この仮面の戦士に祝福を   作:ナハト02

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 皆さんこんにちは。

 大変お待たせしました。

 実は最近新しいゲームを買ったのでそちらをプレイしていました。
 タイトルは『Mortal shell』という2020年8月に発売されたPS4のゲームです。
 事前情報では「一時間に10回は死ねるゲーム」と聞いていたので半信半疑でしたが、やってみると本当でした。
 本当に頻繁に死にます。
 雑魚敵の攻撃でも一歩間違えれば一撃で致命傷になるくらいです。

 何か面白いゲームは無いかなと、中古ゲームをあさっていたら見つけたので衝動的に買ってしましました。
 しかしながら、なかなかやり応えがありそうなので心が折れない限り続けていこうと思います。

 それでは最新話をどうおぞ。




第二十三話 この戦いたくない相手に祝福を!?

 

 エルシャから連絡を受けて、カズマ達を途中で拾い俺達はキールダンジョンに向かっていた。

 ちなみにカズマ達のおかげで、ダクネスのお見合いをぶち壊すことに成功した。

 なぜかアクアが「ダクネスのお腹の中にカズマの子供がいる!」とか、訳の分からないことを言ってカズマが「お前いつまで信じているんだよ!!」と言っていた。

 

 横を見るとダクネスが顔を赤くしてモジモジしていたが、また何か戯言でも行ったのだろうか?

 セナさんを一度アクセルの街に送り届け、確認の為にギルドに送り届けた。

 そのあとセナさんを回収して事情を聴くと、めぐみんとエルシャにモンスターの討伐を任せたのだが、その出所を調べてみたところ先日俺とカズマとアクアが潜ったキールダンジョンから溢れて来ていることが分かったのだ。

 

 めぐみんとエルシャは、勇んでダンジョンに挑んだが相手の数の多さに参ってしまって、俺に連絡してきたのだ。

 そして現在、キールダンジョンに向かってタイムマジーンを飛ばしているのだ。

 だが、俺は如何も嫌な予感がしてならない。

 

賢治

(なんだろうな?)

(なんでこんなに嫌な予感がするんだろう?)

 

 キールダンジョンの前に到着すると、めぐみんとエルシャその他に複数の冒険者達の姿があった。

 入り口を見ると、確かに妙なモンスターがいた。

 黒と白が半々の笑顔の仮面をかぶっており、タキシードを着た人形のような奴がいた。

 それがきちんと整列して、行進している。

 中にはこけている奴もいるが。

 ・・・あれはモンスターなのだろうか?

 

カズマ

「ふむ・・・なるほど、確かに謎だな。」

 

零子

「あんなの、このダンジョンにいたかしら?」

 

 確かに、このダンジョンにあんなモンスターはいなかったはずだ。

 ちなみに、このダンジョンはアクアが最深部の床に描いた魔法陣のお陰で、モンスターは沸いてこなくなっている。

 これが()()()()()()()()()()()()()()()()()なら、リポップしたモンスターがダンジョンから溢れて来て、またカズマあたりが激怒しそうだ。

 

セナ

「どうやら何者かがあの人形のようなモンスターを呼び出している様なのです。」

 

賢治

「最深部に何かいるということですか?」

 

セナ

「はい。 ですので、これを持って行ってください。」

「強力な封印の札です。」

 

 セナさんから札を渡された。

 これで大元を封印する事が出来るだろう。

 

アクア

「・・・私、あの仮面が生理的に受け付けないわ。」

「なんでかしら? 妙にムカムカするわ。」

 

 そういって目の前にいるカタカタと首を振っている一体のモンスターに石を投げつけようとしたら、アクアの方に寄ってきた。

 

アクア

「え? ちょっと!? なに?」

 

 近づいて来たモンスターは、アクアの足にしがみついた。

 

アクア

「ん? ・・・なにかしら? 甘えているのかしら?」

「見ているとムカムカしてくる仮面だけど・・・あれ? 何か可愛く」ボンッ!「あああああああ!!!」

 

 アクアを巻き込んで突然爆発した。

 ただ見た目の爆発程威力はないのか、アクアは多少黒焦げになった程度である。

 

セナ

「と、このようにこのモンスターは取り付き自爆するという習性があるようで。」

 

カズマ

「なるほど。」

 

エルシャ

「これのせいで大変だったわ。」

 

アクア

「ちょっと! なんでみんな冷静なの!?」

 

 冷静に観察している俺達に突っ込みを入れるアクア。

 無事で何よりだ。

 その時、何を思ったのかダクネスがダンジョンの入り口に向かって歩き出した。

 案の定、モンスターが張り付き爆発した。

 しかし、爆炎の中から出てきたのは、無傷のダクネスだった。

 

ダクネス

「・・・ふむ、私が前に出て道を開こう。」

「みんなは後ろからついて来てくれ。」

 

カズマ

「お・・・おう。」

 

キバット二世

「ふむ、やはり君は硬いな。 あの爆発に耐えるとは。」

 

