この仮面の戦士に祝福を   作:ナハト02

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皆さんお待たせしました。
今回は原作仮面ライダージオウにも無かった展開を用意しました。
気に入っていただければ幸いです。
エルシャのパワーアップにも注目してください。
それでは、第七話をどうぞ・・・


第七話 この森の主に祝福を 後編

 

 『ソイヤ!』『メロンアームズ! 天・下・御・免!』

 

エルシャ「ヤアアァ!」

アナザー鎧武「!!」

 

 変身したエルシャは、アナザー鎧武と戦闘を開始する。

 メロンディフェンダーで攻撃を防ぎ、無双セイバーで確実に隙を突いて攻撃している。

 だが、あのダメージ無効の秘密を暴かない限り何度やっても俺達に勝ち目はない。

 俺は能力透視を使いアナザー鎧武の能力を見た。

 

 TOMA

 

 Lv5

 職業 ダブルソードマン   SP3

 

 体力  3100(62)   火 175(35)

 魔力  1050(21)   水 125(25)

 力   2350(47)   土 100(20)

 知力  1650(33)   風 200(40)

 俊敏性 1750(35)   光 200(40)

 器用さ 1450(29)   闇 100(20)

 幸運  950(19)

 

 スキル

 

 ・斬撃

  通常の斬撃より強力な斬撃を繰り出す

 ・加速

  通常よりも早く動ける

 ・知覚強化

  感覚器官を一時的に強化する

 

 EXスキル

 ・黄金の果実の欠片

  一定のダメージを無効化する

  特効攻撃無効

  一定のレベルに達していない場合ステータスがダウンする

 

賢治「・・・・・・はい?」

 

 EXスキル? なんだそれ?

 しかも『黄金の果実の欠片』だと。

 つまり、ダメージを無効化するだけでなく、恐らく仮面ライダー鎧武の力を使った攻撃が効かないと言うことか?

 このままだと本気でヤバイ。

 

賢治「ダクネス、周りにあるヘルヘイムの果実を集められるだけ集めてくれるか?」

ダクネス「え? 何をするんだ?」

賢治「他のロックシードが作れないかためしてみる。」

  「アクアは俺の傷の回復を頼む。」

アクア「わかったわ。 ヒール!」

賢治「カズマはいつでも『窃盗』を発動できるように準備しておいてくれ。」

カズマ「お、おう。 わかった。」

賢治「めぐみんは、エルシャの援護してくれ。」

めぐみん「わかりました。」

 

 俺はそれぞれに指示をだし、カズマの『窃盗』発動の瞬間を待った。

 アクアはさすがアークプリースとであり女神なだけあって、傷がみるみると回復していく。

 ダクネスは目につく果実を片っ端からかき集めている。

 俺の予想が確かなら、カズマの『窃盗』で上手くいけば『あれ』が取れるはずだ。

 ここはカズマの運のよさを信じるしかないが。

 さっきまで少し押されぎみだったエルシャも、めぐみんの加勢で勢いに乗りアナザー鎧武を相手に善戦していた。

 

めぐみん「次はこれです!」

 

 『フィニッシュタイム!』『爆裂DEランス!』

 

 めぐみんはジカンデスピアの『槍モード』で発動できる必殺技を放った。

 さっきもそうだったが、カズマやめぐみんの攻撃はしっかり防ぐのに俺の時は、今思えば敢えて受けたような気がする。

 本人が気づいているかどうかは分からないが、『受けても大丈夫。』と思ったのだろう。

 めぐみんの一撃を受けてアナザー鎧武の体制が崩れた。

 

ダクネス「賢治。 これだけ有れば良いだろうか?」

賢治「おう! 上出来だ。」

 

 ダクネスの腕の中には10個くらいの果実が集められていた。

 俺はその内の一つを掴み。

 

賢治「エルシャ、これを使え!」

 

 と言って、エルシャに向かって投げた。

 

エルシャ「え? おっと!」パシ!

 

 上手くエルシャはその果実をキャッチした。

 すると果実が光出し、次の瞬間にはロックシードに変わっていた。

 

エルシャ「新しいロックシード! よーし。」カチン!

 

 『ウォーターメロン!』

 

 エルシャはロックシードのロックを解除し、メロンロックシードと入れ替える。

 スライドシャルクを閉じて、カッティングブレードを降ろす。

 

 『ソイヤ!』『ウォーターメロンアームズ! 乱れ玉・ババババン!』

 

 エルシャは今度は仮面ライダー斬月・ウォーターメロンアームズにフォームチェンジした。

 さっきのメロンアームズと形状にそんなに差はないが、全体に赤のラインが入りアーマーはスイカ模様になり、武器も無双セイバーの他に盾とガトリング砲が一体化した『ウォータメロンガトリング』が握られていた。

 

エルシャ「お・・・おぉ!! ・・・それ!!」

 

 ドドドドドドドドドドドドドドドド

 

アナザー鎧武「!! グウゥ・・・ゴオオオオォォォ!!」

 

 ウォーターメロンガトリングの高速連射に堪らず大剣を盾にするアナザー鎧武だが、到底防ぎ切れる数の弾じゃない。

 

エルシャ「・・・・・・いい! これいい!!」

  「これで決めるわ!」カシュ!カシュ!

