元理事長の隠れ研究室:
元理事長「で、私に一体何の用かね?」
ヒバリと小百合は元理事長にここまでの経緯を全て話した。
元理事長「なるほど…白い霧か…桜君は私なら知ってるはずだと言い、キミたちに私を探させた」
ヒバリ「はい、そういうことです!」
元理事長「こりゃ参った…まだまだ彼女の洞察力は昔のままのようだな…」
ヒバリ「お願いです力を貸してください!あたしの大親友のはなこが行方不明なんです!あたしの家族も大変なことになっているんです!」
小百合「お願いです教えてください!白い霧の正体を!また幸せな日常が戻ってきて欲しいんです!お姉ちゃんを助けたいんです!」
ヒバリは深く土下座をし、小百合は忍者の様に跪き頭を垂れたままお願いした。
元理事長「これこれやめたまえ!そこまで小平君のようにかしこまらなくても話すよ」
ヒバリ&小百合「ほ、本当ですか!?」
元理事長「まだ研究段階だが面白いことがわかった。この白い霧は負の業そのものだ。そして霧に触れた物を異世界に引きずり込んでしまう習性がある。つまりその霧は生きてるようなものだよ」
ヒバリ「どういうことですか?」
元理事長「触れたものから幸福を奪い、最後は異世界に迷い込ませる。ハピネスクリスタルが黒くなったから幸福が失われてるんじゃなくて、白い霧の負の業が強すぎる為にその宝石が輝きを失い黒化してしまったのだよ」
小百合「白い霧は負の業の集合体みたいなものか〜それで、幸せを作っているハピネスクリスタルを元に戻す方法はあるのですか?」
元理事長「白い霧の力はあまりにも強大だ…ハピネスクリスタルですら押し負けてしまう程のな…だが、戻せないこともない。」
ヒバリ「ほ、本当ですか!?」
元理事長「………」
しかし元理事長は躊躇うかのように一旦間を置いた。
元理事長「確かに可能だが危険を伴う行動が必要になる…」
ヒバリ「危険?」
元理事長「まだ気付いてないかもしれないが、この地下迷宮に入った時点で君達は既に異世界に足を踏み入れているのだよ」
ヒバリ&小百合「え!?」
意外すぎる事実に驚きを隠せない2人
元理事長「どういうわけか図書館が異世界の入口に繋がっていたようでね、私はその謎を調べる為にここでひっそりと研究していたのだよ」
ヒバリ「ここが異世界…」
元理事長「研究した結果分かったことは、君達の7組幸福クラスのクラスメートの何人かは既にこの異世界に迷い込んでいるということだ」
ヒバリ「じゃあ、もしかしてはなこもこの世界に…!」
元理事長「可能性は大だ。最近幸福指数が極端に高い反応があった。花小泉君、不幸をものともしない彼女程高い幸福指数を持った者は他に存在しないだろう。当時幸福指数7組最高だった桜君を遥かに超える、奇跡の様な少女だよ」
ヒバリ「そ、そうなんですね!(元理事長からこんなに高評価を受けて、やっぱりはなこって凄いのね。あたしからしたら遠い世界の人間の様だわ…)」
ヒバリは改めてはなこのポジティブさの凄さに気付かされた。
元理事長「だが、雲雀丘君だったかね?君の幸福指数も以前に比べてかなり上昇している。更に先程何かあったのか、一時的に花小泉君に匹敵するくらいの非常に高い幸福指数が出ていた。うちの生徒ではないようだが、サイドテールの君も高い幸福指数を持っているよ。実に素晴らしいことだ」
ヒバリ「あたしがはなこみたいに!?」
小百合「私がですか?」
元理事長「そんなに高い幸福指数を持った君たちなら伝説のロイヤルハピネスクリスタルを目覚めさせることができるかもしれん!」
ヒバリ&小百合「ロイヤルハピネスクリスタル!?」
異世界ファイル3
知恵の迷宮:常識にとらわれてはいけない、発想を転換することが攻略の鍵だ
第三章第15話、元理事長から衝撃の真実が告げられました。7組幸福クラス創立者ということもあって、かなり知識が高く賢者の様な雰囲気にしてみました。ロイヤルハピネスクリスタル、またしても新たな用語が出てきました!その謎の答えはまた次回