この仮面の戦士に祝福を   作:ナハト02

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 みなさんお待たせしました。
 遅くなってすみません。
 実は、三日間程闘病生活をしていました。
 風邪だったのでよかったです。
 抗原検査を受けたら陰性だったので、コロナではありませんでした。

 あと、執筆中に見返していた仮面ライダーを見ていたら、『これがやりたい!』と思ったのも、遅れた要因です。
 この回で、ダクネスが別のライダーに変身するのですが、それが『やりたい』ことです。
 その構想を練るのに時間がかかりました。
 すみません。

 今回で、デストロイヤー戦は最後です。

 


第十八話 この機動要塞での戦いに祝福を 後編

 機動要塞デストロイヤーの内部に、蛮野天十郎がいると知った俺達は、内部へ突入する。

 そこで、蛮野を倒すチームと、シグマサーキュラーを破壊するチームに別れ、それぞれの方向に走り出す。

 

 蛮野天十郎こと、アナザーゴルドドライブと戦うのは俺とダクネスとルミの三人。

 しかし、その戦いで蛮野の攻撃によって、ダクネスは変身を強制解除され、ルミは激しく損傷し機能が停止してしまった。

 

 俺が蛮野に挑もうとした時に、なんと、グランドジオウライドウォッチが起動する。

 黄金の棺が出現しその扉が開くと、その先からなんと!

 ベルトさんを腰に巻いた泊 進ノ介さんが姿を現したのだ。

 

 泊さんとベルトさんの協力のお陰で、アナザーゴルドドライブに勝利し、蛮野天十郎との戦いに終止符が打たれ、それを見届けた泊さんとベルトさんは、再び棺の扉を通り、元の世界へ帰っていった。

 

 だが、その瞬間重加速が発生している中で、さらに重加速が発生する。

 これにより、ディケイドライドウォッチのお陰で、TYPE-FORMULAになっていた俺は大丈夫だったが、ダクネスの動きが鈍くなってしまったが、ダクネスの元にシフトデッドヒートがやって来たお陰で、重加速の影響は無くなった。

 

 その時、破壊されたと思っていた蛮野天十郎が、『バンノドライバー』の状態で生きていたのだ。

 蛮野は「シグマが計画を実行する」と言う。

 この重加速は、シグマが起動した影響だろう。

 おそらく零子達は間に合わなかったのだろう。

 

 転移で逃げようとする蛮野は、ハンドル剣を持ったダクネスにより、今度こそ破壊された。

 その際、バンノドライバーの中にあったアナザーゴルドドライブウォッチも破壊される。

 

 これで後は、シグマを破壊するだけである。

 

 

 

ー賢治sideー

 

 戦いの後、ダクネスは回復のために壁に背を預け回復薬を飲んでいた。

 エルシャが作った上級回復薬(ハイ・ポーション)なので、効果は抜群だ。

 しかし、蛮野との戦いで蓄積された疲労が抜けきらないのか、少し顔色が悪い。

 

賢治「ダクネス、大丈夫か?」

  「顔色が悪いぞ。」

ダクネス「うむ・・・やはり少しだるいな。」

 

 回復薬は傷を癒すだけでなく、疲労回復の効果もあるの。

 ダクネスはそれを2本飲んでいる。

 外傷は回復しているのだが、気持ちの面で疲れたのだろう。

 今回はダクネスにとってショックな事が幾つもあった。

 

 蛮野に一人で戦いを挑み、最終的にはダクネスが引導を渡したが、蛮野に勝つことができず、助けにやって来たルミを目の前で機能停止させられたのだ。

 普段は残念な体質と性癖の持ち主のダクネスだが、根は真面目で責任感の強い奴だ。

 ルミの事について「気にするな」なんて言えないが、今のダクネスには少し休憩が必要だと思う。

 

賢治「・・・ダクネス、お前はしばらくここにいろ。」

ダクネス「? いや、私は大丈夫だ。」

賢治「いや、今のダクネスは少し疲れている。」

  「しっかり休んでから、俺の後を追いかけて来てくれ。」

ダクネス「賢治・・・」

 

 俺はそばに落ちていた、マッハドライバーをダクネスに渡した。

 その時、こっそりとダクネスの服のポケットに、ソッとブランクライドウォッチを忍ばせていた。

 

賢治「・・・ルミなら大丈夫、何とかして治してみせる。」

  「ダクネスも今は、自分を大事にしてくれ。」

ダクネス「・・・わかった。 少し休ませてもらう。」

賢治「おう。 じゃあ、また後でな。」

 

 そう言って俺は、上に続く穴へジャンプし、零子達を追うのだった。

 ダクネスがもう一度立ち上がれたら、さらに強くなっているだろう。

 もしかしたら、あのブランクライドウォッチもダクネスの力になってくれるだろう。

 

 

 

ーダクネスsideー

 

 私は膝を抱えて座り込んでいた。

 正直に言って自分の無力さが恨めしかった。

 私はさっきの蛮野天十郎との戦いは勝つつもりで挑んだ。

 だが、実際はどうだ?

