この仮面の戦士に祝福を   作:ナハト02

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みなさんお待たせしました。
第十四話です。

今回は幽霊屋敷でのいざこざです。




第十四話 この幽霊屋敷に祝福を

賢治「・・・・・・ふわ〜・・・」ブルブル

 

 俺は宿屋の部屋の中で目が覚めた。

 やっぱりこの冬の季節、朝は寒い。

 せめてもう一枚毛布が欲しい。

 

賢治「・・・やっぱり自分の家が欲しいな。」

 

 まぁ、俺はまだいい方だろう。

 カズマなんか未だに馬小屋で生活しているみたいだし。

 カズマも自分の家が欲しいから、できるだけ出費を抑えるために馬小屋生活をしているらしい。

 だがカズマ曰く、朝起きた時たまに『まつ毛が凍っていたことがある』と言っていた。

 やっぱり俺達の世界とこっちの世界では、寒さの度合いが桁違いだな。

 アクセル周辺は豪雪地帯じゃないのがせめてもの救いだな。

 じゃないと今頃カズマの奴、凍死していてもおかしくないぞ。

 

賢治「・・・今日も頑張るか。」

 

 俺は顔を洗って、服を着替えてから宿屋を後にした。

 

 

ーアクセルの街 商業区ー

 

 偶然カズマとアクアに出会ったので、同行することにした。

 カズマは仮面ライダーになれることを抜きにすると、普通の冒険者より結構強い部類なのだが、もう少しスキルを充実させたいらしい。

 そこで来たのが、ウィズ魔道具店だ。

 

賢治「カズマもここの店主さんと知り合いだったんだな。」

カズマ「まぁな。」

 

 なんでも以前、『ゾンビメーカー討伐』のクエストを受けたときに墓地で知り合ったとか。

 なんでそんなところにウィズがいたんだろうか?

 そんなことお考えていると、店についた。

 

カズマ「着いたな。」

  「アクア、一応言っておくが絶対に暴れるなよ。」

アクア「ちょっと! カズマは私をなんだと思ってるの!」

  「私、チンピラや無法者じゃないのよ! 女神よ私は!」

賢治「?」

 

 アクアが騒がしいのはいつものことだが、この店にアクアが暴れる様な事があるのだろうか?

 まだ騒いでるアクアを無視して、カズマが店に入って行く。

 それを追うようにアクアと俺が続いて入って行く。

 中には店の商品を磨いているウィズがいた。

 

ウィズ「! いらっしゃいませ。」

アクア「?」

ウィズ「? ・・・あああああああ!!」

アクア「ああああああ!!」

賢治「?! なんだ?」

 

 ウィズがこちらに向かって挨拶おしたと思ったら、アクアを見た途端叫び出した。

 それを見たアクアが同じく叫び声を上げると、ウィズに向かっていった。

 

アクア「出たわねこのクソアンデット!」

  「あんた! こんなところで店なんて構えたの!!」

ウィズ「ひいいぃぃ。」

賢治「? アンデット?」

 

 ウィズが?

 ・・・・・・いやまさか。

 

アクア「私が日々馬小屋で寝泊まりしているのに、あんたはお店の経営者って訳!?」

  「ふざけんじゃないわよ!!? こんな店、神の名の下に燃やしてやるわ!!」

 

 なんだか物騒なことを言っている。

 そろそろウィズを助けようかと思っていると、カズマがジカンザックスを手に持ちアクアの背後に近づき

 

 ガン!!

 

アクア「!!! ・・・クゥゥゥゥゥゥ・・・」

賢治「・・・oh。」

 

 ジカンザックスの側面でアクアの頭部を、思いっきりぶっ叩いた。

 実に痛そうにアクアがその場に蹲っている。

 最近のカズマは容赦がなくなってきている気がする。

 まぁ、アクアは甘やかすと調子に乗るからこれくらいが丁度いいのかもしれないけど?

 

ウィズ「ハッ?!」

カズマ「よっ、ウィズ。 久しぶり。」

賢治「俺も久しぶりだな。」

ウィズ「カズマさん。ケンジさん。」

 

 

 しばらくして、アクアも多少は落ち着いたのか、今は大人しくしている。

 ウィズの店のテーブルと椅子に腰掛け、不貞腐れているが。

 

アクア「・・・・・・お茶も出ないのかしら、この店。」

ウィズ「はっ! す、すみません!」

  「今お持ちしますので。」

 

 そう言って店の裏に消えていったウィズ。

 慌ててお茶の用意をしているのか、『パリン!』と、何かが割れるような音が聞こえてくる。

 ・・・・・・わざわざそこまでする必要はないと思うが?