 

 『ウォーターメロン・オーレ!』

 

 エルシャはブレードを2回降ろして、必殺技を発動した。

 ガトリング砲の砲門にエネルギーがチャージされ大玉のスイカの形をした弾丸が・・・いや砲弾がアナザー鎧武に炸裂した。

 

めぐみん「やったでしょうか?」

エルシャ「まだ分からないわ。 油断しないで。」

 

 二人は構を解かず、いつでも対応できるように身構えている。

 煙が晴れると、そこには若干ダメージを負っているアナザー鎧武が立っていた。

 やっぱりあのEXスキルをなんとかしないと決定的な攻撃にはならないようだ。

 一か八かカズマにかけるか。

 

賢治「カズマ! 頼む!」

カズマ「! スティール!!」

 

 カズマの『窃盗』のスキルが発動し、目の前が一瞬真っ白に光る。

 仮面ライダーに変身した今のカズマの幸運値は30000を超えているはず。

 この数値で盗めない物があるのなら教えて欲しい。

 光が収まった時、カズマの突き出した右手にはアナザー鎧武から奪った物が握られていた。

 

カズマ「・・・? なんだこれ?」

  「・・・鍵か?」

 

 俺の読み通り、カズマの手の中には『極ロックシード』が握られていた。

 黄金の果実の欠片と言うスキル名の通り、原作仮面ライダー鎧武でオーバーロードの王ロシュオが持っていた黄金の果実から生まれたあの、極ロックシードだった。

 ステータスを確認すると、EXスキルの項目が消えかかっていた。

 

EXスキル

 ・黄金の果実の欠片

  一定のダメージを無効化する

  特効攻撃無効

  一定のレベルに達していない場合ステータスがダウンする

 

 だが、次の瞬間アナザー鎧武に変化が起きた。

 

アナザー鎧武「ガアアアアアアアアア!!!」

「「「「「「!!?」」」」」」

 

 アナザー鎧武が急に苦しみだし、体に赤いエネルギーがバチバチと走った。

 次第にオレンジのボディが赤黒い色に変化し始めた。

 さらに、またしても此方の予想外のことが起こった。

 

 『ブジンガイム!』

 

賢治「・・・はあ!!?」

 

 そう、目の前のアナザー鎧武がなんと『アナザー武神鎧武』に変化したのだ。

 はっきり言って、こんなの予想の範囲外だ。

 原作でもこんな事無かったのに。

 しかも消えかかっていたEXスキルの項目に新しいスキルが追加されている。

 

 EXスキル

 ・邪道蓮華座

  スキル『狂化』『抑圧からの解放』『御神木』のスキルを内包する

 ・狂化

  自我が薄れ本能のままに行動する様にになる

 ・抑圧からの解放

  インベスの活動が活性化する

 ・御神木

  インベスを生み出し使役する

  生み出すには水とヘルヘイムの果実が必要

 

 さっきの黄金の果実の欠片も厄介だったが、今度はさらに手が付けられなく成ってないか?

 さっき出会ったインベス達は動きが鈍かったが、このスキルのお陰か動きが活発になっている。

 敵感知のスキルによれば、ものすごい数のインベスがこっちに向かって来ている。

 

賢治「まずいな。」

カズマ「あぁ、インベスがここに集まってきている。」

めぐみん「どうします? 私の爆裂魔法で吹き飛ばしましょうか?」

エルシャ「いや、ここは森の中なんだから吹き飛ばすのはダメよ。」

 

 確かに、ここで爆裂魔法を撃ったらこの森が消し飛んでしまうかも知れない。

 今のめぐみんならそれくらい出来そうな気がする。

 ここはやっぱり逃げの一手だろう。

 

賢治「みんなここは一旦逃げるぞ。」

「「「「「賛成!!」」」」」

 

 正直に言うなら彼、トーマをこのままにして逃げるなんてしたくない。

 だが、このままここに居ればみんな仲良く全滅してしまう。

 ならば一度逃げて体制を立て直すべきだ。

 対策無しで勝てる相手じゃない。

 

賢治「みんな集まれ!」

 

 俺はウィーザードライドウォッチを出して、魔法を発動した。

 

 『テレポート! プリーズ!』

 

 みんなの足元に魔法陣が現れ、テレポートの魔法でアクセルの街まで移動した。

 

アナザー武神鎧武「?! ・・・ウゥゥ・・・ガアアアアアアアアァァァ!!」

 

 俺達がいなくなった森に、アナザー武神鎧武の咆哮が響いた。

 

 

ーアクセルの街 正門前ー

 

エルシャ「・・・あ! 戻ってきたんだ。」

賢治「上手くいったな。」

 

