迫真転生部!バンドリの裏技 作:島田部長
「私のお兄様を殺してどうする気なんですか!」
「キリト君はあの屑共に殺されたんだよ!」
「なんであんな奴はのうのうと生きてられるの?」
ここは死後の人間の輪廻転生を行う事務所がある天界。担当者である茶髪オールバックのマジメ君と男にしては長めの茶髪の聖也が、文句を言いに来る女の子達の対応に追われていた。
「ちょっと担当の者に聞いてきますので!待っててください!」
実際、彼らは神であるGOの意向に従ってしか動けなかった。
「しっかりしてよ!」
「あなた方が引き起こしたことでしょうが!」
「この期に及んで人のせいにする気?」
「責任逃れは許しませんよ!」
彼女らの怒りはすさまじかった。そりゃそうだろう。大切にしていた人を転生者に殺されたのだから。特に近年、悪芋と呼ばれるマナーの悪い転生者による原作主人公殺害や他の転生者の殺害が相次いでおり、天界も頭を悩ませていた。特にマジメ君と聖也の心労は半端なかった。
(「はぁ…、最近悪芋対応で大変だな…。」)
(「ほんと軍畑先輩はいいよな…。転生者を受け入れて割り振るだけだし。彼らからの献金でさぞかし稼いでいるんだろうな。」)
「悪芋に関しては厳重注意処分としますがよろしくお願いします✨」
聖也が聞きに行っている間に、マジメ君が彼女達を宥めていた。
「厳重注意処分とか言ってるけど、あいつら全く人の話聞くような奴らじゃないじゃん」
「そうだよ!こいつらは万死に値するレベルだよ!」
宥めた成果もむなしく、彼女たちは烈火のごとく怒りだした。その時、
「君たちどうしたのかな?そんなに怒っっちゃって~?」
浅黒い顔の渋谷を歩いてそうなイケメンがやってきた。彼の名前はGO。天界の最高位の神である。GO is god.
「キリト君(お兄ちゃん/お兄様(深雪の言う「お兄様」は司波達也のこと))の敵を討ちたいんです!生き返らない以上は成敗しないと気が済まないので。」
彼女たちは怒りをGOにぶつけた。
「君たちの言い分は分かった。アスナちゃん、直葉ちゃん、詩乃ちゃん、深雪ちゃんは悪芋A,B,C,D,Eが行った世界に行って~!ハイ、ヨロシクゥ~!あ、ここでA,B,C,D,Eに地獄を味合わせるから、君たちにも攻撃能力と知力を与えないとね。」
「いえ、結構です。戦えますから。」
GOの能力付与を4人は断った。それもそのはず、彼女達は最愛の人の死後、自分たちを凌辱した悪芋への復讐の為に、狂ったようにトレーニングを始め、今や努力を怠ってる転生者5人にも勝てる実力もついているからだ。とはいえ、転生者が向こうの世界にいるヒロイン達を落としたら意味がない。そこで、ガールズバンドのメンバーのアスナ、直葉、詩乃、深雪への好感度を上げた。また、悪芋への好感度を少し下げた。(要するに顔で判断しなくなった)
「君たち、これから転生警察として働かない?マナーの悪い転生者(悪芋)を取り締まる警察。パパっと奴らを絶望の淵にまで追い込んで、終わり!しっかり罰せたら、キリトや達也ともまた会えるぞ!」
GOはそう叫んだ。
彼女たちは今一つGOを信用していなかったが、最愛の人に会えると信じて転生していった。
「あのGOさん、私も参加していいですか?わたしも、達也さんのために戦いたいですし。」
そうGOに向かって言ったのはツインおさげ茶髪の女の子である光井ほのかである。
「わかったわかった。魔法は使えるようにしてあげるからさ。キミ魔法強いし。」
「ありがとうございます!私も闘ってきます!」
こうしてほのかも転生していった。GOは5人が転生する『BanGDream!』の世界のパラメーターを、深雪とほのかが魔法を使えるようにした。ついでに、明日奈と直葉、詩乃の体力パラメーターを少し上げた。
「達也、ありがとな」
GOは心の中でそうつぶやいた。次生まれ変わるときは死んだ人達の魂を別の世界でよみがえらせよう。そう思いながら、5人を見守った。
その頃下北沢では、
迫真空手道部4人が部活終わりにあずま寿しで食事していた。その時、あずま寿しの外で、立教大学野球部員の多田野、大坊、羽田野が疲れからか、不幸にも暴力団員の谷岡が運転する黒塗りの高級車に衝突し、発進しようとしていた谷岡の車があずま寿しに激突。窓側の席に座っていた迫真空手道部4人を直撃した。
「イクゥゥゥゥ!」「人生終わっちゃうのか…(困惑)」「短い人生だったな…」「ポッチャマ…」
迫真空手道部の4人は天界に来ていた。
「ファッ❕❔ここはどこ?KMR、遠野、先輩!起きてください!」
筋肉質な短髪黒髪男は見慣れない景色に驚いた。
「せんぱ~い、どうしたんですか…?」
爬虫類を思わせる顔つきの男は寝ぼけていた。