 

 一人で挑み、返り討ちにされ。

 目の前で仲間を傷つけられ。

 挙句、賢治に心配される始末。

 

ダクネス(こんな事になるのなら、もっとレベルを上げたり、いろいろなスキルを習得しておくんだった。)

 

 今日ほど強くなりたいと思った日は無かった。

 自分んがもっと強ければ。

 仮面ライダーの力をもっと引き出せていれば。

 

ダクネス(・・・強くなりたい。)

  (大事な仲間を守れるくらい、強くなりたい!)

 

 私がそんなことを思っていると、私の右ポケットの中から光が溢れていた。

 

ダクネス「な?! なんだ?」

 

 その光は、ほんのりと黒みがかった緑色の光だった。

 取り出してみると、それはライドウォッチだった。

 次第に光は収まっていき、それは黒と赤色で2008という見た事の無い数字が刻まれていた。

 

ダクネス(? 何でこの文字が数字だと?)

 

 よく分からないが、そう読める。

 私はウォッチのベゼルを回してみると、そこにはまるで蝙蝠みたいな顔が現れた。

 リューザーを押してみた。

 

 『ダークキバ!』

 

 音が鳴ると、さっきと同じ緑色に光り始めた。

 その瞬間

 

『人間はな、みんなそれぞれ音楽を奏でているんだ。知らず知らずのうちに心の中でな。』

『よせ! 俺の為に争うな! 二人同時に愛してやる!』

『一度目偶然、二度目奇跡、三度目必然、四度目運命。 そう、まさにお前は運命の女だ。 ・・・と言いたいところだが悪いな。 俺の運命の女はもう決まっている。』

『皮肉なものだな。 俺の才能を一番理解できるやつが、ファンガイアだとは・・・』

『今世紀最高のヴァイオリンになるだろう。』

『ブラッディ・ローズ。 それがこのヴァイオリンの名前だ。』

『人間だのファンガイアだの、そんな事関係ない。』

『大切なのは、魂だ。』

『俺の人生は、俺が決める。』

『息子に手を上げていいのは親父だけだ!』

『太牙は俺が助ける。』

『蝙蝠モドキ・・・力を貸せ!』

『俺にも覚悟がある。 愛する者のために、命をかけて戦う覚悟。』

『悲しみを飲み込み、大きくなった時、彼女はそこにいる。』

『迷うな。 これは俺とお前、親子でする最初で最後の仕事だ!』

『渡、人に流れる音楽を守れ。 そのために戦え。』

『大切なものを守るために、男は戦うんだ。』

『渡、諦めるな。 お前の中には俺がいる。 俺達は一つだ。』

 

ダクネス「・・・ウゥ・・・スン、ウゥウ・・・」

 

 気がついた時には、私は涙を流していた。

 このライドウォッチから流れ込んできた、『紅 音也』という男の戦いの記憶を見て。

 

 紅 音也とは、1000年に一人と謳われる天才ヴァイオリニストである。

 ただ、とにかく自分に正直に生き、気ままに行動する自由人であり、女性好きの軟派者という自堕落な人物。

 だが、好きな女の前では、とにかく格好を付けたがる意地っ張りな性格で、生身でファンガイアに戦いを挑むほどの行動力がある。

 人間だけでなく、ファンガイアを含めた魔族とも差別なく交流でき、友情を育んだり、誰とでも対等に接することができる心の広さを持っている。

 

 仮面ライダーイクサの装着者としてファンガイアとの戦いの中、ファンガイアのクイーンである、真夜と運命的な出会いを果たし、心惹かれるようになる。

 しかし、この二人の出会いが当時のファンガイアの王・キングの怒りを買い、紅 音也はキャッスルドランに幽閉された。

 その紅 音也を助けた真夜は、キングによりはクイーンの力を奪われてしまう。

 

 音也はそんな彼女と共に生きる決意をする。

 そんな時、22年後の未来からやってきた息子、紅 渡と出会い、しばしの間親子水入らずの時間を過ごす。

 しかし、真夜にはキングとの間に授かった息子、登 太牙がおり、『紅 音也に会えば太牙を殺す。』と脅され、音也の元を去ろうとする。

 そこへ、キングの冷酷さに愛想を尽かした『キバットバット2世』の協力で、仮面ライダーダークキバの力を手に入れる。

 渡と共にキャッスルドランに潜入し、太牙とキングによって封印されていた、ウルフェン族のガルル・マーマン族のバッシャー・フランケン族のドッガを救出する。

 

 その後、ダークキバの力で命が削られる中で、雄々しく戦う姿を見せ、渡と共にキングを撃破する。

 

 渡が未来に戻ったのち、救出したガルル達に『息子を助けてやって欲しい。』と伝え、真夜の膝の上でその生涯を閉じるのだった。

 

 そんな記憶が一瞬の内に頭の中に流れ込んできた。

 私は、この紅 音也という男が格好良く見えた。

 愛する者のために、大切な家族のために、命を懸けて戦う彼の生き様が。

 

ダクネス(流石に私は彼程自由人ではないが、心は理解できると思う。)

 

 私も彼のように強くなりたい。

 純粋にそう思っていた。

 その時だった。

 

???「・・・そろそろ離してくれないか?」

ダクネス「え?!」

 

 突然自分以外の声が聞こえた。

 どこかクールで、威厳のある声色だ。

 しかし、どこにも居ない。

 右を見ても左を見ても・・・やっぱり居ない。

 一体どこから?

