一夜明け、椿は重い腰を上げて起き上がる。
椿「はぁ…花小泉さん…」
第二章【失われた幸福】
lucky6:孤独な少女と恋する少女
昨夜起きた思わぬ不運ではなこが炎に包まれたのを見てショックを隠せない椿。その後彼女の消息は不明、生死も不明なままだ。
その日椿は学校には行かず、自分の部屋でパソコンを開いた。理由は昨日の大火災により天之御船学園までもが焼失してしまったからだ。
椿「ハピネスクリスタルの黒化で人々の幸福が失われてしまった…江古田さんが夢で見たことが正夢になってしまった…更に天之御船学園の焼失、地下に閉じ込められた先生は…そして大好きだった花小泉さんの消失…その花小泉さんはもういない…誰もボクのことを助けてくれない…でもボクが頑張らないと!」
椿は希望を失いながらも、こんな自分に勇気をくれたはなこの為にハピネスクリスタルを元に戻す方法を調べていた。
椿「確か、ハピネスクリスタルは人々の幸福を加護する為に輝いていた。それが黒くなってしまったということは、どこかに幸福すら打ち消してしまう莫大な負の業の根原が!?そういえば先生が昔理事長からこんなことを聞いたって…」
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天之御船学園理事長『ハピネスクリスタルは世の中にある不の業を吸い、浄化して幸福に変えている。しかしいくら幸福を呼ぶと言っても、負の業があまりに強大ではいくらハピネスクリスタルといえ、浄化し切れなくなるだろう。そこがこのクリスタルの最大の弱点じゃ』
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椿「幸福を打ち消す程の強大な負の業…一体どこに…?そもそも天之御船学園7組幸福クラスのみんなは元々負の業を背負っているわけで…あっ!」
そこで椿はあること気づいた。
椿「もしかして、負の業を背負ってる雲雀丘さんたちのところへ行けば何かわかるんじゃ?」
そう考えた椿はパソコンをしまいヒバリたちを探しに外へ飛び出した。
一方その頃…
ヒバリ「天之御船学園が火事で焼けちゃうってどういうことなのよ…あたしのうちも電気水道ガスがみんな止まって何もできなかったし…何か嫌な予感がするわね…あっ!」
するとヒバリはあるものに気付いた
ヒバリ「大変!あの人が川に流されてるわ!でも入ったらあたしまで流されちゃうし…」
ヒバリは恋心を抱いている工事現場の看板(通称オジギビト)が流されているのを見て必死で追いかけていた。
ヒバリ「だめ!やっぱりあたしが助けにいかないとあの人が!」
ヒバリは意を決して川に飛び込んだが…
ヒバリ「ぷはっ!しまったこの川思ったより流れが速い!このままじゃ…」
更に彼女を窮地に陥れる信じ難い光景が飛び込んできた。
ドドドドドドドド
ヒバリ「何あれ?まさかダム放流からの鉄砲水!?まさかあたしが水難に遭うなんて…こんな不幸許されていいわけないわ!」
必死で岸に上がろうとするも流れが速く身動きが取れない。そして鉄砲水はすぐそこまで迫っていた。
?「危ない!!!」
第二章の幕開けです!
椿ちゃんだけでなく、ここからヒバリちゃんも本格的に登場します。これからこの絶望的な状況にどう立ち向かっていくのでしょうか?