また、エルネスティに関しては独自設定が加わっていますが、“スパロボ30のエルネスティ”としての設定です。
「なるほど、雪兎先輩も転生者でしたか」
「いや、こっちからしたらそっちが転生モノの先輩になるんだが?」
ドライストレーガーの雪兎に与えられた一室にて雪兎とエルはお互いが転生者である事を明かしていた。
「あ〜、やっぱり雪兎先輩は覚えてないんですね」
「どういう事だ?」
「こう言えばわかりますか?“雪人”先輩」
「!?ちょっと待て、って事はお前………俺の高校の後輩の倉田なのか!?」
「あっ、覚えててくれたんですね!先輩」
「あそこまでロボで語り合える後輩をわすれられっかよ」
どうやら雪兎の前世である村上雪人とエルの前世である倉田翼は高校時代の先輩後輩に当たるらしい。
雪人は高校時代はロボ研に所属していたのだが、三年時に入ってきた新入部員だったのがエルこと倉田翼だったのだ。
「うわぁ………あの世界、リアルで未来に起こってた事も異世界転生モノなら作品化しちまってたのかよ」
「みたいですね………まさか先輩もISの世界に転生していたとは!」
「俺としては倉田がナイツマのエルだった事の方が衝撃なんだが………」
雪兎からすると高校卒業後は疎遠になってしまったので今の今まで忘れていたが、エルの方はちゃんと覚えていたようだ。
「ところでナイツマとは?」
「うん?お前もしかしてナイツマ知らないのか?」
そこから聞き取り調査を行なった結果。
エルは因果律でも働いたのか、それとも不都合な記憶が消えたのかナイツ&マジックに関する知識はなく、ブルーホールの向こう側はどうもレイアースの舞台でもあるセフィーロとも隣国関係にあるらしく、レイアースについても知識を持っていないようだった。
「となると、ナイツマに関しては俺の知識も半分はあてにならねぇって事か」
「出来れば今後の楽しみの為にもネタバレは無しでお願いします」
「安心しろ、俺も西方諸国戦争の辺りまでしか原作読んでねぇから………むしろレイアースとかいう厄ネタがあんのが問題だわ」
「それは炎の魔神の名前でしたよね?」
「作品名にもなってる主人公の魔神だ………原作かアニメ版かでも展開は変わるが、アニメ版だろうなぁ」
スパロボではどのようなシナリオになるかは不明ではあるが、原作やアニメの展開からして過酷なものであるのは間違いなさそうだ。
「それにしても先輩がシャルロットさんとお付き合いしているとは………専用機のリヴァイヴも含めて先輩の好きそうなタイプではありましたけど」
「お前は俺を何だと思ってんだよ………」
「無類のパイルバンカー好きでしたよね?先輩。ロボゲーだとパイルバンカー装備の機体使う事多かったですし」
「うっ」
「ちなみにシャルロットさん達は先輩が転生者なこともご存知で?」
「ああ、シャルには福音の一件の時に明かしたし、他の連中にも後で明かしたんだが、『まあ、雪兎だし』で納得された」
「あ〜」
「お前もそれで納得するんかい!」
その後はお互いに転生してからの経緯を語り合い、ジャロウデク軍やザガート一派への対策やロボットについて話し合うのであった。
***
エルとの密会の後、ミツバから招集を受けた面々はブリーフィングルームにて次の任務について説明を受けていた。
「GGGからの協力要請?」
「はい、バイオネットの拠点の捜索に手を貸してほしいとの事です」
バイオネットとはガオガイガーシリーズに登場した国際犯罪組織の一つでGGG以外で多くのハイテク技術を有している。
かなりの組織力を持っており、何度もGGGと相対しているが、スパロボシリーズだとそのエージェントの一人であるギムレットくらいしか登場したことがなかったせいで影が薄かったりする。
聞けば疑似ゾンダーメタルまで開発しているらしく、疑似ゾンダーロボまでいるんだとか。
現GGGも本腰を入れて制圧に動きたいが、現GGGの戦力は新たな勇者王達しかいないそうで超AIや勇者ロボの構造等でブレイブポリスにも手を貸していた伝手で連絡をしてきたという。
