「なぁなぁ真帆-。俺達結婚して何年目だったっけー?」
カタカタとキーボードを叩く音と一緒にそんな声が聞こえる。
声の主は30代の男性。ボサボサだが整った印象を持たせられる黒い短髪にコスチュームのような仕事着の上から白衣を着た男だ。その男の背後から彼の
「え?何年って....。結婚してもう20年経つのよ?忘れちゃったの?鈴」
真帆と呼ばれた
此処は月面にある財団もどき本部、開発班執務室。開発命な阿呆共の巣窟である。真帆がストッパーとして居なければ此処はゲテモノ兵器がわんさかと開発される人外魔境地帯となってるんだろうな、とキーボードを叩きながら鈴はそう思った。
地下闘技場では丁度模擬戦を行っているのか激しい爆発音が二人のところまで響いてくる。
「……それで?話って何かしら?」
改めて真帆は本題を切り出すように鈴へ促す。鈴はサブアームで書類を作成する手を止めずにコーヒーを一口飲むとコップを置き真帆の方を向く。
「あれだ...。俺達行ってねぇだろ.....旅行」
「旅行.......?何の事よ」
少し顔を赤くして言う鈴に首を傾げた真帆は空になった自身のコップをテーブルに置き鈴の座っている席の右サイドにあるソファにポフンと座る。
「新婚旅行......。ハネムーンだよ」
「あー、そっちの旅行ね」
真帆は手をポンと叩きながらそう納得する。
「でもどうするのよ。旅行先は決めてるの?それに、私が居なくなったら開発班のアホ共が何仕出かすか.....堪ったもんじゃないわ」
納得した真帆がつらつらと問題点を口にする。そう、前述した開発班のアホ共_____爆走天ことX-10さんが取り仕切っている【英国兵器部門・パンジャンドラム科】や鈴が纏め上げる【機械生物部門・ゾイド科】のスタッフ達の一部にはそれなりにマシで自らストッパーを名乗り出てくれた人達が二、三人いるが、真帆の仕切る【生物部門・龍科】のスタッフはほぼ開発のことしか考えていない阿保共しかおらず、真帆が目を離したらすぐトラブルを起こし財団内ではちょっとした問題児グループになっていた。
「まぁ、目的地はいいとして、彼奴等は天や狂花、翔花に任せるさ」
「絶対止められないでしょ......」
「......」
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真理の中に眠るゾイドの力はいつ頃解放させる?(わからない人はアサルトリリィのアニメを要チェック!!)
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鈴たちが初めてヒュージと戦闘した時
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一柳隊の人達と一緒にヒュージと戦闘した時