この仮面の戦士に祝福を   作:ナハト02

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 皆さんお待たせしました。

 今回は御剣響夜の外伝ストーリーを書きました。

 本当は去年の内に投稿したかったのですが、仕事の忙しさのせいで燃え尽きてしまい、投稿が遅れました。(言い訳 orz)

今回も広い心で見てやってください。

 


外伝:この魔剣の勇者に祝福を 其の二

 

 東の中継拠点(ベース)のコウカイからバイクを飛ばしてアクセルに戻ってきた僕は、裁判の証人として出廷することになった。

 何故そんな事になったのか?

 後で聞いてみればただの濡れ衣であった。

 あの霧島賢治が国家転覆?

 魔王軍の関係者?

 言いがかりもいいところだ。

 

 そして裁判が終わり、霧島賢治を弁護していた沖田零子という人に指定された場所に行くと、そこには扉があり中に入ると滑り台を滑るように下に向かって落ちていった。

 そうして辿り着いたのが地下にある建物の中だった。

 案内に従って進んでいくと、その先には霧島賢治達がいた。

 彼らに事情を説明すると、次の日からギルドの依頼をこなさないといけないので、代わりに二人助っ人として一緒に行く事になった。

 

 一人は黒のスーツに刀を持ち、紫のラインが入ったバンダナを額に巻いた『滅』というヒューマギア。

 もう一人は同じく黒のスーツに金髪、右腕にオレンジのリストバンドを着けた『雷』というヒューマギアである。

 二人とも人間ではなく高性能AIを搭載した人型アンドロイドだと言っていた。

 見た目は人間とほとんど変わらないが、耳の部分にヘッドホンみたいなパーツが付いているのが特徴的である。

 

 しかし、そんな二人も仮面ライダーに変身できるらしい。

 僕は彼等と共にそれぞれバイクに乗り、コウカイを目指していた。

 

 道中、二人に稽古をつけてもらった。

 実力はもちろんであるが、ライダーシステムのスペックの面でも二人には敵わなかった。

 何より、僕のG4には必殺技というものがない。

 それっぽいのが『ギガント』によるミサイル攻撃である。

 しかし、ギガントは発射するのにそれなりの時間がかかる。

 それを思うと、ドライバーの操作だけで必殺技が放てる二人が羨ましい。

 

 だが、二人のお陰で気づいたこともあった。

 僕のG4をみて貰ったところ、出力を抑えていることがわかった。

 今の僕ならもう少し出力を上げても大丈夫らしい。

 滅さんと雷さんに調整してもらい、G4の出力が上がり開示されていなかった能力が見れるようになった。

 それだけでなく、以前は1日一回しか変身出来なかったが、出力が上がったおかげで1日3回まで連続で変身できるようになった。

 

 そして、アクセルを出発して三日後にコウカイに到着した。

 すでにギルドでもアンノウンの討伐依頼が出されており、複数の冒険者達が依頼を受けている。

 高威力の攻撃なら討伐も可能なのは証明されているので、主に魔法職達の魔法が活躍している。

 仮に魔法を耐え抜いても、確実に弱体化しているから戦士職の冒険者達でも十分に対処可能だ。

 

 ギルドで改めて討伐の依頼を受注して、カオルさんが待っている洞窟へと向かった。

 洞窟の入り口を確認するとそこには変身したカオルさんがいた。

 アンノウンと戦闘中のようだ。

 

キョウヤ

「カオルさん!」

 

 僕はG4ライドウォッチを起動する。

 すると、ウォッチがバックルに変化し、腰にベルトが装着された。

 

 『 Ready. I will wait!(準備完了。待機します)』

 

キョウヤ

「変身!」

 

 僕はそう叫び、バックルをベルトに装着すると走り出した。

 

『Deploy the G4 system!(G4システム、起動します)』

 

 走っている最中にG4システムが装着され、僕はアンノウンの一体をパンチで吹き飛ばした。

 