 

???「わざとかね? 君の手の中だ。」

ダクネス「手?」

 

 恐る恐る手の中を見てみた。

 そこにはライドウォッチがあるはずなのに、そこにあったのは、赤い体に金の瞳を持つ蝙蝠?だった。

 蝙蝠と言うには可愛らしい外見だが?

 

???「やっとこっちを見たか。」

ダクネス「?! 喋った!!」

???「ムッ! 喋っては悪いかね?」

ダクネス「い、いや・・・そんな事は・・・」

 

 そう言って私の手の中から飛び出し、私の顔の高さまで飛んできた。

 正直、『その翼でどうやって飛んでいるんだ?』と思う。

 

???「自己紹介しよう、俺はキバットバット二世。」

  「キバット族、キバットバット家の二代目当主だ。」

ダクネス「こ、これはどうも。」

  「私はダクネス・・・いや、ダスティネス=フォード=ララティーナ。」

キバット二世「ララティーナか。 ずいぶん可愛らしい名前だな。」

ダクネス「ぬっ! 私のことは・・・できればダクネスと呼んでくれ。」

キバット二世「ふむ。 私のことは好きに呼んでくれ。」

  「しかし、『蝙蝠モドキ』と呼ぶのはやめてくれ。」

 

 それは確か、紅 音也がそう呼んでいたはず。

 やはり今目の前にいるのは、さっきの記憶で見たキバットバット2世のようだ。

 

キバット二世「ところで、お前か?」

  「俺をここに呼んだのは。」

ダクネス「私?」

キバット二世「強さへの渇望と憧れ、そう言った感情を感じた。」

ダクネス「!?」

キバット二世「・・・違うか?」

 

 彼にはお見通しのようだ。

 

ダクネス「・・・そうだな。」

  「私は強くなりたい。 大切な者を守るために戦った紅 音也のように。」

  「私は・・・」

キバット二世「・・・悪いことは言わん、やめておけ。」

ダクネス「?! なぜだ?」

 

 まさか否定されるとは思っていなかったので、思わず声が上ずってしまった。

 

キバット二世「俺と紅 音也はほんの少ししか付き合いがないが、あいつの事はそれなりに分かっているつもりだ。」

  「あいつは軽薄でだらしの無い格好付けだが、愛する者のために命をかける覚悟のある男だ。」

  「お前は音也のように強くなりたいと言ったが、本当に音也になりたいのか?」

ダクネス「・・・」

 

 私がなりたいもの。

 確かに私は紅 音也みたいに強くなりたいと思った。

 だが・・・果たしてそれで良いのだろうか?

  強くなりたいと思ったのは本当だ。

 しかし、『紅 音也みたいになりたいのか?』とい言われると、何か違う。

 

ダクネス(賢治ならこんな時・・・)

 

 私は賢治を思い浮かべていた。

 すると賢治は、とても残念そうな顔をしていた。

 なぜだ?

 私は紅 音也みたいに・・・・・・あれ?

 

ダクネス(・・・違う、私は・・・)

キバット二世「・・・お前はどういう自分になりたい?」

  「どうありたい?」

ダクネス「私は・・・」

 

 そうだ。

 私は貴族であり、今は一人の冒険者だ。

 そして私はダクネス、ダスティネス=フォード=ララティーナだ。

 

ダクネス「私は、自分が守りたいと思う者のために強くなりたい。」

  「ララティーナとして、そして、ダクネスとして!」

キバット二世「・・・フッ、良いだろう。」

  「ならこの俺が力を貸してやろう。」

 

 その時、この部屋の壁を突き破って、数体のロイミュードが現れた。

 

キバット二世「ほぉ、こいつらがお前の敵か?」

ダクネス「そうだ、本命は別のところにいるから、急いでそっちに行かないと。」

キバット二世「では、早速俺の出番だな。」

ダクネス「しかし、お前の力を使ったら・・・」

キバット二世「心配するな、お前に合わせて力の調整を俺が引き受けてやる。」

  「・・・同じ過ちは繰り返さん。」

ダクネス「・・・わかった。」

  「いくぞ! キバット!」

キバット二世「喜べ! 絶滅タイムだ!」

  「ガブリ!」

 

 キバットバット二世が私の左手に噛み付く。

 そこから私の体の中に魔皇力が流れ込み、体全体に美しいステンドグラスが浮かび上がる。

 黒い鎖が腰に巻きつき、次の瞬間にはベルトになっていた。

 

ダクネス「変身!」

 

 キバットバット2世を逆さにして、ベルトに装着する。

 すると、私の体に『闇のキバの鎧』が現れ、仮面ライダーダークキバに変身していた。

 

