Poppin'Partyとの学生生活!   作:空島さん

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おはこんばんちは、空島です。

信「おい主、前回の投稿日いつかわかってるのか?」
主「10月の24日ですよね」
信「お前一ヶ月間も何してたんだ、ロックオンからのハサミギロチンするぞ」
主「お許しください!」

はい、誠にすみませんでした。
リアルが本当に忙しくて編集ができませんでした。
このシリーズもこの話で30話になりますがこれからもよろしくお願いします。

それでは、どうぞ!

信「おい待て!なんで生きてるんだ!」


#30 花の文化祭 開花

 side信

 

よし、これでおk。あとは当日の係りの人に任せても大丈夫だろう。

 

燐子「どうですか信君」

 

信「はい、これで仕事完了です」

 

燐子「じゃあもう今日は帰って大丈夫ですよ。あとは私達でやっておきますから」

 

信「手伝いますよ?」

 

燐子「信君は働きすぎです。私たちは十分助かってますよ」

 

明らかに声から少し疲れているのはわかるが自分もクラスの準備をしなきゃいけないため今回は言葉に甘えさせてもらおうかな。

 

信「それでは、先に失礼しますね。それと、今日はちゃんと寝てくださいね。ちょっと疲れているように見えますから」

 

燐子「そうですか。・・・・・わかりました今日はちゃんと寝ます。あ、それと後夜祭楽しみにしてますね。Roseliaのみなさんも来ますから」

 

信「いや技術的には敵いませんって。あと、ハードルをあげないでください」

 

燐子「ふふ、楽しみにしてますね」

 

信「俺以外のメンバーはともかく、俺に対しては期待しないでと言っといてください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

信「おつかれさま~何か仕事ある?」

 

香澄「あ、信君お疲れ様~」

 

有咲「・・・・お前仕事は?」

 

信「ちゃんと全部終わらしたよ」

 

香澄「有咲、どんな量だしたの?」

 

有咲「安心しろ。ちゃんと燐子先輩にたのんで少な目にしてもらっているから」

 

信「それで、仕事ないの?」

 

有咲「じゃあ、この段ボールに色を塗ってくれ」

 

信「これ、どこに使うの?」

 

香澄「厨房と席の壁だってさ」

 

信「あ~なるほど」

 

俺たちがやるのは喫茶店。定番と言ったら定番なんだろうけど、なにやらいろんなアニメや店から服装を持ってきて当日くじ引きを引いて1日目と2日目でシャッフルするらしい。このクラスで男子は俺一人なのでほぼほぼ確定で女装である。もうコスプレ喫茶じゃダメなんだろうか。

 

香澄「ねえ信君。もし明日興味があったらメイクセットとか持ってきてあげようか?」

 

信「いや、そこまではいいよ。というか香澄メイクセットなんて持ってるんだね」

 

香澄「たまにライブとかで使うから持ってるんだ。それより、考えてみてよ。衣装の係りの人たちが信君にあった男性ものの服を持ってくると思う?」

 

信「100%もってこないな」

 

香澄「でしょ、だから信君はもう女装することが確定なんだから思い切ってメイクしてみようよ」

 

信「やらんて」

 

香澄「う~んつれないな~」

 

男として存在ができなくなるからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 side有咲

 

 

有咲「疲れた~」

 

信「お疲れさん。ほい、アク〇リ」

 

有咲「さんきゅ」

 

ペットボトルの蓋を開け。中の液体を勢いよく口から喉へ運ぶ。あ~!最高!

運動もしてないのにこれだけスポーツドリンクがおいしく感じるのは、それくらいこの文化祭に自分が準備に力を入れてたことを思わせられる。そう考えたら、ある種の達成感が生まれてきた。

 

信「ぷはぁ~しみる~!」

 

有咲「おやじみたいだぞ」

 

信「いいじゃねぇか。実際スポドリはうまいんだし」

 

有咲「まあ否定はしねえけどよ」

 

信「今日でこの雰囲気も最後だね」

 

有咲「明日も明後日も仕事はあるからな?」

 

信「だとしても。この雰囲気は今日までだよ」

 

有咲「まあな」

 

香澄「ねえ信君。今日はどうする?」

 

信「どうするとは?」

 

香澄「今日もまた有咲の家に泊まるんでしょ」

 

信「今日もなの?」

 

有咲「当たり前だ。倒れる気かお前」

 

信「自ら倒れる気で活動する人はいないよ」

 

有咲「だとしてもだ。お前はこの期間中はちゃんと寝る。どうせあと2日なんだからいいだろ」

 