ダクネス

「か! 硬いとか言うな!」

 

めぐみん

「カズマ、私とエルシャはここで待っていますね。」

 

カズマ

「まぁ、二人は俺達が来るまで頑張ってくれたからな。」

 

アクア

「あ! じゃあ私もいい?」

 

カズマ

「まぁ、いいけど・・・じゃあ、俺とダクネスと賢治と零子だけか?」

 

賢治

「だな・・・」

 

 しかし、ダンジョン内に潜る前に一つ試してみるか。

 俺はカズマとめぐみんを呼び、ウォッチを出してもらった。

 

カズマ

「賢治、いったい何をするんだ?」

 

めぐみん

「ウォッチを使って何かするんですか?」

 

賢治

「あぁ、念のために切り札を作れないか試しておこうと思ってな。」

 

カズマ・めぐみん

「切り札?」

 

 俺が取り出したのは、少し大きめのブランクライドウォッチだ。

 それをそばにあった岩の平らな部分に置き、俺達三人のジオウⅡ・ゲイツリバイブ・ウォズのライドウォッチとミライドウォッチを、ブランクライドウォッチを中心に正三角形になるように配置する。

 

 すると、ジオウⅡ・ゲイツリバイブ・ウォズのウォッチが光だし、中心のブランクライドウォッチが輝きだし色が付き始める。

 一際強い輝きを発した時、出現したのは大型ライドウォッチ『ジオウトリニティライドウォッチ』だ。

 今日が『オーマの日』かどうかは分からなかったが、上手くいったので結果オーライだな。

 

カズマ

「これって?!」

 

賢治

「『ジオウトリニティライドウォッチ』だ。」

「俺達三人の力を融合させたライドウォッチだ。」

 

めぐみん

「私達の力を融合!」

 

 カズマとめぐみんは驚き、興味深そうにウォッチを見ている。

 これでいざという時の切り札は用意できた。

 だが、これでも俺の中にある不安はまだ拭えていなかった。

 そうして俺達は数人の冒険者達と一緒に、ダンジョンの中に潜っていった。

 

 ダンジョンの中以前とは違って、まるで主が居るかの様に明かりが灯っていた。

 これも謎のモンスターのせいなのだろうか?

 しかしそんな中で、一人笑っている人物がいた。

 

ダクネス

「ふふふ・・・あははははははは!」

「当たる! 当たる! 当たるぞ!!」

 

 ダクネスが剣を振るうと、あの人形のようなモンスターが剣に当たり、爆発してしまう。

 しかし、その実態はダクネスが剣を振るうとその剣に向かってモンスターが当たりに行っているのだ。

 それでもダクネスは嬉しそうだ。

 

ダクネス

「見てくれ皆! こいつら私の剣でもちゃんと当たる!」

 

カズマ

「嬉しそうだな。」

 

零子

「そうね。」

 

 俺達のパーティはダクネスがいるからいいが、ほかのパーティはそうではなかった。

 

盗賊風の男

「おいちょっと待ってくれ、もう少しゆっくあああああああああ!」

「取り付かれた! 誰かはがしてくれ!」

 

戦士風の男

「ちくしょう! 来るな来るな来るな!」

 

戦士風の女

「ちょっと! 剣を振り回さないでよ!」

 

 モンスターに取りつかれ、パニックになる冒険者。

 モンスターを追い払うために剣を振り回す冒険者。

 それを注意する冒険者。

 爆発の威力はそこそこだが、それでも結構な爆風のため下手をしたら怪我をするだろうな。

 

 まぁ、ある意味好都合だ。

 この先に何があるか分からない状況だし、俺達のパーティなら危険は少ないだろう。

 

賢治

「よしダクネス! そのまま進め!」

 

ダクネス

「わかった! 嗚呼、何なんだこの高揚感は?!」

「初めてクルセイダーとして、まともな活躍が出来ているような気がする!」

 

 それから俺達のパーティは以前のルートをたどって奥まで進んでいった。

 しかし、道中で出て来るモンスターの数が少しずつ増えてきたので、途中から俺達も参加した。

 遠くから攻撃すれば爆発に巻き込まれることもないので、俺と零子とカズマは遠距離武器で戦ったいた。

 

 そして、最下層のリッチーが居た部屋の前まで来たのだが、その部屋の前にモンスターを等身大サイズに大きくしたような男が地面に座り、あのモンスターを作っている。

 

賢治

「どうしたもんかな?」

 

カズマ

「どう見てもあのモンスターの親玉だろうな。」

 

零子

「・・・なんか泥で人形でも作っている様ね。」

「その実態はモンスターだけど。」

 

 俺達がどうしようか悩んでいると、ダクネスが男の前に出た。

 

ダクネス

「貴様が元凶か?」

 

???

「うん?」

 

 仕方がないのでダクネスに続いて俺達も姿を現す。

 

???