ダクネス(皆んな、待っていてくれ。)

  (こいつらを片付けたらすぐに行く。)

 

 

 

ー零子sideー

 

 数分前

 

 私達はケン君達と別れ、シグマサーキュラー破壊の為に走っていた。

 途中、ロイミュード達の妨害を受けながら。

 

零子「自己紹介が遅れたけど、私は沖田 零子、仮面ライダーゼロワンよ。よろしくね。」

 

 『タイヤチェンジング・インパクト!』

 

零子「ハアアアァァァ!!」

 

 タイヤチェンジング

        インパクト

 

カズマ「俺は佐藤 和真、冒険者で仮面ライダーゲイツだ。 よろしく。」

めぐみん「我が名はめぐみん! 紅魔族随一の魔法使いにして、爆裂魔法を操りし者!」

  「そして、仮面の戦士、仮面ライダーウォズです!」

 

 『フィニッシュタイム!』『マッハ!』

 『ビヨンドザタイム!』

 

 『ヒッサツ!』『タイムバースト!』

 『フィニッシュ忍法!』『タイムエクスプロージョン!』

 

カズマ・めぐみん「ハアアアァァァ!!」

 

エルシャ「私はエルシャ、ドルイドで仮面ライダー斬月よ。」

 

 カシュッ!

 『メロンスカッシュ!』『ジンバーチェリースカッシュ!』

 

エルシャ「ヤアアアァァァ!」

 

ウィズ「私はウィズです。 ウィズ魔道具店の店長をしています。」

 

 『サンダー!』

 

ウィズ「『 ライトニング・ストライク!』」

 

 私を含めた仮面ライダー組は、それぞれ必殺技を放ち、ウィズさんはなぜかアナザーウィザードの姿で魔法のを放っている。

 ケン君の話だと、ウィズさんはアンデットのリッチーで、魔王軍の幹部の一人らしい。

 

零子(ウィズさんを見ていると、とても幹部らしくなさそうなんだけど。)

 

 ウィズさんがアナザーライダーだと言う事にも驚いた。

 ケン君に確認した所、今の所ケン君達が倒したアナザーライダーは、『アナザー武神鎧武』『アナザーレンゲル・キングフォーム』そして今回の蛮野天十郎『アナザーゴルドドライブ』。

 どれも本編に登場しなかったアナザーライダーばかりだ。

 

零子(アナザーレンゲルのデュラハンのベルディアは、確実に魔王からウォッチを貰ったんだろうけど。)

  (あと、ウィズさんも。)

 

 他の二人に関してはどうやってアナザーウォッチを手に入れたのだろうか?

 

零子「・・・まっ、今はそれよりシグマよね。」

 

 通路を塞ぐロイミュードの大群を薙ぎ払い、先に進む。

 ロイミュード達を振り切り、しばらく走ると正面に入り口が見えた。

 シグマサーキュラーはその先にあるはず。

 入り口を通り、中に入ろうとした時に。

 

 ピシュン!

 

零子「?! うわ!」

 

 急に足元に何かが撃ち込まれた。

 その拍子につまづいてしまい、転びそうになる。

 それを前転で回避し、着地と同時に前を見る。

 その時見たのは。

 

 ビビビビビビビビビビビッ!!!

 

零子「いっ?!!」

 

 沢山の光の弾丸だった。

 

零子「うわっ! 危ない危ない!! あわわわ!!」

カズマ「おーい! 大丈夫か?」

零子「ちょっ! 今来ちゃダメ!」

 

 カズマくんが入って来そうだったので、慌てて制する。

 私も今いる部屋から転げるように出て行った。

 

カズマ「どうしたんだ?」

零子「ふぅ・・・みんな気をつけて。」

  「防衛機構が邪魔しているみたい。」

 

 入口からほんの少し顔を出し、中を見る。

 するとそこには、台座に置かれた丸い棘の付いた球体があった。

 その周りのは、高射砲の様な物が床や壁に設置されていた。

 ご丁寧に自動掃射型のようだ。

 さらに棘の付いた球体の背後には、ガラスケースの中で赤く輝く丸い球体があった。

 

零子「あれの一斉掃射を掻い潜りながらシグマを破壊するのは大変そう。」

カズマ「まぁ、ここまで来て何もなかったら、逆に拍子抜けだけどな。」

エルシャ「でも、実際どうする?」

 

 さっき逃げる時に僅かに掠った左腕を見る。

 仮面ライダーの装甲は大抵の攻撃には、傷一つ付かないが、腕を見ると抉れて焦げたような痕があった。

 そんな弾丸が飛んでくる中に無策で突っ込むなんて、自殺行為だ。

 

零子「このままここでじっとしている訳には行かないし。」

 

 どうした物かと考えている時。

 

ウィズ「あの、私が魔法で障壁を張るので、皆さんは私の後ろについてきてください。」

めぐみん「それって、ウィズが一番危なくないですか?」

エルシャ「そうよ! 障壁を破壊されたら集中砲火を浴びるわよ。」

 

 その通りだ。

 もし障壁の強度が足りず、破られたら彼女が一番最初に高射砲の被害を受ける。

 だが現状他に方法がない。

 ここは、ウィズさんに頼むしかない。

 

零子「・・・ウィズさん、お願いできる?」

ウィズ「はい、任せてください。」

 

 私達は頷き合う。

 

ウィズ「では、行きますよ。」

 

 『ディフェンド!』

 

ウィズ「対物理・対魔法障壁!(×5)」

 

 ウィズさんが魔法を発動し、部屋に入っていく。

 それに続いて、私達も入る。

 高射砲から光の弾丸が降り注ぐ。

 ウィズさんの障壁がそれを防いでくれている。

 

ウィズ(! 思っていたより威力が高い?!)