まりなさんが信を私の家に泊まらせてから4日目。あれいらい毎日私の家に泊まるようになっているのだが。ほんとに寝るだけなんだよな。夜ご飯はみんな食べてくるし、銭湯に集合して風呂に入ってから私の家に来るから風呂も問題ない。もはや一種の家族っぽいことになってるだよな。

 

沙綾「もう一緒に寝ることにはツッコまないんだね有咲」

 

りみ「まあ、これで4日目だしね」

 

たえ「今日もお泊まり会するの?」

 

香澄「あ、みんな。うん、今日と明日は練習して寝れたらいなって」

 

確かに4日前は家に泊まらすのもどうかとは思っていたが、流石に4日もこの状態だったら慣れた。これ文化祭終わった後とか違和感感じるんじゃねえか?

 

香澄「じゃあいつも通り銭湯前に集合ね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「お邪魔しま~す」」」」」

 

信「銭湯行っていまさらだけど俺一人で入るから家で入っちゃダメなの?」

 

香澄「信君そのまま寝られたら困るもん」

 

りみ「香澄ちゃん、それは元の目的からそれている気が」

 

香澄「あれ、そうだっけ?」

 

有咲「お前・・・」

 

沙綾「まあまあ湯冷めしないうちに入ろうよ」

 

たえ「話そ話そー!」

 

信「もはやあの人たち俺より寝てないよね」

 

有咲「というかあいつらもう私の家に入るのに躊躇してねえじゃん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 side沙綾

 

沙綾「今日はこの二人が残ったね」

 

信「だいたい逆だもんな」

 

この二人はだいたいみんなより先に寝てしまうからこうやって起きてるのは珍しい。というか信君寝なきゃダメなのに。

 

信「これ寝る前に聞くことだろうけどみんな何時集合かわかる?」

 

沙綾「有咲以外はいつも通りだけど香澄が早めに起きそうだよ。信君はどうなの?」

 

信「俺もいつもよりかは早めかな。でも香澄がはやく起きて学校に行くって言うならだいたい同じ時間かな」

 

沙綾「そっか。なら明日は信君に落書きしてもいいの?」

 

信「落とすのにめんどくさいんでやめてください」

 

沙綾「あはは、もうこの会話も明日で終わりか~なんかあっという間だったね」

 

信「そもそもあまり会話に参加してなかったからね」

 

沙綾「これさ、文化祭が終わってからも通話で続くんじゃないかな」

 

信「いよいよ倒れる人が出てきちゃうよ」

 

沙綾「あ~確かに」

 

そんなうまくはいかないか。

 

信「な~にぃ〜、さみしの?」

 

沙綾「な!違う!」

 

信「はは、ジョーダンジョーダン」

 

りみ「喧嘩してるの~二人とも・・・・」

 

信「あ、起きちゃった?」

 

沙綾「いや、まだ起きてないよ」

 

信「え、これで?」

 

沙綾「りみりんは起きてなくてもはっきりとしゃべるからね」

 

信「結構やばくないかそれ」

 

沙綾「まあ普段はしっかりしてれから大丈夫だよ」

 

信「それならいいけど」

 

沙綾「さ、寝よ寝よ」

 

信「うん、おやすみ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 side有咲

 

有咲「おりゃ!起きろー!」

 

信「ぐおばぁ!」

 

有咲「吐くなよ?!」

 

信「朝ごはん食べた後とかだったら吐いてたよ。というかガチでダブルスレッジハンマーを叩き込まないでください」

 

信は寝起きが悪いわけではないが1発で起こすならこれだろ。男子だし大丈夫だよな!

 

有咲「ほら、朝ごはん作るぞ」

 

信「俺はオトンかよ」

 

有咲「お前はオカンだ」

 

信「え、もう決めつけのレベル?」

 

有咲「そんなことより朝ごはん作ろう」

 

信「作ろうって、ほぼ俺に一任してるじゃん。別にいいけどさ、冷蔵庫の中身漁るぞ~」

 

有咲「どうぞ~」

 

今更ながら有咲のばあちゃんは友人の家に泊まっているらしい。まあいたらあれだけ騒がないからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 side信

 

さて、文化祭当日になったのはいいけど何をすればいいんだろう。白金先輩から仕事があるからって生徒会室に呼ばれてるけど。

 

信「白金先輩おそくない?」

 

有咲「あの人のことだから時間を守らないことはないだろうし」

 

信「あ、来た」

 

燐子「すいません、少し遅れました!」

 

信「大丈夫ですよ。それよりもちゃんと寝れたらしいですね」

 

燐子「え、わかりますか?」

 

