この仮面の戦士に祝福を   作:ナハト02

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皆さん、お待たせしました。
今回は、オリジナル回でやっぱり前後編の二部構成になりました。
あえて言うなら、エルシャの天下の始まりです。
では、第六話をどうぞ・・・


第六話 この森の主に祝福を 前編

ー北の森林地帯ー

 

 ここは、以前エルシャがバーゲストに襲われた森林地帯である。

 彼女がここでバーゲストに襲われたのは、何も偶然と言う訳ではない。

 この森には、本来ならこの世界には居ない者が存在しているからだ。

 

???「うぅ・・・・・・グゥゥゥゥ・・・」

 

 そこには冒険者が一人よろよろと、今にも崩れ落ちそうな姿勢で、歩いている。

 息を荒くしながら、森の中を彷徨っていた。

 しかし、その背後には異形の存在が、彼に付き従うように追従している。

 それは、そのほとんどが二足歩行の白い外殻を持った虫のような姿をしていた。

 中には、虎や山羊、蝙蝠や鹿のような姿をした個体もいた。

 

???「くっ、俺に付き纏うなよ・・・」

 

 冒険者はそう言うが、その異形はその言葉を聞こうとしない。

 いや、中には彼に追従するのをやめて、勝手に行動をする者もいた。

 その個体がどうなるのか、その後どうなったのか、そんなことは今の彼にはわからない。

 彼はこの森の中で、偶然“ある物”を拾ったのだ。

 それが突然光出したと思ったら、自分の体の中に入ってきたのだ。

 すると、力が漲って来るのが分かった。

 しかし彼には、その力を制御するだけの意志の強さがなかった。

 気がつけば、異形達が増え続けるだけでなく・・・

 

???「ガッ!! ううぅぅぅぅぅ・・・・・・あああああああああああああ!!!!!!」

 

 『ガイム!』

 

 遂には、彼自身も異形の姿に変わってしまったのだ。

 その姿は侍のような姿で、大きな大剣を所持していた。

 その状態でも、ある程度意識を保っているが、少しでも気を抜けば自分自身も、自分に付き従う異形達も暴走してしまいそうだ。

 さっき彼は「付き纏うな」と言ったが、実際は自分の言う事を聞く異形達から目を離す訳にはいかいのだ。

 

???(こいつらは俺の言うことをある程度聞く、俺がこいつらから目を離せば間違いなく街に行く。)

  (それだけは・・・絶対にさせない。)

 

 それでも、彼の元を離れる異形は後を絶たない。

 せめて他の冒険者や一般人がこの異形達と出会わないことを祈るだけだ。

 そう思って、彼はまた森の奥へと歩み始めるのだった。

 

 

 

ーアクセルの街 冒険者ギルドー

 

 俺はギルドに来ていた。

 カズマは新たに初級魔法を覚えたようで、早速クリエイト・ウォーターを発動して、コップに注いだ水を飲んでいた。

 

カズマ「まっ、初級魔法じゃこんなもんだろう。」

  「魔法も覚えたし、俺も冒険者らしくなってきたかな。」

 

 カズマは昨日の突発クエストでスキルポイントに余裕ができたらしい。

 しかもカズマは仮面ライダーになったせいか、レベルも一気に上がったのだ。

 今のカズマのステータスを見せて貰ったが、こんな感じだ

 

 

 KAZUMA SATOU

 

 LV12

 職業 冒険者   SP 248

 

 体力   79   火 25

 魔力   68   水 30

 力    84   土 25

 知力   64   風 35

 俊敏性  49   光 25

 器用さ  89   闇 35

 幸運   792

 

 スキル

 ・変身

 ・敵感知

 ・潜伏LV1

 ・窃盗(スティール)

 ・初級魔法

  ティンダー

  クリエイト・ウォーター

  ウィンドブレス

  クリエイト・アース

  フラッシュ

  スモッグ

 ・初級氷結魔法

  フリーズ

 

 カズマの場合、幸運の数値がかなり高い。

 俺もカズマほど高くない。

 この数値は窃盗のスキルを使う上では、かなり成功率が高くなるはずだ。

 

ダクネス「二人とも見てくれ!」

賢治・カズマ「うん?」

ダクネス「キャベツの報酬で鎧を直したのだが、こんなにピカピカになった。」

  「どうだろう?」

 

 意外かもしれないが、ダクネスも報酬を貰っていたのだ。

 彼女は攻撃は当たらないが、攻撃を受け止めたり、捕まえることはできるのだ。

 だから、彼女にもそれなりの報酬が出たのだ。

 

カズマ「なんか、成金主義の貴族のボンボンが着けてる鎧みたい。」

ダクネス「・・・私だって素直に褒めて欲しい時もあるのだが・・・」

賢治(? なんだ、意外にこう言う時は普通)

ダクネス「・・・カズマは・・・どんな時でも容赦がないな・・・はぁ、はぁ・・・」

賢治「・・・・・・」

  (・・・やっぱりこいつドMだな。)

