ミリオタ氏には既に伝えてありましたので、全力でネタに走ります。
時系列的には、財団の開発班に入ったばかりのお話です。(今と立場は変わっていませんがw)
※第1世代のIMSとしてはかなり性能がインフレしてます。謝った意味は、これです。
「___おまたせ。待った?」
「いや、全然。俺もいま来たところだ」
月面にある財団もどき、サイト67にあるそこは、沢山の人達が行き来する大きな倉庫郡。その一角、使われなくなった一つの倉庫の前に二つの人影があった。
一つはボサボサの黒髪に白衣をまとった男性。
もう一つは艷やかに光る黒髪を腰ほどまで伸ばした着物の女性。
二人の指に結婚指輪がはめられているところを見ると、夫婦なのだろうか。
親しげに会話する二人を傍から見た人達のそんな考えなど知らずに、二人の会話は続く。
「それで、用って?」
「あぁ、この中にある」
鈴はそう言って倉庫の扉を開き、真帆を倉庫の中へ招き入れる。真帆は首を傾げ訝しみながら中に入る。真帆が中に足を踏み入れると、倉庫の扉が自動的に閉まり辺りは暗闇に包まれる。
「うわ〜.....よりにもよってライトの電源落ちてるのかよ」
鈴はそう言うと光源のない暗闇の中、入口付近まで歩いて行き、入口側に備え付けられているバッテリーレバーを下げると室内はすぐにライトが点灯し、明るくなる。
真帆は一瞬目を細め、明るさの調整が終わると目を開く。そんな真帆の目の前には、
それは濃い深紅色の人型スーツだった。甲冑のような、だがどこか精錬されたシルエットをしている。そしてその手と足の先端___指先に当たる箇所には全身よりも深く、既に黒いと言えるほど赤黒く変色してしまったクローが取り付けられていた。
「これ......なに?」
「こいつか?コイツは真帆専用の機体だ」
調整に手間取ってるがなと鈴は言いつつそれの背後に周りカチャカチャと作業を始める。
真帆は作業の邪魔になると思い、なにかできることは無いかと辺りを見回す。すると近くにあった作業机へ自然と視線が止まる。作業机にはそれの設計図らしきものが開いて置かれていた。手にとって見てみるとそれのエネルギー出力や効率に関してのことなどが箇条書きにしてまとめられていた。
「.......出力に関してって書いてあるけど、難航してるの?」
「まぁ、な。なんせ第1世代となる初期型の機体だ。前例がないからな」
「ふーん......」
真帆は改めて機体に目を向ける。確かに外見は完璧とは言え、たとえ内側のリアクター出力がどんなに強力でもエネルギー効率が悪ければ、微妙な性能になるのは目に見えている。
真帆はそう判断すると、鈴と同じくそれの後ろにまわり、表示されているウインドウを覗いてみる。そしてひと目見ただけで出力周りのトラブルを判断した。
「___エネルギー効率と出力が比例してないわね」
「まぁ......そうだな」
「でもなんでわかった?」と鈴は作業の手を止めずに真帆へ問いかける。真帆はうーんと首を傾げて考え込むと「これも機械といってもと基本的には生物と一緒でしょ?」と笑顔で答えた。流石は生物部門を恐怖統治しているだけあると鈴はしみじみと思った。
◆◇◆◇◆
「___よし、これでいいかな」
作業を開始してから数時間。鈴はやっと作業の手を止めた。真帆は前よりも出力が向上し、武装も装備されたそれを見て、手を叩き拍手した。鈴の努力と完成したそれ、一人と一機に向けて。
「それで、これの名前は決まったの?」
「名前か?」
「ええ、機体名よ。あと、第1世代なら型番も決めないとね」
「そう.......だな」
真帆に問われ、鈴は考え始めた。安直な奴じゃあ多分真帆は満足しない。だからこそ、捻った名前にしないと。
名前と型番を考え始め、どのくらい経っただろう。鈴はついに
「決まった?」
「あぁ。最高の名前をな」
そう言い鈴はホワイトボードへ黒ペンでそれの名前を書き始める。書き終わると、英語で表記された名前を真帆は自然に口から溢していた。
「
「あぁ。日本語で直訳すると血染めの龍.....だな」
「へぇ......型番は?」
「IMS-001-D」
「IMS?」
それに名付けられた名前を気に入りつつ、型番を聞いた真帆は聞き慣れない番号に首を傾げる。
この財団もどきには多数の兵器が配備されている。その中に