 カズマ達も変身を解除し、俺達は冒険者ギルドへ向かった。

 調査対象の森でモンスターが大量発生していること。

 その原因が鎧武者の姿をした『怪人』であること。

 流石にインベスやアナザーライダーの事について説明すると面倒なのでその辺りは濁して伝えた。

 もちろんアナザー武神鎧武の正体が冒険者のトーマだと言うことは伏せておいた。

 ギルドはすぐに討伐クエストを発注すると行っていた。

 インベスは上手くいけばこの世界の冒険者でも倒せるかもしれないが、アナザー武神鎧武だけは別だ。

 アナザー武神鎧武だけは俺達仮面ライダーでなければ倒せない。

 しかし、こっちには武神鎧武のライドウォッチなんてない。

 力を手に入れようにも、タイムマジーンの時空転移システムは使えないし、そもそも武神鎧武が素直に力を貸してくれるかどうか?

 そこで俺は、エルシャの仮面ライダー斬月のパワーアップだ。

 今俺はエルシャと一緒にあのロックシードが作れないかどうか試している。

 

エルシャ「・・・これは?」

賢治「違うな、これじゃない。」

 

 今出来たのはイチゴロックシードだ。

 これまで、スイカロックシード、マンゴーロックシード、メロンエナジーロックシード、そしてイチゴロックシードが出来上がった。

 しかし、お目当てのロックシードができない。

 まるでアプリゲームのガチャでもわましている様だ。

 

カズマ「賢治、一体なんのロックシードが必要なんだ?」

賢治「あぁ、シン・カチドキロックシードが必要なんだ。」

 

 そう、原作・・・いやあれは舞台だったか?

 その中で呉島貴虎は葛葉紘太から渡されたロックシードだ

 これを使えばエルシャはカチドキアームズに変身することができる。

 さらに、アナザー武神鎧武から奪った極ロックシードを使えば極アームズになれるはず。

 ただ、この極ロックシードが原作通りの性能なら、使用者のエルシャは少しづつ人間からオーバーロードに進化してしまう恐れがある。

 流石に、安易な気持ちで使用できない。

 だからこそ、シン・カチドキロックシードが必要なんだ。

 

エルシャ「・・・あ! またメロンロックシードが出来たわ。」

賢治「うん?」

 

 また出来たのか。

 ・・・・・・上手くいくか分からないが試してみるか。

 

賢治「エルシャ、そのメロンロックシード貸してくれ。」

エルシャ「え? うん。」

 

 俺はロックシードを受け取ると、ヘルヘイムの果実とブランクライドウォッチを取り出した。

 

カズマ「どうするんだ?」

賢治「うん。 今からこの三つを使ってシン・カチドキロックシードを作ってみようと思ってな。」

めぐみん「そんなこと出来るんですか?」

賢治「やって見ないと分からないな。」

 

 何せ初めての試みだからな。

 正直、上手くいったらラッキー!

 程度だ。

 

賢治「よし、いくぞ。」

  「まず、ブースッテド。 クリエイト・マジックアイテム。」

 

 最初に魔法の階級を上げる魔法、魔法階級上昇を発動し、その後に道具創造魔法のクリエイト・マジックアイテムを発動した。

 これにより、クリエイト・マジックアイテムの階級が上がり、ハイ・クリエイト・マジックアイテムにバージョンアップする。

 すると三つのアイテムは、エルシャの持つメロンロックシードが生まれた時のように、次第に原型がなくなり、再び一つの形状に再構築されていく。

 そして出来上がったのは、狙い通りシン・カチドキロックシードが出来上がっていた。

 

賢治「おぉ! 上手くいったな。」

エルシャ「これがそうなの?」

賢治「あぁ、じゃあこれはエルシャに渡しておくな。」

エルシャ「うん。 今度こそトーマを助けてみせるわ。」

 

 これ手札は揃ったな。

 さて後はこれからアナザー武神鎧武にリベンジしに行くだけだが

 

ルナ「緊急!! 緊急!! 冒険者はすぐに武装して街の北門に集まってください。」

「「「「「「!!」」」」」」

 

 このタイミングで緊急の警報・・・まさか

 

 

ーアクセルの街 北門前ー

 

戦士風の冒険者「? なんだあれ?」

 

 それは、ちょうど北の森林地帯からやってきていた。

 間違いなくそいつらは

 

賢治「インベスの大群!!」

 

 大地を埋め尽くすほどに大量のインベスがこのアクセルの街に向かって移動してきている。

 俺達が戻った後にあれだけの数が増えたのか。

 

ルナ「皆さん、相手は報告にあった未知のモンスターです。」

  「くれぐれも油断しないでください!」

 

 いや、いくらなんでもあの数はな・・・

 まずは先制攻撃あるのみだ。

 

賢治「ダクネス。」

ダクネス「なんだ?」

 

 俺はダクネスに森で使っていたトレーラー砲を渡し、使い方を説明した。

 

