死神の流儀   作:ふーじん

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これで第一章終了です。
ありがとうございました。


死神の烙印

 □【???】バラライカ

 

「うおおおおおお!?」

 

 生き物が大きく隙を晒すタイミングは幾つかある。

 睡眠、排泄、食事、性交の四つはその最たるものだが、要は気分が良くなる行動で多くの場合気を緩めるものだ。

 仕留めた獲物が遺したドロップを漁るときなどは、ハンティングに勤しんでいたヘルヒーホーにとっては至福の瞬間に違いない。

 その意識の緩みをアタシは見逃さず音もなく忍び寄ると、装備に守られていない足首……僅かに露出していた腱をタナトスで寸断した。

 

 アキレス腱を断裂し片膝をつくヘルヒーホー。

 痛みは無いだろうが歩行を著しく阻害する強烈な違和感に声を上げ、慌てて周囲を見回す隙を突いて再び攻撃。

 今度はクロスボウを握る右腕に繋がる肩を突き刺し、ぐいと抉り抜いて離脱した。

 

「て、テメェ……こないだの……!」

「ハロー、モヒカン坊や。ご機嫌いかがかしら?」

 

 流石に目撃されずに再び隠れるほどのAGIは無く、二撃目を最後に発見される。

 ヘルヒーホーは左脚を引き摺り、左手で右肩を庇いながらも立ち上がり、敵意に満ちた表情でアタシを見据える。

 HPは然程目減りしていないだろうが、軽度の【出血】と【左アキレス腱損傷】の傷痍系状態異常で微弱な継続ダメージと行動阻害を負い、その動きは精彩を欠いていた。

 

「なるほど、リベンジかよ……てっきりブルってインしなくなるかとも思ってたが、とんだ跳ねっ返りだぜ……」

「こちとらやられたらやり返すのが信条よ。記念すべき一日目を台無しにしてくれたお礼はきっちりと返さないとねぇ?」

「けっ、気色悪ぃ喋り方してんじゃねーよ。このカマ野郎!!」

 

 一度は嬲り殺しにしたルーキーから反撃を食らった悔しさからか、そうアタシに吐き捨てるヘルヒーホーに肩を竦める。

 あちらとこちらで振る舞いに大差は無いはずだけど、そういやこっちでのアバターは男性だったわね。

 今まで話しかけたティアンも<マスター>も、既にサービス開始から半年……こちらの時間では一年以上も経った今じゃあ見慣れたものなのか、特にツッコミを入れる様子は無かったけれど、プレイを開始してさして年月も経ってないだろうこいつなら、異色に見えるのも無理ないかしら。

 

「今どきネナベなんて珍しくないでしょう? これでもキャラメイクには自信あるんだけどねぇ」

「余裕ぶりやがって……!」

 

 デンドロのキャラメイクは実に多彩だ。

 単なる人間体から獣を模した異形まで、適応できるかどうかはともかくメイクするだけならほぼ無制限。

 その範疇には性別も含まれていて、例えリアルではれっきとした女性だろうが、こちらでは男になることもできる。

 

 だからアタシは、「もし自分が男だったなら」というオーダーでキャラメイクした。

 結果としてなかなかの色男に仕上がったと思う。自分で言うのもなんだけど、元の素材が良かったからね。

 声も合成音声ではないナチュラルな色気のハスキーボイス。

 だからどうせ呼ぶならカマ野郎だなんて品のない呼び方よりも、オネェとでも言ってくれればまだ親しみが湧くのだけど。

 

「さてと、こちらの用件は理解してくれたかしら? とりあえず一回ぶっ殺すだけで勘弁してあげるから、精々足掻きなさいな」

「舐めんじゃねぇ! どうやら<エンブリオ>は孵化したみたいだけどよ、時間的に目覚めたてだろうが。返り討ちにしてやる!!」

 

 そう吼えてクロスボウを左手に持ち替え、アタシより幾分か素早い動きで照準を向ける。

 スキルの補正もあって淀みない動きだ。そして流石のアタシも発射されたボルトを見てから避けるなんて真似は出来やしない。

 このまま射られてしまえば一度目と同じ轍を踏むことになるだろう。けれどね……

 

「んなっ……!?」

「馬鹿ねぇ、何のために利き腕を殺ったと思ってんのよ」

 

 利き腕でもない左手で、片脚を潰された不安定な姿勢での照準なんてお粗末というにも程がある。

 不慣れな体勢で、しかも普段のようにアンブッシュでもない真正面からの攻撃なんて、射る前から既に避けたも同然。

 これがもし追尾能力のあるボルトなら話は違ったんでしょうけど、ダメージでレスポンスの遅れた常識的な射撃なら今のアタシでも容易に射線から回避できる。

 放たれたボルトはアタシに掠りすらせず背後の樹へ突き刺さった。

 