 そして、カズマから聞いたがウィズは確かに人間ではなかった。

 能力透視でも確認済みだから間違いない。

 それ意外にもやばい事が分かったけどな。

 

 彼女は『リッチー』という、高位のアンデッドなのだ。

 『ノー・ライフ・キング』とも言われているらしい。

 カズマ達が受けた『ゾンビメーカー討伐』のクエストで彼女がいたのは、定期的に彷徨える魂を天に還してあげていたようだ。

 カズマ達は彼女を見逃す代わりに、定期的にウィズの代わりに除霊を行う事になったのだ。

 この街の聖職者はきちんと仕事をしていないのだろうか?

 

 少ししたら、ウィズがお茶を持ってきてくれた。

 なんだか申し訳ないが、いただくことにした。

 

アクア「・・・!」(美味しい!)

  「・・・アンデッドの癖に店なんて出して、アンデッドの癖に温かいお茶なんて出して・・・」

ウィズ「すみませんすみません! 私ばかりがこんな贅沢して!」

 

 謝っているけど、地味に嫌味っぽいことを言っているな。

 無自覚なんだろうけど。

 俺も飲んでみたが、確かに温かいし美味しかった。

 

カズマ「・・・なぁウィズ、スキルポイントに余裕ができたから、何かスキルを教えてくれないか?」

アクア「ブーーーーーーーー!!!」

カズマ「おわ!!」

 

 アクアが思いっきり噴いた。

 カズマは避ける事ができず、噴き出たお茶を顔面から受けた。

 

アクア「ちょっとカズマ! 女神の従者がアンデットのスキルを覚えるとか見過ごせないわよ!!」

カズマ「誰が従者だ!」

 

 まぁ、従者ではないな。

 仲間ではあるけど、カズマはどう思っているんだろう?

 

アクア「いいカズマ。 リッチーはね、暗くてジメジメした所が大好きな、言ってみれば『ナメクジの親戚』みたいな連中なのよ。」

ウィズ「酷い!!」

 

 高位のアンデットをナメクジとか・・・

 ウィズの言う通り、流石にひどすぎだろ。

 

カズマ「いや、リッチーのスキルなんて普通覚えられないだろ。」

  「そんなスキルが使えれば、うちのパーティの戦力アップになると思ってな。」

賢治「・・・て言うかカズマ、お前あのデュラハンのスキル『魔眼』を習得しているよな。」

アクア・ウィズ「え?!」

カズマ「あっ! 気付いていたのか?」

賢治「まぁな。」

 

 カズマはいつの間にかベルディアのスキル、『魔眼』を覚えていたのだ。

 視界に魔力の流れが映し出されるスキルだ。

 ベルディアの場合、自分の頭部を頭上に投げることで、自身の胴体の周囲の状況を的確に捉え、必要最低限の動きで攻撃と回避を行っていたのだ。

 魔力の流れを見ると言うことは、索敵にも使えると言うことだから、結構便利なスキルだ。

 ただ、元がデュラハンの使っていたスキルなだけに、消費する魔力が多く発動すると解除するまで魔力を消費し続けるため、今のカズマだと3分が限界だろうな。

 

ウィズ「そう言えば皆さん、あのベルディアさんを倒したんですよね。」

  「あの方は、幹部の中でも剣の腕だけはトップクラスの実力でしたのに、凄いですね。」

カズマ「・・・なんか、ベルディアのことを知っているような口ぶりだけど?」

 

 まぁ、知っていて当然だろう。

 だって彼女は・・・

 

ウィズ「はい。 私、魔王軍の九人いる幹部のうちの一人なので。」

アクア「確保おおおおおおお!!!」

ウィズ「きゃああ!!」

 

 ウィズが魔王軍の幹部だと分かるとアクアがウィズに覆い被さり、背中から押さえつけた。

 ただでさえアンデットを毛嫌いしているのに、目の前にいる相手が魔王軍の幹部なら尚更だろう。

 

ウィズ「アクア様! お願いです、話を聞いてください!!」

アクア「やったわねカズマ、賢治、これでまた一人幹部を倒せるわね。」

カズマ「おい、ちょっと待てよ!」

  「え〜っと、流石に魔王軍の幹部というなら、冒険者として見過ごせないんだけど?」

ウィズ「違うんです! 『魔王城の結界の維持にのために協力してくれ』と頼まれたんです。」

  「もちろん今まで人に危害を加えていませんし、私を倒してもそもそも懸賞金もかかっていませんから。」

「「「・・・・・・」」」

アクア「・・・よく分かんないけど、とりあえず浄化しておくわ。」

ウィズ「ヒイイィィィィィィ!!!」

賢治・カズマ「やめんかい!!」

 

 