賢治「シフトカー達も呼んでおくから上手く使ってくれ。」

ダクネス「わかった!」

賢治「次はアクア!」

アクア「え? 私?」

 

 アクアには今回はタイムマジーンの操縦の仕方を教えた。

 今回は最初からロボモードで呼び出す。

 その時、周りの冒険者達(主に男性冒険者)から歓声が上がった。

 

賢治「どうだ、わかったか?」

アクア「・・・なんとか。」

賢治(・・・不安だ。)

 

 まぁ、簡単に説明したつもりだし、後は体で覚えてもらうしかない。

 

賢治「カズマとめぐみんはここに残ってみんなを助けてやてくれ。」

カズマ「わかった。」

めぐみん「賢治とエルシャはどうするのですか?」

賢治「俺達2人は直接アナザー武神鎧武の所にテレポートで向かう。」

エルシャ「うん。 ここはお願いね。」

賢治「よし。 めぐみん撃ていいぞ!」

めぐみん「! はい! 待っていましたよ、この時を!」

 

 そう、こう言う時こそめぐみんの爆裂魔法の出番だ。

 あれだけインベスが密集しているのなら、その集団の中にぶち込むだけで大きなダメージを与えられる。

 めぐみんは杖を勢いよく地面に突き立て、魔法の詠唱に入った。

 

めぐみん『光に覆われし漆黒よ。』

    『夜をまといし爆炎よ。』

    『紅魔の名の下に原初の崩壊を顕現す。』

    『終焉の王国の地に、力の根源を隠匿せし者。』

    『我が前に統べよ!』

    『エクスプロージョン!』

 

 インベスの大群の中に爆裂魔法が炸裂した。

 そのため、目に見える限りでは全体の七割が吹き飛んだようだ。

 さすがレベルアップした影響で以前とは威力が桁違いに高くなっている。

 しかし、前の時と詠唱の内容が変わってないか?

 

賢治「よし、じゃあ行ってくる。」

エルシャ「皆頑張ってね。」

 

 『テレポート! プリーズ!』

 

 俺とエルシャはアナザー武神鎧武の所へ直接転移した。

 後は皆を信じて託すしかないな。

 

 

ーカズマsideー

 

 賢治達の転移を見送った後、俺は変身するためにウォッチを取り出した。

 隣では、爆裂魔法を撃っためぐみんが倒れている・・・と思ったが、なんと倒れていない!

 

カズマ「めぐみん、爆裂魔法を使ったのに大丈夫なのか?」

めぐみん「はい! レベルが上がって魔力に余裕ができたのか、後もう一、二発くらい撃てそうです。」

 

 それはすごい!

 これでめぐみんも一発屋なんて言われないな。

 さらに俺達の後ろでは

 

 『タイムマジーン!』

 

アクア「よし!これで起動完了ね。」

カズマ・めぐみん「おおー!」

 

 賢治から借りたタイムマジーンを操作しているアクアがいた。

 全長7メートルほどあるロボットが二本足で立っている。

 ・・・・・・うん。 やっぱり感動ものだ!

 周りにいる冒険者達もその勇姿に驚いている。

 ただやっぱり、男子と女子の感動に対する温度差があるな。

 めぐみんみたいな厨二な女子は興奮間違い無しなんだが。

 

カズマ「よし! いくぞ!めぐみん。」

めぐみん「了解です!」

 

 俺は賢治からもらった三つのライドウォッチの内まだ使っていないメテオライドウォッチを取り出した。

 

 『ゲイツ!』『メテオ!』

 『クイズ!』

 

 めぐみんは三つ目のミライドウォッチ、クイズミライドウォッチを取り出した。

 それぞれのウォッチをベルトにセットして。

 

カズマ・めぐみん「変身!」

 

 『ライダータイム! 仮面ライダーゲイツ!』『アーマータイム! レディ! メテオ!』

 『投影! フューチャータイム!』『ファッション! パッション! クエスチョン! フューチャリングクイズ! クイズ!』

 

カズマ「よし、みんな行くぞー!」

冒険者達「おおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

 

 俺達冒険者達とインベス達の戦いが始まった。

 今回は作戦を練る暇がなかったので、各々自己の判断で行動することになった。

 あぶない冒険者がいれば俺たち仮面ライダー組の誰かがサポートに回る。

 だが正直、いつまで持つか分からない。

 インベスの中には大型のインベスもいる。

 大型のインベスだけは俺達仮面ライダー組が相手をするしかない。

 そんな奴らが何匹も出てきたら流石に手が回らなくなる。

 後は賢治達がアナザー武神鎧武をどれだけ早く倒せるかにかかっている。

 

カズマ「賢治、エルシャ、頼むぜ。」

 

 

 

ー賢治sideー

 

 俺とエルシャは転移魔法でアナザー武神鎧武の前までやってきた。

 どうやらアナザー武神鎧武はまだ森から出ていない様だ。

 

エルシャ「トーマ。」

アナザー武神鎧武「グゥ・・・ウゥ・・・」

 