 

 ちょっとでもまともなところがあると思ったらこれだ・・・

 ダクネスは本当に、どんな時でもブレないな。

 

カズマ「今は構っている暇はないぞ。」

ダクネス「?」

カズマ「お前を越えそうな勢いの、そこの変態を何とかしろよ。」

 

 カズマが言っている変態とは、めぐみんのことだ。

 彼女もキャベツの報酬で、杖を新調したようだ。

 ただ・・・

 

めぐみん「はぁ、はぁ、魔力溢れるマナタイト製の杖のこの色艶・・・はぁ、はぁ・・・」

 

 と言って、杖に頬ずりしながら、体をクネクネさせているめぐみんがいた。

 確かに、そう言うことは誰も見ていないところでするべきだと思う。

 ちなみにめぐみんも、カズマ同様レベルがかなり上がった。

 

 MEGUMIN

 

 LV16

 職業 アークウィザード  SP 387

 

 体力   274   火 90

 魔力   7527   水 45

 力    184   土 40

 知力   624   風 75

 俊敏性  394   光 50

 器用さ  219   闇 65

 幸運   17

 

 スキル

 ・変身

 ・爆裂魔法

 ・高速詠唱LV1

 ・爆裂魔法威力上昇LV1

 

 習得可能スキル

 ・魔法付与

 ・空間転移LV1(めぐみん専用)

 

 めぐみんに関しては、魔力の数値が桁違いだ。

 これだけの魔力があれば、爆裂魔法を数発撃っても大丈夫じゃないだろうか?

 俺たちのステータスは普通の冒険者に比べたら、圧倒的に高い。

 このことをルナさんに相談しに行ったら

 「何ですかこのステータスはあああああ!!!!!!」

 と叫ばれた。

 これも仮面ライダーになれる事による、恩恵なんだろうか?

 俺達はステータスの事は、余程の事が無い限り口外しないようにしてもらった。

 

アクア「何ですってぇぇぇぇぇー!!」

 

 すると突然、アクアの叫びが聞こえてきた。

 受付の方を見ると、ルナさんの胸ぐらを掴んだアクアがいた。

 

アクア「ちょっと! それってどう言う事よ!」

  「どんだけキャベツ捕まえたと思ってんの!」

ルナ「うぅ・・それが・・・」

アクア「・・・あによ?」

ルナ「アクアさんが捕まえてきたのは・・・8割がレタスでして・・・」

アクア「はあ! 何でレタスが混じってんのよ?!」

ルナ「わ・・・私に言われても・・・」

 

 なんだ、レタスもいたのか。

 ・・・確かに子供の頃は、キャベツとレタスの区別が付かなかったが、いつの間にかわかる様になっていたな。

 けど、何でアクアはあんなに喚いているんだろうか?

 

ダクネス「確かに、レタスの換金率は低いな。」

カズマ「よく分からんが、そうなのか?」

 

 キャベツとレタス・・・確かに全く別の野菜だが、換金率の違いがよく分からん。

 野菜は野菜だと思うが・・・

 

アクア「くぅ・・・」

 

 するとアクアがこっちにやって来る。

 しかも、作った笑顔で・・・

 今度は何を言うつもりだろうか?

 

アクア「カ〜ズ〜マ〜さん、ケ〜ン〜ジ〜さん、今回のクエストの報酬は、おいくら万円?」

 

 こいつ、俺かカズマから集るつもりか?

 まぁ、特に隠す事でもないので・・・

 

カズマ「・・・250万・・・」

ダクネス・アクア「!! にひゃ!! ・・・」

めぐみん「ちなみに私は、350万です。」

ダクネス・アクア「!!! さんびゃ!! ・・・」

賢治「・・・1560万・・・」

「「「「!!!! いっせっ!!!! ・・・」」」」

 

 そう、俺とカズマとめぐみんは、今回のクエストでいきなり小金持ちになった。

 俺たちは仮面ライダーという事もあり、他の冒険者よりも圧倒的な数のキャベツを捕まえたのだ。

 カズマに関しては、幸運値のおかげか、経験値が多めのキャベツが沢山いたらしい。

 ちなみに俺も、当然レベルアップしている。

 今はこんな感じだ。

 

 

 KENJI KIRISHIMA

 

 LV25

 職業 ルーンパラディン  SP 7780

 

 体力  22027   火 150

 魔力  6325    水 150

 力   3403    土 150

 知力  3879    風 150

 俊敏性 3274    光 150

 器用さ 3914    闇 150

 幸運  523

 

 俺の場合は体力の数値が一番高い。

 これもう、変身しなくても大抵のモンスターは倒せてしまうんじゃないか?

 

アクア「・・・・・・ウフッ!」

  「ケ・・・賢治様・・・貴方ってその・・・強くて頼りになって、すごく素敵よね。」

賢治「・・・褒め言葉と受け取るよ。 でも、金ならやらないぞ。」

アクア「うっ!!」

 

 アクアの奴、一番金を持っている俺に集ってきやがった。

 けど、何でまた・・・

 

アクア「うぅ・・・賢治!」ガシっ!

