達筆な字をお書きになる。さすがお爺ちゃん。
「戦いたくない人が半分くらいなんだけど、強いてあげるなら404番と99番だね。これはさっきと同じ理由かな。クラピカ、レオリオ、ポックルともなるべく戦いたくないね」
「うむ。質問は以上じゃ。下がってよいぞ」
部屋から出た後、ぶらぶらと時間を潰した。
それはもちろん、あの
あんなてぇてぇをこの私が逃すわけないだろう!?
そろそろ時間だろうか。
飛行船外周だったはず。
迷うことなく絶を使い、ゴンを探す。
ヒソカやイルミが近くにいるから念関係の力は使わないって?
そんなの、これから見る
遂にゴンを発見。クラピカもいるのを発見し、ガッツポーズ。
よし、私は壁だ。壁になろう。
あぁ……泣くゴンかわぇ。
かわいすぎる……。
私もあの場でクラピカと一緒にゴンの話を黙々と聞いていたい……。
けど、そうじゃなくてさ、こう、わかるでしょ!?わかるよね!?
推しはやっぱり見るもので、いや、私もそこに在りたいって思うけど、そうじゃなくて、こう、ね!?
このクラピカとゴンの
一通りのてぇてぇを摂取し、割り当てられた部屋に戻る。
やはり、てぇてぇは私の生き甲斐だ。
その日はゼビル島での疲れも相まって、かなり熟睡できた。
『求めるは水雲>>>・
シイナの発の一つ。系統は強化・放出系に属する。
能力
魔法陣の中心に、水を圧縮させ、弾けさせることにより激流を生み出して攻撃する。
魔法陣に込めるオーラ量によって水量。水圧が変動する。
最大火力では、建物の薄い壁に穴をあける程度の威力になる。
強化系の能力で水を増やすため、空気中の水分のみではオーラを追加で著しく消費し、まとまった水がある場合ではオーラは非常に少ない量で発動できる。
制約
オーラを変化させ、魔法陣を描かなければならない
発動させるには呪文を言葉に出さなくてはならない
この発の発動には、一定量の水分が必要となる。
誓約
魔法陣がなんらかの攻撃を受けると、魔法陣に使用したオーラは失われる。
※念能力詳細は一部が修正される可能性があります。