「ほぉ、よもやここまで辿り着くとは・・・我がダンジョンへようこそ冒険者たちよ!」

「吾輩こそ、諸悪の根源にして元凶、魔王軍の幹部にして、悪魔達を率いる地獄の公爵、この世の全てを見通す大悪魔・・・バニルである。」

 

賢治・カズマ・零子

(魔王軍の幹部!)

 

 まさかこんな大物がいるは思っていなかったので、流石に焦る。

 ということは、さっきまでのモンスターはこいつが呼び出した眷属ということだろうか?

 

カズマ

「ちょ! これ退いた方がいいんじゃないか?」

 

ダクネス

「女神エリス様を信奉するものとして、悪魔を前にして引き下がれるか!」

 

バニル

「ほぉ・・・『魔王より強いかもしれないバニルさん』と評判の吾輩を?」

 

ダクネス

「くっ!」

 

 魔王より強いかもしれないか。

 自慢しているのか謙遜しているのか、微妙な言い様だな。

 もしかして、こいつが俺の嫌な予感の正体だろうか?

 

バニル

「まぁ、待て。」

「魔王軍の幹部と言っても、城の結界を維持しているだけの、言わば『なんちゃって幹部』でな、魔王にベルディアの一件で調査を頼まれたのだよ。」

 

カズマ

「あぁ・・・」

 

バビル

「あとアクセルの街にいる、働けば働くほど貧乏になるという不思議な特技を持つ、ポンコツ店主に用が有って来たのだよ。」

 

零子

「え? それって・・・」

 

 どう聞いてもウィズさんだよな。

 同じ魔王軍の幹部だし、やはり面識があるみたいだ。

 

バニル

「そして、吾輩は世間で言うところの悪魔族、悪魔の最高のご馳走は汝らが『嫌だな』と思う悪感情。」

「汝ら人間が一人生まれる度に、我は喜び庭駆け回るであろう!」

「故に吾輩は、『人間殺さず』をモットーにしているのだ。」

 

 つまりこいつは、俺達人間をご飯製造機かなにかと思っているわけか?

 人間が死ぬとご飯が食べられない。

 だから人間は殺さない。

 ・・・こいつ意外と無害なんじゃないか?

 

カズマ

「ダンジョンからこの人形みたいなやつがポコポコ出てきて、その人間がえらい迷惑しているんだが?」

 

 それだよな。

 人間は殺さないなら、なんでこんなことをするのか?

 

賢治

(死者は出ていないと聞いたが?)

 

バニル

「なんと! 眷属であるこやつ等を使って迷宮内にいる雑魚モンスターたちを駆除して回っていたのだが、ふむ・・・外に溢れているとなると、もう迷宮内にモンスターは居ないと言う事か、ならば・・・」

 

 バニルが手をかざすと、さっきまでバニルと同じ動きをしていた人形がただの土に変わってしまった。

 

バニル

「計画を次の段階に引き上げるか。」

 

零子

「計画?」

 

カズマ

「何を企んでるんだ?」

 

バニル

「失敬な! 鎧娘が数日戻らないだけで、自室を熊の様にウロウロしずっと落ち着きのなかった小僧よ。」

 

賢治

「え?」

 

 カズマの奴そんな事をしていたのか?

 どんだけダクネスを心配していたんだ。

 

カズマ

「おいちょっと待て! 何見て来た見たいに言ってるんだよ! うん?」

 

 隣を見ると、ダクネス顔を赤くしてチラチラカズマを見ていた。

 

カズマ

「モジモジしてんじゃねぇよ!」

 

バニル

「いいか吾輩にはな、飛び切りの破滅願望があるのだよ。」

 

賢治

「え? 破滅願望。」

 

 破滅願望と聞き、俺の中の嫌な予感がさらに膨れ上がった。

 何故なら、それを聞いた時頭の中に仮面ライダービルドのラスボス、エボルトの兄、キルバスが思い浮かんだからだ。

 キルバスとは、その身に滾る破壊衝動のまま、自分自身さえも進んで巻き込んで全てを壊し尽くす、短絡的思考と虚無主義が混ざったようなエキセントリックな性格の持ち主で、その危険性はエボルトが「破滅型の快楽主義者」と言わしめるほどやばいやつなのだ。

 

 果たしてこのバニルという男はどういった破滅願望を持っているのか?