滅

「雷、俺達も行くぞ。」

 

雷

「おう!」

 

 滅さんと雷さんがドライバーを取り出し、腰に装着する。

 滅さんはプログライズキーを、雷さんはゼツメライズキーを取り出し起動する。

 

 『ポイズン!』

 『ドードー!』

 

 二人がプログライズキーとゼツメライズキーをドライバーにセットすると。

 

滅・雷

「変身!」

 

 『『フォースライズ!』』

 

 『スティングスコーピオン!』

 

 『『Break down.』』

 

 二人はそれぞれの名前を冠するライダー、仮面ライダー滅と仮面ライダー雷に変身した。

 

カオル

「!? キョウヤ、戻ってきたか。」

 

キョウヤ

「はい! お待たせしました!」

 

 それから僕達は協力してアンノウンと戦った。

 四人の仮面ライダーが揃うと以前戦った時よりずっと楽だった。

 特に、滅さんと雷さんの戦い方がとても洗練されていた。

 出発前にアンノウンに関する情報をラーニングして出て来た為なのか、妙に戦い慣れている感じがした。

 

 最後の一匹を倒した後、周囲にアンノウンがいないことを確認してから、一度変身を解除した。

 改めてお互いに自己紹介をしあった。

 

カオル

「つまり、お前達二人はゴーレムのような存在なのか?」

 

滅

「厳密に言うと違うが、似たようなものだと思っていい。」

 

 カオルさんは人間と何も変わらない彼等を見て驚いているようだ。

 無理もない、僕も最初は彼等がロボットだなんて信じられなかった。

 だが、そんな時間も束の間。

 また洞窟の中からアンノウンが湧き出てきた。

 

雷

「おいおい、また出てきたぞ。」

 

カオル

「全く、忙しない。」

 

キョウヤ

「皆さん、行きましょう!」

 

滅

「いいだろう。」

 

 全員がベルトとドライバーを装着し、再び仮面ライダーに変身する。

 

「「「「変身!」」」」

 

 変身が完了すると、僕達は洞窟の中に向かって走り出した。

 洞窟の中は案の定、アンノウンの巣窟になっていた。

 向かってくるアンノウンを片っ端から相手にしていった。

 

 カオルさんはこれまで通り腕や脚に緑のオーラを纏った格闘戦で圧倒していった。

 滅さんはアタッシュケース型の弓を使って、遠距離と近距離を使い分け、バランスがいい戦いをしている。

 雷さんは日本の剣を用いた接近戦で、アンノウンを薙ぎ倒していった。

 そして僕はGMー01改4式で遠距離からアンノウンをヘッドショットで撃ち倒し、近距離の奴にはGKー06〈ユニコーン〉で倒していった。

 

 ちなみに、以前自前の剣でスキル『流星剣』を使った時ボロボロになったが、このユニコーンで使用した時はボロボロにならずに済んだ。

 しかも心なしか、威力が増しているように感じた。

 

 戦っている最中に、広い空間に行き着いた。

 遮蔽物がなく、見晴らしがいい。

 しかし、一面を埋め尽くす勢いでアンノウンが押し寄せてくる、まるで無双ゲームに出てくる雑魚敵のように。

 

 僕はユニコーンを手にした状態でベルト左に付いているのエナジーボリューム操作し、ユニコーンにエネルギーを供給する。

 すると、ユニコーンの頭身に青いエネルギーが集中し、バチバチとスパークする。

 その状態でアンノウンを何体も斬りつけた。

 斬りつけられたアンノウンは頭に光の輪の様なものを出現させ、爆発した。

 

 滅さんと雷さんは手に持っている武器で次々とアンノウンを倒していっている。

 

 『『Progrise key confirmed.(プログライズキーが確認されました。)Ready to utilize.(利用の準備が整いました。) 』』

 

 『ホーネッズアビリティ!』『ヘッジホッグズアビリティ!』

 