信「声が前に戻っていて目が昨日と変わっていますから」

 

燐子「そんなにわかりやすいですか?」

 

信「そりゃ昨日の白金先輩すごかったですからね」

 

燐子「そうですか。ありがとうございます。さて、それでは二人の今日の仕事ですが」

 

そう言いながら、白金先輩はロッカーから箱を出して来た。

 

有咲「これなんですか?」

 

信「・・・・・通信機ですか?」

 

燐子「はい、そうです」

 

有咲「じゃあ燐子先輩の後ろにある機械って」

 

燐子「その通りです。この通信機は本部と支部、ようするに生徒会室にいる人と個人でやりとりができるものです」

 

信「つまり、横のつながりはないってことですか?」

 

燐子「そういうことです。なので時間交代でここにいる人を交代するので二人のシフトを教えてください」

 

信「俺はこことここですね」

 

有咲「私はここと最後の部分です」

 

燐子「それじゃあ信君にはこの部分、市ヶ谷さんにはこの部分をお願いします」

 

信&有咲「了解です」「わかりました」

 

燐子「この時間以外は校内の見回りです。何かあったら連絡をくれるという感じで大丈夫です」

 

有咲「じゃあ、普通に文化祭を楽しんだり、クラスのシフトに入ったりしてもいいってことですか」

 

燐子「はい。それと、連絡が取れるようにしてればここで何をしてても大丈夫です」

 

有咲「わかりました。それじゃあ信、行こう。クラスの衣装班がお前に着せる服を持って待っているはずだし」

 

信「できる限り着たくないんだが、というか有咲もでしょ、何着させられるかわからないんだし」

 

有咲「わかってるけどもう吹っ切れた」

 

信「マジで?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 side香澄

 

香澄「あ、二人とも遅いよ」

 

信&有咲「どうしても着たくないです」

 

香澄「衣装班はあっちだよ〜」

 

信「どうやら拒否権はないようだな」

 

有咲「初めからないの確定でしょ」

 

香澄「それしゃあ早く着て着て」

 

衣装は制服の上から着れるようになっているからその場でそのまま着ることができ。今回の文化祭は更衣室で着替えられないから、教室で着替えるしかないため、他のスペースが狭くなってしまうのを防ぐためらしい。

 

有咲「私はまだ当たりだなこれ」

 

有咲が着ているのは小さくなった高校生のアニメに出てくる喫茶店。衣装というよりかは名前の入ったエプロンな気がする。

 

信「誰だ俺に黒歴史を打ち込んだやつは」

 

香澄&有咲「似合ってる似合ってる」

 

信「うるせぇ!」

 

信君が着ているのはうさぎのお家のカフェで着る衣装。たぶんおたえが喜びそう。

 

香澄「じゃあ基本はそれで校内を周ってね」

 

信「宣伝とかはしなくていいんだね」

 

香澄「歩いているだけで宣伝になるから大丈夫だよ」

 

担任「はい、じゃあみんな時間だから一回聞いて〜。みんな文化祭のしおりは持ってるね?じゃあ十分後にスタートだから最初のシフトの人位置について〜」

 

キーンコーンカーンコーン

 

香澄「信君、一緒に周ろ!」

 

有咲「信ならもういないぞ」

 

香澄「え、早くない?!まだ10秒もたってないよ?!」

 

たえ「香澄〜有咲〜信君〜一緒に周ろ〜」

 

有咲「私たちはいいけど信ならもうどっかいっちゃったぞ?」

 

りみ「早くない?」

 

沙綾「まあでも信君なら1発目はどこかだいたいわかると思うよ」

 

香澄「え、なんで?」

 

ニヤニヤしながらカバンからしおりを出してみんなの真ん中に広げる。そしてさーやの指が刺した場所に書かれていたのを見てみんなが察した。

 

 「ゲーム制作部・僕たちの世界を提供します!」

 

有咲「確定だろうな」

 

 

 

 

             移動中・・・・

 

 

 

香澄「すいませーん」

 

里奈「あ、いらっしゃ〜い」

 

有咲「里奈先輩に夏希先輩!」

 

夏希「しさしぶり〜元気にしてた?」

 

香澄「はい!先輩方はゲーム制作部なんですか?」

 

夏希「そ、里奈に誘われてね」

 

里奈「今日はどうしたの?」

 

沙綾「信君来ませんでした?」

 

里奈「あ〜あの子なら私たちの作ったゲーム10分くらいでクリアしてどっかいっちゃったよ」

 

たえ「どんなゲーム作ったんですか?」

 

里奈「横スクロール型でコマンドを打つシンプルなアクションゲームだよ」

 