 

バニル

「まずダンジョンを手に入れる、各部屋には悪魔達を待機させ罠を仕掛ける。」

「挑むのは歴戦の凄腕冒険者たち。」

「やがて、苛烈な試練を潜り抜け、勇敢な冒険者達が最奥の部屋に冒険者達が辿り着く! 待ち受けるのはもちろん吾輩!」

「よくぞここまで辿り着いたな冒険者達よ! さぁ、吾輩を倒し莫大な富を手にして見せよ!」

「吾輩がそう言って、ついに始まる最後の戦い!」

 

 バニルは興奮しているようで、体からドス黒い魔力が放出される。

 魔王軍の幹部と言えば、ベルディアやウィズさんしか知らないがかなりの魔力量だ。

 少なくとも、ベルディアなんかとは比べ物にならない。

 

バニル

「激戦の末、打ち倒された吾輩の背後には封印されし宝箱が現れる。」

「冒険者達がその宝箱を開けると、中には・・・・・・『スカ』と書かれた紙切れ一枚。」

「それを見て呆然としている冒険者達を見ながら・・・・・・吾輩は滅びたい。」

 

賢治・零子・カズマ・ダクネス

「・・・・・・」

 

 言葉が出なかった。

 破滅願望と言うからなんだと思ったら、確かに悪辣かもしれないが聞いていて呆れるような物だ。

人間殺さずをモットーにしているだけでなく、最終的には自分が倒されることを大前提にしているなんて、キルバスよりずっとマシに思える。

 

バニル

「その計画を実行するために、友人の店で金を貯めダンジョンを作ろうとしていたのだが、運よくこのダンジョンを発見し、主が居なかったようなのでこのダンジョンを使わせてもらおうと思ったのだ。」

「しかしこの一番奥の部屋に怪しからん魔方陣が張られていてな、中に入ることが出来んのだよ。」

 

カズマ

(結局あいつかよ。)

 

バニル

「ほぉ、貴様の仲間がこの魔方陣を張ったのか?」

 

カズマ

「え?!」

 

バニル

「どれ・・・ちょっと拝見。」

 

 そう言ってバニルは両手の人差し指と親指で四角を作ると、カズマを覗き込んだ。

 仮面の奥の瞳が興奮した紅魔族並みに赤く光ってこちらを見つめる様は、ちょっとしたホラーだ。

 

バニル

「・・・・・・フフッ、フハハハハハハハハ!」

「何と言う事だ! 貴様の仲間のプリーストがこの傍迷惑(はためいわく)な魔方陣を作ってくれよったのか!」

「見える・・・見えるぞ、プリーストが優雅に茶を(すす)りながら(くつろ)いでいる姿が見えるわ!!」

 

 何とバニルはアクアが魔方陣を張った張本人だと気付いたようだ。

 見通す悪魔というのも名ばかりじゃないようだ。

 しかし、アクアの奴こんな時に寛いでいるのか?

 

バニル

「そこの小僧との賭けに負け、すごい要求とやらが気になり、先ほどから色々持て余し、ずっとモジモジしている娘よ!」

 

ダクネス

「持て余していないしモジモジもしていない!」//////

「適当なことを言うな!」//////

 

カズマ

「・・・・・・」//////

 

 賭けとか、すごい要求とか、いったい何の話だろうか?

 ダクネスは顔を赤くし、必死になって否定しているが、満更でもなさそうなのは気のせいだろうか?

 カズマも顔を赤くしているが、いったいダクネスに何をするつもりなのだろうか?

 

バニル

「この一件が終わったら、鎧娘にどんな要求をしようかソワソワしている小僧よ!」

 

カズマ

「ソソソソワソワなんてしてねぇし! してねぇし!!」//////

 

 カズマも何を考えているんだ?

 実際にダクネスに何かする度胸があるとは思えないが。

 

バニル

「そこを通してもらおうか?」

「なに、『人間殺さず』が吾輩のモットーだ。」

「・・・あぁ、人間は殺さんとも・・・人間はな。」

「こんな傍迷惑な魔方陣など作ってくれよって! きついの一発ブチかましてくれるわ!」

 

 どうやらバニルはアクアが人間ではないことに気付いたようだ。

 さすがにアクアに危害が及ぶのなら、黙っている訳にはいかないな。

 俺の大事な人だしな。

 

バニル

「なに!? 貴様・・・さすがに趣味が悪いぞ。」

 

賢治

「余計なお世話だ。 それに、アクアは意外と可愛いぞ。」

 

零子

「ねぇ。」

 

 意外だが、アクアは俺と零子達の前では意外と可愛いところを見せてくれるのだ。

 そんな話をしているとき、ツールベルトに入れてあるブランクライドウォッチが光だし、バニルに向かって飛んで行った。

 

バニル

「!?」パシッ!

 

賢治

「なに!?」

 

零子

「なんで?」

 

バニル

「ふむ、この魔道具は魔王からも渡されたな。」

「しかし、どうにも気に入らなかったので破壊したがな。」

 

 どうやらバニルもベルディアやウィズさんと同じ様に魔王からウォッチを渡されていたようだ。

 何のウォッチか分からないが、わざわざ破壊してくれたのならありがたいな。

 しかし、今バニルの手にあるのはどのライドウォッチなのだろうか?

 

バニル

「だが、これはなかなか面白そうだな。 どれ。」

 

 バニルはウォッチのリューザーを回し、スターターを押した。

 

 『エボル!

 

 

 すると、ウォッチが形を変え赤と青とゴールドに色分けされたドライバーに変化した。

 それはどう見ても『エボルドライバー』だった。

 

賢治

(おいおい! よりによってなんでこいつに?!)

