《ロイヤルハピネスクリスタルを探す数多の挑戦者が挫折し朽ち果てて行ったという》
「くっ…私としたことが…」
「…みんなおやすみ…」
「お姉ちゃんごめん…約束守れなか…」
「残念だがこれまでのようだね…」
「認めん!絶対に認めんぞ〜!」
「最後に…みんなの…役に立てたかな…」
「はぁ…はぁ…ごめんなさい…」
「…そんなの絶対やだよ!!!」
「7組幸福クラス…本当に幸せでした…」
霧の異世界:
はなこside
一人の四葉のクローバーの髪飾りを付けた少女が元気に歩いている。
はなこ「あれ出口かな?早くみんなに会いたいなぁ」
ヒビキ&鷺宮先生side
方向音痴の少女とメガネ教師が迷宮の出口に近づいていた。
ヒビキ「出口が見えてきたもうすぐだ」
鷺宮「やっとか、早く元の世界に戻りたいものだな」
ヒバリ&小百合side
片思いする少女とサイドテールの少女は遂に霧の異世界の入口に辿り着いていた。
ヒバリ「とうとうこの世界にやって来たわね〜はなこ…無事でいて!」
小百合「お姉ちゃんを、絶対、絶対に助けるんだ!」
椿&レンside
金髪ツインテールの少女と眠そうな少女も異世界の入口に辿り着いていた。
椿「こ、ここが霧の異世界…こ、怖いけど頑張らないと!」
レン「ヒビキ…必ず迎えに行くから!」
それぞれが霧の異世界に集結し、ロイヤルハピネスクリスタルを目指して突き進む。
その頃
天之御船学園地下ハピネスクリスタル保管庫:
黒髪ポニーテールの教師は懸念を抱いていた。
小平「はぁ…はぁ…ハピネスクリスタルから発せられた黒い霧のようなもので急激に体力の衰えを感じます…皆さん無事でいてください!」
はなこside 霧の庭園
はなこ「う〜ん…塔から下りたら出口かと思ったんだけど、今度は広い庭園みたいなところに来ちゃったね…わぁ!!!」
突如はなこの立っていた地面の底が抜け地下15メートル程まで落とされてしまった。
はなこ「イタタ…えへへ、土がクッションになっててツイてたね♪あれ!?なんかキラキラしたものがあるよ?」
彼女が見上げるとそこは空洞になっており、真ん中に巨大な光り輝く宝石が立っていた。
はなこ「あっ!これさっき草原で目を閉じた時見えた宝石だ!すっごくおっきくて綺麗だなぁ♪」
偶然にもはなこが発見した宝石こそがロイヤルハピネスクリスタルであり、黒化したハピネスクリスタルを浄化することができるのである。しきし彼女はそんなことを知るわけもなく
はなこ「なんだかこの宝石見てるともっともっと幸せになれそうな気がするよ!さてと、早くヒバリちゃんたちを見つけないと!」
はなこは気付かずにそこを離れてしまった。その後ロイヤルハピネスクリスタルは再び姿を消しどこかへ行ってしまった。
はなこ「ここなんだかハイテクな場所だね〜しかもどっかで見たことあるような?」
はなこの周りにはマスのようなものがあり、巨大なサイコロが転がっていた。
はなこ「あれ?ここって確か初めて幸福実技の授業受けた場所だよね!?懐かしいなぁ」
そこは等身大すごろく場で7組幸福クラス専用施設の一つだった。だが、どうして異世界にこんなものがあるのだろうか?
はなこ「このすごろくってどこでやったんだっけ…?う〜ん…」
はなこは目を閉じ冷静に考える。
はなこ「そうだ!ここ天之御船学園の地下帝国だ!ってことは昨日椿ちゃんと会った場所の近くだね!」
なんと、はなこは偶然にも天之御船学園の地下施設に辿り着いたのだった。つまり天之御船学園が消えてしまった理由は、白い霧によりこの霧の異世界に天之御船学園ごと移動していたからだ。
はなこ「あっ!じゃあ地下に行けば小平先生を助けられるかも?でもヒバリちゃんたちと合流しないと危ないかな?」
どんなに小さな変化にも気づくはなこは、誰よりも危険を察知しやすい。だからこそ一人で行くのは無謀だと気付いたようだ。
はなこ「う〜ん、しばらくここで待ってたら誰か来てくれるかな?」
彼女はそこでしばらく待つことにした。果たして彼女の選択は吉と出るのか?凶と出るのか?
第四章17話、いよいよ霧の異世界探索編の開始です。サブタイや前書きから既に不穏な気配が流れていますが、きっと気のせいです…
この先彼女たちに一体何が待ち受けているのでしょうか?