 アナザー武神鎧武はこちらに向かって武器を構える。

 こちらも変身しようとするが・・・

 

エルシャ「賢治、私に任せてもらっていい?」

賢治「エルシャ?」

エルシャ「お願い。 冒険者として、そして仮面ライダーとしてトーマとは一対一で戦いたいの。」

賢治「・・・わかった。 ただ、危ないと思ったら加勢するからな。」

エルシャ「ありがとう。」

 

 俺は二人の邪魔にならないように離れて見守ることにした。

 エルシャはメロンロックシードを起動すると、ライダーインジケーターの部分にゲネシスコアユニットが取り付けられていた。

 

 『メロンエナジー!』

 

 エルシャはメロンエナジーロックシードを出し起動させる。

 ドライブベイにメロンロックシード、ゲネシスコアユニットにメロンエネジーロックシードをそれぞれセットし

 

エルシャ「変身!」カシュ!

 

 『ソイヤ!』『メロンアームズ! 天・下・御・免!』

 『ミックス!』『ジンバーメロン! ハハー!』

 

 そこには、羽織のようなアーマーが付き、腰に無双セイバー、左手に赤い弓『ソニックアロー』が握られた、仮面ライダー斬月ジンバーメロンアームズが立っていた。

 

エルシャ「ハァ!」

アナザー武神鎧武「ウゥ!」

 

 エルシャがソニックアローで矢を放ちながらアナザー武神鎧武に接近し、ソニックアローの刃の部分『アークリム』で攻撃する。

 

 

 

ーカズマsideー

 

 俺達仮面ライダー組と冒険者達の戦いは今のところ五分五分だった。

 

 『フィニッシュタイム! メテオ!』『リミット! タイムバースト!』

 

カズマ「ホォォアタアァァァ!!」

 

 俺のタイムバーストが炸裂し、周囲の複数のインベスが吹き飛び爆発した。

 

 『ビヨンドザタイム!』『クイズショックブレイク!』

 

めぐみん「ごほん、あなた達は私を倒すことができる? 〇か×か?」

 

 めぐみんのその問いかけに周囲のインベス達は戸惑っている。

 そもそもインベスは喋れないみたいだし、答えようがないんじゃないか?

 

めぐみん「正解は・・・×です!」

 

 答えることができず、時間切れになって不正解扱いになった複数のインベス達は雷に打たれて爆発した。

 

カズマ「・・・なんか変わった必殺技だな、そのフューチャリングクイズって。」

めぐみん「まぁ、私もそんなにクイズは得意ではないので、力を引き出し切れていませんが。」

 

 確か、未来の仮面ライダーで仮面ライダークイズの力が使える形態なんだよな。

 クイズで戦うって本当に変わった仮面ライダーだな。

 

アクア「ちょっと二人共、喋っていないで手を動かして!」

 

 アクアはタイムマジーンをうまい具合に動かしている。

 今だって大型のインベスを蹴り飛ばした後、小型のミサイルを打ち込んで倒していた。

 

ダクネス「ふむ、このトレーラー砲という武器は意外と使いやすいな。」

 

 『ヒッサーツ! フルスロットル!』『フルフル! フォーミュラー! 大砲!』

 

 ダクネスはシフトカーの助けもあり、次々とインベスを倒していた。

 と言うかあれはもう、固定砲台だな。

 このままいけばなんとかなると思ったのも束の間。

 

 ジィィィ! ジィィィ! ジィィィ! ジィィィ! ジィィィ!

 

 倒した端から追加のインベスがやってくる。

 クラックが開く音はこの戦闘が始まってからもう何度聞いたか分からない。

 

カズマ「くそ! 御代わりかよ。」

男冒険者「またかよ!」

女冒険者「いい加減にしてよ!」

 

 まだみんな戦意がなくなっていないが、この状態が続けばみんなの心が折れてしまう。

 ・・・こう言うのはあんまり柄じゃないけど、『ヒーローになる』と決意した以上こういうのはいずれ経験することだよな。

 

カズマ「みんな頑張れー!! 今俺の仲間達が元凶を倒しに行ってくれている!」

  「俺の仲間を信じて耐えてくれ! 大丈夫、最後に勝つのは俺達だぁぁぁ!!」

冒険者達「おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 

 今の俺の言葉でみんなまた奮い立ってくれたみたいだ。

 こんなこと初めてだから緊張したが、上手く行って何よりだ。

 

めぐみん「カズマ。」

カズマ「うん?」

めぐみん「さっきのカズマ・・・カッコ良かったですよ。」//////

カズマ「お、おう。 ありがとうな。」

 

 『カッコ良かった』なんて言われたのは初めてだ。

 なんか照れくさいな。

 悪い気はしないが。

 しかも、こんな一言でテンションが上がっている俺は、意外とチョロいんだろうか?