有咲「それをシンプルといっていいのだろうか」

 

夏希「まあ正直シンプルではないと思う」

 

香澄「じゃあプレイしてみていいですか?」

 

里奈「いいよ〜はいこれコマンド表。ステージの最後にいるボスを倒せばそのステージはクリア。5ステージまであるから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 side有咲

 

あれから10分いまだに1ステージ目で苦戦している香澄。そろそろ言って来そうだなこれ。

 

香澄「うぅ〜・・・・有咲ぁ〜これ難しいよ〜」

 

有咲「やっぱり言って来た」

 

夏希「なんだったら信君呼んでもいいよ。というか呼んで欲しいんだけど」

 

里奈「記録を更新すると景品がもらえるんだけど、正直信君以上のタイムを出せる人いなさそうなんだよね」

 

信「呼ばれずともここにいますよ先輩」

 

沙綾「うわぁ!!いつから?!」

 

信「今きたばっかだよ。中で香澄の声が聞こえたからまた入って来たんだけど、みんないるとは」

 

香澄「ねえ信君どうやってやったの?全然できないんだけど」

 

信「香澄の場合はまず操作に慣れてないでしょ、あとコマンドは頭に覚えておかなくちゃ。まあでも、先輩たち自身もかなりゲームをやり込んでいるからね、このソフト結構手が込んるし、なかなかの難易度になってるよ」

 

里奈「10分くらいでクリアした人に言われたくないんだけどな〜」

 

信「まあでも文化祭でやるならこの程度でいいんじゃないんですか」

 

夏希「じゃあ信君。ハードコアやってみる?」

 

信「やられたら最初っからじゃ意味ありませんよ。俺ノーミスですし」

 

夏希「間違えた、ハードモードでどう?」

 

信「具体的にはどんな要素が足されてるんですか?」

 

里奈「というかいつの間に作ってたのよ」

 

夏希「里奈がいない時。敵の攻撃が強化されたり、あたり範囲が広くなっているのは当たり前。敵の密度も上がってる」

 

信「先輩、それ弾幕ゲームになってませんか?」

 

夏希「まあ元はそれだし。ちなみにハードモードのステージは1ステージだけだから頑張ってね」

 

信「了解です。じゃあちょっと香澄交代して」

 

香澄「わかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 side香澄

 

信「こんなもんですかね」

 

夏希「難易度はどうだった?」

 

信「結構難しかったですよ。やってて楽しかったです」

 

香澄「え?」

 

信「へ?」

 

香澄「信君なにかチートでも使った?」

 

信「使ってないよ」

 

香澄「だって技とか出した後にすぐ動けるようになってるもん!」

 

有咲「キャンセル?」

 

信「お、有咲は知っていたか」

 

香澄「有咲、キャンセルって何?」

 

有咲「格ゲーとかのゲームで必要とされるプレイスキルで、ある技の発動に別の技やアクションを入力して元の技を切り上げるスキルのことだ」

 

信「結構知ってるね」

 

有咲「お前はなんであるってわかったんだよ」

 

信「ステージの1の前にチュートリアルぽい場所あったじゃん。あそこでコマンド全部試した後にキャンセルあるって確信できたからね、まあそれは運が良かったんだけど。あの先輩のやることだから今思えば普通かなって思った。というか先輩方これ元々プログラムに組み込んでいましたよね?」

 

夏希「あ、ばれた」

 

里奈「それと信君これが景品だよ」

 

信「ど〜も」

 

香澄「有咲なら信君越える?」

 

有咲「いや無理。信の場合は動体視力や反応速度があるから尚更だな」

 

信「香澄〜そろそろクラスのシフトの時間だよ?」

 

香澄「え、もう?!」

 

時計を見ると文化祭開始の合図があった時刻から40分経とうとしている。私たちのクラスは20分単位でのシフト制だからそろそろ戻らなきゃいけない。

 

香澄「じゃあみんなまた後で、行こう信君!」

 

信「はいよ」

 

りみ「頑張ってね、二人とも」

 

沙綾「あとでいっていい?」

 

信「ええよ〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 side信

 

とりあえずシフトまでには間に合ったな。というかもうこの衣装を着ていることに違和感を感じなくなってしまった。慣れって恐ろしいな。

 

信「いらっしゃいませ〜」

 

沙綾&りみ&たえ「おぉ〜」

 

信「やめろその反応、恥ずかしいいから」

 

沙綾「かわいいよ信君」

 

信「ニヤニヤしながら言うんじゃないよ」

 

沙綾「あはは」

 

信「ご注文は?」

 