「超AIの勇者ロボが他にいないとなれば拠点制圧の戦力が足りないの無理はないか(新たな勇者王か………会うのが楽しみだな)」
***
ということでローマに向かったドライクロイツの面々だったが、内海らが勇太に小学生だからとドライストレーガーの中から捜査指揮を取るように言い聞かせようとして反発され、勇太は単独でローマ市内へと捜査に出てしまった。
「お前らなぁ、そんな言い方したら反発されるのは当然だ。お前らだって学生だからとか言われて除け者にされたら反発するだろうが………アホなのか?」
「「う………」」
そんな内海らにお説教をする雪兎。
一方で勇太は現バイオネットの総帥であるタナトスにわざと拐われ、勇太の持つ警察手帳の信号から拠点の特定に成功し、新GGGの機動部隊隊長となった天海護と副隊長の戒道幾巳はバイオネットの拠点へと強襲を仕掛ける。
「勇太君は天海さんと戒道さんが他に囚われた人達と一緒に保護したって」
「それにしても雑過ぎるな………最近の活動記録を見るとやっている事がめちゃくちゃ過ぎる」
「まるで自滅しようとしてるみたい………」
先行したデッカードに合流すると、既にジェイデッカーに合体を終えており、隣には新たな勇者王ガオガイゴーがいた。
「あれがガオガイゴー………」
「今はGGGの長官になった阿嘉松社長が建造したコアマシンに既存のガオーマシンを組み合わせて誕生した勇者王か」
敵はEI-15*1の模倣品で、疑似ゾンダーメタルで稼働しているが人は取り込まれていないとのこと。
「なら容赦は要らねぇな!」
「あっ、雪兎さんズルいです!」
「俺もいくぜ!」
機動力のあるメンバーが先行してガオガイゴーとジェイデッカーのフォローに回る。
特にスピードに秀でた雪兎とエルとマサキが即座に疑似ゾンダーロボと交戦に入る。
「そこっ!」
「ありがとうございます………えっと」
「天野雪兎だ………会えて光栄だ、天海護さんに戒道幾巳さん」
「僕らの事を知ってるんですか?」
「そっちの方が年上だし、敬語じゃなくてもいいですよ?」
「二人とも、話は後だ!」
そうして疑似ゾンダーロボを減らしているとデスマグネと追加のゾンダーロボが現れる。
護と幾巳によればあの疑似ゾンダーロボにはコアとなった人がいるらしく、能力は他の疑似ゾンダーロボより高いとの事。
「となると、コア持ちはガオガイゴーに任せて残りの雑魚を片付けるとしますかね!」
その後、ガオガイゴーのヘルアンドヘブンでコアを摘出すると、護がコアの浄解を行う。
「クーラティオー!テネリタース・セクティオー・サルース………コクトゥーラ!」
「生浄解を見れるのは嬉しいが………なんか嫌な予感がする」
その雪兎の勘は的中した。
「あひゃひゃ」
「こいつは………バイオネット総帥、ドクター・タナトス!」
普通なら総帥自らがコアになっているのもおかしな点ではあるが、アニメでお馴染みの浄解後のストレスをなくしやった事を後悔する素振りが見えない。
タナトスを捕らえようとした護だったが、逆にタナトスが護に襲い掛かろうとしたその時、何者かがタナトスを気絶させる。
「あれは………ベターマン・ラミア!?」
〈この者はいただいていく〉
そしてガオガイゴーからタナトスを掻っ攫っていく。
「今のはリミピッドチャンネルか!」
「タナトスを奪って、どうするつもりなの!?」
〈来るべき対決のために………〉
そう言い残しラミアは去っていき、ガオガイゴーはラミアを追っていく。
「ちっ!艦長、俺も追う!」
「は、はい!」
そのガオガイゴーを追って雪兎もラミアを追跡するとラミアと護達の他にも七人のベターマン………ソムニウムがいた。
〈ほう、お前もきたか、輪廻を超えし者〉
「俺の事も知っているだと?」
〈シャーラ、このタナトスというヒトに咲いたアニムスはどうだ?〉
そこでラミアはシャーラというソムニウムにタナトスに咲いたアニムスの実を見せる。