賢治「!!」

アクア「私、今回のクエストが相当の額になるて聞いて、持っていたお金全部使っちゃったの!」

  「て言うか、大金入って来るって見込んで、この酒場に10万近いツケがあるの!」

賢治「何?!」チラッ

カズマ「・・・・・・」

 

 カズマの方を見ると、首を横に振っていた。

 表情からは、「いつもの事だ」と訴えている。

 ・・・なるほど、カズマ達が今だに馬小屋生活なのは、アクアの金使いの悪さが原因のようだ。

 

賢治「それは俺関係ないよな。 アクアが作った借金なんだから、アクアが稼いで返すのが道理だろ?」

アクア「だって! 私だけ大儲けできると思ったんだもの〜!」

  「お願い! お金貸して〜、ツケ払う分だけでもいいから〜!」

 

 正直、アクアには貸したくないが・・・

 

賢治「いいよ。」

アクア「そんなこと言わないでよ〜、ちゃんと返すから〜。」

賢治「だから、貸してやるって言ってるだろ!」

アクア「え! ホント!!」

 

 さっきまで泣いて懇願してきたのに、貸すって言った途端に笑顔を浮かべる女神様。

 ・・・まったく、泣くくらいなら借金なんか作るなよな。

 

賢治「ただし、これは貸すだけだからな。 きっちり全額返せよ。」

アクア「わ・・・わかってるわよ、ちゃんと返すから。」

賢治「じゃあ、十万だな・・・・・・はいこれ、十万な。」

アクア「ありがとう! やっぱり仲間って最高ね!」

 

 そう言ってアクアは、さっきからこっちを見ていたチンピラ二人に十万エリスのはいった袋を渡していた。

 俺はその時、メモ帳を取り出し

 

賢治「アクアに十万エリス貸した・・・っと。」

 

 こう書いていた。

 

めぐみん(賢治も結構容赦ないですね。)

ダクネス(キッチリメモに書いているな。)

 

 その時、また受付の方から声が聞こえた。

 今度はアクアではなく、エルシャだった。

 ルナさんに何かを聞いているようだ。

 

エルシャ「今日も来てないんですか?」

ルナ「はい、今日も見ていませんが?」

エルシャ「・・・そうですか、有難うございます。」

ルナ「いいえ、お役に立てず、申し訳ありません。」

 

 エルシャは見るからに落ち込んでいた。

 一体何があったんだろう? 

 

賢治「エルシャ、何かあったのか?」

エルシャ「うん・・・実は、私がたまに組んでいたパーティメンバーの一人が、ここ最近ギルドに来ていないの。」

 

 エルシャの話だと、ちょうど彼女がバーゲストに襲われた日から冒険者仲間の一人の行方が分からなくなったそうだ。

 その冒険者が最後に向かったのが、北の森林地帯・・・そう、エルシャがバーゲストに襲われたあの森らしい。

 俺はそのことを聞いた時、何だか嫌な予感がした。

 厄災の象徴と言われるバーゲストの出現、森で行方不明の冒険者、その森でエルシャが襲われた。

 

賢治(その森で確実に何かが起こっているよな。)

カズマ「なぁ、賢治。」

賢治「うん?」

カズマ「俺達で、探してやらないか?」

エルシャ「え?」

 

 意外だ、カズマがこんなことを言うなんて。

 カズマの事だから面倒事を避けようとすると思っていた。

 

賢治「カズマからそんな言葉を聞くとわな。」

カズマ「そりゃ、俺だって仮面ライダーになった訳だし、それに・・・」

賢治「?」

カズマ「・・・やっぱり、助けを求めているんなら、助けなきゃな。」

めぐみん「私も気持ちは同じです。 助けられるのなら、助けるべきです。」

 

 まぁ、俺は最初から探すつもりだったから、みんなが協力してくれるのなら心強い。

 

ダクネス「なら、このクエストを受けないか?」

賢治「うん?」

 

 ダクネスが持ってきたのは、北の森林地帯の調査クエストだった。

 ここ最近、この森一帯で謎のモンスターの目撃報告が多数報告されているようだ。

 このクエストはそのモンスターの調査らしい。

 

エルシャ「みんな・・・いいの?」

賢治「もちろんさ。 だろ、みんな。」

カズマ「おう!」

めぐみん「はい!」

ダクネス「私も協力するぞ。」

 

 と、こうやってみんなが『やる』と言っていると言うのに

 

アクア「えぇ〜、そんなクエストよりお金になるクエストを受けましょう。 ツケを支払ったから、今日のご飯代がないんだから。」

「「「「「・・・・・・・・・」」」」」

アクア「な・・・何よ・・・」

 

 こいつは・・・一体どうしてくれようか?