 それぞれプログライズキーを武器に装填し、トリガーを引く。

 

 『ライトニング!』『カバンシュート!』

 

 『ガトリング!』『カバンショット!』

 

 滅さんの弓の様な武器から雷を纏った複数の矢が放たれ、アンノウンに直撃すると消滅せずそのまま貫通し、複数体のアンノウンを撃破していく。

 雷さんのショットガンからは、緑色の大きなエネルギー弾が発射される。

 一体のアンノウンに衝突したと思ったら、その地点から180°の範囲を覆い尽くすような緑色の棘が生み出される。

 その範囲内にいるアンノウンは全て爆発して消滅した。

 今のところ問題ないように思えた。

 

 だがその時、1匹のアンノウンが地面から現れた。

 

カオル

「な!? おおおぉ!」

 

キョウヤ

「? カオルさん!」

 

 カオルさんはその地面から現れたアンノウンに、穴の中に引き摺り込まれていった。

 

滅

「! 俺が行く。 ここは任せるぞ!」

 

 そう言って、滅さんはカオルさんを追って穴に飛び込んでいった。

 

キョウヤ

「滅さん! 雷さん、俺達も。」

 

雷

「いや、滅に任せておけ!」

「あいつなら問題ない。」

 

キョウヤ

「けど・・・」

 

 とは言え、そんな余裕がない。

 今も際限なくアンノウン達が集まってきている。

 しかし、そんな時突然アンノウン達の波が引いていった。

 

キョウヤ

「? なんで?」

 

雷

「! キョウヤ、油断するなよ。」

 

キョウヤ

「え? ・・・!」

 

 その時、広場の奥の方から二体のアンノウンが現れた。

 そいつは以前戦い逃してしまった赤い外殻を纏った蟻のアンノウンだった。

 

キョウヤ

「こいつ、あの時の!」

 

雷

「キョウヤ、集中を切らすなよ。」

 

キョウヤ

「はい。」

 

 僕と雷さんは目の前のアンノウンに集中することにした。

 カオルさんは滅びさんが何とかしてくれると信じるしかない。

 

 

 

◇

 

 

 

-カオルside-

 

 俺は地面から出現したアンノウンによって穴に引きずり込まれた。

 しばらくそのまま落ちているとまたしても広い空間に落ちた。

 

 ドサッ!

 

カオル

「ぐはっ! ・・・どこまで落ちた?」

 

 周囲を見てみると、さっきの広場よりも薄暗い空間が広がっていた。

 所々に石柱みたいなものが立っており、どことなく不気味な雰囲気がある。

 その時背後から金属を打ち付ける様な音が聞こえた。

 振り返るとそこには、右手に三つ又槍を持つ、女王蟻の様なアンノウンが立っていた。

 

 しかし、俺にはそのアンノウンに覚えがあった。

 15年前にまだコウカイと言う中継拠点が建設される前、俺が育た国を滅ぼした奴らの中にいたアンノウンである。

 つまり、俺にとっては国を滅ぼした元凶であり、共に育った仲間を殺した仇でもある。

 俺は自分でも眉間にしわが寄り、顔がものすごい事になっている事を自覚していた。

 

滅

「フッ!」

 

 俺が落ちてきた穴から滅が現れた。

 俺を追いかけて落ちてきたのだろう。

 

滅

「無事か?」

 

カオル

「あぁ、見ての通りだ。」

 

滅

「あいつが女王のようだな。」

 

カオル

「加勢するのは構わんが、邪魔はするなよ。」

 

滅

「・・・わけありか?」

 

カオル

「あぁ・・・」

 

 それだけを言って黙ると、滅は何かを察したのか俺から視線をそらし、アンノウンに向ける。

 

滅

「いいだろう。」

「後ろは任せろ、援護する。」

 