「確かに見慣れない景色ですね…」
彫りの深い顔をした男はすました顔で呟き、
「そうだよ(便乗)」
坊主頭の男はそれに便乗した。
「オッスオッス!君たち、新入りだねぇ。ここは天界といって、俺様GOが管理してるんだぜ。まず、君たちの名前を名乗ってもらおうか。」
「田所浩二です。24歳、学生です。野獣と呼ばれてるからよろしくお願いしますよ~。」
筋肉質な短髪黒髪男は田所浩二と名乗り、
「木村ナオキです。田所さんの後輩です。よろしくお願いします✨」
彫りの深い顔をした男は木村ナオキと名乗り、
「三浦知将です。ポッチャマが大好きです。よろしくお願いします 」
坊主頭の男は三浦知将と名乗り、
「遠野のどかです。木村さんと同じく田所さんの後輩です。よろしくお願いします✨」
爬虫類を思わせる顔つきの男は遠野のどかを名乗った。
「はい、ヨロシクゥ~!さぁて、君たちは不幸にも黒塗りの高級車に激突されてここに来たわけだけど、君たちを輪廻転生の輪にいれるのは流石に早いと判断したから、君たちにある任務を課そうかなと思って。勿論報酬は払うよ!30分で5万!パパっと悪芋を倒して終わり!」
GOは4人にそう告げた。
「GOさん、質問があるんですが宜しいでしょうか?」
木村がGOに質問した。
「お~、なんだね?」
「GOさんの言う悪芋ってそもそも何者ですか?」
「なるほど…。最初から説明だねぇ。悪芋は悪徳転生者のことね。まず、この世界は所謂地球で言う死後の世界で、アニメの世界に転生するのも、元居た地球に戻るのも自由なんだよ。アニメの世界に入る人たちは他の人より一歩リードできる特殊能力を持っていて、とくに地球で異性にモテなかった人たちは美男美女になってアニメの世界でハーレムを作りたがるんだよね。」
「はえ∼。そんな世界があったんすね~。」
そう呑気なことを言ったのは遠野である。
「だけど、そいつらは強欲。その場合彼らはどうする?はい、田所君、パパっと答えて。」
「えっと、恋人がいる人に対しては、その交際相手を貶めて奪うんですかね…?」
「田所君、ご名答。多くの場合はデマを流すか殺害するかだね。たとえ、信頼関係があっても強引に奪う。今回君たちが倒す悪芋A,B,Cは『ソードアートオンライン』の世界でかつて、結城明日奈や桐ケ谷直葉、朝田詩乃を自分の女にするために主人公の桐ケ谷和人君や篠崎里香さん、壷井遼太郎さん、綾野珪子さん、アンドリュー・ギルバート・ミルズさんを貶めて殺害した奴ら。あと、D,Eは『魔法科高校の劣等生』の世界で司馬深雪や光井ほのかという美少女を抱くためだけに、邪魔だった司波達也君や千葉エリカさん、西城レオンハルト君、吉田幹比古君の悪い噂流して殺害または自殺に追い込んだよな。マジで胸糞な話だよ。」
「なんだこれは、たまげたなぁ…。頭に来ますよ~?」
「何でこんなことするんですかね…(困惑)。頭時間なるで」
「恐ろしいよ❓」
「そうだよ(便乗)」
田所、木村、遠野、三浦が口々に言った。
「で、悪芋がガールズバンド5バンドを狙いに、『BanGDream!』の世界に転生するらしいから、君たちもその世界に行ってもらって、この5人を成敗してくれないかなという話。あ、4vs5で不安だろうからちゃんと特殊スキルは身に付けさせるから。それに、彼らが魔法科高校で使ったCADは使えないようにしたから。まぁ、君たちは運動能力が元から高いから結構有利かな。そうそう、ほしいものを1つ言ってくれたら身に着けさせるから。」
GOはそう4人に告げた。
「俺はポッチャマをお願いします。」
まずは三浦が言い、
「俺はやわらかスマホで」
と田所は言った。
木村と遠野は何も希望しなかったので、彼らはヒコザルとナエトルをプレゼントされた。ちなみに田所にはピカチュウがプレゼントされた。
「あ、そうそう。ポケモンには餌も忘れずにね。あと、君たちには花咲川女子学園と羽丘女子学園の副担任になってもらうから。はい、ヨロシクゥ~!」
GOの突然の発言に一同、
「ファッ!?」と発言して、しばらくフリーズした。
しばらくして、遠野がGOに質問した。
「GOさん、本当に僕たちに教員できますかね…?しかも花咲川女子学園と羽丘女子学園は毎年早稲田や旧帝国大学への合格者を数多く出す進学校でしょ?立教を卒業してない僕には難しいと思うんですが…。」
「大丈夫だって安心しろよ~w ヘーキヘーキ、ヘーキだからw スキルや知識を身に着けさせるから。あとは担任の先生や他のクラスの先生をパパっとまねて終わり!」
「ええ…(困惑)いい加減過ぎんよ~w」
4人はGOのいい加減さに多少の疑念を抱きながらも、空手道部の4人は『BanGDream!』の世界に飛び込んでいった。