 ・・・よし。

 

賢治「わかった、それじゃあアクアとは今回別行動だな。」

アクア「え?」

カズマ「そうだな、この駄女神は乗り気じゃないみたいだし。」

めぐみん「そうですね。 私達だけで行きましょうか?」

ダクネス「うむ、そうしよう。行こうエルシャ。」

エルシャ「うん、皆んなありがとう。」

 

 そう言ってアクアを除いた俺達はギルドから出て行こうとすると

 

アクア「ちょっ・・・待って、待ってよ〜!」

  「行くから、私も一緒に行くから〜! 協力するから〜!」

 

 と言って、泣きながらこちらに縋って来たので、一緒に連れて行くことになった。

 だが、せっかく大金が手に入ったので、森に行く前に俺とカズマの装備を新調することにした。

 武具屋に行った俺達は店内を見渡し、自分に合った装備を整えて店から出てきた。

 まずカズマだが、上から緑のマントに白のシャツ腰に剣を携帯するためのベルト、紺のスボンに茶色のブーツ、と如何にも冒険者っぽい装備になっていた。

 そして俺は、まずアンダーウェアの上に鎖帷子を着込んで、その上から黒のシャツを着ている。

 装備は金属部分は全て鋼の素材で出来ていて、上からショルダーガードと一体型の左側にだけ鋼のプレートがついた胸当て、左手にはハーフフィンガーのグローブ、右腕は二の腕まで覆えるガントレット、腰にはポーションや各種道具を収納できるツールベルト、下は、黒のズボンに膝まで届く鋼のグリーブを履いている。

 カズマより重装備だが、ステータス補正のおかげで重さはそんなに感じない。

 俺もこれで冒険者らしくなったと思う。

 

「「「「おおぉ!!」」」」

めぐみん「二人が、冒険者っぽい格好をしています。」

アクア「前の服のままだと、ファンタジー感ないものね。」

ダクネス「? ファンタジー感?」

 

 さて、改めてクエストに向かうことにした俺達は、街の正門まで移動したらダブルライドウォッチで呼び出したリボルギャリーに乗って森に向かった。

 俺とカズマとアクアは何ともなかったが、めぐみん・ダクネス・エルシャは走行時の揺れのせいで車酔いを起こしていた。

 まぁ、リボルギャリーの中はお世辞にも快適とは言えない空間だよな。

 ていうか、リボルギャリーは車でいいんだよな?

 リボルギャリーの操縦は仮面ライダーWのバイク『ハードボイルダー』で運転しているのだが?

 そうこうしているうちに、目的の森の前まで着いた。

 めぐみん達車酔い組は、リボルギャリーのハッチを開けた瞬間に、外へと飛び出て口から虹色のものをぶちまけていた。

 

賢治「・・・三人共、大丈夫か?」

めぐみん「ナ・・・ナントカ・・・」

ダクネス「うぷっ・・・受けるのが得意な私だが、これは流石に・・・」

エルシャ「うぅ・・・おぅ・・・これなら、賢治が乗るバイクの後ろに乗った方がマシ・・・う! うぅぅ・・・」

カズマ「俺は満足だ! ただただ満足だ!!」

 

 カズマはリボルギャリーを出した時、ものすごくテンションが上がっていた。

 一度でいいから乗ってみたかったらしい。

 まぁ、そうだよな。 やっぱりそう思うよな。 俺もそうだし。

 

アクア「えぇ〜っと、効くかどうか分からないけど? ピュリフィケーション!」

 

 アクアが三人に向かって、魔法を発動した。

 状況から考えて、状態異常を解除する類の魔法だろうか?

 

アクア「どう?」

めぐみん「あ! 楽になりました。」

ダクネス「さすがアークプリースト、酔いまで直せるんだな。」

エルシャ「はぁ〜、浄化魔法もかけてくれたし、出す物も出したし、スッキリしたわ。」

 

 やっぱり状態異常解除系の魔法か。

 これで心置きなく調査ができるな。

 俺は森に向かって歩き出したとき、森から延びている蔦に目が止まった。

 どこかで見たような色と形だ。

 ・・・いや、ごく普通の蔦に見えるが本当にどこかで見たような気がする。

 

賢治「・・・エルシャ、この蔦見たことあるか?」

エルシャ「え? どれどれ?」

 

 エルシャはその蔦を見ると、次第に表情が真剣な顔になっていった。

 暫く手にとって、観察していたが

 

エルシャ「・・・何これ、こんな植物知らない。」

賢治「初めて見る植物か?」

エルシャ「えぇ、こんな植物初めてだわ。」

賢治「そうか・・・うん?」

 

 視線を腰のツールベルトに向けると、中から微かに緑色の光が漏れていた。

 中を見てみると、それはブランクライドウォッチだった。

 このライドウォッチはこの世界に来たときに何故かすでに21個手元にあり、今手元には何かに使えると思って五つ持ってきている。

 まだ何の力もない、目覚めるの待つ、眠ったライドウォッチ。

 その内の一つが微かに輝いていたのだ。

 

