第八話の投稿です。
FGOやPso2に行ったり来たりしながら執筆しています。
今回も気に入っていただけたら幸いです。
それでは、第八話をどうぞ
ー???ー
エルシャ「・・・・・・うん?」
私は違和感を感じて目を開けた。
そこは、目の前には綺麗な湖が広がり、陽の光を反射しながら元気に覆い茂る草花。
空には大小様々な大きさの島が浮かんでいる、とても不思議で神秘的な場所だった。
エルシャ「・・・え?! 何ここ?」
ふと、我に帰った私は素直な疑問を口にした。
これはどう言う事だろうか。
エルシャ「え〜っと、私はギルドの打ち上げが終わった後、宿に戻って・・・ベットに入ったら・・・・・・駄目、その先が思い出せないわ。」
覚えているのはそこまでで、一体どうしてこんな所にいるのか全くわからない。
???「うん? 君はどうしてここに?」
エルシャ「!!?」
いきなり後ろから声が聞こえてきた。
振り返るとそこには、銀の鎧と白いマントを纏い、金髪で右の瞳が赤い男の人が立っていた。
だが目の前にいる人がただの人ではない事は、彼から放たれる人間離れした気配で分かった。
エルシャ(あれ? この人、どこかで・・・)
そう、どこかで見たことがあるような気がする。
それもここ最近で。
エルシャ(・・・あ!)「もしかして、紘太さん?」
紘太「?! 俺のこと知ってるのか?」
エルシャ「あの、貴虎さんの記憶に貴方が・・・」
紘太「記憶?」
エルシャ「えぇ〜っと・・・」
紘太「あ〜、ちょっとごめんな。」
エルシャ「??」
紘太さんがこちらに近づいてきて、私の前まで来ると彼の右手が私の頭の上に置かれた
しばらく目を瞑っていたら
紘太「・・・なるほどな。」
エルシャ「え?」
紘太「ちょっと記憶を見させてもらったぜ。」
エルシャ「ええ!!」
記憶を見るなんて、そんな事が出来るものなんだろうか?
・・・いや、この人確か神様だっけ?
エルシャ「か・・・神様ってすごいんですね。」
紘太「まぁ、まだなってそんなに月日は経ってないけどな。」
「どうやら君は、その極ロックシードのせいで、精神だけがここに飛ばされたみたいだな。」
エルシャ「え? 精神?」
紘太「うぅ〜ん、簡単にいうと夢みたいなものだな。」
エルシャ「夢? これが・・・」
そう言われてもいまいちピンとこない。
どう見ても、どう感じても本物としか思えなく、夢とは思えない。
でも、この人が言うのだから多分本当なんだろう。
紘太「どうやら君のその力は、総悟が世界を破壊し創造した際に俺達仮面ライダーの力のほんの一部が飛び散って、君たちの世界に偶然辿り着いたんだろうな。」
エルシャ「じゃぁ、このロックシードは返したほうがいいのかな。」
もしこの力が紘太さんの力なら、やっぱり持ち主に返すべきだと思う。
これが無いと紘太さんも変身できないだろうし。
紘太「いや、それは君が持っておくといいよ。」
エルシャ「え? でも・・・」
紘太「大丈夫。」
紘太さんが手を挙げると、彼の周りに沢山のロックシードが集まってきた。
その中にはカチドキロックシードに極ロックシードもあった。
紘太「君が持っているのは、俺の力のほんの一欠片だ。」
「だから、変身することは出来るけどそれだけだ。」
紘太さん曰く、私の持っているロックシードは変身する機能があるだけでそれ以外の機能はないらしい。
つまり、貴虎さんの記憶にあった、ロックシードから直接栄養を摂取したり、オーバーロードに進化してしまう機能はないらしい。
ただ、メロンとシン・カチドキ・極ロックシード以外のロックシードは、一回使うと再使用までに少し時間がかかるらしい。
ロックシードの色が黒くなり、もう一度色がついた時が目安のようだ。
どうやらこれからも、賢治達と一緒に仮面ライダーとして戦えそうだ。
それから、アナザーライダーについては、紘太さんもわからないらしい。
アナザー鎧武がアナザー武神鎧武になったのは、アナザー武神鎧武のライドウォッチに偶然極ロックシードが吸収され、一時的にアナザー鎧武になっていたのかもしれない。 らしい。
神様にもわからない事ってあるんだ。
紘太「・・・どうやら、君の世界にはまだ他にも、仮面ライダーの力が散らばっているようだな。」
エルシャ「え!? そうなんですか?」
紘太さんは私の記憶を見た時に、その力で私の世界を見つけ、他にもないか探って見たらしい。
すると、なんとまだ仮面ライダーの力が眠っているらしい。
と言うことは・・・私の後輩が出来るかもしれないんだ。
そう考えるとちょっと楽しみだ。
そんなことを考えていると、私の体が光り始めた。
エルシャ「え? 何?!」
紘太「・・・どうやら時間のようだな。」
「頑張れよ、仮面ライダー斬月。」
エルシャ「! はい!」
その言葉を最後に、私の記憶は途切れていた・・・
ー冒険者ギルド 酒場ー
エルシャ「と言う、夢を見たの。」
賢治「マジか・・・」
俺はエルシャが見た夢の内容を聞いていた。
まさか夢の中で本物の仮面ライダーに会っていたなんて
・・・・・・くぅ、なんて羨ましい!!