 

バニル

「ほぉ、何やら焦っている様だな。」

「貴様のその焦燥感、なかなか美味でおおっと!」

 

 俺は問答無用でバニルに斬りかかった。

 

バニル

「ちょ! いきなり何をおわっと!」

 

 横から零子がアタッシュッショットガンで撃つ。

 

バニル

「汝もか! 何をする!」

 

賢治

「当たり前だ!」

 

零子

「そのドライバーは百害あって一利なしよ!」

 

 こんな悪魔にエボルドライバーなんかが渡ったら絶対碌でも無いことになるに決まっている。

 

カズマ

「おい二人とも、あのドライバーがどうかしたのか?」

 

賢治

「カズマ! ダクネス! 二人も手伝ってくれ!」

「何としてもあのドライバーを破壊するぞ!」

 

カズマ

「お、おう!」

 

ダクネス

「わ、わかった!」

 

 カズマとダクネスが加わって、バニルのドライバーを破壊するために、俺は必死になって斬りかかった。

 しかし、やはり見通す悪魔の異名は伊達では無い様で、こちらの攻撃は空振りに終わっている。

 

バニル

「フハハハ、汝らは余程この魔導具を使わせたくないようだな。」

「ならば、いでよ! 眷属たちよ!」

 

 バニルがそう言うと、地面からさっきの人形たちが出てきた。

 そいつらが一斉に俺達に襲い掛かってきた。

 そのせいでバニルに時間を与えてしまった。

 

バニル

「では、さっそく。」

 

 バニルは腰にドライバーを装着する。

 バルトの左側についているフルボトルホルダーから二本のフルボトルを取り出し、軽く2・3回振るとキャップを回転させて、ドライバーに差し込んだ。

 

 『コブラ! ライダーシステム! エボリューション!

 

 ドライバーの右側にあるレバーを回すと、足元に『スナップライドビルダー』と呼ばれる高速ファクトリーが現れ、バニルの周囲にファクトリーから繋がるように『ファクトリアパイプライン』が伸び、前後にスーツとアーマーが出現する。

 

 『Are you ready?

 

 ドライバーから『準備はいいか?』という音声が流れる。

 そしてバニルは。

 

バニル

「たしか、こう言えばいいのだな。」

「変身!」

 

 『コブラ! コブラ! エボルコブラ!

 『フッハッハッハッハッハッハ!

 

バニル

「仮面ライダーエボル、フェーズ1。」

「・・・だったか。」

 

 結局変身を許してしまった。

 できればこの仮面ライダーとは戦いたくなかったが、仕方ないか。

 

カズマ

「お・・・おい、なんかやばそうな仮面ライダーなんだが?」

 

ダクネス

「い・・・威圧感がすごいぞ。」

 

 ただでさえ相手は魔王軍の幹部なのに、さらに仮面ライダーエボル変身したとなると、絶望感が半端ない。

 しかし、どうやらこちらの切り札が無駄にならなくて済みそうである。

 俺はジオウライドウォッチを起動してドライバーを呼び出し、さらにこのダンジョンに入る前に生み出しておいたジオウトリニティライドウォッチ取り出した。

 

賢治

「カズマ、びっくりすると思うが問題ないからな。」

 

カズマ

「え? それってどう言う」

 

 俺はジオウトリニティのスターターを押した。

 

 『ジオウトリニティ!

 

 ジオウトリニティライドウォッチをドライバーにセットすると。

 

 『ジオウ!

 

 ジオウトリニティのドライバー拡張デバイスの『オーバーザイトクロック』が開く。

 そして、ウォッチの左側についている『ユナイトリューザー』を一段階回転させる。

 

 『ゲイツ!

 

 すると、カズマに光が差す。

 

カズマ

「うお!? なんだこれ?」

 

 さらにもう一段階回転させる。

 

 『ウォズ!

 

 

 

ーめぐみんsideー

 

 カズマ達がダンジョンに潜って暫く経ち、ほかの冒険者達は人形みたいなモンスターに阻まれ、仕方なく地上に戻ってきていた。

 爆発に巻き込まれた者もいたようだが、全員軽傷のようで安心した。

 

めぐみん

「カズマ達は大丈夫でしょうか?」

 

エルシャ

「大丈夫よ、賢治達もいるし。」

 

 その時だった。

 さっきまで少し曇っていた空が急に晴れたのだ。

 

めぐみん

「え?!」

 

エルシャ

「いきなり何?」

 

 すると、一際輝いている星から光が私に降り注いだ。

 

アクア

「え?! めぐみん!」

 

セナ

「めぐみんさん! 大丈夫ですか?」

 

めぐみん

「え・・・えぇ、大丈夫です。」

 

 次の瞬間、私はどこか別の場所にいた。

 

エルシャ・アクア

「めぐみん!」

 

 

 

 

 

 

ー賢治sideー

 

賢治

「変身!」

 

 オーバーザイトクロックはすべて開かれたところで、ジクウドライバーを回転させる。

 

 『ライダータイム!』『仮面ライダー・ジオウ!