賢治(え?! もしかして・・・)

 

 このタイミングで輝くライドウォッチ、近くにいるのはエルシャ・・・

 

賢治「・・・まさかな。」

エルシャ「? 何?」

賢治「いや、何でもない。」

  「よし皆、ひとまず森に入ってみようぜ。」

カズマ「おう、わかった。」

 

 俺たち六人は、森の奥へと進んでいった。

 奥へ行くにつれ、この森の異変に気付いた。

 周りの木々や植物の上から、さっき森の前で見た植物が覆い尽くすように鬱蒼と茂っているのだ。

 まるでその植物達が、この森を支配しようとしている様な、そんな異様さを感じた。

 そして俺は、この森の事を目の前にぶら下がる果実を見て思い出した。

 

賢治(思い出した!! この森は仮面ライダー鎧武に出てきた『ヘルヘイムの森』だ!)

 

 しかし、何でこの森にヘルヘイムの植物が・・・

 まさか、この森のどこかで『クラック』が開いて、この世界と繋がったんだろうか?

 

エルシャ「・・・これ、何かしら?」 プチッ

アクア「何かの・・・果実かしら?」

 

 エルシャとアクアは、蔦に成っているヘルヘイムの果実を見ていた。

 エルシャが皮を剥くと、中から薄ピンク色の瑞々しいプルプルの果肉が出てきた。

 ・・・なるほど、確かに『美味そうだ』。

 劇中に出てきた仮面ライダー鎧武こと葛葉紘太が、ヘルヘイムの果実を見た時「美味しそうだ」と言っていたが、その気持ちが分かった

 

エルシャ「・・・なんか・・・」ゴク!

  「美味しそう・・・あぁ〜」

賢治「!!」

 

 いや! 流石に本当に食べるのは不味い!

 すかさずエルシャの腕を掴んだ。

 

エルシャ「!? ビックリした。 どうしたの?」

賢治「エルシャ、今それを食べようとしたろ。」

エルシャ「うん、なんか、美味しそうだったから・・・あ! 初めて見るものを食べようとするのは不味いか。」

賢治「いや、俺が止めていなくて本当にその実を食べていたら、今頃お前は怪物になっていたぞ。」

エルシャ「え!!?」

アクア「け・・・賢治、いくら何でもそんな事は・・・」

 

 マジだし。 劇中でも果実を食べた人間が『インベス』という怪物に変貌していたから冗談じゃない。

 

カズマ「もしかして、仮面ライダー関連か?」

めぐみん「え? じゃあ、この森の変貌やその果実も何か関係があるんですか?」

賢治「あぁ、実はな・・・」

 

 俺は平成15番目の仮面ライダー鎧武についてみんなに説明した。

 仮面ライダー鎧武の事

 ヘルヘイムの森の事

 インベスの事

 オーバーロードの事

 黄金の果実のこと

 始まりの男と始まりの女の事

 正直全てを語り出すとキリが無いので、詳細は割愛する。

 

エルシャ「じゃあ、もしこの果実を食べていたら、私もそのインベスって言う怪物になっていたの?」

賢治「そう言うこと。」

めぐみん「・・・すごいですね。・・・いや、その鎧武と言う仮面ライダーの人、別の星の神様になるとか・・・」

ダクネス「は・・・話が壮大すぎて追いつけん。」

アクア「ふ・・・ふん! 人が神になるとか、生意気なんですけど。」

  (・・・・・・何よ何よ・・・私より神様っぽいじゃない!)

カズマ「くっ、俺もリアルタイムで見たかった。」

 

 確かに、鎧武に関してはリアルタイムで見る価値はあると思う。

 それだけ凄く面白いストーリーだから。

 その時、敵感知のスキルの反応があった。

 

賢治・カズマ「!!」

 

 いち早く気づいた俺とカズマが武器を構える。

 つられて皆も武器を構える。

 そこに現れたのは・・・

 

???「ギ・・・ギギ・・・」

賢治「こいつ!」

 

 出て来たのは間違いなくインベスだった。

 目の前の一体は真っ白の体に赤い色が入った身体の進化前のインベスだった。

 しかし、その一体だけでなく、そこら中からまだまだ出て来ている。

 

カズマ「うわ! こんなに居たのかよ!」

めぐみん「ヤバイです。囲まれています。」

 

 今も1匹また1匹と数を増やして来ている。

 このままだと数で潰される。

 ヘルヘイムの植物は森の奥へと続いている。

 ・・・ここは一気に

 

賢治「みんな、一気に森の奥へ行くぞ!」

「「「「「え?!」」」」」

賢治「俺たちが受けた受けたクエストはこの森の調査だ。 この森の異常の原因が何なのか、最低でもそれを確認してから逃げるぞ。」

エルシャ「あと、私の仲間の捜索ね!」

賢治「おう!」

 