だがおかげで、エルシャがオーバーロードになる心配はない事がわかった。
さらに、まだこの世界に仮面ライダーの力が散らばっていることもわかった。
俺の方も、アナザー武神鎧武の一件の後クリスに相談に行っていた。
だが、彼女にもなぜ‘アナザーライダーがこの世界に存在するのかよく分からないらしい。
しかし、仮面ライダーの力の欠けらが、世界の破壊と創造の余波でこの世界にやって来たのなら、アナザーライダーの力がこの世界にやって来ていたとしても不思議じゃない。
もしそうなら、これからは魔王だけでなくアナザーライダーも相手にしないといけなくなる。
あんなのが残っていても良い事なんて無いからな。
賢治「とにかく、これからは他の仮面ライダーを探しつつ、魔王軍やアナザーライダーを倒していくことになるな。」
エルシャ「そうね。」
ちなみにエルシャのレベルは今回のインベス騒動でレベルアップした。
今の彼女はレベル11である
ところで、カズマ達はというと・・・
一文なしのアクアはいろんなバイトに励んで、俺に借りた借金の返済に奔走している。
ダクネスはしばらく実家で筋トレをしてくるらしい。
そしてカズマは、今の自分の力がどれほどのものか試したいようで、今回は一人で『初心者用・キールのダンジョン』と言うダンジョンで探索とレベルアップ、そして腕試しに手頃な討伐クエストを受けている。
一人で大丈夫かと思ったが、カズマがどうしてもと言うので『ヤバいと思ったらすぐに逃げる』これを条件にGOを出した。
俺とエルシャとめぐみんはと言うと・・・
今から少し前・・・
めぐみん「爆裂魔法を撃つに、いい練習場所はないものでしょうか?」
この一言から、始まった。
めぐみんは一日に一回爆裂魔法の練習を欠かさず行っているようだ。
だが、街の近くだと『音がうるさい』『迷惑だ』と言って注意されるらしい。
よって、爆裂魔法の練習の場所が必然的にアクセルの街から遠く離れた所になる。
そこで俺は一つ名案と呼べる策を思いついたのだ。
それは、めぐみんの爆裂魔法の練習にもなるし、経験値稼ぎにもなる策だ。
ー魔王軍の砦ー
ここはアクセルの街から遠く離れた魔王軍が占領している砦の一つである。
元々は王国軍が所有していた砦だが、魔王軍の侵攻の際占領されてしまったのだ。
王都進行の為の魔王郡の重要拠点の一つである。
兵士たちは血気盛んな者が多く、全員生き生きしている。
だがそんな中にも・・・
弓兵の魔族1「ふあぁ〜・・・暇だ・・・」
弓兵の魔族2「おい、気を抜くなよ。 戦場では何が起こるか分からないんだからな。」
防壁の見張り台の中に弓矢を持った魔族の兵士がいた。
一人は呑気に欠伸をして眠そうにし、もう一人はそんな兵士を注意している。
現在は魔王軍が優勢で、魔王軍側が王都に攻め込む事はあっても、向こうから攻めてくる事がないので、拠点防衛の任務はハズレ任務とされ、ほとんどの兵士は退屈そうにしている。
弓兵の魔族1「おう、すまねぇ。 だがよ、ハッキリ言ってこの任務退屈だろう。」
「なんで魔王様は一気に攻め落とそうとしないのかねぇ。」
弓兵の魔族2「さっきも言ったが、気を抜くなよ。 それに今こっちは補給線が伸びているんだ。」
「攻めようにも武器防具、兵士や兵糧、他にも色々足りていないんだ。攻めるのは準備が整ってからだ。」
弓兵の魔族1「まぁ、追い詰めているのはこっちだし、今更何が来たって勝利は目の前だぜ。」
と、他愛もない世間話をしている時、眠そうにしていた魔族がふと空を見上げた時だ。
彼は何か得体の知れないものを、上空に見つけたのだ。
弓兵の魔族2「? おい、どうした?」
弓兵の魔族1「・・・なぁ、あれなんだと思う?」
弓兵の魔族2「うん?」
真面目な魔族がそう言われて同じ方向を見てみると、そこには・・・
弓兵の魔族2「え?! ・・・空飛ぶ・・・木馬?」
そう、その方向にはまるで木馬のような形をした、何か得体の知れない物体が空を飛んでいたのだ。
疲れで変なものでも見えたのかと思い、一瞬目を閉じた次の瞬間、その木馬からこれまた変な物が飛んできた。
それは長細い棒状の物体で、後ろの部分から火花と煙を噴射して猛スピードでこっちに飛んできたのだ。
弓兵の魔族1・2「・・・え?」
その物体が砦の門に衝突すると・・・
ドゴオオオオオオオーーーーーーーーーン
弓兵の魔族1・2「ああああああああああ!!!!!!」
盛大に爆発したのだ。
重さ一トンもあろう鉄の城門が宙を舞い、鈍い音を立てながら地面を転がっていく。
弓兵の魔族2「なんだ!? 何が起こった?!」
弓兵の魔族1「あ・・・あの木馬ですよ。 あの木馬から棒状の物が飛んできたと思ったら・・・」
ブォン!!