 アクアをなんとか止めて、改めてウィズの話を聞くと

 ウィズは魔王城の結界を維持しているだけの、『なんちゃって幹部』で人里で店を出すのは構わないから、せめて結界の維持は協力して欲しいと頼まれたらしい。

 条件として、お互いの行うことには干渉しないし敵対もしない、ただ戦闘に携わる者以外の人間を殺した場合は干渉するし場合によっては敵対行為もする。

 これを条件に魔王の頼みを受けたらしい。

 魔王城の結界は幹部が残り2・3人になったら、ウィズ曰くアクアなら強引に結界を破れるらしい。

 アクアは、『本気を出せば魔王城の結界なんて簡単に破れる』と言っていたが、今結界を破ってもベルディア相手に苦戦した俺達が行っても返り討ちに遭うだろうから今すぐは論外だ。

 あとこれは、どうしても確認したかった事だからやったのだが。

 ウィズはリッチーになる前は、冒険者でありアークウィザードとして結構名が売れていたらしい。

 だから、彼女が持っている冒険者カードを見せてもらった。

 おかげで確認したいことも確認できた。

 最後に一つ。

 

賢治「・・・なぁウィズ。」

ウィズ「はい?」

賢治「ウィズって、人間か? それとも、人に害を及ぼすアンデットか?」

ウィズ「!!!」

 

 これがどうしても聞いておきたかった。

 今のウィズを否定する訳じゃないが、聞いておきたい。

 

ウィズ「・・・今でも、心は人間のつもりです・・・」

賢治「・・・そっか。」

  「カズマ、アクア、ウィズは信じていいと思うぞ。」

 

 俺はウィズを信じることにした。

 さっき冒険者カードを確認したら、討伐項目に人間の表記がなかった。

 これが示すことは、ウィズの『人に危害を加えていない』という言葉は本当だと思う。

 何より彼女のことは、そんなに長い付き合いでもないが、彼女が優しいということは十分知っているつもりだ。

 天然で商売下手なのが残念だが。

 

カズマ「俺は元々そんなに警戒してないから、いいと思うぞ。」

賢治「アクアは?」

アクア「・・・分かったわよ!」

  「アンデットなんかと必要以上に仲良くするつもりはないけど、取り敢えず攻撃はしないわ。」

賢治「ありがとな、アクア。」

アクア「・・・・・・フン!」//////

ウィズ「皆さん・・・ありがとうございます!」

 

 ウィズは目にうっすらと涙を浮かべて、俺達に頭を下げてきた。

 取り敢えずこの問題に関しては、もう済んだな。

 

カズマ「でもいいのか?」

ウィズ「はい?」

カズマ「ベルディアを倒した俺達に恨みとか・・・」

ウィズ「・・・ベルディアさんとは、それほど仲が良かったわけではありませんし、それに・・・」

賢治「それに?」

ウィズ「・・・いつも自分の頭を私の足元に転がしてきて・・・・・・スカートの中を覗こうとするような人でしたから・・・」//////

「「「・・・・・・」」」

 

 ベルディアの奴、そんなことをしていたのか!?

 魔王軍の幹部にしては、なかなか男気がある奴だと思っていたのに。

 もういなくなった奴だけど、評価を改めないといけないようだな。

 ちなみにウィズもアナザーライドウォッチを持っており、そのウォッチは『ウィザード』だった。

 流石にこれは破壊しようとしたが、ウィズが待ったをかけた。

 ウィズはどうしてもやらなければならない事があり、もうしばらくウォッチを使わせて欲しいと言ってきた。

 まぁ、彼女なら力に飲まれることも、間違った使い方をすることもないだろう。

 しばらくは見守ろう。

 

 

 その後、カズマは改めてウィズにスキルを教えてもらった。

 一つは、『ドレインタッチ』。

 魔力や体力を吸い取ったり、逆に分け与えたりする事ができるスキルだ。

 もう一つが、『ギャンブル・カード』。

 スキルを発動すると5枚のトランプのカードが出現し、役とカードの数字によっていろんなスキルが使えるスキルだ。

 役の強さと数字の強さはポーカーと同じで、どんな効果のスキルが当たるかはやってみないとわからない、まさしくギャンブルなスキルである。

 幸運の数値が高いほど強い役を引く確率が増して、1日3回までしか使えず、一度使った後にもう一度使うとその前に引き当てたスキルはなくなってしまう。

 スキルの保持時間は24時間続く。

 試しに使ってみたら、エースのスリーカードが出て、手に入れたスキルが『ターンアンデット』だった。

 流石にウィズで試すわけにはいかず、どうするか迷っていると、店にある屋敷を管理している人が飛び込んできた。

 

 

 ウィズの仲介で俺達はウィズの店を訪ねてきた管理人の依頼を受けることにした。

 依頼の内容は『幽霊屋敷の除霊』だ。

 

賢治「ここがその幽霊屋敷か。」

めぐみん「元々は、貴族の別荘だったみたいですよ。」

 

 俺達は今、それぞれの私物一式を纏めて屋敷の門の前に立っている。

 まるで引っ越しでもするみたいだが、まぁその通りである。

 