 この森の原因は、インベスがいるんだからオーバーロードがいてもおかしくない。

 おそらくそいつが原因だと思うが、この目で見ないと分からないからな。

 俺はドライブライドウォッチからトレーラー砲を呼び出し、さらに仮面ライダードライブの変身アイテムのシフトカーを三台呼び出した。

 シフトフォーミュラーとマンターンF01、そしてジャッキーF02の三台だ。

 

賢治「ダクネス、後ろから俺を支えてもらっていいか?」

ダクネス「わかった。」

賢治「エルシャ、どっちからヘルヘイムの植物が伸びて来ているのかわかるか?」

エルシャ「えぇ〜っと・・・あっちよ!」

 

 エルシャが示した方角は北の方角、森の奥を指していた。

 

賢治「よし!」

 

 俺はトレーラー方の運転席部分を下にスライドさせ、コンテナ上部のレールにシフトフォーミュラーをセットした。

 

 『フォーミュラー砲!!』

 

 さらにトレーラー砲のシフトカー挿入口からコンテナの中にマンターンとジャッキーを入れる。

 

 『ヒッサーツ!! フルスロットル!!』

 

 トレーラー砲とシフトカー三台分のエネルギーがトレーラー砲の砲門に集中していく。

 エルシャが指し示した方向にトレーラー砲を向けトリガーを引いた。

 

 『フルフル・フォーミュラー・大砲!!』

 

 必殺音声の後に、青いエネルギー波が放射され射線上にいたインベス達はエネルギー波に飲まれて爆発した。

 撃った瞬間にとてつもない衝撃が体に襲いかかってきた。

 ダクネスが支えてくれていなかったら、後方に吹き飛んでいただろう。

 

賢治「今だ!! 走れええぇー!!」

 

 俺の掛け声の後に、全員走り出した。

 他のインベスには構わず、森の奥に向かって。

 

 

 ーーーーーーーーーー

 ーーーーーーーー

 ーーーーーー

 ーーー

 ー

 

 

 インベス達を振り切り、俺たちは森の奥に来ていた。

 今でもインベス達は追いかけて来ているが、どうも動きが鈍いような気がする。

 まるで何かに行動を抑圧されているような?

 しばらく歩くと、目の前に大きな大樹が聳え立っていた。

 その根本に誰かが座り込んでいた。

 

賢治「? 誰かいるぞ。」

 

 木が覆い茂っていてよく分からないが見たところ、男だろうか?

 東洋の甲冑、俺達の世界で言うと侍のような格好をした冒険者?がいた。

 

エルシャ「! トーマ!」

 

 エルシャが彼に向かって駆け出した。

 どうやら彼がエルシャが探していた仲間で、名前は『トーマ』と言うようだ。

 

エルシャ「トーマ大丈夫?」

トーマ「うぅ・・・エルシャ?」

エルシャ「そうよ。あなた何でこんなところに居るの?」

 

 トーマは相当疲れているのか、顔だけをエルシャに向けて

 

トーマ「・・・エルシャ・・・」

エルシャ「? なに?」

トーマ「!!」

 

 トーマはエルシャを突き飛ばした。

 

エルシャ「キャ!」

賢治「エルシャ!!」

 

 俺はとっさにエルシャを受け止めた。

 一体どうしたんだろう?

 

エルシャ「あ、ありがとう。 トーマなにするの?」

トーマ「グゥ、今すぐ・・・ここから逃げろ。」

エルシャ「え?」

トーマ「早く・・・グ!!」ドクン!!

 

 トーマは急に胸を押さえ、すごく苦しそうにうめいた。

 次の瞬間、彼の体からある音が聞こえた。

 

 『ガイム!』

 

賢治「・・・は?!」

トーマ「うぅ・・・があああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 彼は叫び声を上げながら、異形の姿に『変身』した。

 それは、鎧武者を思わせる姿で、大きな大剣を手に持っていた。

 今のトーマは『アナザーライダー』、アナザー鎧武になっていた。

 

エルシャ「ト・・・トーマ?」

アナザー鎧武「ガアア!!」

 

 アナザー鎧武は大剣を振り上げて斬りかかってきた。

 

 『ジカンギレード!』

 

 俺はジカンギレードを出して、その大剣を受け止めた。

 俺はアナザー鎧武と数号打ち合った後、ジカンギレードを銃モードに切り替えて迎撃し、後ろで見ていたカズマもジカンザックの弓モードで援護をしてくれた。

 

賢治「カズマ、めぐみん、変身するぞ!」

エルシャ「え?! 待ってよ彼はトーマなのよ!」

賢治「戦って変身を強制解除させないと助けることはできないんだ。」

  「大丈夫、殺すんじゃなくて、助ける為に戦うんだ。」

カズマ「そう言うことなら」

めぐみん「私たちの出番ですね!」

賢治「カズマ、これを使え!」

 