「あれはアニムスの実!?タナトスがおかしかったのはアルジャーノンを発症していたからか!」
アルジャーノン、それはベターマンにて登場する奇病の一種で、発症すると破滅的な言動をする性格になってしまうというもので、最終的にはアニムスの花から実をつけソムニウムらを呼び出す。
これはソムニウムらがアニムスの実からしか接種できないD型アミノ酸を糧としている事から、地球が危機に際してソムニウムらを呼び出す免疫行動なのだが、この世界では知っている者はいない。
また、実の種類によっては接種する事で特殊な能力を使える形態に変身する事も可能で、ラミアが求めているのはシャーラというソムニウムに適合する特殊な実なのだ。
〈間違いない………これはソキウスの実………これで私は、ソキウスの路を開く事が出来る………〉
タナトスから生成された実は御眼鏡に叶う実だったようで、ラミア達はタナトスを連れESウィンドウを開き、“ヒトが正しき生命の選択を望むならば、覇界王と戦うのだ。生命の宝石によって導かれし空へ向かえ”とだけ言い残し去っていってしまう。
「覇界王………」
「それに雪兎さん、輪廻を超えし者とは………」
「ここだけのオフレコで頼む」
雪兎は護と幾巳だけには自身が転生者である事を明かす。
ついでに他の皆にも行なった説明も行ない、先程の疑惑を晴らしておく。
「アルジャーノンや二人の事を知っていたのはそういう訳さ」
「なるほど、それで………」
「って事は雪兎さんは僕らより年上なんだ」
「ややこしいし、お互い対等って事にしないか?」
「そうだな、雪兎と呼ばせてもらうよ」
「僕も護でいいよ」
「よろしくな、護、幾巳」
こうして新たな勇者王をメンバーに迎えたドライクロイツだったが、直ぐに新たな火種と遭遇することとなる。
***
今やナナリーを代表とする国家へと生まれ変わったブリタニア。
そのナナリーが難民キャンプを視察中に襲撃を受け、護衛をしていたゼロも謎のKMFに敗れて囚われたとの事。
そのKMFを製造可能な国としてジルクスタンという国が疑われる事となったのだが、ジルクスタンはその査察として入国申請を行なったドライクロイツを拒絶したという。
「(あの
ゼロレクイエム以降のゼロは死を偽りゼロに扮した枢木スザクであり、作中でもとんでもない実力を有していた彼が敗れたというのが雪兎には衝撃だった。
「(となると、相手は最低限カレンレベルか………にしても、今更ナナリーを攫うって事は考えうる限り“Cの世界”絡みだろうな………)」
ミツバは潜入捜査を潜入してもバレ難いエッジと傭兵をしていた雪兎とシャルロット*2に依頼し、先行で潜入しているというチームと合流する。
「………あんた達がドライクロイツから派遣されたエージェント?」
「まあ、そんな所だ」
そこで待っていたのは大学生となっていた紅月カレンと篠崎咲世子の二人だった。
「(うわぁ………これ、絶対アフター系の劇場版か何かだろ!?)」
思いっきりコードギアス関連のメンバーで雪兎は少しだけ依頼を受けた事を後悔していた。
「そっちのは………」
「天野雪兎………一応傭兵って事になってる」
「その声………どっかの誰かにそっくりね」
「あ〜、確かに似てるかもな」*3
「………皆様、何者かが包囲の輪を狭めています」
「えっ!?」
「余程探られたくないくらい真っ黒って事かね、この国の腹ん中は」
ジルクスタンの兵と思われる一団に襲われた雪兎達は咄嗟に宿の一室に飛び込んだのだが、そこにいたのはまさかのC.C.だった。
「(ハイ確定!更に奥にも気配あるけど、まずは敵の対処からかね!)」
カレンとC.C.が話しているところに隊長と思しき男が現れC.C.を撃ち抜く。
雪兎はC.C.が死んではいないのを知っていたのでシャルロットにC.C.を任せ、カレンや咲世子とジルクスタン兵を伴ってそこから外に飛び出し隊長以外の兵を全滅させる。
「ほう………私の部下が、ほぼ全滅とはやるもんだな」
「明らかに俺らが一般人じゃないってわかった対応だな?」
