あんハピ♪ 長編SS【幸福漂流記】   作:第7天魔王

19 / 22
負の業から生まれた白い霧は、人々を次々と不幸に陥れていく。そして幸福の消えた世界から大量の負の業を吸った白い霧にある変化が訪れようとしていた。


lucky19:絶望の黒い霧

天之御船学園地下ハピネスクリスタル保管庫:

小平「黒い霧?これは一体どういうこと!?さっきまで白かった霧が段々黒く…負の業も白い霧とは比べ物にならないくらい禍々しい!こんなのが7組幸福クラスのみんなを襲ったら、不幸どころか最悪の結末に…!」

 

さっきまで白かった霧は更に負の業を吸い、黒い霧へと変貌を遂げていた。更にその霧は扉の隙間から外へ漏れ、霧の異世界全体に流れて行った。

 

はなこside

天之御船学園地下等身大すごろく施設

 

はなこ「わあ!びっくりしたぁ!」

突如はなこの前にドス黒い霧が現れ襲いかかった。

はなこ「あれ?また消えちゃった…なんだったんだろう?」

しかし黒い霧は彼女に触れる瞬間離れてしまい、どこかへ行ってしまった。

 

元理事長の研究室:

元理事長は霧の異世界の様子を特殊モニターで見ていた。

元理事長「黒い霧を跳ね返した!?いや霧自ら逃げたのか?やはり花小泉君の非常に高い幸福指数に驚いているようだね。しかし他の者にあれを止められるのだろうか?小平君はまだ無事なようだが、あの場に長くていては時間の問題だろう…それにここもいつまで持つかわからん…」

 

ヒバリ&小百合side

 

ヒバリ「何これ?周りが急に暗く!?」

小百合「まるで霧が黒くなったかのように、なんか嫌な予感が…」

 

ヒビキ&鷺宮先生side

 

ヒビキ「くっ、この黒いのは一体なんなのだ!?」

鷺宮「黒い霧?ただでさえ危険な白い霧が黒く…これは一刻の猶予もなさそうだ…」

 

椿&レンside

 

椿「ひっ!何、この黒いの?」

レン「さっきまで白かった霧が黒くなったのか…状況は最悪かもね…」

 

黒化した霧が山を覆い尽くす。そして更に追い討ちをかける事態が発生する。

 

ヒバリ「雨?さっきまで晴れてたじゃない!」

小百合「しかもこの雨なんか黒い…」

ヒビキ「ヒビキは雨ごとに負けん!」

鷺宮先生「ちょっと採取してみるか。」

鷺宮先生は試験管を取り出し黒い雨を採取した。

鷺宮「…なるほどな。これは酸性雨ではない、普通の雨と成分が全く同じだ。見た目が黒くなっただけだが、恐らく負の業の成分が雨全体を覆いつくしている!」

椿「この雨黒い!ボクたち傘もないけど触れて大丈夫なのかな…?」

レン「雨そのものは無害かもだけど…黒い霧…嫌な予感がする…急いでここを抜けよう!」

 

黒い霧によって黒くなった雨が降り注ぎ一同は動揺していた。

それをモニターで監視していた元理事長も焦りを隠せない。

元理事長「これはまさか…最悪の負の業を持つと言われる伝説の《絶望の黒い霧》…!実在したのか!まずいな…このままでは想像を絶する不幸が生きとし生けるもの全てを襲いかねない!そうなれば終わりだ。希望の幸福は消え、絶望の不幸に満ちた闇の世界になってしまう…!」

 

そしてハピネスクリスタル保管庫の中に閉じ込められている彼女もまた非常に強い懸念を抱いていた。

小平「こんなことが…一体なんなの…!?ハピネスクリスタルがボロボロに崩れ闇のオーラを放っている!今まで感じたことのない負の業…!早く止めないと!でも一体どうすれば…?」

 

一方黒い霧を跳ね返した幸福少女も

はなこ「誰も来ないね…みんな大丈夫かなぁ?」

 

まだ余裕はありそうだが、僅かながら不安を感じていた。




第四章19話、段々雲行きが怪しくなってきました。それにしても黒い霧すら寄せ付けないはなこちゃんは本当に幸福少女なんですね〜
次回から大波乱の予感…!?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。