 『トリニティタイム!

 

 すると、カズマが強制的に仮面ライダーゲイツに変身し、次の瞬間変化が起きた。

 

カズマ

「うおおおお! なんだこりゃああああああ!!」

 

 カズマが頭部だけになり、その上下から時計のバンドが出現する。

 そして、ジオウトリニティの転移の力でこっちに転移しためぐみんも、同じ状態になっていた。

 

めぐみん

「な! なんですかこれええええええ!!」

 

 『三つの力! 仮面ライダージオウ! ゲイツ! ウォズ!

 『トリニティ! トリニティ!

 

 カズマが俺の右肩に、めぐみんが俺の左肩に装着され、俺の仮面の部分が胸元にスライドし、黄色・ピンク・青の『ライダー』の文字が刻まれた新しい仮面が出現する。

 

 そして、変身者の俺達は『クロックオブザラウンド』という意識空間に体が出現する。

 

賢治

「よっと!」

 

カズマ

「うわ!」

 

めぐみん

「おっと!」

 

賢治

「やっぱりこの空間に来るんだな。」

 

カズマ

「もしかして、俺達合体したのか!?」

 

めぐみん

「これは予想外なんですけど!」

 

 予想通りだったが、今の俺達は原作の仮面ライダージオウの初めてジオウトリニティに変身したソウゴ達みたいだ

 

バニル

「ほぉ、おもしろい。」

「一つの体に三人の魂か、驚きと混乱の感情・・・う~んなかなかに美味であるな。」

 

めぐみん

「あの、あの紅魔族の琴線に激しく響く外見の仮面ライダーと思わしき男は?」

 

カズマ

「おバカ! あいつは魔王軍の幹部だよ!」

 

 確かに外見はめぐみんが好きそうな仮面ライダーだ。

 だが、ここは真面目になってほしい。

 本当にヤバい奴だからな。

 

賢治

「二人共、相手はかなりヤバい奴だから真面目に頼む。」

 

 正直なことを言うと、このジオウトリニティはジオウⅡやゲイツリバイブの様な特殊能力はないのだ。

 あえて言うなら、ジオウ・ゲイツ・ウォズそれぞれのライダーの武器が使えることと、『ゲイツとウォズをどこにでも呼び出せる』くらいなのだ。

 

 ただ、通常の3倍もの人工筋肉『ナノチューブ筋』の封入と、3人の腕力・脚力の合力で圧倒的な破壊力を生み出す『アローインテグレーター』により純粋なスペックならパンチ力以外ならエボルに勝っているのだ。

 つまり、ジオウトリニティは『純粋に強い』形態なのだ。

 

カズマ

「わ・・・わかった!」

 

めぐみん

「了解です!」

 

バニル

「フハハハ! かかってくるがいい!」

 

 俺達はバニルに向かって走り出し、戦いを挑むのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 ダンジョンの入り口では、めぐみんが急に消えたことに混乱していた。

 セナさんが落ち着くように冒険者達を説得しているが、目の前で急に人間一人が消えたのだから仕方がない。

 エルシャとアクアもさすがに慌てている。

 冒険者達がそんな状況で慌てている時、「ゴゴゴゴゴ!」と地鳴りみたいな音が聞こえ始めた。

 

アクア

「な・・・なに!?」

 

エルシャ

「この感じ・・・地面から?」

 

 「今度は何だ?」と冒険者達が驚いていると、地面を突き破って何かが現れた。

 

賢治・カズマ・めぐみん

「うおおおおお!」

 

バニル

「フハハハハハハ!」

 

 ジオウトリニティとなった俺達と仮面ライダーエボルになったバニルはダンジョンの天井を突き破りながら、地上にまで戻って来たのだ。

 その勢いのままに空中でインファイトを繰り広げる。

 

アクア

「なにあれ?」

 

エルシャ

「仮面ライダー?」

 

零子

「顔にライダーの文字があるのはケン君とカズマとめぐみんよ!」

 

ダクネス

「もう一人は魔王軍の幹部のバニルという悪魔だ。」

 

セナ

「魔王軍の幹部!」

 

 俺達の通った穴を使って変身した零子とダクネスが出てきた。

 

アクア

「ブッ! 臭っ! 間違いないわ悪魔が発する(にお)いよ!」

 

エルシャ

「どんな臭いよ!?」

 

 そんな時、上空でインファイトを続けていたバニルが地上に降り立つ。

 それに続くように俺達も地上に降りる。

 

バニル

「フハハハ。 初めましてだな、忌々しくも悪名高い水の女神と同じ名のプリーストよ。」

「我が名はバ「セイクリッド・エクソシズム!」あああああああああ!!!」

 

 バニルが名乗りを上げようとしていたところに、アクアは退魔魔法を撃ち込んだ。

 変身して強化されている筈なのに、アクアの退魔魔法は効いているようだ。

 しかし、今のはないだろう。

 