「地球連邦の犬に余程の手練が混ざっていたようだな」
「それなりに修羅場は潜ってるんでな」
そして、雪兎が隊長に仕掛けようとしたその時、隊長の右眼に赤いVのような紋様が浮かび上がる。
「(ギアスユーザーかよ!?)」
「雪兎!?」
隊長のギアスを受けてしまった雪兎を心配してシャルロットが飛び出してきたのだが、雪兎にはその姿が隊長の男に視えてしまう。
「(ちっ、認識阻害………いや、認識置換系のギアスかよ!)」
そう、隊長の男ことクジャパットのギアスは自身と他人の見た目をすり替えるギアス。
すり替えたシャルロットの姿で雪兎に近付こうとするクジャパットだったが………彼は気付いていなかった。
自分が踏んだのはとんでもない虎の尾であるという事に………
「………そこ」
「なっ!?」
近付いたシャルロットの姿のクジャパットに雪兎はなんの躊躇いもなく鋭い蹴りを叩き込んだのだ。
「な、何故!?ギアスは確実に掛かったはず!?」
「俺がその程度でシャルを見誤るとでも?」
何とこの兎、クジャパットのギアスで認識が置換されようが、その動きの癖でシャルロットではないと見抜き容赦の無い一撃をお見舞いしたのである。
「な、何なんだコイツは!?」
「ギアスユーザーって事は饗団関係者か?まあいい、捕らえて尋問すりゃ済む………先に面倒なギアスは封じておくべきか?多分右眼が起点の視覚型認識置換だろう………起点の右眼を潰せばそのギアスは使えねぇよな?」
「ひっ!?」
完全に己のギアスが見破られた事と雪兎が発する視覚化できそうなレベルの怒りのオーラに恐怖するクジャパット。
即座に逃げに回るが………
「丁度いい、私もソイツには聞きたい事がある」
復活したC.C.が追い詰め。
「………逃げられると思ってんのか?」
「ギィヤァアアアア!?」
雪兎に右眼を細い釘の投擲で射貫かれてしまう。
痛みでのたうち回るクジャパットの頭を雪兎は容赦無く踏み押さえ、そのまま我に返ったカレンに拘束され気絶させられる。
「アイツ、やるな………」
それを見ていたタキシードの男がいたのだが、彼は仲間と思われる者達に連れられて去っていってしまった。
「今のは………まあいい、用があるのはこの野郎だからな」
「………あんた、思ったより過激なんだね」
そんな雪兎にカレンはドン引きだった。
***
とりあえずクジャパットを簀巻きにして拘束すると、死なず右眼が使えない程度に治療してエッジに見張りをさせておき、別の問題の対処をしていた。
「………まさかルルーシュが生きてるとはなぁ」
そう、雪兎が察知していたC.C.の連れの正体は心を失った状態で生きながらえてしまったルルーシュだったのだ。
C.C.が言うにはコードの継承が未確定状態でギアスを行使可能なままゼロレクイエムが行われ、その事後にシャーリーがジェレミアの確保していた場所にルルーシュの身体を運び込み、コード継承者の特権であるCの世界での再構築を行なったのだが、Cの世界の神をルルーシュが殺していた影響か不完全な状態での復活となり、今の心だけを失った抜け殻状態になってしまったのだという。
そこでC.C.はルルーシュの状態を何とかするべく現存するCの世界へのアクセスシステムであるアラムの門を求めて旅をしており、ギアス饗団から分派したファルラフという組織が管理する門を求めてジルクスタンを訪れたのだという。
その門があるという場所は嘆きの大監獄と呼ばれるところにあるそうで、ドライストレーガーには陽動を行なってもらっている間に潜入する事となった。*4
なし崩しに潜入メンバーに加わってしまった雪兎は門までの護衛を務めたのだが、騒ぎを起こさせる為に脱獄させた囚人が実は獄長だったり、カギ爪の男の一派が現れたり、それを追ってきたタキシードの男ことヴァンやレイが乱入してきたりとめちゃくちゃな事になる。
「うわぁ、なにこれ………」
「今の内に逃げるよ!」
その騒動に紛れてC.C.、カレンと逃走を図るも、C.C.が撃たれ身動きを封じられてしまう。