 俺はカズマにバロンライドウォッチを渡した。

 アナザー鎧武には鎧武の力が有効だが、同じ系列の仮面ライダーバロンの力ならアナザー鎧武にも有効なはずだ。

 

カズマ「わかった!」

 

 『ジオウ!』『ガイム!』

 『ゲイツ!』『バロン!』

 『キカイ!』

 

 俺たち三人はそれぞれライドウォッチとミライドウォッチを起動し、仮面ライダーに変身する。

 

「「「変身」」」

 

 『ライダータイム! 仮面ライダー・ジオウ!』『アーマータイム! ソイヤ! ガイム!』

 『ライダータイム! 仮面ライダー・ゲイツ!』『アーマータイム! カモン! バロン!』

 『投影! フューチャータイム!』『デカイ! ハカイ! ゴーカイ! フューチャリングキカイ! キカイ!』

 

 変身した俺達は、アナザー鎧武に向かって走り出した。

 俺はジカンギレードと大橙丸の二刀流で斬りかかり、カズマはジカンザックの弓モードで射撃し、めぐみんは意外にも近接戦闘で戦っていた。

 今のめぐみんはフューチャリングキカイ。

 未来の仮面ライダー、仮面ライダーキカイの力を使っているので、とてつもないパワーだ。

 向こうは一人でこっちは三人、数で有利なので負ける気がしない。

 

カズマ「これでどうだ!」

 

 『フィニッシュタイム! バロン!』『スカッシュ! タイムバースト!』

 

 カズマはジカンザックからバナスピアーに武器を持ち替え、必殺技を繰り出した。

 バナナの形をしたオーラがアナザー鎧武に襲いかかる。

 

アナザー鎧武 「!!」 カシュ!

 

『オレンジ! スカッシュ!』

 

アナザー鎧武「ムン!!」

 

 アナザー鎧武は腰のカッティングブレードを一回動かして、ミカンの輪切りの形をした必殺技を大剣に乗せて放った。

 カズマの放った必殺技とぶつかり相殺された。

 だがすかさず、今度はめぐみんが

 

めぐみん「これでどうですか?」

 

 『ビヨンドザタイム!』

 

 めぐみんはドライバーのクランクインハンドルを開くともう一度閉じた。

 

 『フルメタルブレイク!』

 

 必殺技のエネルギーを右拳に集め、アナザー鎧武に向けてパンチを繰り出した。

 

めぐみん「ハァ!!」

アナザー鎧武「!!」

 

 ガキン!!

 

 避けられないと判断したのか、大剣を盾のようにして防いだ。

 だがそれでも勢いは殺せなかったようで、後方へ押し込まれた。

 その隙を見逃さず、俺はアナザー鎧武の左側に回り込み。

 

賢治「これで決める!」

 

 『フィニッシュタイム! ガイム!』『スカッシュ! タイムブレイク!』

 

賢治「セイヤァァ!!」

 

 すれ違いざまにジカンギレードと大橙丸で切り裂く。

 次の瞬間アナザー鎧武はオーラで出来たオレンジ型のエネルギーの檻に閉じ込められる。

 

アナザー鎧武「!! !?」

 

 アナザー鎧武はその檻から抜け出そうとするが、びくともしない。

 俺は二刀を上段に構えて下へ向けて振り下ろした。

 

賢治「ハアァァァ!!」

アナザー鎧武「!! ガアアアアアアアア!!!!」

 

 アナザー鎧武を覆っていたエネルギーが爆発し、必殺の一撃が確実に決まった。

 

賢治「よし、これで・・・」

 

 終わった。彼を救えた。

 ・・・そう思って完璧に油断していた。

 

 『オレンジ! オーレ!』

 

賢治「な?! ぐああぁ!!」

 

 まだ晴れぬ煙の向こうから、オレンジの斬撃が二発飛んできた。

 俺はそれを真正面からもろにくらってしまった。

 そのせいで、変身が強制解除された。

 

「「「「「賢治!!」」」」」

 

 俺はこの世界に来て、初めてダメージを受けた。

 なるほど、仮面ライダー達もこんな感じで傷を負っていたのか。

 それでもまた立ち上がるんだから、本当にすごいとしか言いようがない。

 すると煙の向こうから、無傷のアナザー鎧武が現れた。

 

アクア「嘘でしょ? 無傷って・・・」

カズマ「おいおい、冗談だろ?」

 

 アナザーライダーは、変身者の変身を強制解除させて、体内のアナザーライドウォッチを体外に排出し破壊する事で再変身を防ぐことが出来る。

 だが目の前のアナザー鎧武は、変身解除どころかダメージがないように見える。

 まるで何か大きな力に守られているような・・・

 その時、アナザー鎧武が俺に向かって斬り込んできた。

 

賢治「くぅ!」

エルシャ「!! ダメエェェ!!」

 

 ガキン!!