 

カズマ「よし! もうひと頑張りするか。」

めぐみん「はい! 行きましょう!」

 

 俺とめぐみんはインベスとの戦いに戻った。

 大丈夫、賢治達なら必ずやってくれる。

 

 

ー賢治sideー

 

 エルシャとアナザー武神鎧武の戦いは互角だった。

 斬っては斬られお互いに一歩も譲らぬ戦いを繰り広げていた。

 

 『ロックオフ!』『ロックオン!』

 

 エルシャがベルトのメロンエネジーロックシードをソニックアローにセットする。

 

エルシャ「いっけー!」

 

 『メロンエネジー!』

 

 ソニックアローのレバーを引っ張り、放すとメロンの形をしたエネルギーの塊を矢が通過したら、十本の矢になってアナザー武神鎧武に襲い掛かる。

 アナザー武神鎧武は後方へ飛ぶことでそれを回避する。

 しかし、エルシャの目的は隙を作ることであり、さっきの攻撃は仕留めるためじゃない。

 

エルシャ「これの出番よ!」

 

 『カチドキ!』『カチドキアームズ! いざ出陣! エイエイオー!』

 

 エルシャはカチドキアームズにアームズチェンジする。

 緑の重装甲に背中にはカチドキ旗を背負っている。

 

エルシャ「ハァ!」 ブン! ブン!

 

 エルシャが背中のカチドキ旗を両手で持ち、舞うように振り回すと炎が立ち上る。

 その炎に巻き込まれたアナザー武神鎧武がまるで無重力空間に囚われたように浮かび上がる。

 

アナザー武神鎧武「!? !!」

 

 アナザー武神鎧武は思うように動けず、中に浮いた状態でもがいている。

 その隙にエルシャは火縄甜瓜DJ銃を取り出し、DJテーブルを操作し起動する。

 すかさず、DJピッチを通常モードから高出力モードに操作し、DJテーブルを操作してリロードする。

 銃口をアナザー武神鎧武に向けてトリガーを引くとまるで大砲の砲撃音みたいな音が響いた。

 それを受けて、アナザー武神鎧武は大きく引く飛ばされた。

 エルシャは無双セイバーを取り出すと、火縄甜瓜DJ銃と合体させ、大剣モードにする。

 

エルシャ「トーマ・・・もう終わりにしよう。」カシュ!

 

 エルシャがカッティングブレードを一回降ろすと、火縄甜瓜DJ銃が淡い緑のエネルギーを纏う。

 

アナザー武神鎧武「グゥ・・・ガアアァァァ!!」カシュ!×3

 

 アナザー武神鎧武もヨロヨロと立ち上がり最後の力を振り絞るように、カッティングブレードを三回降ろした。

 すると、彼の持っていた大剣に赤黒いエネルギーが集まり、剣を一回り大きく形成する。

 

 『カチドキ! スカッシュ!』

 『ブラッドオレンジ! スパーキング!』

 

エルシャ「ヤアアアァァァ!!」

アナザー武神鎧武「ガアアアァァァ!!」

 

 二人の赤と緑のエネルギーが中央で衝突し大爆発が起きた。

 アナザー武神鎧武は吹き飛ばされ、エルシャも吹き飛んだ・・・かに見えたが次の瞬間

 

エルシャ「ハァ!」

アナザー武神鎧武「!!」

 

 エルシャは爆煙の中から真上へジャンプしていた。

 さらにブレードを三回降ろした。

 

 『カチドキ! スパーキング!』

 

エルシャ「ハアアァァァ!!」

 

 突き出した右足から緑のエネルギーが溢れアナザー武神鎧武にライダーキックが炸裂し爆発を起こした。

 その瞬間、アナザー武神鎧武の変身が強制解除され、トーマの姿があらわになりその体内からアナザーライドウォッチが排出された。

 

賢治「よし! 後はこいつを破壊すれば・・・」

 

 俺はジカンギレードの切っ先をアナザーライドウォッチに突き立て力を込めて突き刺した。

 斬られたライドウォッチはバチバチと火花をあげ粉々に砕けた。

 これでもう彼がアナザー武神鎧武に変身する事もないし、ウォッチを悪用される心配もない。

 

 

ーカズマsideー

 

アクア「くぅ・・・ああぁ!」ズン!!!

 

 ガン! ガン! ガン!

 

 アクアのタイムマジーンが大型のインベス3体に攻撃され、遂に倒れてしまった。

 

アクア「ちょ・・・カズマ! めぐみん! help!」

カズマ「こっちも手一杯だ!」バシン!

  「うわ!」

めぐみん「私も無理です!」ガシン!

  「うあぁ!」

重戦士風の冒険者「ちくしょー!」

僧侶風の女冒険者「来ないで・・・来ないでぇぇぇ!」

ダクネス「くぅ、数が多すぎる!」

カズマ「くそ!」(賢治、エルシャ、まだなのか?)