 

 思っていたより威力が高かったのか?

 ウィズさんの張った魔法の障壁は、ガラスが割れる様な音を上げて、一つ、また一つと破壊されていく。

 あともう少しでライダーキックを放てる距離に到達する。

 それまで持てばいいが。

 

零子(もう少し・・・後ちょっと・・・・・・! ここ!)

  「いくよ皆んな!」

カズマ・めぐみん・エルシャ

「おぉ!」

 

 『タイヤチェンジング・インパクト!』

 『フィニッシュタイム!』『マッハ!』

 『ビヨンドザタイム!』

 『メロンスパーキング!』

 

「「「「ハァ!」」」」

 

 私とカズマとめぐみんとエルシャは、ウィズの後ろからジャンプし、ライダーキックを放った。

 

「「「「ハアアアァァァ!!!」」」」

 

 タイヤチェンジング

        インパクト

 

 『ヒッサツ!』『タイムバースト!』

 

 『フィニッシュ忍法!』『タイムエクスプロージョン!』

 

 『ジンバーチェリースパーキング!』

 

 防衛機構はライダーキックを繰り出す私達に標的を変えて、攻撃する。

 しかし、四人分のライダーキックのエネルギーに包まれた私達に攻撃が届かない。

 その勢いのまま、私達のライダーキックがシグマサーキュラーに炸裂した。

 

 バチバチと火花を上げながら、シグマサーキュラーは爆発した。

 それに連動するように、周囲にある高射砲も爆発した。

 

零子「やった!」

カズマ「よしゃあああ!」

ウィズ「皆さん、やりましたね!」

エルシャ「これで終わったのね。」

 

 そう。

 これで終わった。

 誰もがそう思っていた。

 だが、突然周りが一瞬光った。

 すると私達全員の動きが鈍くなった。

 

めぐみん「これは・・・重加速?」

エルシャ「どうして?! シグマは破壊したのに?」

零子「・・・まさか?!」

 

 ゆっくりとだが、私はシグマが爆発した方を見た。

 そこには、紫のオーラに包まれ、修復されたシグマサーっキュラーが最終進化態へと進化が完了した姿だった。

 

シグマ『プログラム・シグマ・・・完全・・・起動・・・完了。』

めぐみん「遅かったんですか?!」

エルシャ「そんな!」

シグマ『我は・・・シグマ。 人類を・・・統率する・・・神。』

  『全世界・・・静止・・・人類・全ての・ナンバリング・とデータ化を・・・開始。』

 

 シグマの頭部部分が光ったと思ったら。

 

「「「「「?! アアアアアアアアア!!!」」」」」

 

 突然私達の周囲で火花が散り、小さな爆発が起こった。

 そのせいで吹き飛ばされる。

 

カズマ「グゥ・・・ふざけるなぁ!!」

 

 『ゲイツリバイブ・疾風!』

 

 世界が鈍くなっている中で、カズマはゲイツリバイブを取り出し、ゲイツリバイブ疾風に変身する。

 

 『リバイリバイリバイ! リバイリバイリバイ!』

 『リバイブ疾風! 疾風!』

 

カズマ「! よし、これで動ける。」

  「ハアアァ!!」

シグマ『!』

 

 カズマがシグマに攻撃を始めると、シグマも行動を開始した。

 果敢にも一人で挑むカズマだが、このシグマは原作通り、瞬間移動ができるようだ。

 ゲイツリバイブ疾風の攻撃を回避し、レーザーを照射して攻撃する。

 

カズマ「グアアア!!」

めぐみん「カズマ!」

カズマ「・・・まだまだ!!」

 

 ジカンザックスの弓モードで遠距離から攻撃したり、ジカンジャックローの爪モードで接近して攻撃したりを、その超スピードで繰り出している。

 しかし、そのどれもが瞬間移動で回避され、カウンター気味にレーザー攻撃を受ける。

 

カズマ「うわあああ!!」

ウィズ「カズマさん!」

めぐみん「なんてパワーですか!?」

 

 その時、シグマがカズマに攻撃しようとした時。

 

 ズドオオオォォォ!!