アクア「悪くない、悪くないわ。」

  「私達にピッタリの屋敷じゃない!」

ダクネス「しかし、除霊が成功した暁には、報酬としてこの屋敷に住んでいいとは、太っ腹な管理人さんだな。」

 

 そう、この依頼が成功したらこの屋敷に住めることになったのだ。

 冒険者が住むことで、この屋敷はもう大丈夫だということを広めたいのだろう。

 

カズマ「ただ管理人さんが言うには、祓っても祓っても次々に新しい霊が住み着いてしまうみたいでな。」

 

 最初はこの街の教会に頼んでいたのだが、『お布施』と称して高い金額を支払って除霊をしたにも関わらず、次の日にはまた霊が住み着いてしまって、冒険者ギルドにも依頼したのだが結果は変わらず、藁にもすがる思いでウィズに頼みにきたらしい。

 

アクア「任せてよ! 私はアークプリーストにして女神、いわば対アンデットのエキスパートよ。」

  「フッ・・・・・・・・・・」

 

 アクアが両手を突き出し集中すると、アクアの体が光り始めた。

 こういうのを見ると、改めてアクアが『女神なんだな』と思う。

 

アクア「・・・・・・見える・・・見えるわ。」

  「この屋敷には、貴族が遊び半分で手を出したメイドとの間にできた子供、その隠し子が幽閉されていたようね。」

  「もともと体が弱かった貴族の男は病死、隠し子の母親も行方しれず。」

  「この屋敷に一人残された少女はやがて若くして父親と同じ病に伏して・・・」

「「「「「「・・・・・・」」」」」」

 

 急に語りだしたのでしばらく聞いていたが、ぶっちゃけなんでそんな裏事情まで分かるのだろうか?

 アクアは放っておいて残った俺達は屋敷に向かっていった。

 だが、俺はふと視線を感じて立ち止まった。

 

賢治「? ・・・・・・」

  (見られてる?)

 

 そりゃあ、幽霊屋敷なんだから、そういうのを感じてもおかしくはないと思うが。

 なんと言うか、・・・純粋というか、無邪気というか、とにかく悪意は感じない。

 

賢治(幽霊屋敷、幽霊、お化け、・・・ゴースト・・・!)

 

 俺はライオウォッチを取り出し、起動した。

 

 『ゴースト!』

 

 ゴーストウォッチを使えばこの謎の視線の正体がわかると思ったのだ。

 だが、その状態で屋敷を見てしまった。

 

賢治「・・・うげっ!!」

 

 屋敷には無数の霊魂が漂っていた。

 もともと霊感なんてなく、元いた世界でも幽霊なんて見たことがなかったけど。

 これはアカン!!

 正直言って気持ちわる!!

 唯一の救いは、ここにいる幽霊は悪霊の類ではないことだ。

 これもゴーストウォッチの力なのか、幽霊が放つ感情というか、思念みたいな物を感じ取れる様になっている。

 この幽霊達からは、・・・何と言うか『困っている』みたいな感情が感じられる。

 

賢治「・・・ふぅ〜、あんまり直視するモンじゃないな。」

  (・・・こっちか?)

 

 視線の気配を辿っていくと、そこには墓があった。

 門から入って左の隅の方、大きな木の近くにそれがあった。

 

賢治「・・・墓か? ・・・うん?」

 

 お墓の後ろ。

 大きな木の後ろにこっちを見ている女の子がいた。

 金髪の縦ロールで、青いドレスを着た可愛い女の子だ。

 その子はじっとこっちを見ている。

 

賢治「・・・こんにちは。」

???【?!?!?】サッ

 

 まさか挨拶されると思っていなかったのか、ものすごく驚いているようだ。

 木の後ろに隠れてしまったが、恐る恐るまた顔を出してきた。

 

賢治「大丈夫だぞ。 俺は何もしないから。」

 

 おれはしゃがんで、女の子と同じ高さの視線で話しかけた。

 

???【・・・お兄ちゃん、私が見えるの?】

賢治「うん。 ちゃんと見えているよ。」

 

 よかった、逃げないでくれて。

 それに、見た感じ悪い子じゃないみたいだし。

 

???【・・・初めて。】

賢治「ん?」

???【私に話しかけてくれたの、あのお店のお姉さん以外じゃ初めてなの。】

賢治「お店のお姉さん?」

???【うん。】

 

 ウィズの事だろうか?

 この屋敷のことを知っている感じだったし。

 

賢治「君は・・・幽霊だよね。」

???【・・・うん。】

賢治「おっと! まだ名前を言ってなかったね。」

  「おれは霧島賢治。 君は?」

???【・・・ア・・・】

賢治「ア?」

???【・・・アンナ・・・アンナ・フィランテ・エステロイド。】

 

 

ーカズマsideー

 

 屋敷の掃除も粗方終わり、各々の部屋割りを決めて解散となり、今夜になった。

 

カズマ「いや〜、自分の部屋があるっていいな。」

 

 あの厳しい馬小屋生活が嘘みたいだ。

 いつも隣にはアクアがいたので男の『アレコレ』もできなかったし、この開放感は素晴らしい!