弓兵の魔族1・2「!!?」
二人の魔族が確認のために空を見上げようとしたら、次の瞬間に足元に巨大な魔法陣が出現した。
次第に、目に見えるほどの魔力が渦巻き、虹色の星のような輝きを放ち始めた。
その魔力が鳥で全体を覆った時、二人の魔族や周辺の魔族達はこう思った。
(((((・・・・・・あ! 俺達・・・死んだ。)))))
ズゴオオオオオオオォォォォォォーーーーーーーーン!!!
とてつもない爆音の後に凄まじい爆風が突き抜け、砦のあった場所は見事に更地になった。
魔族達はおそらく、自分達に何が起こったのかも分らず、声をあげる間もなく、その生涯を閉じたのだった。
そして、その元凶である『空飛ぶ木馬』の中では・・・
ータイムマジーン内部ー
めぐみん「ハハハハハハハハハッ!! アーッハハハハハハハハッ!!」
「我が爆裂魔法の威力、思い知ったかー!!」
賢治・エルシャ(どこの魔王だ?)
そう、砦を吹き飛ばしたのは、めぐみんの爆裂魔法なのだ。
俺が考えついた案とは、魔王軍の砦や要塞に爆裂魔法を撃ち込むと言う物だった。
結果は見ての通り、効果は抜群でめぐみんのレベルも3上昇したのだ。
めぐみん「燃え尽きろ、紅蓮の中で・・・・・・ハァ〜、最高デス。」
賢治「満足いったようで何よりだ。」
めぐみん「満足です・・・えぇ! 満足ですとも。」
「恐らく、私のこれまでの人生の中で、1番スカッとした瞬間ですよ。」
エルシャ「・・・確かに、スカッとしたわね。」
しかし、爆裂魔法・・・本当に凄まじいな。
機動力さえあれば、本当に世界最強の魔法使いになれるかもな。
某アメリカンヒーロー達が戦った、ロボット軍団も楽に倒せるかも知れない。
賢治「じゃあ、帰るか。」
めぐみん「いや〜、明日が楽しみです。」
帰る途中で、魔王軍らしき部隊が行軍していたので、こちらもミサイルで爆撃しておいた。
こうして、俺たち三人の新たな日課、通称『爆裂空中散歩』が始まった。
それは、雨の降る日も
めぐみん「『エクスプロージョン!』」
ドゴオオオオオオオオオオオオォォォォォーーーーーン!!!
魔族1「うわああああー!! 空飛ぶ木馬が来たぞー!!」
エルシャ「あ! 賢治、撃ち漏らしが逃げていくわ。」
賢治「おう、任せろ。 ポチッとな!」
魔族2「うわあああぁぁぁーー!!! また爆発したあああぁぁぁ!!!」
魔族3「ちょ・・・助け・・・ああああああああああ!!!」
時にはめぐみんの撃ち漏らしにミサイルやレーザーの雨を降らせてやった。
それは、風が強く吹く嵐の日も
魔族4「来たぞー!! 例の空飛ぶ木馬だー!!」
魔族5「この野郎!! 散々俺達の仲間を殺しやがってえええぇぇぇ!!」
魔族6「これでも食いやがれぇぇぇ!!!『ライトニング!』」
魔族4「『ライトニング・ストライク!』」
魔族5「『ファイヤーボール!』」
ある時は、こちらに攻撃する奴もいたが・・・
賢治「HAHAHA、回避行動を取るまでもないな。」
エルシャ「明らかに射程外よね。」
めぐみん「ハハハッ!! 射程外から一方的に蹂躙される気分を味わうがいい!」
「『エクスプロージョン!』」
抵抗虚しく、爆裂魔法の餌食になるのだった。
それは、穏やかな昼の一時にも
魔族7「うわあああぁぁぁ!! 来やがったあああ!!」
魔族8「全員要塞内に避難しろおおおぉぉぉ!!」
ある時は、建物の中に籠り難を逃れようとする奴もいた
賢治「めぐみん、ミサイルで要塞の屋根を吹き飛ばすから、爆裂魔法で一網打尽にしてやれ。」
めぐみん「了解です。」
魔族7「屋根が吹き飛んだあああああああ!!!」
魔族8「やめてくれええええええ!!」
めぐみん「『エクスプロージョン!』」
賢治「・・・・・・これは・・・あれだな、藁の家に隠れる子豚だな。」
一箇所に固まっていたことが災いし、一人残らず爆裂魔法の良い的になるのだった。
すると、相手側は次第に・・・
魔族9「ああっ!! 来たあああ!! 死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!!!!」
魔族10「来るな来るな来るなああああああ!!」
めぐみん「『エクスプロージョン!』」
脇目も振らず逃げ始め。
めぐみん「みなさん、お待たせしました。 爆裂魔法のお時間です!」
賢治「死んだ後はエリス様によろしくな。 あ! 胸に違和感を感じても何も言うなよ。」
エルシャ「? どう言うこと?」
魔族11「いやああああああああああ!!! やめてくれええええええええ!!!」
魔族12「オレ達が悪かった!! だから許してくれええええええええ!!」
魔族13「あ・・・あはっ! あははははははは!!」
めぐみん「『エクスプロージョン!』」
中には狂い始める奴も出始め
そしてついに・・・
賢治「・・・・・・なぁ。」
エルシャ「何。」
賢治「・・・・・・これ、なんだと思う?」
めぐみん「・・・さぁ?」
その日は様子がおかしかった。
今日も爆裂魔法を撃ち込むために、魔王軍の砦に来ていたのだが砦の中にいるはずの魔族達は平原に出てきてこちらに向けて土下座をしていたのだ。
エルシャ「・・・なんのつもりかしら?」
賢治「う〜ん。 とりあえず聞いてみるか。」
タイムマジーンを降下させ、変声機で声を威厳のある老人の声、感じ的に2068年のオーマジオウの総悟の声に変換して尋ねてみた。
賢治「諸君、何のつもりだね?」
エルシャ(おお!)