「ここで行き止まりか………」
そこでC.C.は旅の終わりを覚悟するも………
「間違っているぞ、それは」
「!」
「この声………!」
「あ〜あ、終わったな、これ」
あの男が甦った。
「ナリタを思い出すな。あの時もお前は俺を庇って傷ついた………不死身だからとはいえ、簡単に血を流しすぎだ」
ルルーシュという一発逆転の一手を持つ男が。
『ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる!俺の敵よ、今すぐこの場にて死ぬがよい!』
「「ナム・ジャラ・ラタック!」」
ルルーシュのギアスによってルルーシュの眼を見てしまったジルクスタン兵達は次々にジルクスタン特有の権力者への礼をとりながらこめかみに銃を当て自害していく。
「(うわぁ………両眼ともギアスのマーク浮かんでる上に完全に制御下じゃんかよ………
)」
カギ爪の男一派はルルーシュに敵対していなかったせいか無事だったが、形勢が不利と判断し撤退していき、ヴァンとレイは一派を追っていく。
「とりあえず情報を得たい………そこのお前」
「天野雪兎だ。必要なのはこの監獄の構造と………コイツの居場所、だろ?」
「ほう、手間が省けたな」
「(あ、この二人、組ませたらマズイんじゃ………)」
短い付き合いではあったが、なんとなく雪兎がどういう人間なのかわかってきたカレンは雪兎とルルーシュは会わせてはいけなかったような気がした。
***
その後、ドライクロイツにいちゃもんをつけていた親衛隊隊長シェスタール・フォーグナーをルルーシュは話術に嵌め、監獄に仕掛けられていた仕掛けを利用して崖崩れを起こし一網打尽にしてしまう。
「うっわぁ………ここまで鮮やかに決まるとは………流石はゼロ」
そこにヨロイの軍勢が現れ、ドライクロイツと監獄にあったKMFで出撃したカレンが迎撃しようとするが、それに呼応するようにヴァンのダン・オブ・サーズディが現れる。
「なら………カロリナ、俺のブランをこっちに射出しろ」
「ラジャ」
雪兎もドライストレーガーのカタパルトで監獄の前に射出したブランに乗り込み戦線に加わる。
「そんなKMFでよくやるわ」
「あんたこそ、そんな機体持ってたのね」
「そっちのはあん時の………」
「雪兎だ。よろしくな、ヴァンさんよ」
「あんたの声、知り合いにそっくりなんだが?」
「最近よく言われる」*5
そのままヨロイを率いていたジョーとの交戦の最中、スザクを破ったKMFがジルクスタンの部隊を率いてやってきた。
その機体に乗る国王シャリオはナナリーは国賓として招いたと詭弁を告げ、カレンと交戦するも、本来の機体でないカレンが不利………そう思われていたが、そこへもう一人の潜入班のロイドがカレンのKMFである紅蓮を持って現れた。
その紅蓮への乗り換えを阻もうとするシャリオだったが、ヴァンの「最強を目指す男がポンコツを甚振って喜んでんじゃねえよ!」という言葉で隙を見せてしまう。
そして、その隙をこの男も見逃さない。
「乗り換えイベントを邪魔するのは無粋ってもんだろうがよっ!」
「くっ!?何だこの機体は!?僕のナギド・シュ・メインが押されているだと!?」
「ナイスアシスト!恩に着るよ、『夜明けのヴァン』!雪兎!」
そうして現れたのは聖天八極式を超える新たな紅蓮………
「やるよ、紅蓮特式!」
カレンの紅蓮と雪兎のブランがシャリオのナギド・シュ・メインを襲う。
「ふ〜ん、ゼロレクイエム以降の技術のごった煮か………カレンの特式よりは唆られないな。こんなのでほんとにゼロに勝ったのか?」
「こ、こいつ!」
「あんたの相手は雪兎だけじゃないよ!」
「くっ………姉さんの予言さえあれば!」
「姉さん姉さんとシスコンかよ、シスコンキング」
「お前ぇええええ!」
どうも雪兎はジルクスタンという国そのものを敵と見なしたようで、先程からシャリオを的確に煽る。
「師匠、的確にあの子に挑発してる………」