 そう言って滅は手に持っている武器をアンノウンに向けて構える。

 それから言葉を交わすことがなく、俺はアンノウンに向かって駆け出す。

 後ろから紫に光る矢が飛んできて、アンノウンに向かっていく。

 アンノウンは持っていた三つ又槍で光の矢を打ち落とす。

 その隙に俺はアンノウンに接近し、拳を殴りつける。

 アンノウンは槍で俺の拳を受け止める。

 その瞬間に、衝撃が発生する。

 

 

 

◇

 

 

 

ーキョウヤsideー

 

 カオルさんと別れた僕は、雷さんと一緒に二体のアンノウンと戦っていた。

 これまで戦ったアンノウンとは違い、この二体は別格の強さだった。

 G4システムに搭載されている高性能AIによる強引な立体機動がなければ危なかった時が幾つかあったくらいだ。

 

 雷さんはこっちが心配する様な事はなく、互角・・・いや、明らかに雷さんが優位に立って戦っている。

 さっきから相手の反撃を許さず、相手が攻撃をしようとしたら必ずそれを潰すように先手先手を打って攻撃している。

 まるで機械のような正確無比な動きは、さすがヒューマギアといったところだろうか。

 

 そんな雷さんはフォースライザーのトリガー『フォースエグゼキュータ』を押し戻し、再度引く。

 

 『ゼツメツディストピア!』

 

 雷さんの持っている日本の短剣、『ヴァルクサーベル』に赤い雷撃が集中する。

 

雷

「うおらぁ!」

 

 雷さんに向かって突っ込んできたアンノウンと、すれ違いざまに二本の剣で斬る。

 

  ゼ ツ メ ツ

    煉

  雷   剛

    獄

 デ ィ ス ト ピ ア

 

 剣で斬りつけられたアンノウンは、赤い電撃を放ちながら爆発四散した。

 

雷

「よし!」

「キョウヤ、手伝おうか?」

 

 と、雷さんが言ってくる。

 実際僕は目の前のアンノウンに苦戦している。

 G4システムのお陰で何とか致命傷は避けている。

 しかし、僕は・・・

 

キョウヤ

「大丈夫です! 僕に任せてください!」

 

雷

「・・・フッ、よく言った!」

 

 そう言って雷さんは僕に任せてくれた。

 

 僕はアンノウンを銃で撃とうとするが、銃口を向けた瞬間相手の腕で振り払われ、その際に銃を落としてしまった。

 咄嗟(とっさ)にユニコーンで斬り付け、二回三回と相手を斬る。

 しかし、またしても相手の腕の振り払いを受けてユニコーンを落としてしまう。

 それからは、徒手空拳での殴り合いになった。

 

 しかし、G4システムのお陰である程度攻撃を予測できるので、こちらの被害は最小限である。

 逆を言えば、自分がいまだにG4システムを使いこなせていない事になる。

 回避や防御行動のほとんどがシステムによって強引に行われていたのだから。

 

 しかし、そのお陰で相手のアンノウンは満身創痍である。

 攻撃の際にもシステムによって常に目の前のモニターに的確な攻撃方法が表示されるのだ。

 自分はそれに従って攻撃するだけだ。

 ふらついている相手に渾身の力を込めて右ストレートを叩き込む。

 その一撃を受けてアンノウンは吹き飛ぶ。

 

 その隙に僕はエナジボリュームを一回転させた。

 それにより、アーマーを伝ってエネルギーが右足に集中する。

 モニターにチャージ完了の文字が出現する。

 その瞬間に僕はアンノウンに向かって走りジャンプをしてキックを放つ。

 

キョウヤ

「はあああぁぁ!」

 

 アンノウンが立ち上がると同時に、キックがヒットする。

 それにより、アンノウンはさらに吹き飛ぶ。

 そう、これが出力が上がったことで新に出来るようになった技。

 霧島賢治達が使うライダーキックである。

 頭に光の輪が出現し爆発した。

 