めぐみん(中々カッコイイ声ですね。)
次に返ってきたのはこうだ・・・
魔族達「「「「「全面降伏します!!!」」」」」
「「「・・・・・・」」」
俺はタイムマジーンを再び上昇させる。
それをみた魔族達は、一瞬ホッとした顔をするが
めぐみん「『エクスプロージョン!』」
無慈悲な爆裂魔法を喰らわせてやった。
ここ一週間程度で、めぐみんはヤバいくらいにレベルアップし、敵の砦や要塞はみんな更地になったのだ。
ただ、俺は一つ気になる事があった。
PiPiPiPiPi
賢治「? ・・・またか。」
エルシャ「またあの城の反応?」
賢治「あぁ・・・・・・とりあえずポチッとな!」
タイムマジーンから放たれたミサイルが4本。
アクセルの街から離れた廃城に放たれ爆発した。
めぐみん「・・・これで一週間近くになりますね、あの城に何かあるんでしょうか?」
賢治「分からん、ただ反応をみる限りアンデットの反応だから、放置しても後々厄介だから今日までミサイルを撃ち込んでいたんだが。」
エルシャ「何か気になるの?」
賢治「・・・・・・これだけ爆撃しているのに、何であの城は崩れないんだろうな?」
エルシャ・めぐみん「!!・・・確かに!?」
もしタチの悪いアンデットが城に住み着いているのなら、討伐した方がいいよな。
今度ルナさんに聞いてみよう。
ーギルドの酒場ー
賢治「シュワシュワ一杯、彼女にはジュースで。」
めぐみん「むぅ、ちょっと位いいじゃないですか。」
エルシャ「ちゃんとお酒が飲める歳になってからね。 私もジュースで。」
俺達は魔王軍の基地撃破とめぐみんのレベルアップを記念して、お祝いをしていた。
何とめぐみんはこの一週間足らずで21レベルが上がりレベル37になったのだ。
今現在の俺たちのパーティの中で1番レベルが高い。
今の俺のレベルは28だからな。
冒険者1「なぁ、王都の騒ぎ聞いたか?」
冒険者2「え? どんな?」
冒険者1「なんか、王都に攻めて来る魔王軍の規模が急に小さくなったんだってよ。」
冒険者2「へぇ、いいことじゃないか。」
冒険者1「いやそれがな、王国軍がチャンスとばかりに敵拠点に攻め入ったらあたり一面更地になっていたんだと。」
「原因が全く分からなくて困惑しているらしいぜ。」
冒険者2「マジか! 一体何があったんだろうな?」
どうやら王都でも俺達の噂で持ちきりらしいな。
隣を見るとめぐみんが得意げに鼻で笑ていた。
酒場の店員「シュワシュワ一つ、ノンアルコールのカクテル二つお持ちしました。」
賢治「ありがとう。 それじゃ、めぐみんの大勝利を祝して、乾杯。」
乾杯の合図とともに、ジョッキとコップを鳴らすのだった。
カズマ「お! なんか賑やかだな。」
後ろから声をかけてきたのはカズマだった。
賢治「おう、カズマお疲れさん。」
カズマ「おう、お疲れ。」
カズマもダンジョン攻略から帰ってきたようだ。
ただ、所々防具が増えている。
どうしたんだろうか?
