少し小説に手がつかなくてですね.....
ハンニバル神速種ハヤスギィ!
そんなこんなで前編と後編で分けるます。後編で真理の過去を書こうかなと思っています。つまりは前編は前座ですね。
という訳で6話、どうぞ!
朝、百合ヶ丘にある寮の部屋に真理が血塗れの少女を抱いて帰ってきた。
鈴と真帆がその少女の傷を止血し応急処置を施し、一段落ついたところで真帆が怪訝そうに鈴に問いかける。
真理は改めて
「.....鈴。この子って______」
「あぁ、間違いない」
真帆の言葉を遮りながら肯定した鈴はチラリと自身のベットで眠りについている少女に目を向ける。
少女は未だ眠ったままだが、二の腕や両脚には縫われた痕跡が見られただけでなく、鈴の目には少女が体内に内封している
「______
真帆は鈴の言いたいであろう言葉を代弁し声に出した。
◇
「......っ!」
背後にあった木製の人形を自身の愛機“魔剣グラム”(真理命名)で叩き上げ、豪快な回し蹴りでバラバラに破壊する。
破壊した人形は全部で15体。うち7体は塵一つ残らず消し飛ばしてしまったのだが、真理にとっては手加減しているつもりのようだ。
「.......うん。調子、よし」
真理が上機嫌に頷いていると、藤色の髪を長く伸ばした少女が修練場に入ってくる。
「......ん、ミリアム」
真理が少女__ミリアムに声をかけると、ミリアムも返事を返し自身の
「何か、あったの?」
「色々とな。真理も大変じゃのう」
ミリアムにそう返され、真理は返答出来ずに苦笑気味に笑みを浮かべた。
「....私は、父さんと母さんのところに戻るから」
「うむ、気をつけるのじゃぞ」
真理はミリアムに挨拶し修練場を出ると、
「ごきげんよう〜。真理ちゃん」
入り口で真島百由が待っていた。
「百由....さん。百合ヶ丘女学院の誇る天才アーセナルさんがどうか、したの?」
「それがねぇ、真理ちゃんのお父さんは何処にいるのかな〜ってね」
「....父さんに、用?」
「___少女を保護したかって?」
「えぇ、ご存知があるのなら、教えていただければな、と思いましてね」
真理から連絡を受け理事長室に足を運んだ鈴を待っていたのは、理事長代行である高松咬月に工廠科の天才アーセナル真島百由だった。
「あー........娘が連れてきたな。瀕死で今は休ませているが」
「ふむ、了解した。その子に関してはそちらでなんとかして貰えますかね?」
「それはいいが......そっちも保護したのか?」
「そうですね。面会なら問題なく可能ですが?」
「ならそうさせて貰うか」
その会話のあと、百由からスキラー数値の話に移ったが、真理に席を外させ、3人での会話となった。
「んで、スキラー云々がどうかしたのか?」
「スキラー数値ね。で、3人とも逸脱した数値だったのだけど、鈴さんのスキラー数値が
百由から告げられた内容は、下手をすれば大問題になりかねない内容だったが、当人はと言うと____。
「........ほーん」
聞き流しながら、何かを打ち込んでいた。
「.....? 何を打ち込んでいるのよ」
百由が鈴の手元に浮かぶウインドウを見ると、
「はぁ!?」
天才は目を見張った。そのウインドウには、鈴が採取したヒュージのコアの解析結果と鈴なりに考察した内容が記載されていた。
「こ、これどこでまとめたの!?」
百由が鈴にそう聞くと、鈴は背部から展開した六本のサブアームにウインドウを任せ、右手に無力化され、
「ただいまー......っと?」
鈴が借りている部屋の室内に入ると、空気が少し荒れていることに気がつく。
リビングへ入ると、
「父.....さん」
「り、鈴....」
傷だらけの真理と左腕を吹っ飛ばされた真帆。そして___、
「.........っ」
真帆と真理の返り血を浴びたのだろう、両手のみならず、体の殆どを血で濡らし、瞳をを蒼く光らせ鈴に怯えて壁にくっついている少女が居た。
◇
鈴が借りている部屋に帰る少し__20分程前、真理が部屋に帰ってきたところまで時間は遡る。
「.......ただいま」
寮の玄関のドアが開けて真理が帰って来ると、
「あらおかえり。鈴は?」
「父さんは、まだ話すことがあるって」
リビングに戻り早々、真理と真帆はそんな会話をしていた。
そんな会話の最中、ベットで寝ていた少女が意識を取り戻した。
「___......ぅう」
少女が目を開くと最初に捉えたのは、見知らぬ天井。
視線を声がする方へ向けると、バッチリと少女の視線と女性の視線が交差した。
その女性の瞳は、澄んだ水色をしていた。
「......目が覚めたのね」
女性からの問いかけに、少女はコクンと力なく頷いて答えるだろうか。
「少し衰弱しているみたいね。真理、その子の傍に寄り添っててくれないかしら」
「ん、わかった」
女性の指示に二言返事で応じたのは、自身とそんなに年齢が離れていないくらいの少女。15歳ぐらいだろうか。
「.....痛いところ、ない?」
片言ながら、彼女は少女のベッドの縁に座ると、身体に不調ないかと問いかけてくる。
「今は、落ち着いています.......」
身体に異常が出ていないことを確認した少女はお礼を言おうとするが、彼女が纏う雰囲気がそれを拒んでくる。
冷徹で残忍で、そして____“その身から溢れようとしている破壊衝動”______。
「.........!」
そっと彼女が自身の肩に右手を添えた直後、少女はゾクリと背筋が冷え、体が無意識に震える。
「....大丈夫?」
「......ぁ、はい」
添えていた手から震えを感じ取ったのか、彼女が問いかけてくる。少女はコクリと力無く頷き答える。
「.....今はお粥ぐらいしか作れなかったから、即席だけど作ってきたわ」
先程目があった女性がお粥を盛り付けた木製の器と同じ素材のスプーンを持って少女の前にやってきた。その周りに沢山の小さな
赤、青、緑、色とりどりに発光しながら飛び回る半透明のドラゴン達を見ると、少女はこれまでに感じたことのない暖かな不思議なモノを感じ取った。
この人なら信用できる。そう思った直後の事だった。
「.....っ、ぁあ!」
少女は頭を抑え、苦しみ始める。まるで何かから逃れるように、身を攀じる。
「大丈夫?何処か、悪い部分があるの?」
女性が少女の体に触れようとした直前、バチッ!と電気が弾けたような音が響くと、
相次いで少女の周囲に黄金色の破片が幾つも形成していき、その切っ先は全てその女性へと向けられていた。
「.......母さん!」
破片が宙を駆け、女性に当たるかに思われたが、破片と女性の間に割って入った彼女に破片が殺到し、彼女の服を引き裂きながら身体の至る所に切り傷をつけて通過していった。
___これ以上、傷つけたくない
壁に身体をくっつけたまま、少女は願う。だが、少女にとっての最悪が____
「_大丈夫か?嬢ちゃん」
「__ぁ」
___その男性と出会ったこの日、少女の運命は狂い、厄災の鍵となった_______
R-18......需要ある?
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見てみたーい!
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