 

「「「「「?!!」」」」」

 

 シグマに青いエネルギーが撃ち込まれた。

 そこに居たのは。

 

賢治「皆んな待たせた。」

零子「ケン君!」

 

 

ー賢治sideー

 

 トレーラー砲の一撃を放ったが、やはりこれでは倒せないようだ。

 

カズマ「遅いぞ賢治。」

賢治「すまん。」

めぐみん「ダクネスとルミは?」

賢治「それも後で話す、今はこいつを倒すぞ。」

カズマ「おう! けど、どうする?」

 

 確かに、原作でもメディックが泊 進ノ介の怪我を癒やし、ハートの協力によってできた僅かな隙をついて、泊さんとハートはシグマを撃退していた。

 この方法にかけるしかないか。

 

賢治「カズマ、俺達でどうにかしてシグマに一撃入れて隙を作る、その後に必殺の一撃を放つぞ!」

カズマ「なるほど、シンプルだけどそれが一番わかりやすい作戦だな。」

  「ならここは任せろ!」

 

 タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ

 

 カズマが爪モードのジカンジャックローのグリップ上部にあるスイッチを連続で押し始める。

 すると、シグマの周囲に青い光を放つ爪のような形をした光弾が出現した。

 

カズマ「くらえ!」

 

 『つめ連斬!』

 

 カズマがトリガーを引くと、周囲の光弾はシグマめがけて飛来した。

 シグマも防御フィールドを展開し、光弾を打ち消そうとする。

 しかし光弾のいくつかは、そのフィールドを破りシグマに到達する。

 それを受け、シグマに隙が生まれる。

 

賢治「よし! いくぞカズマ!」

カズマ「おう!」

 

 『ドドドドライブ!』『ファイナルアタック タイムブレイク!』

 『フィニッシュタイム!』『リバイブ!』

 『百烈!』『タイムバースト!』

 

賢治・カズマ「ハアアアァァァ!!」

 

 俺のライダーキックが炸裂した後、カズマのライダーキックがヒットした瞬間、遅れて全方位から複数のゲイツリバイブのライダーキックが炸裂した。

 

 ドゴオオオオオオオオオオオオ!!!

 

 それにより、シグマは爆発四散した。

 

カズマ「・・・やったか?」

賢治「おい! それフラグ!」

カズマ「あ!!」

 

 そういうことを言うと、『実はやっていない』フラグが立つもんだ。

 そして、シグマの方を見てみると。

 まるで映像を巻き戻したように、シグマが修復されていく。

 

賢治「ほら見ろ!」

カズマ「すまん!」

シグマ『修復・・完了。 敵対者・の・・・迎撃を・・・再開。』

賢治・カズマ「!!」

 

 シグマが瞬間移動で俺とカズマの間に移動し、衝撃波を放つ。

 その衝撃で吹き飛ばされてしまう。

 

賢治「グハッ! ・・・チクショウ!」

カズマ「アイツ、一体どうやって修復してるんだ?」

  「さっきので2回も破壊してるのに。」

 

 確かに、いくら自己修復ができるにしても、それには何かカラクリがあるはず。

 ゲームや漫画ならこう言う場合、どこかにエネルギーの供給源があって、それを壊したら再生が止まる。

 と言うのがお約束なのだが。

 

零子「ケン君!」

賢治「なんだ?」

零子「解析の結果だけど、シグマが置かれていた台座の後ろに、赤く光る球体が見えるでしょ。」

賢治「あぁ、あれか? ガラスケースに入ってる。」

 

 それは、この部屋に入った時から見えていた。

 ガラスケースの中に、赤く光る球体が収められている。

 いや、さっきより若干光が弱くなっただろうか?

 

零子「それがコロナタイトよ。」

カズマ「あれが?!」

零子「あのコロナタイトから、シグマに向かってエネルギーが流れ込んでいるわ。」

  「コロナタイトをあの中から出してしまえば、エネルギーの流れを止められるわ。」

 

 なるほど。

 シグマのあの修復能力は、コロナタイトからのエネルギー供給があるからか。

 

カズマ「なら、やることは決まったな。」

賢治「あぁ! ・・・けど、攻撃するなよ。」

カズマ「え? なんで?」

賢治「あれはエネルギーもの塊だぞ。 それを攻撃して破壊してみろ、爆発するかもしれないぞ。」

カズマ「あ!」

 

 さて、どうしたものか?

 ガラスケースを割って取り出そうとしても、シグマが邪魔をするのは目に見えてるし。

 すると、カズマが何か思いついたのか。

 

カズマ「よし! 俺に任せろ。」

賢治「何するんだ?」

カズマ「こうするんだよ。」

  「スティール!」

 

 カズマの右手が光り、『スキル・窃盗』が発動する。

 なるほど、これなら・・・うん?