エルシャ「カズマ、その防具どうしたの?」
カズマ「これか、これはダンジョンの主を討伐したときに、急に宝箱が出現してな。」
「開けてみたらこの防具が入っていたんだ。」
めぐみん「え? カズマダンジョンの主を倒したのですか?」
カズマ「あぁ、ここ一週間かけて少しづつレベルを上げて、やっと倒せたんだ。」
「いや〜、苦労したぜ。」
初心者用ダンジョンとはいえ、一人で主を倒すなんて
賢治(ちょっと拝見。)
俺は能力透視を使ってカズマの防具の性能を見てみた。
解除の籠手
・解除の心得
『罠感知』・『罠解除』・『鍵開け』のスキルが内包されている
・罠感知
どこに罠があるかを感知することができる
・罠解除
罠を解除することができる
複雑な罠は解除に時間がかかる
・鍵開け
鍵を開けることができる
複雑な鍵は開けるのに時間がかかる
感知の腕輪
・感知の心得
『熱源感知』・『音源感知』のスキルが内包されている
・熱源感知
熱を発するものを感知する
視覚情報に映し出される
・音源感知
音を発するものを感知する
視覚情報に映し出される
韋駄天のグリーブ
・韋駄天
『超加速』『神速』のスキルが内包されている
・超加速
一分間俊敏性を50%上昇させる
一度使用すると30分後に再使用できる
・神速
30秒間俊敏性を120%上昇させる
一度使用すると一時間後に再使用できる
中々レアな防具だ。
機会があったらダンジョンに入ってみようと思っていたが、これは期待できそうだ。
ダクネス「やぁ、みんな。」
賢治「よぉ、ダクネス。」
次にやって来たのはダクネスだった。
果たして彼女の筋トレの効果はあったのだろうか?
この世界では、ステータスを上げる方法は三つある。
一つは、レベルアップ。
二つ目はダクネスがやっていた筋トレや、瞑想などと言った各ステータスに関係のあるトレーニングを行うこと。
ただこの方法はステータスの数値は上がるが、レベルは上がらないらしい。
そして三つ目は、ステータス上昇系のスキルを習得すること。
俺が持っている『体捌き』などがいい例だ。
ダクネスが帰ってきたと言うことは、成果があったのだろう。
そんなダクネスは、手に箱・・・いやアタッシュケースを持ってきていた。
賢治「ダクネス、それは?」
ダクネス「あぁ、これだな。」
「実は、みんなにも見て欲しいんだ。」
めぐみん「何ですか?」
ダクネスは持ってきたケースを開けると、その中には・・・
賢治「?! これは!」
ダクネス「何か知っているのか?」
ケースの中に入っていたのは、全体が黒く錆び付いていたが、この形状は
そしてそのすぐ側には、黒いプレートみたいなものがあり、こちらも錆でよく見えないが『R』の文字が描かれている。
賢治「もしかして・・・」
『オーマジオウ!』
俺はオーマジオウライドウォッチを取り出し、オーマジオウの能力『時間逆行』を発動した。
その力をケースの中にある物に向けた。
すると、次第に錆が取れていき、その全貌が明らかになった。
それは、俺が予想していた通りのものだった。
賢治「マッハドライバーと、トライドロンキー!」
カズマ「え? もしかして、仮面ライダーのベルトか?」
ダクネス「やはり・・・」
賢治「仮面ライダードライブに出てくる、仮面ライダーマッハ、そして仮面ライダーチェイサーが使う変身ベルトだ。」
エルシャ「ドライブ?」
賢治「仮面ライダー史上初、車にしか乗らない仮面ライダーだな。」
カズマ「は? 車にしか乗らない? マジか!」
ケースの中に入っていたのは、マッハドライバー炎とトレイドロンキーの二つだった。
ただ、俺の知っているマッハドライバーとはカラーリングが違うようだ。
本来は青いはずが、このドライバーは青い部分が赤くなっている。
このドライバーを開発したのは、クリム・スタインベルトことベルトさんの恩師のハーレー・ヘンドリクス博士が開発したものだが、このドライバーは違うのだろうか?
そもそもこのドライバーはどうしてこの世界にあるのか?
トライドロンキーがあると言うことは、トライドロンもこの世界に存在するのだろうか?
そんなことを考えていると
『マッハドライバー!』
賢治「?」
カズマ「お、おいダクネス!?」
マッハドライバーの起動音が聞こえた。
カズマが何やら慌てている感じだが、一体何が。
賢治「・・・って! ダクネスお前!」
ダクネス「? なんだ?」
賢治「何だじゃねぇよ。 何で腰にドライバーをつけてるんだよ?!」
何とダクネスがマッハドライバーをつけていたのだ。
しかも起動音がしたと言うことは。
賢治「一回外してくれ!」
ダクネス「わ、わかった。」
その後他のみんなにマッハドライバーを腰に当ててもらうが、装着できなかった。
つまり、これが意味することは・・・
賢治「はぁ〜・・・どうやら所持者登録されてしまったみたいだ。」
エルシャ「所持者登録?」
賢治「あぁ〜、簡単に言うとダクネス以外には使えなくなったんだ。」
カズマ「マジか。」
ダクネス「では! 私も仮面ライダーに?」
賢治「なれるかもな。」
ダクネス「・・・!!」
ダクネスは感極まったように、ガッツポーズを繰り出していた。
だが、正直なところ、ダクネスに仮面ライダーが務まるのだろうか?