「どういう意味?」
「インフィニット・モビルスーツの略称」
「___つまり?」
「ISとMS、2つの特性を持つ機体ってことだ」
「_____」
真帆は言葉を失った。否。言葉が出てこなかったのだ。ただ真帆の心境は一つ。『何してくれてんだこの野郎』だろう。
「なんてもんつくってるのよ.......」
「いやぁ....暇なもんで」
「___はぁ」
溜め息を一つして、真帆は決意した。『上等だ。同じもの__それ以上のものつくってやる』と。
「.......それの機体データ、まだ残ってる?」
「んぁ?一応あるが、どうした藪から棒に__「鈴の戦闘データは?」それもあるが.......ってお前まさか」
「___首洗って待っておきなさい」
私のパソコンに送って置いてと告げてから、真帆は踵を返して倉庫から足早に出ていった。
「......俺、アイツの対抗心に火をつけちまった、のか?」
鈴は自分でやってしまったのか?っと呟きつつも、鈴は再びキーボードに向き直り、真帆のために出力の再調整とリミッターをかけるためにウインドウに文字を打ち込み始めた。
◆◇◆◇◆
______やってやるよ。
人知れず、
【機体詳細】
機体名:ブラッドドレイク
英語表記:BloodDrake
型番:IMS-001-D
-通常時-
全長:3.5m
全幅:4m
-武装展開時-
全長:8m
全幅:10m
-武装完全展開時-
全長:15m
全幅:38m
-ブースターユニット展開時-
全長:40m
全幅:4m
-基本スペック-
・装甲
巡航形態:一部装甲
戦闘形態:全身装甲
・腕部:30mm
・脚部:50mm
・その他:18mm
・推進力:測定不能
・最大加速:測定不能
・障壁展開可能時間:不明
-搭載機関-
・第4世代 ダークマターエンジン
・第2世代 エネルギーエンジンΣ(シグマ)型
-搭載システム-
・統合演算サポートシステム“Velonica(ベロニカ)”
・RCシステム
・フルドライブシステム
-武装-
・50口径2連装砲 通称《爆雷》
・大口径ビームキャノン砲 通称《煌龍》
・80口径大型電磁投射砲 通称《カノン》
・110口径ローディングミサイルポッド×2基
通称《ヴェルベラーレ》
・10口径バレルキャノン 通称《バレット》
・腕部・脚部展開式大型クロー 通称《血龍》
・エナジーブレイド×2
・100口径拡散マルチホーミングミサイル×45基
通称《白鯨》
-概要-
鈴が真帆のためにと製作した機体。
ISの技術そのものは工作と束から委託されたものだったため基礎はできていたものの、彼の魔改造癖が全面にでてしまい、第1世代にしてはかなり異常なハイスペックになっている。
IMSとしては最古参だが、ISとしてはその性能は異次元に近く、圧倒的な速度と単純に高い火力が機体の凶悪さを増している。
殺人的な加速力を実現するため、フルドライブシステムを搭載している。血よりも濃く鮮やかで、真紅の光の尾を引くその姿は流星さながら。どこかの天彗龍かな?
機体の火器制御、目的地までのナビや作戦プランの立案など、真帆を全面的にサポートするためのAI、コードネーム“Velonica”を搭載している。
RCシステム__リバース・コネクトシステムと呼ばれるシステムがその機体最大の特徴で、真帆が鈴のために製作したビーストプライムに搭載されているTRシステム__トランス・リミッターシステムと基盤が同じく、互換性があるのを利用し、互いのシステム・サポートAIを相互連携することで機体の性能を更に拡張強化することができるブッ壊れシステム。
搭載しているエンジンは暗黒物質をコアとし、半永久的にエネルギーを生成し続ける第4世代ダークマターエンジンが胸部に1基。
エネルギーを動力とする小型の第2世代エネルギーエンジン。そのエンジンを真帆用にカスタマイズし、真帆の体内で生成されるエネルギーを直接取り込めるよう改造したΣ型を機体の各関節に搭載されている。
R-18......需要ある?
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見てみたーい!
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