「ク、クソッ……!」

 

 一撃が外れ見切りをつけたのか手早い動きでアイテムボックスから小瓶を取り出すと、中の溶液を傷口に振りかける。

 【HP回復ポーション】だ。合計レベルから推測されるHP量を考えれば、恐らくは固定値回復タイプ。

 一般的に傷痍系状態異常は、減損したHPを回復することによって一緒に治療されるパターンが多い。

 普段は【チュパカブラ】の能力によって省かれているだろうアクションを取る動きは、意外なほど素早かった

 

 この回復行為を阻止することは今のアタシなら簡単だ。

 こちらに遠距離攻撃手段は無いけれど、接近してポーションを振り払うくらいの隙は十分ある。

 けれどアタシは敢えてその行動を取らず、ヘルヒーホーが回復しようとするのをじっくりと見守っていた。

 

 アタシの<エンブリオ>の効果の程を確認するために。

 

「な、なんで……!?」

 

 果たしてその結果は、アタシが意図していた通りのものとなった。

 【HP回復ポーション】を使用して間違いなくHPが全快しただろうにも関わらず、傷は変わらず刻まれたまま。

 せっかく回復したHPも負わされたままの傷痍系状態異常によって目減りしていき、それを簡易ステータス画面で見ているのか奴の顔が青褪めていく。

 ちょうど、アタシがこいつにキルされたときのように。

 

 TYPE:メイデンwithアームズ、【刻死乙女 タナトス】の第一の固有スキル――《死神の烙印》。

 その効果は『タナトスを用いた攻撃で与えた状態異常の回復を阻害する』というパッシブスキルだ。

 

 今の場合、タナトスによって刻まれた傷痍系状態異常の回復が阻害され、HPを回復しても治療できずにヘルヒーホーを蝕んでいる。

 阻害効果の程度は、初心者用狩場に出没するモンスターには回復能力持ちがいないために検証できず、自分の体で試そうにも回復不可能だった場合のリスクを考えぶっつけ本番での運用となったのだが……どうやら期待以上の効果を発揮してくれたようだった。

 

 少なくとも低品質の回復アイテム程度では治療できないことが確認でき、改めて効果の素晴らしさに感嘆する。

 初めてこのスキルをメニューで確認したときは、あまりに好都合な効果に作為的なものすら覚えたほどだけど、タナトス曰く発現する<エンブリオ>の能力には、直近で起きた出来事の影響が大きいらしい。

 

 言われてみればアプローチは違えど、結果的な効果はこいつの【チュパカブラ】と似通っているわね。

 あのときも回復できない【出血】のせいで殺されたわけだし、その意趣返しと考えればこれ以上無い方法かしら。

 あちらと違って近距離攻撃かつ、HP吸収効果が無い分その効力は高まっているようで、ヘルヒーホーは幾つものポーションを使用して治療を試みていたが、いずれも徒労に終わっていた。

 ポーション系アイテムにはインターバルが必要なのに、もったいないったらありゃしない。

 

「さてと」

「ひっ……」

 

 確認も終えていよいよ大詰めと近寄ったところ、一転して弱気になったヘルヒーホーの射撃が飛ぶ。

 だけどフィジカル面だけでなくメンタル面でも余裕を失くした射撃は、一射目と比べれば悲しいほどに拙く、特に意識するまでもなく外れていった。

 射撃には特に集中力と冷静さが必要になるからねぇ、今のこいつじゃあとてもじゃないけど有効打は出せないでしょ。

 

「お仕置きの時間よ、坊や」

『死の報いを受けるがいい』

 

 処刑宣告と同時にタナトスが言葉を発し、まずは四肢の動きを封じた。

 動作に必要な筋肉を寸断し、糸が切れた人形のように弛緩した体を地面に寝転がすと、ついで一撃で死なないよう、しかし血の流れ続ける血管を傷つける。

 

 そうして出来上がったのは壊れたお人形。

 じくじくと血を垂れ流し続けながら、身動きも取れずに蠢くだけの弱々しい芋虫だった。

 

「な、なんだよう……何をしやがるんだ……」

()()()()()()

 

 奇怪なオブジェを完成させて、アタシはそいつから距離を置いた。

 そしてひとっ飛びして樹上に身を隠すと、蠢くそいつが放置されるのをただ見守る。

 

「ほら、聞こえる? だんだん近づいてくる音が……」

「は……?」

 

 諭すように囁き耳を澄ますと、がさごそと草木を掻き分けて近づいてくる音が聞こえる。

 それは近づくにつれて足音を、やがては息遣いをアタシ達に伝え……のっそりと姿を現した。

 