賢治「ダクネス。」
ダクネス「なんだ?」
賢治「このさい仮面ライダーになるのはいいとしよう。 だけど、仮面ライダーの力は沢山の人の愛と平和を守るためにあるんだ。」
「頼むから自分の性癖を優先しないでくれよ。」
ダクネス「な!! ちょっと待て、賢治は私をどう見ているのだ?」
「私がいつどんな時でも自分の性癖を優先すると思っているのか?」
賢治「思ってるよ・・・当然じゃん。」
ダクネス「な!!」
「・・・・・・まさかみんなも?」
そう言って他のみんなに顔を向けるが、全員揃って目を合わせようとしない。
つまりは、そう言うことだ。
ダクネス「なあああああ!!」
ダクネスが頭を抱えて叫んでいる時。
ルナ「緊急!! 緊急!! 冒険者の皆さんは、武装して正門前に集まってください!!」
「「「「「!!?」」」」」
ルナさんの声に一斉に反応したギルドにいる冒険者達。
何やらただごとではない雰囲気だ。
まさか、爆裂空中散歩を始めてしばらくした日に、アクセルの街の近くに魔王軍の幹部らしき者がやってきたらしいが、そいつがここに来たんじゃないだろうな?
賢治(・・・・・・いや、ここは駆け出しの街だし、考えすぎか。)
と言っても、先日のインベス騒ぎからこの街の冒険者達の平均レベルは25前後まで上がっているので、駆け出しばかりじゃなくなっている。
よほどのことがない限り大丈夫だろう。
途中、バイトを終えたアクアと合流し、正門前にやってきた。
そこで待ち受けていたのは、見事にこちらの予想を裏切ってくれた。
ーアクセルの街 正門前ー
???「・・・・・・」
アクア「なになに?」
カズマ「何だあいつ? ・・・滅茶苦茶強そうだぞ。」
ダクネス「あれは・・・首無しの騎士・・・・・・デュラハンか!」
そのには、馬に跨った騎士風の男がいた。
だがそいつは普通じゃない。
まずそいつには首がない。 いや正確には自身の首を左腕で抱えている。
そして、またがっている馬も頭がない。
俺のいた日本には『首切れ馬』という首のない馬姿をした妖怪がいるが、もう一つ、コシュタ・バワーという死を予言する首無し馬がいるが、目の前にいるのがデュラハンなら後者の方だろうか?
デュラハン「俺は先日、この近くの城に越してきた魔王軍の幹部のものだが・・・」
エルシャ「!! 魔王軍の幹部!!」
賢治「あいつが!」
俺は咄嗟に能力透視を発動していた。
BERUDHIA
LV76
種族 アンデット 職種 魔王軍幹部
体力 61712 火 90
魔力 10652 水 0
力 21660 土 40
知力 8968 風 45
俊敏性 9044 光 95
器用さ 7964 闇 35
幸運 278
スキル
・魔眼
・カースド・ブレード
・カースド・ラッシュ
・剛・斬撃
・眷属召喚
・死の宣告
・魔炎の加護
・魔光の加護
・・・・・・やばい、とんでもないステータスだ。
素の状態ではステータス的に絶対勝てないぞ。
そう考えていると、魔王軍の幹部は次第に体をプルプルと震わせ始めた。
ベルディア「お・・・お・・・俺の城に・・・毎日毎日欠かさず、謎の爆発物を打ち込んでくる・・・頭のおかしい大馬鹿野郎は、誰だああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
賢治「・・・・・・あぁ〜・・・」
やばい! ものすご~く身に覚えがあった。
おそらくここ一週間毎日ミサイルを撃ち込んでいたあの城だ。
て言うか、居たのお前かよ!!
