ISー兎協奏曲ー第二楽章   作:ミストラル0

10 / 44
お待たせしました!

別作品の修正やら書いてる途中にデータ飛んだりして時間が掛かってしまいました。


9話 学年別チームトーナメント

「今日は今月末に行われる学年別チームトーナメントのチーム決めを行ってもらう」

 

「「学年別チームトーナメント?」」

 

その日のHRにて担任の千冬から告げられた内容に多くの生徒が首を傾げる。

 

「はい」

 

「何だ、赤刎」

 

「例年ならこの時期はクラス代表トーナメントだったのでは?」

 

「ああ、その事か………実は新年度のカリキュラムを決める際にあの兎が『国である程度訓練した専用機持ちの代表候補生と一般入試した量産機に乗りたての素人が戦ってもちゃんと勝負になんねぇだろうに』と、口を挟んできてな。なら代案はあるのかと聞いたらその言葉を待っていたとばかりにプレゼンしていった企画が今回のチームトーナメントだ」

 

そう言って額を押さえる千冬に一同は「あぁ、またあの兎先輩か」と納得する。

 

「奴の言う事も最もではあるし、代案もルール的に不備は無いが………その後も束と揃って梃入れと称して色々口出ししてきてな」

 

「「ご愁傷様です」」

 

元世界最強ですら手に負えない問題児(兎師弟)の行動に1年α組の生徒達はそう告げる他なかった。

 

「そんな訳で今年からはチームトーナメントに変わったという訳です」

 

「なるほど」

 

最後に真耶がそう締めると栞は納得する。

 

「チームは五人一組が原則で、1クラス最低2チーム、最大8チームのエントリーが許可されている」

 

「全員参加では無いんですね?」

 

「チーム編成時にどうしても合わないメンバーが出る可能性や裏方に回りたいという生徒に考慮した結果だそうだ。つまり、クラスでよりすぐりを集めた2チームでも全員が経験を得る為に8チームでも良いという事だ」

 

「ただ、編成条件として“代表候補生”は1チームに一人までだそうです」

 

「「うわぁ………」」

 

ここで感の良いα組の生徒達は気付いてしまった………このクラスには“代表候補生”ではないイレギュラーレベルの生徒が複数人いることに。

 

「よし、僕達ダークマテリアルズでチーム組もう!」

 

「クハハハハ!ルールには抵触しておらんからな!」

 

「皆様の良き壁となれるよう務めさせていただきます」

 

「イリスも一緒ですよ?」

 

「はいはい、そんな事だろうと思ったわよ」

 

「「(これ、絶対に兎先輩がワザとルールに穴作ったよね!?)」」

 

レヴィ、ディアーチェ、シュテル、ユーリ、イリスのダークマテリアルズの五人がチームで参加とかいう他の参加チーム涙目な事態に。

 

「となると、僕と凰さんは別のチームにしないといけないのか」

 

「男子だけで固まるのは不味そうだし、かといって4チームに分かれようにも連携が心配だし、2・2で分かれようか?」

 

一方の男子四人はとりあえず二人ずつに分かれてチームを作ろうと話し合う。

結果、紫音とレオン、ルークと優斗の組でチームメンバーを探す事になった。

 

「なら私とイクスちゃんは紫音君のチームに入れてもらおうかな?」

 

「それなら私も!」

 

「おっ、神城じゃんか」

 

紫音とレオンのチームに名乗りを挙げたのは日向とイクス、そして神城飛鳥(かみしろあすか)というクラスメイトであった。

飛鳥はクラスのムードメーカーのような娘で、レオンと気が合うんだとか。

 

「なら私はルークと優斗のチームに入れてもらおうかしら」

 

「私も〜」

 

ルークと優斗のチームにはアリスとエクシアに加え………

 

「私もいいかな?」

 

先程質問していた栞が入る事となった。

 

「構わないよ」

 

「委員長が一緒なら心強いな」

 

「いや、何で委員長!?クラス代表はまだ決まってないでしょ!?」

 

「いや、赤刎さんって委員長っぽいじゃん?」

 

「わかる」

 

「た、確かに中学では三年間クラス委員でしたけど!」

 

「あっ、やってたんだ」

 

尚、後にクラス代表を決める際にこのやり取りを思い出したクラスメイト達にクラス代表にされてしまったりする。

 

「ファニール、オニール、私のチームに入れ!」

 

「妹分同盟だね?入る!」

 

「入るのは構わないけど、私達を入れるとISが四機になるわよ?」

 

「それくらい丁度良いハンデだ」

 

マドカは蘭やクロエに加えてコメット姉妹を加えた妹や妹分のチームを編成する。

 

「私達も負けてられないわね!」

 

「そうね、ISの調整も任せて」

 

「それなりに頑張ります」

 

「やるからには最善を尽くすわ」

 

「私は程々に頑張るよ〜」

 

「………ちょっと不安かも」

 

クラスにいる最後の代表候補生こと乱のチームは紗代子、菅野美与(かんのみよ)、渚、水戸茉優(みとまゆ)の五人。

美与はα組では珍しく落ち着いた同年代とは思えない大人びた少女なのだが、オプション装備としてMVB(高周波ブレード)のナイフを複数確保していたり、スプラッター映画鑑賞が趣味というなんとも癖のある娘で、茉優は今や兎一味として有名になった本音を思わせるダウナーな少女だ。

そんな茉優が参戦する理由は実は趣味がキャンプで渚と仲良しだからというありふれた理由なのだが。

他の生徒は今回はこの5チームのサポートに回る事にしたようだ。

 

「それではこの5チームでエントリーしておく」

 

「皆さん、頑張って下さいね」

 

「「はい!」」

 

この日の放課後からそれぞれのチームは特訓や作戦会議の為にアリーナや空き教室の使用申請に走り回るのであった。




α組のエントリーチームのまとめ
ダークマテリアルズ
・ディアーチェ
・レヴィ
・シュテル
・ユーリ
・イリス

紫音チーム(仮名)
・紫音
・レオン
・日向
・イクス
・飛鳥

ルークチーム(仮名)
・ルーク
・優斗
・アリス
・栞
・エクシア

妹分同盟
・マドカ
・蘭
・クロエ
・ファニール
・オニール

乱チーム(仮名)
・乱
・美与
・紗代子
・渚
・茉優(New)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。