「ほんと怒ってるね、雪兎」
クジャパットのギアスにも、シャリオのやり方にも、闘争の中でしか生きようとできない国の在り方にも、ジルクスタンという国そのものが雪兎からしたら不愉快でしかなかったのだ。
「その姉さんとやらに伝えておけ………その予言とかいう化けの皮、引っ剥がしてやるから覚悟しておけとな!」
「いっけぇ!」
カレンとの即興のコンビネーション攻撃でナギド・シュ・メインに大ダメージを与えたが、完全撃破はせずあえて逃走させる雪兎。
しかし、シャリオは連邦軍がジルクスタンに手出しができないと負け惜しみを告げ去っていく。
一方で、ジョーはヴァンが倒すも、最後には自爆されてしまい、ヴァンは目的のカギ爪の男について知る事は叶わなくなってしまった。
「とりあえず今回はここまでか………だが、覚えておけよ、ジルクスタン………お前らが求めるような世界は決して成立しないって事を」
そして、雪兎はジルクスタンという国そのものを敵と認定した。
その後、ヴァンはルルーシュにカギ爪の男について調べてもらう見返りにドライクロイツに加わり、カレンと監獄に囚われていたスザクはルルーシュがC.C.と共にジルクスタンについて探り、色々と判明したら手を貸す代わりに加入する事となる。
その後………
「雪兎と言ったな」
「ああ、ルルーシュか………何か用か?」
雪兎はルルーシュと二人きりで話す機会を得た。
「お前はギアスについて知っていたそうだな?」
「まあ、俺も訳ありなんでな………お得意のギアスとやらで聞き出すか?そんな事しなくても話すけどな」
そして、護や幾巳に話したのと同じ事をルルーシュにも話す。
「なるほどな………それを与太話と片付けるのは簡単だが、似たようなのような事例は知っているからな」
「マリアンヌのギアスか」
「そうだ」
ルルーシュの母マリアンヌが持っていたのは他者に乗り移るギアス。
それを使いラウンズの一人に潜伏していたのだ。
「しかし、今回の一件は知らないとなると」
「おそらく俺の死後に語られた続編のシナリオだろうな、これは」
「そうか………しかし、お前と話すと違和感があるな」
「今後もなんか言われそうな気がするんだよなぁ、それ」
それから雪兎は情報収集に使えそうなツールをいくつかルルーシュに貸し出す等の個人的な協力をするのを誓うのであった。
兎、色々エンカウントする。
護や幾巳、ルルーシュには転生者と明かしました。
クジャパットはほんとギアスを使った相手がヴァン並みに意味の無い相手だった上に特大の地雷でした。
このあとにルルーシュへと情報源として丸投げされてます。
ジルクスタン、兎からすると地雷しかねぇ国です。
ナギド・シュ・メインに関しては珍しく興味を持ってません。
多分、あのサソリの方が興味持ちそうなくらいです。
今日のオリジナル機体紹介
カロリナ専用機
ハイペリオンGC
ハイペリオンGをベースに雪兎とカロリナがカスタムした専用機。
バックパックの
それとは別にビームキャノン・フォルファントリーを小型化したものもそれぞれ左右に取り付けている。
左右の腕には多機能シールド・ゴルゴネイオンが装備されており、先端にはパンツァーアイゼンⅢ、展開ギミックとして5連装拡散ビーム砲・ハーフディバイダーが仕込まれている。
足裏にもピンポイントバリア発生装置が仕込まれており、左右のパンツァーアイゼンⅢで掴んだ相手にワイヤーを巻き取りながら全速力で突撃し足裏に展開したピンポイントバリアで蹴り抜くピンポイントバリアキックなる技を使用する。
膝のビームナイフは取り外し、代わりに折りたたみ式アーマーシュナイダーとビームソードを組み合わせ、ビームソードの共振器の反対側に刃が展開するマルチシュナイダーを腰のサイドアーマーに格納している。
武装
グレネードランチャー付きビームマシンガン✕1
ビームソード兼アーマーシュナイダー・マルチシュナイダー✕2
フォルファントリー改✕2
多機能シールド・ゴルゴネイオン✕2