「「「「カフェオレ」」」」

 

信「おお、揃った。カフェオレ4つ」

 

余談だが、うちのカフェオレは店の味らしい。なんでも、商店街のコーヒー店に頼み込んでどうにか入れ方を再現することに成功したらしい。衣装といい商品といいなんか気合いが入りまくっていた。

 

信「お待たせしました。カフェオレでございます」

 

沙綾「あれ、早かったね」

 

有咲「みんなで試飲したから味は大丈夫だぞ」

 

たえ「でも、なんか飲んだことのある味がするよ?」

 

りみ「・・・・・もしかして、つぐみちゃんの家の?」

 

信「正解でございます。こちら羽沢珈琲店の淹れ方を再現しました。ちゃんと本人には許可取っているらしいです」

 

沙綾「有咲大変だったんだね」

 

有咲「同情するな、思い出すから」

 

信「では、何かありましたら申しつけください」

 

沙綾「ここってあんな感じなの?」

 

有咲「あんな感じって?」

 

沙綾「いや、信君の敬語ひさしぶりに聞いたから」

 

有咲「あ〜なんかカフェっぽいからって理由でこうなっちまったんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あのあと、有咲たちが別の場所に行くまで接客した後、ちゃんと時間までやりきった。

 

と、思ったのだ。

 

信「今日シフトでしたよね?」

 

まりな「休憩時間に抜け出して来たんだ〜」

 

今日は会うはずないって思っていたがそうもないみたいだな。

 

信「とりあえず。いらっしゃいませ、ご注文は何にしますか?」

 

まりな「う〜んじゃあアイスコーヒー一つ」

 

信「はい、アイスコーヒー一つ。それと、俺時間だからあと頼んだよ」

 

まりな「へぇ〜、お姉さんに付き合ってくれるのかな?」

 

信「話し相手を探していながらその返しをしますか?まあいいですよ」

 

まりな「さすが信君話がわかるね〜。で、やっぱり出ることになったんだ」

 

信「はい、おかげさまでみんなと一緒に演奏することになりましたよ」

 

まりな「本番私も行くから期待してるよ〜」

 

信「まったく、それだけで来たんですか?」

 

まりな「それだけって何さ〜後輩が頑張ってるんだもん。背中を見守るのが先輩の役目でしょ」

 

信「まりなさんはバイトじゃないですよね」

 

まりな「人生の先輩だよ」

 

信「さりげな〜くある程度の年齢を暴露してますよ。それでは、ごゆっくり」

 

まりな「あ、ちょっと!」

 

まりなさんの相手を雑に次の人に変わらせて見回りに行く。香澄の方は有咲がついているため俺がついていっても見回り組みが二人になるだけだから別行動。といっても今の所不審者やトラブルの被害等の報告は来ていない。今更だけどインカムにしたら良かったんじゃないかと思ってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

燐子「信君そろそろ時間です」

 

信「了解です。そっちに向かいます」

 

といっても今自分は生徒会室の前なんだけどね。そろそろ交代の時間だから前以て生徒会室に来ていたがまあいいでしょ。

 

信「交代にきました〜」

 

燐子「早くないですか?」

 

信「ちょうどこの前を通った時によばれたので」

 

燐子「そうでしたか。それじゃあ私は見回りに行ってきますね」

 

信「はい、お気をつけて」

 

さて、これで生徒会室は俺一人になったわけだが。あらかじめ外のテントで販売していたものをバックから取り出す。焼きそばパンとタピオカミルクティー。買った時はこの時間が退屈すぎて寝ないようにと思って買ったが、どう考えてもこの二つを同時に食うのは合わない。なぜそれを考えなかったんだ俺よ。せめてタピオカミルクティーを緑茶にする選択肢くらいあっただろうに。

食って行くしかないか。ゴミはここで捨てなあかんし。

 

 

 

 

 

 

 

 

紗夜「あら、私の前は間宮さんでしたか」

 

信「まだ交代まで5分くらいありますよ?」

 

結局その後、特に通信が入ることもなく。生徒会室で変な味になってしまったタピオカミルクティーをすすって1日目は終了。この後はいつもどうり銭湯に行く前に有咲の家で練習するらしい。

 

もう有咲の家に行くのがいつも通りと思ってる時点で俺も末期かな?

 

 




改めて、長い期間投稿が空いてしまって申し訳ありませんでした。
それと、次回なんですが。話の構成上2話一気に投稿するつもりなのでまた少し投稿期間が空いてしまうかもしれません。できる限り早めに投稿します。

指摘や感想がありましたら何なりと申しつけください。

それでは次回までばいなら〜

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