 

 状況は最悪だった。

 他の冒険者達が次々と倒れていく中、俺達は右へ左へ走り回っていたが、遂に限界がやってきた。

 途絶えることのないインベスの数の暴力。

 終わりが全く見えない。

 正直言って、今心が折れそうだ。

 だが、自分の夢を叶えるためには、こんなことで弱音を吐くわけにはいかない。

 

カズマ「んなあああぁぁぁ!!」

 

 『フィニッシュタイム! メテオ!』『リミット! タイムバースト!』

 

 俺は群がってくるインベス達を気合いで跳ね除け、コマのように回りながらライダーキックを放った。

 そのおかげで、周囲のインベス達は一掃できた。

 だがそれもほんの一部。

 まだまだ沢山いる。

 しかし、本物の仮面ライダーはこんな事では諦めたりしないはずだ。

 

カズマ「・・・・・・オラアァァ!! かかってこいやあぁぁ!!」

 

 そう言って、目の前の1匹のインベスをパンチで吹き飛ばした瞬間、インベス達の動きがピタリと止まった。

 

カズマ「?・・・???」キョロキョロ

 

 周りを見てみると、他のインベスも同じでまるで映像を一時停止したように、ピクリとも動かない。

 すると、インベスの体が砂のように崩れ跡形もなく消滅したのだった。

 

めぐみん「カズマ、これってまさか!」

カズマ「・・・賢治とエルシャか!」

アクア「そうよ! そうに違いないわ!」

ダクネス「二人がやってくれたのか。」

 

 この状況はもはやそうとしか考えられない。

 どうやら紙一重で助かったようだな。

 

カズマ「・・・ハァ、全く賢治のやつ遅すぎだろ。」

  「後で文句の一つでも言ってやらねぇとな。」

めぐみん「それよりカズマ、みんなに勝利を伝えてあげてください。」

カズマ「え? 俺?!」

めぐみん「確かに、この事態を解決したのは賢治達ですが、この場はカズマが適任だと思います。」

ダクネス「そうだな、皆を奮い立たせたのはカズマなのだ、賢治達も文句は言うまい。」

カズマ「・・・手柄を横取りするみたいで、気が引けるけど・・・よし!」

 

 そうして、冒険者のみんなに向き合った俺は、深く深呼吸して

 

カズマ「みんなー! 脅威はさった! 俺達の勝ちだあああぁぁぁ!!!」

冒険者達「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

 

 俺がそう叫ぶと、周囲の冒険者達から勝利の叫びが響きわたった。

 

 

ー賢治sideー

 

賢治「エルシャ、彼はどうだ?」

エルシャ「・・・大丈夫、気を失っているみたい。」

賢治「良かった。」

 

 どうやら命に別状はないようだ。

 エルシャが自分に任せて欲しいと言った時はどうなるかと思ったが、上手く行って良かった。

 

賢治「さて、後はこのヘルヘイムの植物をどうにかしないとな。」

エルシャ「そうね、流石にこのままにして置けないし。」

  「とは言え、一つ一つ処理して行ったら何日もかかるし・・・どうしよう?」

賢治「・・・・・・」

 

 方法は一応ある。

 けど、この方法は・・・

 

エルシャ「・・・賢治、何か考えがあるの?」

賢治「え?!」

エルシャ「方法があるなら言って。」

賢治「・・・」

 

 エルシャにバレているようだし、隠しても仕方ない。

 俺はツールベルトから、極ロックシードを取り出した。

 

エルシャ「これは、あの時カズマがトーマからスティールしたロックシード?」

賢治「あぁ、これを使えばエルシャは最強の姿、極アームズに変身できる。」

エルシャ「さ、最強の姿!」

賢治「ただ、これを使うとエルシャは最悪、人間じゃ無くなるかもしれない。」

エルシャ「えぇぇ!!」

 

 この極ロックシードが原作通りの性能なら、エルシャはこのロックシードを使えば使うほど人を超えた存在オーバーロードに進化してしまう。

 そうなるとまず、空腹を感じなくなり、ヘルヘイムの果実だけしか食べれなくなってしまう。

 他にも俺が知らないだけで、何か未知の変化が起きるかも知れない。

 

エルシャ「・・・・・・でも、一回使ったらそうなるわけじゃないんでしょ?」

賢治「まぁ、そうだけど・・・」

エルシャ「・・・ロックシード、貸して。」

賢治「いいのか?」

エルシャ「うん。 私にしかできない事だから。」

賢治「・・・・・・じゃあ、頼むな。」

エルシャ「うん。」

 

 俺は極ロックシードをエルシャに渡した。

 エルシャはそれを受け取ると、極ロックシードを起動した。

 

 『フルーツバスケット!』

 

 起動音と共にロックルートという鍵が出現する。

 その状態で、ベルトについているカチドキロックシードの側面部のロックスリットにはめ込み、鍵を開けるように一回まわした。

 

 『ロックオープン!』『極アームズ! 大・大・大・大・大将軍!』

 

 頭上に空いたクラックから全てのアームズが出現し、カチドキアームズのエルシャと融合する。

 次の瞬間そこに立っていたのは、銀色の鎧状のアームズと緑のオーバードマント・キワミを纏った仮面ライダー斬月・極アームズだった。

 