 

 アナザー鎧武の一撃を防いだのは、ジカンギレードを掴んでいたエルシャだった。

 

エルシャ「トーマ! お願い! 正気に戻って!!」

アナザー鎧武「グゥゥ! アアアアアア!!」

エルシャ「トーマ!! ・・・・・・トーマ、これ以上・・・この人を傷付けるなら・・・私・・・怒るからね!!」

アナザー鎧武「ガッ?!」

 

 エルシャが叫んだ時、ツールベルトの中にあったブランクライドウォッチが緑色に今度は激しく輝き出した。

 その瞬間アナザーガイムは弾き飛ばされ、エルシャの目の前にブランクライドウォッチと一つのヘルヘイムの果実が浮いていた。

 その二つはまるで溶け合う様に混ざり合い、新しい形を再構築していく。

 その形は、メロンの形をした錠前だった。

 そう、エルシャの目の前にあるのは、『呉島貴虎』が『仮面ライダー斬月』に変身するときに使うメロンロックシードだった。

 

賢治「それ! メロンロックシード?!」

エルシャ「・・・綺麗。」

 

 エルシャがロックシードを手に取ると

 

エルシャ「え?」

 

 『まぁいい。まずは一人目。順調な滑り出しだ。』

 『どうした?その程度か?』

 『敵に「なぜ」などと問いかける者は、そもそも戦う資格すら無い!』

 『戦いに意味を求めてどうする?答えを探し出すより先に、死が訪れるだけだ。』

 『この世界には、理由のない悪意などいくらでも転がっている。』

 『クラックの出現頻度が予想以上に増えている。』

 『とうとう市民にも侵食被害者が出たか。』

 『あれはもう人間じゃない。人を襲う怪物だ。』

 『これがヘルヘイムの森の正体だ。』

 『全ては人類のための尊い犠牲だ。』

 『かつてはこの世界にも人間がいて、街を作り文明を築いていた。』

 『我々がインベスと呼んでいる怪物。あれはこの世界に住んでいた動物達の成れの果てだ。その中にはこの街を作った文明人も含まれている。』

 『理由なんてない。植物が種を散らして、生存範囲を広げるのは当然の事だ。』

 『言ったはずだ。これは理由のない悪意だと。』

 『言ったはずだ。ユグドラシルは人類最後の希望だと。』

 『誰に許されるつもりもない。その罪を背負って我々は未来を切り開く。』

 『この程度の痛みなど、この先背負う罪に比べれば・・・』

 『何だこのインベスは?武装しているのか?』

 『この森を支配できる者と交渉が可能ならば、人類の生存戦略は根幹から変わってくる。』

 『貴虎だ。名乗るのが遅れたが礼を言う前に間に合った。絶望以外の選択肢をもたらしてくれたこと感謝する。』

 『俺はとっくに諦めていた。人類を救うためには犠牲はやむを得ないと。自分にそう言い聞かせようとしていた。だがあの男は違った。決して諦めようとはしなかった。おかげで新たな希望が生まれた。』

 『生きる意味がなかったとはどう言う意味だ?お前達は侵略に打ち勝ったのではないのか?』

 『誰もが強さを求めたが故に誰も破滅を止められなかった。それが・・・お前達の結論なのか?』

 『光実!なぜ葛葉を襲ったりする?お前はそんなことをする男じゃない筈だ!』

 『ずっと海外にいた両親に代わって私が光実の教育を受け持ってきた。』

 『正しさと責任と誇りある生き方を学んでほしいと。』

 『決着をつけよう、光実。』

 『私は戦い続ける。この世界の歪みが無くなるまで。それが私の償いだ。』

 『俺は今あるこの世界を守る。世界を蝕む悪意には、二度と屈しない!変身!』

 

エルシャ「・・・・・・これ・・・この人の・・・」

アナザー鎧武「グウゥゥ ガアアアアア!!」

エルシャ「・・・トーマ、私が・・・あなたを助ける!」カチン!

 

 エルシャがロックシードのロックを解除すると

 

 『メロン!』

 

 と言う音がした時、エルシャの腰には戦極ドライバーが巻かれ、ライダーインジケータには斬月の横顔が写っていた。

 エルシャの頭上にクラックが開き、そこからメロンアームズが出現する。

 メロンロックシードをドライブベイにセットするとロックシードのスライドシャルクとドライバーのロックオンアームを閉じて固定する。

 

エルシャ「変身!!」カシュ!

 

 エルシャが叫んだ後にドライバーのカッティングブレードを一回降ろし、ロックシードのキャストリパッドが開きシードインジケーターが展開された。

 

 『ソイヤ!』『メロンアームズ! 天・下・御・免!』

 

 そこには、白いボディスーツに黄緑のアーマー、右手に無双セイバー、左手にメロンディフェンダーを持った仮面ライダー。

 仮面ライダー斬月が立っていた。




如何だったでしょう?
エルシャは鎧武か斬月か迷いましたが。
個人的なイメージではやっぱり斬月でした。
次回の後編では、さらにパワーアップする予定です。
それでは、また次回・・・
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