 三匹の【ティールウルフ】だ。

 ヘルヒーホーが流した血の匂いを嗅ぎつけ、よだれを垂らして牙を剥いていた。

 そう、掃除は()()の役目だ。

 

「ま、まさか……おい、おいっ……!! 冗談だろう……!?」

「ところがどっこい、これが現実なのよねぇ」

 

 状況を察したヘルヒーホーが血相を変えて叫ぶが、残念無念これが結末。

 狼達にとってみれば思いがけない餌が、自分から皿に乗って提供されたようなものだ。

 一方ヘルヒーホー側は、これから一切抵抗できず、無防備なまま……痛みも無いのに身体を貪られ続けることになる。

 

「アナタの最期をじっくりと見届けてあげるから……安心して死になさいな」

「い……いやだぁああああぁぁぁぁああああ――――!!?」

 

 その光景を想像して緊張の糸が切れたのか、今度は子供のように泣き叫んで――だけど悲しいかな、打つ手もないまま敢えなく【ティールウルフ】達の()()()になってしまった。

 

 ◇

 

 狼達のディナーの詳細は敢えて述べるまい。

 まーそこらのグロゲーよりよっぽどアレだったとだけ言っておこう。

 

 あまりに凄惨な状況だったからか、ヘルヒーホーは途中で自害システムを行使したのか、周囲には驚くほど多くのアイテムが遺されていた。

 途中でご馳走が光になって消えた狼達は軽く混乱して周囲を警戒し始めたが、それを樹上からのアンブッシュでサクッと片付ける。

 ヘルヒーホーの尾行開始時に使用しておいた【消臭剤】で匂いを消したアタシに気付く間もなく急所を抉られ、【ティールウルフ】達はあっけなくドロップアイテムと化した。

 

「一丁上がりっと。タナトス、いい出来だったわよ」

「バラライカこそ素晴らしい手際だったよ。ああ……最高の報復だった……」

 

 メイデン体に戻ったタナトスが感激してしがみつくのに任せ、わしゃわしゃと帽子の上から撫でくり回す。

 実のところ今回のリベンジに関してはアタシよりもこの子の方が熱心だったから、無事達成できた喜びはずっと大きいのだろう。

 アイツがご馳走になってる間一番テンション高かったのもこの子だからね。短剣から思念が伝わってきてたわ。

 

「これでボクも心置きなく武器の本懐を遂げられるというものだよ。そしてこの一件で確信した、やはりキミはボクを使うに相応しい<マスター>だ。キミという主を得られた幸運に感謝しているよ、バラライカ」

「一々大袈裟なのよ、この子はほんと。ま、でも結果的に色々検証できたから塞翁が馬ってやつかしらね」

 

 ステータス画面を開き、今回のPKで得た成果にほくそ笑む。

 メインジョブに置いた【尾行者(ストーカー)】のレベルが一気に五も上がり、かつ《追跡》や《気配操作》のスキルレベルが四に成長していることを確認した。

 

 アタシがヘルヒーホーへのリベンジを果たす上で目をつけたこのジョブは、その名の通り特定対象を追うことに長けたジョブだ。

 獲物を追うという意味では狩人系統と似通っているが、より()()()()()ことに特化しているのがこのジョブの特徴。

 バレずに尾けるという点において、狩人系統の上位にあるジョブ系統と言える。

 

 その分狩人系統と違って攻撃に使えるスキルは覚えないから、タナトスが無ければ何の意味も無かったんだけどね。

 一応先に就いていた【短剣士】でレベルを上げて《ポイズン・エッジ》を覚えてきたんだけど、こちらはスキルレベルもステータスも低いから確実性に欠けると判断し、本番では結局使わずに終わっている。

 

 事前に調査しておいたこのゲームの仕様を利用した、デンドロならではのPK戦術というわけだ。

 wikiに基本的な情報を上げてくれた先人の有志達には頭が上がらない。

 とはいえこれ以上高度な情報はwikiにも載ってなかったから、今後はアタシも試行錯誤していく必要があるだろうけどね。

 

「まぁ相手が雑魚で良かったわ。これがもし上級職に就いたプレイヤーなら、流石に太刀打ちできなかったもの」

「そうだね……釣り合いの取れる敵という意味では、キミもまた幸運だっただろう。だけど勝機を掴んだのは紛れもなくキミの力量あってこそだよ、バラライカ。全ては結果だけが物語る」

「そーね。ほんともーせっかくの休日を余計な仕事で消費させられたんだから、次こそは自由に楽しみたいものだわ。けれどまぁ……」

 

 一連の出来事を振り返り、思いがけず去来した感動に身を震わせる。

 