エルシャ「・・・賢治。」
めぐみん「これは・・・」
賢治「・・・・・・」
これは出て行くしかないだろう。
じゃないと怒り心頭のあいつが何をするか分かったもんじゃない。
俺は意を決すると、ベルディアに向かって歩き出した。
その時
『ジオウⅡ』
賢治「うん?」
急に、ジオウⅡのライドウォッチが起動したと思ったら、頭の中にイメージが流れ込んできた。
ジオウⅡの『未来予知』の能力が発動したようだ。
賢治「・・・・・・エルシャ、めぐみん。」
エルシャ・めぐみん「?」
俺はめぐみんとエルシャに伝えることを伝えると、改めて歩き出した。
その最中に、冒険者カードを出し、三つ新しいスキルを取得しておいた。
そして、お互いしっかり顔が見える距離までくると
ベルディア「お前が・・・・・・お前が毎日欠かさず爆発物を打ち込んでくる、大馬鹿者かぁ!!!」
「俺が、魔王軍の幹部と知って喧嘩売っているのなら、堂々と城に攻めて来るがいい!!」
「そうでないのなら、街の中で震えているがいい!!」
「ねぇ・・・何でこんな陰湿な嫌がらせするの〜!!」
「どうせ雑魚しかいない街だと思って放置していれば、調子に乗って毎日毎日ポンポンポンポンポンポンポンポン!!」
「撃ち込みに来やがって! 頭おかしいのか貴様ああああああ!!!」
賢治「・・・・・・」
なんか気の毒に感じてきた。
知らなかった事とはいえ・・・
それに、今思い出したが、こいつって・・・
賢治「いや〜、それは済まなかった。 まさかあの廃城に住んでいるなんて思わなかったからな。」
「あと、今から一週間くらい前に、行軍中のあんたの部隊にミサイル・・・あぁ、謎の爆発物を撃ち込んだのも俺だ・・・」
「ごめんな。」
そう、こいつは爆裂空中散歩を始めた初日に爆撃した魔王軍の部隊だった。
1番先頭にこいつがいたから間違いない。
一応、多少の謝罪の意を込めて謝って見たが・・・
ベルディア「・・・・・・こ・・・・・・こ・・・・・・」
賢治「こ?」
ベルディア「こ・・・こ・・・この腐った蜜柑があああああああああああああああ!!!!!」
ーベルディアsideー
そう、あれは余りにも、突然のことだった。
今から一週間ほど前、俺は魔王様より駆け出しの冒険者達が集まる街の付近の調査を命じられたのだ。
あの日は絶好の行軍日和だった。
魔に身を堕としたこの身でも、思わず鼻歌を歌ってしまうほど麗かな一時だった。
そんな時だった。
俺の部隊の上空を、まるで木馬のような形をしたものが飛んでいったのだ。
最初は自分の目を疑った、だが次の瞬間。
その木馬から謎の棒状のものが飛来したのだ。
その棒状のものが地面に接触した途端
ドゴオオオオオオオオオオオオオーーーーン!!!
ベルディア「ミギャアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァ!!!」
爆発したのだ。
おかげで俺の部隊は、俺を除いて全滅し、俺は飛んでいった自分の首探しに半日費やすハメになったのだ。
何とか街の近くの廃城にたどり着き、戦力を整え、いざ調査を開始しようと思った矢先に
ドゴオオオオオオオオオオオオオオーーーーン!!!
ベルディア「アギャアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァ!!!」
また爆発した。
ふと空を見ると、あの時見た空飛ぶ木馬の姿を見つけた。
反撃しようにもすぐに去ってしまったので、やり場のない怒りが込み上げてきた。
先程の爆発で城の一部が破損したので、改めて眷属を呼び出し、修繕作業に回した。
だが、爆発から修理、爆発から修理、爆発から修理・・・・・・そんな毎日が一週間続いたのだ。
流石に堪忍袋の緒が切れた。
これまでのことから、あの木馬がアクセルという街に向かって飛んでいることは分かっている。
俺はこの騒動の張本人に文句を言うために、単身街に向かったのだ。
そして、出てきたのは男の冒険者だった。
この男が張本人だと思うと、今まで溜まっていた怒りが噴き出て、自分でも気付かないうちに色々捲し立てていた。
そんな俺に返ってきた言葉は
冒険者「いや〜、それは済まなかった。 まさかあの廃城に住んでいるなんて思わなかったからな。」
「あと、今から一週間くらい前に、行軍中のあんたの部隊にミサイル・・・あぁ、謎の爆発物を撃ち込んだのも俺だ・・・」
「ごめんな。」
だった・・・ ブチッ!!!
何かが切れた。
ベルディア「・・・・・・こ・・・・・・こ・・・・・・」
冒険者「こ?」
ベルディア「こ・・・こ・・・この腐った蜜柑があああああああああああああああ!!!!!」
俺は馬から飛び降り、目の前にいる冒険者に怒りに任せて剣を振るった。
ー賢治sideー
賢治「!! 『知覚強化!』」『ジカンギレード! ケン!』
俺はスキルを発動してジカンギレードを取り出し、デュラハンの剣をギリギリ躱すと
賢治「『斬撃!』」
ベルディア「ぬっ!!」
デュラハンの左側から後ろに抜けるように、スキル『斬撃』で斬りかかった。
だがレベル差のせいか、俺の『斬撃』は幹部の鎧を少し傷つけた程度だった。
しかし俺は間髪入れずに
賢治「『オールエレメントスラッシュ!』」
ベルディア「! これは!!」
六属性全ての属性がジカンギレードに集約され、それをデュラハンに向けて解き放った。
すると、天高く白いオーラが伸び、虹色の星のような光が渦巻く。
その直撃を受けた張本人は
ベルディア「ギヤアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
と、叫び声をあげていた。
どうやら効果はあるみたいだ。
デュラハンから距離をとり、追撃に備える。
土煙が晴れ、そこには、全身から黒い煙みたいなのを上げつつ立ち上がるデュラハンの姿だった。
アクア「う・・・嘘でしょ。 今のを受けて倒せないなんて。」
カズマ「・・・けど効いてはいるはずだぞ、ギヤアアア!! って言ってたし。」
そう、効いてはいるはずなんだ。
やはりレベル差だろうか?
