少ししたらお詫びも兼ねたオマケを投稿する予定なのでよろしくお願いします。
宇宙に上がったドライクロイツはまず宇宙でザンスカール帝国と戦いを繰り広げているL3エライア宙域にて活動中のゲリラ組織であるリガ・ミリティアと接触を試みた。
リガ・ミリティアとは火星よりも外側から侵攻してくるウルガルやネオ・ジオン残党、地上で暗躍する機械獣やそれに便乗するジオン共和国への睨みを続ける地球連邦軍の隙を突いて台頭したザンスカール帝国に対抗するゲリラ組織ではあるが、ただのゲリラ組織ではなく大口のスポンサーを持ち、元アナハイムや元サナリィの技術者を有し独自にMSを開発出来るくらいには力を持った組織だ。
その創始者にして指導者のジン・ジャハナムは複数の幹部が名乗るコードネームのようなもので、これは組織のリーダーの暗殺を防ぐという目的がある。
実働部隊にいるジン・ジャハナムを名乗る人物は姿を知られていないのを良いことに用意された影武者のような人物だ。
その真のジン・ジャハナムとされる人物はハンゲルグ・エヴィン。
これから接触予定のリガ・ミリティアの実働部隊に所属するウッソ・エヴィンの父親だったりするのだが*1、それを知るのは我らが兎一行とエルだけ。
「ザンスカールはほっとくとろくなことにならんからなぁ」
「ギロチン、地球クリーン作戦、エンジェル・ハイロゥ………どれも放置は危険」
ザンスカール帝国はマリア主義という飴とギロチンによる恐怖政治という鞭を使い分ける人類統治を目的とする勢力で、独自のMSや装備によって地球連邦やリガ・ミリティアを苦しめた。
地球クリーン作戦という巨大なタイヤを持つ戦艦やMAによって地球を真っ平らに整地するという正気を疑う作戦を実行しようとしたり、エンジェル・ハイロゥと多数の超能力者を使ったサイコウェーブで地球人の精神を幼児退行させてその隙に侵略しようとかヤバい事を平然とやるような連中なのでほんとに質が悪い。
「なのにザンスカール以外にもウルガルやネオ・ジオン残党にあのアンノウンを率いてるらしき奴らもいるとかほんと勘弁してほしいよ」
そんな事をブリーフィングルームの端っこで話していると、そのリガ・ミリティアとザンスカールが交戦していると判り、ミツバの判断でその戦闘に介入する事となった。
***
戦闘宙域に辿り着くとそこにはV'ガンダムとV'ガンダムヘキサ、数機のガンブラスターがコンティオとゾロアットの部隊と交戦していた。
更にはネオ・ジオン残党までもザンスカールと組んでいると判明する。
「コンティオに乗ってるのはクロノクルにピピニーデンか、それにあっちはルペ・シノまでいんのかよ………クロノクルの方はウッソにお熱のようだし、ピピニーデンの方はこっちで抑えるか。シャルはルペ、カロリナはネオ・ジオンの方を頼む」
潔癖シスコンのクロノクルに小者のピピニーデンはともかく、ルペ・シノは後にウッソに色々と厄介なちょっかいを出す人物である為、雪兎からは他の二人よりも警戒対象になっていたりする。
というかVガンダムの敵女性パイロットはルペ以外にもカテジナやファラ等軒並み厄介な人物が多いので警戒するのも無理はないのだが………
「というわけでお邪魔させてもらうぞ!」
「なっ、敵の援軍だと!?」
仕掛けた雪兎に対しピピニーデンは両肩に搭載されたショットクローで迎撃を試みるが、容易く回避された挙句、有線コントロール用のワイヤーを切断されてしまう。
そのまま切り込む雪兎だったが、ピピニーデンは左腕のビームシールド発生装置で防御され、ビームシールドを貫通したソードライフルによって左腕を切り落としたものの、本体にはダメージを与えられなかった。
「ちっ、腐っても部隊指揮官って訳か」
その後、クロノクルもウッソに撃退され、ザンスカール軍は撤退していった。
「ここで仕留めても後々の状況が変わってしまうおそれもあるし、撤退してくれたのはある意味助かったかな」
そうは言いつつも切り落としたコンティオの左腕とワイヤーの切れたショットクローはちゃっかり回収している雪兎。