「……楽しかったわね、PK」

「ああ! 最高の享楽だったとも! 彼の末期の悲鳴はとても甘露だったよ、バラライカ。ボクがボクとして生まれた意味が全て肯定されるような、この上ない至福だった!」

「けれど同じ轍は踏まないようにしないとね。少なくともああいう程度の低い真似は御免よ。どうせ殺すなら悪人の方が後腐れ無いものねぇ」

「悪人か……いいね、すごくいい。それはいい考えだよ、バラライカ。なんだかとても()()()()()()提案だ」

 

 そういや原典におけるタナトスの役目は、凡人と罪人の魂を冥府に運ぶことだったかしらね。

 英雄の魂を運ぶヘルメスとは真逆だけど、後ろ暗い汚れ仕事を担うならこれ以上無いモチーフかしら。

 タナトスの名を借りたこの子も、モチーフ元ということである種のリスペクトを感じているのかもしれない。

 

 だけどそうねぇ……なら、本気でやってみましょうか、PK。

 もちろん噂の<監獄>送りは御免だから手段は選ぶけど、こういう輩を返り討ちにすることや、殺しても問題がない悪人を始末するのは、とてもローリスクで面白い()()かもしれない。

 期せずして殺される側に回った経験が、却ってその楽しさを強調する結果になったというのは、皮肉かもしれないけれどね。

 

「ま、とりあえずは王都に帰りましょ。約束通りレムの実のスイーツを楽しまないとね」

「! はやく、はやく戻ろうバラライカ! ボクもうお腹ぺこぺこだよ!」

「はいはい、ちゃーんとリサーチ済みだから焦らないの。アイツのドロップで実入りもいいし、リベンジ祝いに豪勢にいくわよぉ」

「やった!」

 

 

 ◇◇◇

 

 

 後日再び匿名掲示板を訪れたアタシは、PK完了報告と共に情報をくれた某かに礼を述べた。

 そしてその後しばらく様子を見るに、どうやらヘルヒーホーはあの一件以来すっかり鳴りを潜めたらしく、今ではインしてるかどうかさえも定かではないとか。

 

 まったく、人を呪わば穴二つってこのことかしらね。或いは因果応報かしら。

 これを反面教師にして、アタシも気をつけて楽しんでいかないとね。

 

 いつしかレス数が伸びて過去ログに埋もれたヘルヒーホーの名前を偲びながら、アタシはPCを閉じた。

 

 

 To be NextEpisode




【刻死乙女 タナトス】
TYPE:メイデンwithアームズ 到達形態:Ⅰ
能力特性:状態異常回復阻害
必殺スキル:未習得
モチーフ:ギリシャ神話における死の神、『タナトス』
備考:
 背の高い毛皮帽子に全身を覆う厚手のコートの装いをした黒尽くめの少女。
 アームズとしての形態は夜のように昏い艶消しの黒をした短剣。
 若干厨二病が入ったような言い回しの素直クールボクっ娘で、食癖は『甘いもの』。
 ジャイアントキリング特性は『癒えない傷を負わせれば殺せる』。
 第一形態時点での固有能力は安価な回復アイテムの効果を阻害する程度だが、成長すればより強度は高まる可能性が高い。
 一撃離脱からの衰弱死を狙う、蛇のような戦法に向いた<エンブリオ>。
 能力モチーフには明らかに【チュパカブラ】の影響が入っているが、本人は多分認めない。
 メイデンのくせになんかヤバい勢の一員。マスター大好きっ娘。
 ステータス補正はAGIとDEXに長ける。

・バラライカ
デンドロではさして珍しくもないだろうネナベ<マスター>の一人。
少女愛好癖あり。性愛傾向は多分バイ。口調を変えようともしないせいでカマっぽい。
版権キャラで一番近いイメージはSN3のス○ーレル。間違いなくイケメンではあるが、オネェ。
名前の由来は愛好しているカクテルから。

・ヘルヒーホー
多分デンドロにはよくいるエンジョイPK勢の一人。
プレイ開始時期はバラライカと大差無いながら優秀な<エンブリオ>とシナジーしたジョブに就いていたのだが、如何せん本人が調子乗りなせいで詰めが甘い。
もし仮に調子乗りな性格が正されたなら、狩人として間違いなく一線級になれるポテンシャルはある。
あまりにもあんまりな末路を辿り、自害。以後音信不通。

・【尾行者(ストーカー)
尾行者系統下級職。字面が危ないジョブの一つ。
《追跡》《気配操作》などの汎用スキルを習得でき、攻撃性能が無い分より()()()()()()()()()()に長ける。
ステータス傾向としてはAGIの伸びが比較的良い。

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