賢治・カズマ・めぐみん

「えぇ~・・・」

 

零子・ダクネス・エルシャ・セナ

「・・・・・・」

 

冒険者達

「・・・・・・」

 

アクア

「・・・? なに?」

 

カズマ

「いやお前、いきなり退魔魔法とか、空気読めよ名乗っているんだから。」

 

 台無しだな。

 そんな微妙な空気の中、バニルは起き上がった。

 

バニル

「えぇい! いきなり退魔魔法をぶちかますとか、これだから悪名高いアクシズ教の者は忌み嫌われるのだ。」

「礼儀というものを知らんのか!」

 

アクア

「あら~、悪魔が礼儀とかなに言ってんのかしら?」

「人の悪感情がないと存在する事すら危うい寄生虫のくせに・・・プークスクス!」

 

バニル

「・・・・・・」

 

アクア

「・・・・・・」

 

 またしても沈黙がこの場を支配する。

 それを破ったのが。

 

アクア

「『セイクリッド・ハイネス・エクソシズム』!」

 

 先ほどの退魔魔法のさらに上位の退魔魔法をアクアが放った。

 ウルトラ系特撮ヒーローみたいな構えで。

 

バニル

 

「甘いわ!」

 

賢治・カズマ・めぐみん

「あぶな!」

 

 しかし、バニルも来ることが分かっていたようで、軽く避けてしまう。

 危うく俺達にアクアの魔法が当たるところだった。

 

アクア

「ちょっと! 避けてんじゃないわよ!」

 

バニル

「フハハハ、わざわざ当たってやる気は無いわ!」

 

アクア

「くぅ~! こうなったら!」

 

 アクアは悔しそうにしながら、スマートバックルを装着した。

 

アクア

「変身!」

 

 『Complete!』

 

 アクアがスマートバックルのバックルの部分の向きを変えると、白のアンダースーツにメタリックブルーのアーマーを装着した、『仮面ライダーサイガ』の様な配色をしたライオトルーパーに変身した。

 しかし、ライオトルーパーになったところで、スペック的な問題がある。

 正直焼け石に水な気がする。

 

エルシャ

「私も!」

 

 『カチドキ!

 

 エルシャが戦国ドライバーを呼び出し、シンカチドキロックシードをセットする。

 ドライバーのブレードを倒し、ロックシードを開く。

 

 『カチドキアームズ! いざ出陣! エイエイオー!

 

 変身が完了すると、エルシャは仮面ライダー斬月・カチドキアームズに変身する。

 そして、皆分かっているのか零子にダクネスもバニルに向かっていく。

 さらに他の冒険者達も向かっていく。

 

バニル

「フハハハハハ! ハハハハハ! フハハハハハハハハ!」

 

 しかし、バニルはすべての攻撃をときにはアーマーで防いでいなし、ときには躱し、ときには俺達仮面ライダーはともかく、殺さない程度に手加減して冒険者達を殴り飛ばしている。

 こんな乱戦でも全く攻撃が当たらないなんて、流石見通す悪魔だ。

 

侍風の男

「くそ! 攻撃が当たらねぇ!」

 

戦士風の男

「どうなってんだ!?」

 

バニル

「ふむ、この魔導具は中々良いな。」

「基本的なステータスが全て上がるだけでなく、忌々しい神々の魔法への耐性も獲得できるとは。」

 

 すべてを見通すだけでなく、俺達と同じ様にバニルもステータスが上がっている様だ。

 正直、これまで戦ったどんな奴より厄介だ。

 

バニル

「フハハハハハ! キリキリかかってくるがいい! へなちょこ冒険者共め!」

 

 バニルが冒険者達を挑発し、複数の冒険者達がバニルを取り囲むように陣取る。

 しかし、やはり能力的差を覆せるはずもなく、一人、また一人と冒険者達はほぼワンパンで沈められる。

 残っているのは仮面ライダー達だけである。

 

めぐみん

「・・・賢治、そろそろいいのでは?」

 

カズマ

「そうだな、もういいんじゃないか?」

 

賢治

「・・・そうだな。」

 

 しかし、俺とカズマとめぐみんだけは勝てるという確信がある。

 ・・・いや、勝つとは少し違うな。

 それでもこっちには策がある。

 

賢治

「ダクネス!」

 

ダクネス

「? どうした?」

 

賢治

「俺が合図をしたら、キバの紋章の力であいつを拘束してくれ。」

 

ダクネス

「わかったが・・・大丈夫なのか?」

 

キバット二世

「拘束できたとしても、奴相手では数秒が関の山だぞ。」

 

 たしかに、バニル相手には数秒しか持たないだろう。

 だが、それで十分だ。

 要は倒す隙さえ作れればいいのだから。

 

賢治

「大丈夫だ。 頼むぞ。」

 

 そう言って再びバニルに向かっていった。

 俺達はバニルに組み付く。

 

賢治

「そろそろ()()を付けようぜ!」

 