 

ーエルシャsideー

 

 私は、極ロックシードを使って、新しい姿に変身した。

 その瞬間、私の体に『ゾクゾク』するような『ゾワゾワ』するような衝撃が走った。

 

エルシャ(・・・ハァァ、何これすごい! 世界が違って見える。)

  (今ならなんでも出来そうな気がする。)

  「・・・ネイチャーコントロール。」

 

 しばらくその余韻に浸った後に、私はヘルヘイムの植物達を元の世界に戻すために魔法を使った。

 貴虎さんの記憶のおかげで、この植物達が別の世界から来たことは知っていたので、私の魔法とこの極ロックシードの力で元の世界に繋がる扉を開けるのだ。

 

 ジィィィィィィィィィ!

 

 目の前に空間を割いて、別の世界に繋がる穴が開いた。

 その向こう側を見ると、とても綺麗な森が広がっていた。

 魔法とロックシードの力で、ヘルヘイムの植物達はその穴に吸い込まれていく。

 そして全てを吸い込んだのか、その穴が閉じてしまった。

 後に残ったのは私と賢治とトーマ、そして元の状態に戻った森だった。

 

エルシャ「・・・終わったわ。」ビリビリ

  「ん?」バチバチバチ

  「あ!? ぐっ・・・あああああ!!!」

 

 私に襲い掛かったのは、とてつもない苦痛だった。

 

 

ー賢治sideー

 

エルシャ「あ!? ぐっ・・・あああああ!!!」

賢治「エルシャ!!」

 

 急にエルシャが地面に倒れ苦しみ出した。

 やはり今のエルシャだと極アームズは負担が大きいみたいだ。

 俺はすぐにエルシャに駆け寄り、ベルトについている極ロックシードとカチドキロックシードを外した。

 

エルシャ「あぁ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・」

賢治「エルシャ! 大丈夫か?」

 

 エルシャの変身が解除され、露わになたのはさっきの戦闘のダメージで傷を負い汗まみれになったエルシャの姿だった。

 

賢治「ヒール!」

 

 俺は治癒魔法を使い、エルシャの傷を癒した。

 さっきまで顔色が悪く傷だらけだったが、傷が治るにつれだいぶ良くなったようだ。

 

エルシャ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・・・はふぅ〜・・・」

賢治「どうだ? 少しは楽になったか?」

エルシャ「うん。 ありがとう賢治。」

  「もうどこも痛くないわ。」

 

 もう大丈夫のようだ。

 俺はエルシャに肩を貸して支え、トーマを背中に背負いウィザードウォッチのテレポートで、アクセルの街にいる皆の所に転移した。

 

ー緊急クエスト 謎のモンスターの襲撃を阻止せよー

        O成功O

 

ー冒険者ギルドー

 

 ギルドまで行くと、祝勝モードで宴会が開かれていた。

 俺とエルシャはトーマをギルドの職員に預け、みんなのところに向かった。

 俺達のことを見つけるとパーティメンバーのみんなからもみくちゃにされた。

 カズマからは『もっと早く終わらせてほしかった』などと文句を言われた。

 アクアはタイムマジーンを少し壊してしまったらしく、ビクビクしながら言ってきたが俺が『気にするな』と言ったら、『やっぱり賢治って優しい!』と言って腕に抱きついてきた。

 その瞬間酒の匂いが漂ってきたので、おそらくこの行為は酒に酔った勢いだろう。

 ・・・・・・まぁ、腕に柔らかい感触があったのは、ラッキーだと思っておこう。

 しばらく仲間達と一緒に飲んでいると、エルシャが俺をギルドの酒場の隅の方へ引っ張っていき

 

エルシャ「賢治、今回は本当にありがとう。」

賢治「いいって、困った時はお互い様だろ。」

エルシャ「うん。 でもね、私本当に感謝してるの・・・だから・・・・・・ん」

賢治「!!?」

エルシャ「・・・お礼」//////

賢治「・・・・・・」

 

 そう言ってエルシャはみんなのところに戻っていった。

 俺は自分んが何をされたのか、しばらく頭の処理が追いつかなかった。

 今でも頬に残るあの感触。

 

賢治「・・・・・・キスされたよ。」

 

 最高のお礼をいただいてしまった。

 キス自体は自慢じゃないが初めてではない。

 だが、頬にキスは初めてだったから、妙にドキドキした。

 そんなサプライズもあったが、今日も生き延びた喜びを噛み締めながら、夜も更けていくのだった。

 

 

 




いかがだったでしょうか?
今回はこんな形で終わりました。
執筆している時、カズマ達冒険者達が勝鬨を上げたときの場面でオーバーロードのモモンVSヤルダバオト戦の場面を思い出しました。
極アームズはちょっとだけしか出番がありませんでしたが、この先の展開によってはまた使うと思います。
次回からはまた原作寄りのストーリーになります。
それでは皆さんまた次回・・・
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