キョウヤ

「・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 

 勝った。

 そう思った瞬間に気が抜けてしまったのか、さっきまで無理な戦いをしていたので、疲労が一気にやってきた。

 

雷

「よく頑張ったな、キョウヤ。」

 

キョウヤ

「はぁ、はぁ・・・ありがとうございます。」

 

雷

「だが、システムに頼りすぎだな。」

「システムの補助なしでも戦えるようにもっと鍛えろよ。」

 

キョウヤ

「・・・はい。」

 

 ぐうの音も出ない。

 もっと頑張らないと。

 そして、僕と雷さんはカオルさんと滅さんと合流するために、下に向かって洞窟内を進んでいくのだった。

 

 

 

◇

 

 

 

ーカオルsideー

 

 目の前にいる三つ又槍を持ったアンノウンは今まで戦ったアンノウンとは違っていた。

 一見すると動きは鈍く、たいした事が無さそうだが、槍を使ってこちらの間合いの外から攻撃してくるので、近接戦闘主体の俺としては戦いにくい相手だ。

 滅の援護がなければ、まともに攻撃を当てる事が出来なかっただろう。

 

 あいつの槍で首を切り落とされそうになった時も、滅が助けてくれなかったら危なかった。

 滅の助けもあり有利に戦えている。

 滅のお陰で、奴の武器は吹き飛び、その隙に腹部に蹴りを放ちアンノウンを吹き飛ばす。

 その隙に俺は構えを取り、口元のクラッシャーを展開する。

 足元にエネルギーの紋章が浮き上がり、そのエネルギーが右足に吸収される。

 

カオル

「・・・フッ!」

 

 アンノウンに向かってジャンプし、飛び蹴りを放つ。

 蹴りがアンノウンにヒットすると、緑のオーラと共に吹き飛んだ。

 頭上に光の輪が出現し、アンノウンが苦しみだす。

 暫くすると爆発し消滅した。

 

滅

「・・・終わったようだな。」

 

カオル

「あぁ・・・」

 

 15年越しに国や仲間たちの敵討ちが成ったのだ。

 達成感があると同時に、少しだけ虚しさを感じる。

 別に、復讐の為に生きてきた訳ではない。

 しかし、もし敵を討てる機会があれば、そう思っていた。

 今回その機会が訪れた。

 なんだか心に穴が開いたようだ。

 

滅

「? 大丈夫か?」

 

カオル

「・・・あぁ。」

 

 これからどうなっていくのか?

 すると、俺達の背後から声がした。

 振り返ると、キョウヤと雷が走ってやって来た。

 

カオル

(・・・そうだな、俺はまだ腑抜ける訳にはいかないな。)

 

 そうだった。

 俺にはキョウヤという仲間がいた。

 あいつが自分を頼っている限り、今ここで腑抜ける訳にはいかない。

 あいつが俺のところにいる限り。

 

 

 

◇

 

 

 

ーキョウヤsideー

 

 カオルさん達の所へ行く途中、複数のアンノウンに遭遇したが、突然動きが止まったと思ったら砂のように崩れてしまった。

 何が起こったのかと疑問に思っていたが、雷さんが「おそらく、滅達がこいつらの女王を倒したのだろう。」と言っていた。

 雷さんの案内でカオルさん達の所へ急いで向かった。

 すると、行った先にカオルさんと滅さんがいた。

 

キョウヤ

(よかった。 二人とも無事だった。)

 

 二人の話を聞くと、この空間でアンノウンの女王を倒したらしい。

 合流した後、洞窟内をくまなく探索してみたがアンノウンの姿はどこにもなかった。

 その代わりに、洞窟の一番奥に僕が使うG4ライドウォッチや霧島賢治や佐藤和真が使うライドウォッチに似た黒いウォッチがあった。

 

キョウヤ

「これって、ライドウォッチ?」

 

雷

「いや、これは『アギト』のアナザーライドウォッチだな。」

 

カオル

「アナザーライドウォッチ?」

 