 そういえば、掃除の途中から賢治が居ないことに気づいて、窓から外を見てみると屋敷の庭の隅の方で座り込んでまるで誰かと会話をしているように見えた。

 ルミにお願いして、誰がどの部屋に決まったのかは知らせてもらっている。

 ちなみに賢治は、角部屋にした。

 俺達の中で相談して、この部屋は誰が使うかを話し合ったところ、満場一致で賢治に決まったのだ。

 

 しばらく部屋で過ごしたが、何かが出てくる気配がない。

 一応敵感知は常時発動しているので、いきなり目の前に何かが現れるなんてことはないだろう。

 それに、アクアがいる。

 あいつの事だから、自分が住むこの屋敷を幽霊なんかに好きにさせる訳がない。

 一応、アークプリーストにして女神だもんな。

 

アクア「ああああああああああああああああああああ!!!!!!」

カズマ「!!? なんだ?!」

 

 俺の部屋にまで響き渡るほどのアクアの声が聞こえた。

 何事かと思って、急いでアクアの部屋まで行った。

 

カズマ「アクア! どうした!?」

アクア「うぐっ・・・グスッ・・・かじゅま〜・・・」

 

 部屋の中には、座り込んで泣いているアクアがいた。

 そして、アクアの手には空になった酒瓶があった。

 

カズマ「・・・おい、何だそれは?」

アクア「これは大事に取っておいた私の手元に一本しかない高級酒なのよ。」

  「お風呂上がりにゆっくりちびちび飲もうと思って楽しみにしてたのに・・・」

  「それが! 私が部屋に戻ってきてみてみたら、空だったのよおおおおおお!!」

カズマ「・・・・・・」

 

 心配してきてみればこれか。

 阿呆らし。

 

カズマ「そうか、じゃあおやすみ。」

 

 そう言って部屋を出ようとした時、顔を真っ赤にしてアクアが立ち上がった。

 

アクア「これはきっと悪霊に仕業よ!!」

  「ちょっとこの屋敷を探索して、目につく霊をしばき倒してくるわ!」

  「おおおおおおおおおおお!!!! 出てこいやあああああああああ!!!」

カズマ「・・・・・・寝よ。」

 

 俺は自分の部屋に戻って寝ることにした。

 その日、みんなが寝静まるまでの間、屋敷中にアクアの声が響いていた。

 

アクア「『ターンアンデット!』『ターンアンデット!』『ターンアンデット!』」

  「『ターンアンデット!』『ターンアンデット!』『ターンアンデット!』」

  「『ターンアンデット!』✨『花鳥風月!』✨『ターンアンデット!』」

  「『ターンアンデット!』『ターンアンデット!』『ターンアンデット!』」

  「『ターンアンデット!』『ターンアンデット!』『ターンアンデット!』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 深夜の屋敷の廊下。

 今、俺はどうしているかというと

 

カズマ「あああああああああああああ!!!!!」

 

 走っていた。

 走る、ただひたすら走る。

 背後から迫ってくる人形達から。

 

カズマ「怖い!怖い!怖い!何これ何これ!怖い!怖い!」

人形達【ウフフフフフフ・・・アハハハハハハハ・・・】

カズマ「いやあああああああああ!!! 『ターンアンデット!』」

 

 ゴト! ゴト! ゴト!

 

 『ギャンブル・カード』で使えるようになった『ターンアンデット』を使うも、やはりアクアほど強力じゃない。

 人形に取り憑いていた霊を、数体浄化できる程度だ。

 

カズマ「アクア!アクア!アクア様あああああああああああ!!!」

 

 アクアの名前を叫びながら、アクアの部屋のドアを開けて中に入る。

 まさかあいつに助けを求める日が来るとわ思っていなかった。

 ドアを閉めて、後ろを振り返るとそこには

 二人分の人影と、赤く光る『目』があった。

 

カズマ「いやあああああああああああああああ!!!」

めぐみん「きゃあああああああああああああああああ!!!」

エルシャ「やああああああああああああああああああ!!!」

「「「・・・・・・うん?」」」

 

 よく見るとそこに居たのは、手を繋ぎあっためぐみんとエルシャだった。

 

カズマ「何だ、めぐみんとエルシャかよ。」

  「脅かすなよ。 危うく漏らすところだったぞ。」

めぐみん「こっちのセリフですよ!」

エルシャ「よかった、カズマだったのね。 てっきりアクアかと・・・」

カズマ「そう言う二人はどうしてアクアの部屋に?」

 