「ん?あそこにあるのは………」
そんな時、雪兎はスペースデブリの中からあるものを見つける。
「これって………」
それは今となってはレア物となっているとあるMSの残骸だった。
「大分破損してるが、直せば使えそうだな………どうせなら“アレ”に改造するのもアリだな」
というわけで、雪兎はその残骸を持ち帰る事にしたのであった。
***
戦闘後に合流したリガ・ミリティアのメンバーはドライクロイツに編入される事となった。
しかし、Vガンダムの重要人物の1人であるシャクティ・カリンがスージィ、カルルマンの2人と密航しており、その痕跡がリーンホースの損傷した移住ブロックで確認された。
ノーマルスーツは着用していたようなのでもしかしたら生存して宇宙を漂流しているかもしれないとリガ・ミリティアのメンバーが話していたが………
「無事は無事なんだが、なぁ………」
「ですね」
実はシャクティはザンスカールの女王であるマリアの娘であり、高いニュータイプ能力を有しているのだ。
その為、ザンスカールで保護されはするのだが………
「まあ、合流前の事じゃ、俺にはどうしようもねぇがな」
***
続けてドライクロイツはファイクス准将の依頼で地球圏最外縁部であるコロンブス宙域へとやってきた。
聞けば連邦軍、ザンスカールの両軍の機体の残骸が多数発見されたとの事で、その調査となっているが………
「まあ、ウルガルだろうな………となるとMJP………チームラビッツか」
何の因果か兎の名を冠した者同士が遭遇する事となる。
その後、GDFのシモン大佐の救援要請を受けて指定宙域に向かえばやはりウルガルとそれに対峙するアッシュに搭乗したチームラビッツがいた。
「あれがウルガル………」
「こんな形で初めての異星文明と接触する事になったのは不本意だが、ウルガル相手なら容赦は要らないな!」
ウルガルは他の文明惑星を相手に“狩り”と称した侵攻を行なう厄介な異星人で、それを疑問視した一部の者が地球に亡命し技術提供を行って完成したのがチームラビッツの操るアッシュである。
「あのピンクの大きな機体、私と戦闘スタイルが似てる?」
「あの大きさに惑星間航行用の大型ブースターだから威力は向こうの方が上だろうな」
「負けない」
「カロリナが対抗意識燃やしてる………」
何故かローズスリーに対抗意識を持つカロリナ。
途中に民間船が迷い込むというハプニングもありながらなんとかウルガルを撃退したドライクロイツとチームラビッツ。
更にそのままチームラビッツはドライクロイツ預かりとなり、部隊はまた賑やかとなった。
「実際に見るとほんと普段はザンネンだな、こいつら………」
「あっ、君があの白い機体の」
「ヒタチ・イズルか。まあ、よろしく頼むわ」
「う、うん………」
雪兎はチームラビッツとは最低限の挨拶を交わしてその場を去る。
「何か気に障る事をしたかな?」
「単にあいつも“兎”だから一緒にされたくなかったんじゃねぇか?」
「あり得る………」
「(それだけとは思えないけどね………MJPは色々きな臭い噂もあるし、情報通の彼ならその辺詳しそうだものね)」
皆が茶化す中、メイヴィーだけは雪兎の態度に心当たりがあるようではあった。
***
それからファイクス准将からの通信で火星のデウテロニクス海に突如未確認の建造物が確認されたとのことで、その調査も兼ねて太陽系圏内までの行動許可が降りたとのこと。
この世界では火星も既にテラフォーミングが済んでおり、ガン✕ソードの主な舞台も惑星エンドレスイリュージョンから火星に置き換えられているらしく、ヴァン達も火星が気掛かりな様子である。
そんな中、ドライクロイツは火星の艦船と思われる謎の建造物調査の前にもう少し戦力を集めようと、ロンデニオンに向かい、とある“ガンダム”を迎え入れる事なるのだが………
という事で次回はナラティブからとなります。
その他にも宇宙で加入するDLCの面々等も増える予定なのでお楽しみに。
回収した残骸?
これについては後に判明します。