ベルディア「ゼェ、ゼェ、ゼェ・・・お・・・お前のその力、本当に駆け出しか?」
「駆け出しが集まる街なんだろ、この街は!?」
どうやら今の一撃を受けて、向こうも冷静さを取り戻したようだ。
できれば怒りに我を忘れている内にもっとダメージを与えておきたかったが。
ベルディア「まぁいい、おかげで頭の熱が引いた。」
「どうやらお前には、確実な死を与えたほうがいいようだな。」
賢治「うん?」
そう言ったデュラハンは、右手で俺を指差し
ベルディア「汝に、死の宣告を・・・お前は今から一週間後に・・・死ぬ!」
賢治「!!」(来た!!)「ぐっ・・・ああああああああ!!」
ーダクネスsideー
デュラハン「どうやらお前には、確実な死を与えたほうがいいようだな。」
魔王軍の幹部がそう言った時、思わず背筋が震えた。
今すぐにでも賢治の元に駆けつけねば、賢治が危ない。
私が駆け出そうとした時、私はめぐみんとエルシャに後ろから羽交い締めにされ正面から両肩を押さえ付けられていた。
ダクネス「!? 2人とも離せ!!」
めぐみん「離せません!」
エルシャ「賢治に言われてるからね、『ダクネスだ飛び出そうとしたら全力で止めてくれ』って。」
ダクネス「な!」
どう言うことだ?
賢治にはこの状況が読めていたと言うことか?
デュラハン「汝に、死の宣告を・・・」
ダクネス「!! いかん! 2人とも離せ!! 止めるな!!」
早く!! 早くいかないと!!
デュラハン「お前は今から一週間後に・・・」
ダクネス「やめろおおおお!!」
デュラハン「死ぬ!」
賢治「ぐっ・・・ああああああああ!!」
ダクネス「賢治!!」
ー賢治sideー
俺の体に黒いオーラが巻き付いたと思ったら、全身を締め上げられるような感じがした。
それは一瞬だったが、その後も妙に気だるい感じか抜けなかった。
カズマ「賢治!!」
めぐみん「賢治、大丈夫ですか?!」
賢治「・・・・・・あぁ、少しだるいけど、大丈夫だ。」
仲間達が駆けつけ、俺の心配をしてくれる。
そんな俺達を見たデュラハンは
ベルディア「その男の仲間か? よく聞くがいい、その男は一週間後に死ぬ。」
「「「「「!!!」」」」」
ベルディア「その呪いを解いて欲しかったら、俺の城に来い。」
「見事俺の元まで辿り着けたなら、その男の呪いは解いてやろう。」
「だが、果たして辿り着けるかな?」
「ハハハハハハハハッ!!」
デュラハンはそう言って、高笑いと共に消えていった。
後に残ったのは、俺たち冒険者達だけだった。
周囲には暗い雰囲気が満ちていた。
そんな中、めぐみんが一人歩き出した。
カズマ「おい! どこ行くんだよ。」
めぐみん「・・・ちょっとあいつの城に行って、あのデュラハンに爆裂魔法をぶちかまして、呪いを解かせてきます。」
カズマ「・・・はぁ、俺も行くぜ。 これでも仮面ライダーなんだ。」
「仲間を見捨てるなんてできないからな。」
ダクネス「2人が行くのなら、私も行くぞ。」
みんな俺のためにあのデュラハンを倒そうとしてくれている。
・・・・・・その気持ちは嬉しいんだが
賢治「あぁ〜みんなその必要はないぞ。」
カズマ・めぐみん・ダクネス「え?」
エルシャ「・・・やっぱり、何か考えがあるの?」
賢治「気付いていたのか?」
エルシャ「だって、賢治なんだか・・・あえてあの呪いを受けたような気がしたもの。」
ダクネス「わざと・・・・・・おい賢治!! それは本当なのか?」
その通りだ。
実はさっき、ジオウⅡの未来予知で見ていたのだ。
『知覚強化』『剣術』この二つのスキルを習得していないと、最初の一撃で大怪我を負っていたことも
『斬撃』はついでに
本来なら呪いを受けるのも、俺を庇ってダクネスが受けるはずだった。
その後、ダクネスの例の性癖が爆発して、場の空気がグダグダになることも。
そして当然、呪いの解呪についても
賢治「と言うわけでアクア。」
アクア「え・・・何?」
賢治「呪いの解呪よろしくな。」
アクア「え? ・・・・・・あ!」
「『セイクリッド・ブレイクスペル!』」
賢治「!! ・・・・・・あぁぁぁぁ〜・・・」
カズマ・めぐみん・ダクネス「・・・え?」
アクア「忘れてたけど、私にかかればデュラハンの呪い解呪なんて、チョチョイのチョイよ。」
アクアのおかげで、さっきまでの気だるさが無くなり、スッキリした。
俺が助かったと知ると、他の冒険者達も歓声をあげ、近づいてきて俺が助かったことを喜んでくれているようだ。
賢治「さて、ここから対デュラハン戦に向けて、準備をしないとな。」
「忙しくなりそうだぜ。」
とりあえず、今回はこんな感じです。
ダクネスに関しては、正式な変身ではなく一時的なものです。
1番描きたかった爆裂空中散歩が駆けて良かったです。
次回は、ベルディア戦に向けての準備期間になります。
それでは、また次回