 めぐみんは寝ているところに尿意が来たので、トイレに行こうとしたらあっちこっちで人形が動いていてその光景に恐怖を感じ、部屋を飛び出たらしい。

 エルシャは寝ている時に部屋の中から物音がしたので目を開けてみると、壁一面に人形が張り付いていて思わず部屋を飛び出してきて、偶然会っためぐみんと一緒に、アクアの部屋に避難したらしい。

 二人とも俺と似たような状況みたいだ。

 

カズマ「この分だと、アクアはまだ屋敷の除霊中か?」

めぐみん「そうですね、きっとダクネスも一緒にいると思います。」

 

 忘れそうだが、ダクネスはクルセイダーなのだ。

 漢字でかくと聖騎士。

 つまり、聖職者的なこともできるのだ。

 ・・・・・・流石にやばくなってきた。

 二人に耳を塞いで後ろをむいてくれと言って、ベランダから失礼しようとしたら、服の袖を掴まれた。

 その犯人はめぐみんだった。

 

カズマ「・・・おい何をする。 放してくれ。」

  「さもないと俺のズボンとこの部屋の絨毯が大変なことになる。」

めぐみん「・・・何一人でスッキリしようとしてるんですか?」

  「私達、仲間じゃないですか。 トイレだろうとどこだろうと、逝く時は一緒です。」✨✨✨

 

 ふざけるな!!

 こんな時にこいつ、仲間の絆的な何かを主張しやがった。

 大体めぐみんは以前、『紅魔族はトイレに行かない』って言ってたくせに

 

カズマ「・・・じゃあそこに空いた酒瓶が転がっているからそれを使えよ!」

めぐみん「今とんでもない事を口走りましたね! その空いた酒瓶で私に何をさせる気ですか!?」

エルシャ「・・・・・・あなた達、仲良いわね。」

カズマ・めぐみん「どこが(ですか)!!」

エルシャ(いや〜、仲良いと思うけど。)

  「・・・・・・!!!!!」

 

 エルシャが急に顔を青くして震え出した。

 俺とめぐみんはゆっくりエルシャの見ているベランダの方を向くと

 

カズマ・めぐみん「・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!」

 

 そこにはベランダに続く窓全体を覆い隠す程の大量の人形達がこっちをみていた。

 

「「「ああああああああああああああああああ!!!!!!!!」」」

 

 俺達3人はまた走り出した。

 

 

 

 俺達3人は物置部屋に避難していた。

 途中、トイレに行きたかったが人形達のせいで立ち寄ることができなかった。

 正直俺の膀胱はほぼ限界に近い。

 めぐみんなんか顔を真っ赤にして、両手で股間を押さえて必死に我慢している。

 エルシャは大丈夫そうにしている。

 

めぐみん「『黒より黒く・・・闇より・・・暗き漆黒に・・・我が真紅の』」

カズマ・エルシャ「!!!」

 

 我慢のしすぎか恐怖のせいか、正常な判断ができなくなったのか、めぐみんが詠唱を始めた。

 気持ちはわかるがちょっと待て!

 

カズマ「ちょっ! よせめぐみんこの屋敷ごと吹き飛ばすつもりか!?」

エルシャ「めぐみん頑張って! あなたは我慢ができる子よ!」

めぐみん「ーーーーーーーーー!!!」フルフル!!

 

 めぐみんが口をキュ〜っと閉ざして、目に涙を溜めながら首を横に振っている。

 我慢の限界に来ているのか、喋る余裕がもうないようだ。

 その時、部屋の扉が『バン!バン!』と音を立てて揺れた。

 

カズマ「くっ、やるしかなか。」

  「めぐみん、エルシャ俺が扉を開けたら走れ。」

エルシャ「カズマ、大丈夫なの?」

めぐみん「!!?」

カズマ「何とかする、覚えたての『ドレインタッチ』と『ターンアンデット』があればいけるだろう。」

 

 俺は扉のノブに手をかけて、息をすき込んだ。

 

カズマ「おらあああああああああ!! かかって来いやあああああああああ!!」

  「後でうちの狂犬女神けしかけんぞこらああああああああああああ!!!」

 

 勢いよくドアを開くと

 

 ゴチン!!

 

 何かにぶつかった音がした。

 

「「「・・・?」」」

 

???「お・・・おおお・・お・・・お・・・おお・・・」

???「はわわ!! お兄ちゃん大丈夫?!」

カズマ「・・・賢治?」

エルシャ「・・・と、誰?」

めぐみん「ーーーーーーーーーーー!!!」ドドドドドドドドドド!!!