 

賢治(あれ? ・・・これって・・・)

 

 俺が何か忘れている気がする。

 だが、なんなのか分からない。

 見ると、カズマの右手には赤く輝くコロナタイトが乗っていた。

 

カズマ(フッ! 計画通り。)

 

 仮面でわからないが、今のカズマはおそらくドヤ顔になっているだろう。

 だが、コロナタイトが乗っている手から、シュゥゥゥ・・・と言う音が聞こえてきた。

 

賢治「あ! カズマ手に気をつけろ!」

カズマ「え?」

 

 だが、ちょっと遅かったようだ。

 

カズマ「!!? アチャアアアアアアアアア!?!?!?」

 

 コロナタイトを放り出し、手から感じる熱さにのたうち回る。

 そりゃあ、そうだよな。

 あんだけ赤く輝いているんだし、熱いよな。

 

めぐみん(カズマって・・・意外とお馬鹿さんですね。)

カズマ「『フリーズ!』『フリーズ!』」

 

 氷結魔法を使って、自分の右手に薄く氷の膜ができるほどに、氷で覆っている。

 さて、これで今度こそ行けるはず。

 

シグマ「敵対・者の・・・危険度を・・・上・方修正・・・排除・を・開始。」

 

 コロナタイトを失い、危険と判断したのか?

 先程よりも攻撃が苛烈になった。

 さっきまでは、瞬間移動やレーザー攻撃などが主な攻撃方法だったが、今度は床から牙みたいなものを出現させたり、衝撃波も頻繁に使ってくるようになった。

 そのせいで反撃の暇がなく、俺達は回避に専念せざるを得なくなった。

 

 その時、この部屋の床を突き破って何かが現れた。

 

???「ハッ!」

 

 そいつは、シグマに向かって緑色の魔法陣みたいな物を放った。

 すると、その魔法陣に囚われ、シグマの動きが止まった。

 

賢治「あれって、キバの紋章?」

カズマ「え?! なんで?」

???「すまん。 待たせたな。」

賢治「え?! その声・・・」

カズマ「ダクネスか?」

ダクネス「あぁ。 その通りだ。」

 

 なんと、俺達の目の前に現れたのは、仮面ライダーダークキバに変身したダクネスだった。

 仮面ライダーになれると思ってライドウォッチをポケットに入れておいたが、仮面ライダーダークキバは予想外だった。

 て言うか、ダクネスは大丈夫なのか?

 

賢治「ダクネス、お前ダークキバになって大丈夫なのか?」

カズマ「そうだぞ! その仮面ライダーは・・・」

ダクネス「心配ない。 キバットが調整してくれているからな。」

キバット二世「うむ。 任せろ。」

賢治「・・・いいんだな、信じて。」

キバット二世「無論だ。 それより、そろそろ拘束が解けそうだぞ。」

 

 シグマを見ると、キバの紋章から抜け出そうともがいている。

 拘束が緩んでいるようだ。

 

賢治「おっと! 今度こそ決めるぞ!」

カズマ「あぁ!」

ダクネス「任せろ!」

 

 『フィニッシュタイム!』『ヘイ!仮面ライダーズ!』

 『ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘヘヘイ!!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!

 『ジカンジャック!』

 『ウェイクアップ2

 

 俺がライドヘイセイバー、カズマがジカンジャックロー、ダクネスがウェイクアップ2。

 俺はドライブライドウォッチを外し、カズマはゲイツリバイブウォッチをドライバーから外し、それぞれの武器にセットし、必殺技の発動待機状態になる。

 

 『ドライブ!』『アルティメットタイムブレイク!』

 『疾風!』『スーパー爪連斬!』

 

ダクネス「ハァ!」

 

 武器のトリガーを引き、必殺技を発動。

 ダクネスは天井近くまでジャンプする。

 

 ライドヘイセイバーから白く輝くタイヤが出現し、シグマにぶつかるとそのタイヤは複数のタイヤに分裂し、シグマに殺到した。

 すかさずカズマがジカンジャックローでシグマを切りつける、すると遅れて複数の爪による斬撃が発生する。

 最後にダクネスの両足蹴り、『キングスバーストエンド』が炸裂。

 

シグマ『防御不能・・・計画遂行・・・不能・・・』

 

 ドゴオオオオオオオオオオオオオオオォォォ!!!

 

 シグマが爆発する。

 すると、さっきまで発生していた重加速が解除された。

 

零子「あ! 普通に動ける。」

めぐみん「本当です!」

ウィズ「これで、皆さんも普通に動けるのですね。」

 

 ここからでは分からないが、外の方から微かに歓声が聞こえる。

 外にいる皆んなも動ける様になったのだろう。

 シグマが爆発した方を見ると、残骸が転がっているだけで、再生する気配はない。

 今度こそ終わったようだ。

 みんな揃って変身を解除した。

 解除しても普通に動けるので、問題ないようだ。

 

エルシャ「ふぅ〜、終わったわね。」

めぐみん「ところで、ダクネスが別の仮面ライダーになっていたことも驚きですが、ルミはどうしたのですか?」

ダクネス「! ・・・ルミは・・・」

 

 ダクネスがルミのことを語ろうとすると、背後が赤く光り始めた。

 

カズマ「? な!おい皆んな!」

  「なんかコロナタイトが、赤く光だしたぞ!」

「「「「「!!」」」」」

 

 カズマの言う通り、さっきまでほんのりと光っていただけのコロナタイトが全体的に赤く光り始めている。

 エネルギーの供給先が無くなった事で、際限なくエネルギーが蓄積され始めたのだろう。

 