 アナザーライドウォッチとは、仮面ライダーの力を宿すライドウォッチが怪人の力に変貌したライドウォッチと言ってる。

 そして、それを埋め込まれた人間は歪んだ仮面ライダーの力を宿す怪人『アナザーライダー』に変貌してしまう。

 しかし、そのウォッチがここにあるという事は・・・

 

滅

「おそらく、ここにアンノウンが現れたのはこのウォッチがここにあったからだろうな。」

 

 しかしそうなると、カオルさんの国がアンノウンによって滅ぼされたのは15年前だから、このウォッチは15年前からこの洞窟にあったということになる。

 いったい誰が?

 いろいろと疑問はあるが、今は・・・

 

キョウヤ

「これ、どうしましょう?」

 

滅

「無論、破壊する。」

 

雷

「だな、こんなもんこのままにしても害しかないだろう。」

 

 そう言って雷さんは『アタッシュウェポン』の『アタッシュショットガン』を取り出し、至近距離で引き金を引いた。

 その瞬間、アナザーライドウォッチが吹き飛び、地面に落ちる。

 真ん中に穴が開いており、暫くすると火花を上げて破裂した。

 周囲に飛び散った破片も、煙のように消えていった。

 僕達はそれを確認した後、洞窟を後にしたのだった。

 

 

 

◇

 

 

 

 アンノウンの戦いが終わった。

 コウカイのギルドに報告に行くと僕達は冒険者の面々から英雄扱いされた。

 その日は宴会が開かれ、僕とカオルさんはそれに半分強制的に参加させられていた。

 滅さんと雷さんは、「社長の依頼は完了した、俺達はこれで失礼する。」と言ってバイクに乗って帰っていた。

 そもそも二人はヒューマギアだから、宴会に参加したとしても飲食ができないからいても仕方がない。

 とりあえずその日は飲食もそこそこに僕達が普段から使っている宿屋に向かった。

 僕はベッドに横になるとすぐに睡魔が襲ってきたので、それに逆らうことなく眠ることにした。

 

 しかし次の日の朝、僕は地獄を見る。

 

キョウヤ

「お・・・おおっ・・・あっ・・・うおお!」

 

 僕ばベッドの上で奇声を上げていた。

 筋肉痛である。

 アンノウンとの戦闘で普段やらないような動きをしたせいで、普段使っていない筋肉を酷使したせいだ。

 僕の様子を見に来たカオルさんも、僕の子の様子を見て使い物にならないと思ったのか、今日一日しっかり休むように言ってきた。

 

キョウヤ

「うぅ・・・情けない。」

 

 早く仮面ライダーG4の力を自分の物にしないといけない。

 じゃないと、何時まで経っても霧島賢治や佐藤和真に追いつけない。

 僕は改めて、もっと頑張らないといけないと思った。

 

 

 

======================

 

○仮面ライダーG4

 

アップデート後

 

■パンチ力:5t → 7t

 

■キック力:14t → 18t

 

■ジャンプ力:一跳び27m → 一跳び35m

 

■走力:100mを8.0秒 → 6.0秒

 

 

 

〇備考

 

 基本性能は防御力を除いた能力が30%上昇している。

 現在キョウヤは仮面ライダーG4の能力を45%まで発揮できる。

 

 一日3回まで変身が可能になった。

 

 装備は飛電インテリジェンスの武器庫にしまってあったG3-Ⅹの装備を粒子化して持ってきているため、G3-ⅩからG4までの全ての武器を使用できる。

 

 エナジーボリュームを操作することで両腕両足,または武器にエネルギーを集中させ武器の威力を増したり、ライダーキックを放てるようになった。

 

 

 




 と言う訳で今回はこんな感じです。

 次回は本編に戻ります。

 次回はあのフォームを出し、あの仮面ライダーを出すつもりです。
 いったいどれなのかは、次回のお楽しみです。

 それではまた次回お会いしましょう。
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