 

 そこには頭を押さえて座り込む賢治と、それを心配する女の子がいた。

 めぐみんはものすごい勢いで手入れに向かって走っていった。

 

 

 

ー賢治sideー

 

 アンナとお墓の前でお話をした後、彼女と一緒に屋敷に入った。

 いつの間にか夜になっていたからビビった。

 誰か呼んでくれればいいのに。

 まぁ、アンナが楽しそうに話を聞いてくれるのが嬉しかったのもあるが。

 アンナと共に屋敷の中に入ると、まず目の前をアクアが走っていった。

 夜中なのにまだ除霊を続けているようだ。

 その後ろをダクネスが、何かを期待するように後に続いている。

 

 そこへ、ルミがやって来た。

 彼女の話だと、すでに部屋割りは終わっているらしく俺は2階の一番大きな角部屋にしてくれたらしい。

 何だか少し申し訳ない気持ちになったが、ここはありがたく使わせて貰おう。

 

アンナ「良かったね、お兄ちゃん。」

賢治「うん、ありがとう。」

アンナ「! エヘヘ。」

 

 思わず、アンナの頭を撫でてしまった。

 丁度良い所に彼女の頭があったのと、撫でてあげたい衝動に駆られてしまった。

 

ルミ「? マスター、こちらのお嬢様は?」

賢治「あぁ、この子は・・・」

 

 その時、めぐみんとエルシャ、暫くしてカズマの悲鳴が聞こえた。

 

「「「?!!」」」

 

 何やらただならぬ状況みたいだ。

 

賢治「ルミ、すぐにアクアとダクネスを呼んできてくれ。」

ルミ「わかりました。 しかしお二人は何処に?」

アンナ「あっち! 広間の方だよ、お姉ちゃん。」

ルミ「有難う御座います。 では!」

 

 ルミは即座に駆け出した。

 俺達も二階へ上がり、声がした方に向かって走り出した。

 すると廊下には、たくさんの人形達が転がっていた。

 

賢治「何だこの人形は?」

アンナ「あ! もしかして・・・」

賢治「アンナ、何か知ってるのか?」

アンナ「うん、多分・・・ここに集まった幽霊さん達が皆んなに悪戯してるのかも。」

 

 アンナ曰く、ここの屋敷にやって来た住人達は、全員1日も保たずに引っ越していくのだ。

 それは、独りぼっちのアンナを見かねた幽霊達が彼女を笑わせようと、人形に取り憑いて住人に悪戯をして回っているからなのだ。

 アンナも最初は面白がって自分も参加していたが、何年も経つにつれて罪悪感が芽生え始めて、他の幽霊達にもうやめるように説得したが、誰も聞いてくれなくなったのだ。

 そのせいでアンナが余計孤独になっているのにも気付いていない。

 

アンナ「お兄ちゃん、ここに居る皆んなを天国に行かせてあげて!」

賢治「・・・わかった! やってみよう。」

 

 『ジオウ!』『ゴースト!』

 

 ウォッチを起動させて、ドライバーを呼び出し、ジオウとゴーストのウォッチをセットする。

 

賢治「変身!」

 

『ライダータイム!』『仮面ライダー・ジオウ!』『アーマータイム! カイガン! ゴースト!』

 

 俺は仮面ライダージオウ・ゴーストアーマーに変身した。

 両手で印を結び、人魂と目玉が一つになった黄金の紋章を出現させ、それを目の前にいる霊魂に向かって放った。

 すると、霊魂達は『ボエ〜〜』っと声を上げながら、天に昇って行った。

 

賢治「・・・上手くいったか?」

アンナ「うん。 ちゃんと天国に行けたみたい。」

賢治「そっか。」

 

 それから俺はアンナと一緒に霊魂達を除霊して回った。

 そして一箇所、人形達が密集している部屋の前に来た。

 

賢治「何かイッパイいる!!」

アンナ「お兄ちゃん。、多分ここにいるみんなで全部だと思う。」

賢治「よし! ハッ!!」

 

 黄金の紋章を人形達に当てると、扉に張り付いていた人形達は一斉に床に落ちていった。

 アンナがこれで最後だと言っていたので、俺は変身を解いた。

 扉を開けようとすると

 

カズマ「おらあああああああああ!! かかって来いやあああああああああ!!」

  「後でうちの狂犬女神けしかけんぞこらああああああああああああ!!!」

 

 と言う叫び声と共に、勢いよく扉が開かれた。

 そのせいで額をぶつけてしまった。

 

賢治 ゴチン!! 「オゴっ!!」

  「お・・・おおお・・お・・・お・・・おお・・・」

アンナ「はわわ!! お兄ちゃん大丈夫?!」

カズマ「・・・賢治?」

エルシャ「・・・と、誰?」

めぐみん「ーーーーーーーーーーー!!!」ドドドドドドドドドド!!!