バニル

「! いいだろう、吾輩を倒せるものなら倒してみるがいい!」

 

 俺達とバニルが戦い始めると、それは激戦というものになる。

 パンチやキックが衝突しあうたびに衝撃波が発生し、俺がサイキョウジカンギレードを振るうと斬撃が飛び、バニルがトライスチームガンを使うと弾丸が地形を削る。

 ほかの冒険者達は巻き込まれないように後方に下がっている。

 

 ほかの仮面ライダーは斬撃や流れ弾がほかの冒険者達に被害がいかないようにしてくれている。

 アクアは隠れているが。

 そして暫くお互い殴り合っていたが、ほんの一瞬だが()が出来た。

 その瞬間俺はバニルを力を込めて殴り飛ばした。

 

賢治

「今だ!」

 

ダクネス

「! ハァ!」

 

 俺が合図を出すと、ダクネスがキバの紋章を放つ。

 バニルが紋章に当たると拘束される。

 

バニル

「うおおおおお! 小癪な!」

 

賢治

「カズマ! めぐみん! いくぞ!」

 

カズマ

「おう!」

 

めぐみん

「いきましょう!」

 

 バニルが紋章に捕まっている内に、俺達は地黄ライドウォッチとジオウトリニティライドウォッチのスターターを操作した。

 

 『フィニッシュタイム! ジオウ!』『ゲイツ!』『ウォズ!

 

 ジオウトリニティのスターターを3回押し、ジクウドライバーのリューザーを押してドライバーを回転させる。

 

賢治

「ハァ!」

 

 『トリニティ!

 

 俺達がジャンプすると、ジオウ・ゲイツ・ウォズの幻影が出現し、紋章で拘束されているバニルの周囲には三つのライダーキックのエフェクトが囲む。

 三人のライダーの幻影がジオウトリニティと重なる。

 

 『タイムブレイク!』『バースト!』『エクスプロージョン!

 

賢治・カズマ・めぐみん

「ハアアアァァ!」

 

バニル

「! があああああぁぁぁ!!!」

 

 俺達のライダーキックが命中すると、バニルは後方に吹き飛び大爆発を起こす。

 

バニル

「ま・・・まさか、ここで吾輩が・・・滅ぶ・・・・・・か・・・     」

 

 煙が晴れるとそこには、人型の土があり頭の部分には半分に割れた仮面が置かれていた。

 

 

 

 

 

 

ーアクセル 冒険者ギルドー

 

 翌日、俺達は冒険者ギルドに呼ばれた。

 

セナ

「冒険者・霧島賢治殿。 貴殿を表彰しこの街及びベルセルク王国から感謝状を与えると同時に、嫌疑をかけたことに対し深く謝罪をさせていただきます。」

 

 バニルとの戦いの後、魔王軍の関係者が危険を冒してまで魔王軍の幹部である『見通す悪魔・バニル』を討伐するはずがないと言う事で、俺に対する疑いは晴れた。

 あと、ベルセルク王国の王女様のアイリス王女の口から俺達の活躍が広まり、国王様が俺に課せられていた『ギルドからの指名依頼(強制参加・無報酬)』を取り下げることを宣言してくれたのだ。

 これでもう、死刑におびえる心配はなくなったし、ただ働きをしなくて済むようになった。

 

セナ

「そして、冒険者・霧島賢治一行。」

「魔王軍の幹部ベルディア討伐、及び機動要塞デストロイヤー討伐における多大な貢献に続き、先の魔王軍幹部バニル討伐は貴方達の力無しでは無しえませんでした。」

「よってここに、貴方達から押収した品々はすべて返還するとともに、王国からの褒賞金及びバニルに掛けられていた賞金額を加え、金20億エリスを進呈し、その功績をたたえます!」

 

賢治・零子・カズマ

「!!?」

 

めぐみん・ダクネス・アクア・エルシャ

「!!?」

 

冒険者達

「うおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

 20億エリス!!

 前世では学生の時からのバイトから始まり、社会人になってから少しづつ貯金して、通帳の貯金額が100万円に到達したときは、「100万・・・なんていい響きなんだ!」と思ったが今回は文字通り桁が違う。

 正直、額が額なので実感がわかない。

 しかし、周りの皆はまるでお祭り騒ぎだ。

 

 まぁ、金があることはいいことだ。

 浪費しない範囲で使っていこうじゃないか。

 だが、これから先さらに厄介なことが待ち受けていることをこの時の俺達は知らなかった。

 

 

 

 




 
 と言う訳でいかがだったでしょうか?

 仮面ライダーエボルはバニルになってもらいました。

 ジオウトリニティの能力も改めて調べてみましたが、特に特殊能力は無いんですね。
 しかも、変身している三人の気持ちが一致していないと弱体化するみたいですし。
 それでオーマジオウに膝を付けるあたり、やっぱり強いですよね。

 次回はオリジナルの話になる予定です。

 次回もよろしくお願いします。
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