賢治「不味いな! ウィズ、氷結魔法で凍らせてくれ。」

ウィズ「は、はい! 『カースド・クリスタルプリズン!』」

 

 ウィズの氷結魔法が、コロナタイトに炸裂。

 俺はもう一度変身し、フォーゼアーマーになる。

 すかさずタイムマジーンを呼び出し、ロボモードに変形させる。

 氷漬けになったコロナタイトを床から引き剥がし、タイムマジーンの両手で抱える。

 

賢治「零子、時間がないからここからは俺一人で行くから。」

零子「えぇ、気をつけてね。」

賢治「おう! じゃあ、デストロイヤー本体の方は任せるぞ。」

  「行ってくる!」

 

 タイムマジーンの背部のブースターを噴かし、勢いよく飛び立つ。

 

賢治「宇宙来たあああああああああああぁぁぁ!!」

 

 と、叫んだ!

 

 

 

 そして、大体10分くらいすると、そこは満天の星の海だった。

 宇宙に行くなんて初めてなので、その光景に圧倒されると同時に感動してしまった。

 すると、タイムマジーンの画面に『警告』と表示された。

 どうやら大気圏を突破した時に氷もある程度溶けて、宇宙に出た時に完全に溶けてしまったようだ。

 

賢治「ここまでくれば大丈夫かな。」

 

 俺は操縦桿を操作し、手にしていたコロナタイトを手放した。

 ゆっくりと宇宙空間を漂っていくコロナタイトを見ていると、一際強く光ったと思ったら、結構強い衝撃がやってきた。

 コロナタイトが爆発したようだ。

 

賢治「・・・よし、帰るか。」

 

 そう言って後ろを振り向くと、そこには青い星があった。

 なんて綺麗なんだろうか!

 だが同時に、支えていないとあっという間にこぼれ落ちてしまいそうな儚さがある。

 俺は、『この星を守らないと』と心に誓って、みんなの元へ戻るのだった。

 

 その時地上では、コロナタイトの爆発の光を見ていた男がいた。

 

士「・・・フッ、なかなかやるな。」

 「俺の手助け無しで解決するとは。」

 

 感心したように、そう言う。

 

士「さて、これはどうするか?」

 

 彼の手の中には一冊の本があった。

 実は彼は、デストロイヤーの内部からこの本を見つけて持ってきていたのだ。

 どうやらデストロイヤーの開発者の日記らしいのだが。

 

士「・・・まぁいい、あいつに任せるか。」

 

 そう言って、アクセルの街に歩いていくのだった。

 

 

 

 

 

 機動要塞デストロイヤー、蛮野天十郎、シグマサーキュラーとの戦いは終わった。

 デストロイヤーの残骸は、冷却が間に合った為、今は解体作業が行われている。

 ほぼ全ての部分にアダマンタイトが使用されているので、こぞっていろんな人達が我先にと獲りにやってくる。

 ちなみに零子もその一人だ。

 「素材の宝庫だ!」と言っていた。

 

 ルミのことをみんなに伝えた時は、みんな悲しい顔をしていた。

 しかし、ここでも零子が活躍することになる。

 「私ならなんとか出来るかも知れない。」と言って、ルミの体を引き取っていった。

 ただ、俺達の屋敷にある物置小屋に入っていったのは、どう言うことなのだろうか?

 

 俺やカズマが思っていたような異世界生活とはちょっと違うが、なんだかんだで今は充実した日々を過ごせていたと思う。

 こっちに来て、大事な人が零子以外にも()()増えたし、大事にしないとな。

 

 デストロイヤー戦から三日後、この街のギルドに王都から使者がやって来た。

 どうやら俺達に用があるらしい。

 カズマ達は俺達に直接報酬を渡しに来たと言っていたが、・・・・・・

 

 そんな上手い話があるだろうか?

 

 

ーアクセルの街 冒険者ギルドー

 

 ルミを除いた俺達は、ギルドに来ていた。

 そこには、王都からやってきた騎士が二人と、黒い髪に眼鏡をかけ、青い服と帽子を被った、何処となく女性警官をイメージする女性が一人いた。

 その女性から発せられた言葉は。

 

検察官「霧島 賢治、貴様には現在、国家転覆罪の容疑がかけられている。」

賢治「・・・・・・は?」

検察官「一緒に署まで来てもらう。」

賢治「・・・・・・・・・・はぁ!」

 

 ・・・・・・何がどうしてこうなった?

 

 




 いかがだったでしょうか?

 見返していた仮面ライダーとは、『仮面ライダーキバ』です。
 改めて思いましたが、仮面ライダーキバって『初期フォームなのに最強フォーム』なんですね。
 リアルタイムで見ていなかったので、今回初めて知りました。

 次回は、外伝を二つ書こうと思っています。

 賢治に大事な人が二人増えたので、その二人が誰なのかを描きます。

 もう一つが、今回デストロイヤー戦に参加しなかった、キョウヤの話です。

 それが終わってから、次のストーリーに行く予定です。

 次回もよろしくお願いします。
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