 

 扉の中から、カズマとエルシャが出てきて、めぐみんが物凄い勢いで走っていった。

 

 

 除霊が終わり、屋敷の一階のリビングにメンバー全員が集合していた。

 まずはアンナに皆んなの事を紹介した。

 次いでアンナの自己紹介が終わると、アクアが真っ先に驚いた。

 

アクア「ちょ・・・どうしてこの屋敷で病死した女の子が今ここにいるの!!?」

「「「「「え?!」」」」」

 

 そう、彼女はアクアが屋敷の門の前で語っていた、『貴族が遊び半分で手を出したメイドとの間にできた子供』なのだ。

 ちなみに何で実体を持っているのかというと。

 俺はゴーストライドウォッチの力を使って、ブランク眼魂を作りその眼魂にアンナの魂を憑依させたのだ。

 そうして出来上がったのが、『アンナ眼魂』である。

 眼魂を起動すると、実体を持ったアンナが現れたのだ。

 原作『仮面ライダーゴースト』の『天空寺タケル』と同じ状態なのだ。

 ただ、天空寺タケルの場合99日で魂が消滅してしまうが、多分アンナは大丈夫だと思う。

 勘だけど。

 そんな状態のアンナだが、幽霊を見たり、ポルターガイストを使ったり、壁をすり抜けたり、霊体だった頃に出来たことは今でもできるらしい。

 そんなアンナが俺達に

 

アンナ「私もお兄ちゃん達と一緒にいていい?」

 

 と聞いてきた。

 俺はまるで妹ができたみたいで嬉しいから、OKを出した。

 

カズマ「俺もいいと思うぜ、そもそもアンナはこの屋敷の元の住人なんだから追い出すのはなんか違うだろ。」

めぐみん「寧ろ、私達の方が他所者ですから、しっかりアンナの許可を得るべきでしょうね。」

 

 皆んなアンナを快く受け入れてくれているようだ。

 肝心のアクアはというと

 

アクア「・・・何よ、私がこの子を浄化するとでも思ってるの?」

  「いくら何でもそんな事しないわよ。 この子の魂すごく綺麗だもの。」

 

 アクアも認めてくれたようで何よりだ。

 これで、この屋敷の幽霊騒動は落ち着きそうだ。

 

カズマ「けど、何でこんなにたくさんの幽霊がこの屋敷に来てたんだろうな?」

 

 確かにもっともな意見だ。

 確かこの近くに共同墓地があったはずなのに、何でだろう?

 

アンナ「あ! 私知ってるよ! 幽霊のみんなから聞いたよ。」

 

 アンナが聞いたのは、この屋敷の近くにある共同墓地に誰かが悪戯で巨大な結界を張ったらしい。

 その所為で、本来ならそこの墓地に集まるはずの幽霊達が、この屋敷にやって来たのだ。

 

アンナ「『誰がこんな事をしたんだ!?』ってみんな困ってた。」

 

 ・・・・・・待てよ、なんか繋がりそうな予感がする。

 チラッとアクアの方を見ると、青くなって小刻みに震えていた。

 これはもう確定だろ。

 

カズマ「おいアクア。」

アクア「ヒャ! ヒャイ!!」

カズマ「心当たりがあるのなら、話せ。」

アクア「・・・・・・はい。」

 

 アクアの話はこうだ。

 以前ウィズの代わりに墓地の除霊を頼まれたが、いちいち墓地まで行くのは面倒なので、いっそ霊の住む場所をなくして仕舞えば、そのうち他所に散ってくれると思って、割と本気の結界を張ったのだ。

 つまり、ここ最近のこの屋敷の幽霊騒ぎは全部アクアが墓地に結界を張ったのが原因ということだ。

 それを聞いたアンナが

 

アンナ「ねぇ、お姉ちゃん。」

アクア「な・・・何?」

アンナ「お姉ちゃんって、アークプリースト様なんだよね。」

アクア「えぇ、そうよ。」

アンナ「・・・・・・ちゃんとお仕事して!!」

アクア グサッ!!

 

 この一言が相当こたえたのか、アクアは墓地の除霊を真面目に行う様になるのだった。

 

 

 夜があけ、朝がやってきた。

 俺はアンナの墓石の掃除をしていた。

 屋敷の管理人さんに事情を話したらこれからもこの屋敷に住んでいいことになった。

 これでようやく、地に足のついた生活ができそうである。

 新たに、アンナ・フィランテ・エステロイドという住人が加わり、さらに賑やかになりそうだ。

 




みなさん呼んでくれて有難う御座いました。

アンナに関しては、全く情報がなかったので自分の独断で『チート薬師のスローライフ』に登場する、キャラクターのエレインをモデルにしています。
彼女の髪を金髪にして、服を青くしたイメージです。

最近はアニメだと
『メガトン級ムサシ』
『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』
『境界戦機』
など、色々見ています。
 
ゲームだと、10月28日発売のスーパーロボット大戦30も楽しみです。

次回も読んでくれると嬉しいです。
それでは、また次回
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