出久君の叔父さん(同学年)が、出久君の運命を変えるようです。Season2 作:SS_TAKERU
お楽しみいただければ幸いです。
「
「わかってる!」
「早くここから離れて」
避難誘導を
「はぁっ!」
両太腿のホルスターからトライトンファーを抜くと同時に
「でやぁっ!」
体を回転させて、尻尾の一撃!
「フン!」
流石に真正面からの攻撃は片手で防がれた。だけど、それは想定内!
「こっちが本命!」
そう言うと同時に、俺はトライトンファーによる打撃を連続で
並の
「
残念。相手は並の
「何が目的だ!? 何故、こんなことを?」
「ヒーローにしては
俺の問いに答える事無く、ただそう呟いた
「フン!」
周囲の岩を無造作に掴み、こちらへ投げつけてきた!
「ッ!」
最初の2つは回避出来たけど、俺の行く手を塞ぐように放たれた3つ目の岩で、動きを止められ―
「あぁっ!」
そこへ飛んでくる4つ目の岩。回避は…間に合わない!
「くっ!」
咄嗟に防御を固めた直後、背後から飛んできた誰かが俺を抱きかかえ、岩の着弾寸前に俺を安全圏に運んでくれた。これは…
「
「遅くなった!」
背中に漆黒の翼へ変化した
「必殺!
その最高到達点から落下の勢いを加えた飛び蹴りを
だけどそれを見た
「フン!」
大振りの右ストレートを放つ。直後、互いの攻撃はぶつかり合い…
「くぅぅぅっ!」
「ぬぉぉぉっ!」
互いに同じ距離を吹き飛ばされる。あの
「スマホが使えない。事務所に戻って応援を!」
砂浜を数回転がり体勢を立て直した
「しかし!」
「ここは俺が、持ち堪えてみせる!」
半ば自分に言い聞かせながら、
「あれ? 携帯が圏外になっとる」
何気なく手に取った携帯が圏外になっていた。その事を思わず口にすると―
「ホントだ」
「俺のも」
「ウチのも」
「どうなっているんだ?」
「デンレイ! デンレイ!」
すぐさま、シンミアに録音されていた
「大変だ!」
「
それが終わるとほぼ同時に、島民のおじさんが
「商店街で暴れまわってる! ヒーローが戦ってくれてるけど…」
「報告! 海岸に
更には
「
「躊躇している時間は無い!」
「ここにいる者を2班に分け、
「
「
「
「事態は一刻を争う!」
「この島にいるヒーローは私達だけ。島の皆さんを救えるのも、私達だけですわ!」
「雄英高校ヒーロー科、1年A組! 出動!」
「大丈夫だ、
「俺達は、俺達の出来る事に全力を尽くそう!」
昨日真幌ちゃんや活真君と初めて会った高台の公園に着地した僕は―
「漁港が!」
そこから見える漁港の惨状に思わず息を飲んだ。破壊された防波堤に、転覆したフェリー。船揚げ場*1に引き揚げられたり、
「皆に伝えなきゃ」
すぐさまスマホで事務所に連絡を試みるけど―
「圏外!?」
先程まで普通に使えた筈のスマホは何故か圏外。急いで周囲を見回すと、山間の建物…通信基地局から炎と煙が上がっているのが見えた。
「通信の遮断に移動手段の破壊…
脳裏に過る最悪な想像を口にしながら、僕は公園から漁港へと移動。全壊した漁業組合事務所の辺りに降り立つと、逃げ遅れた人がいないか確認しながら、考えを纏めていく。
「
「真幌ちゃん達の自宅は…」
-もちろん、私ら近所の者も面倒を見てるよ-
「鈴村さん
僕は鈴村さん
周囲の住民を島役場に避難させたオイラ達は入口前に陣取り、包帯
「
多目的
「しもべ達のエネルギー…そろそろチャージしないと危険かも!?」
「危ないっ!」
そこに響く
「ちくしょぉ! やってやらぁっ!」
オイラ達を押し潰さんばかりに殺到する人型や獣型に啖呵を切りながら、もぎもぎを両手に持つ。ここから先には―
「
意地でも通さない。ヤケクソ染みた叫びは途中で打ち切られた。射線上に存在する人型や獣型をまとめて撃破していく人間砲弾。
「
「「「
これ以上無いタイミングで救援に駆けつけてくれた
「アシッドブラストォ!」
更に別方向からマシンガンのように放たれた水滴状の酸が、次々と人型や獣型を次々撃破していく。
「同じく
「
「仲間か」
増援に駆け付けた
「皆さん!」
「
「島民の皆さんは?」
「
「だから、僕達はここに陣取って防衛に専念してたって訳♪」
「そう言う事でしたら、
「2人が戻るまで、
そう言いながら
「悪い…少しだけ、頼む」
「しもべ達のチャージが終わったら、すぐに戻るから」
2人の厚意に甘えて、オイラと
「
ホバリングモードを起動したヘルメスブーツの助けを借りて宙に浮いた俺は、近づいてくる人型や獣型を手当たり次第にぶん殴っていく。
こいつら、数は多いが耐久力はそれほどでもねぇ! だったら、このまま―
「力押しでっ!」
そう叫びながら目の前の人型を殴りつけた直後、死角になった方向から包帯
「しまった!?」
背筋に走る強烈な寒気。よくわからねえけど、コイツに巻き付かれたままは拙い! 咄嗟に力を込めて包帯を引き千切ろうとした次の瞬間。
「バーストモード!」
「
「おまかせ!」
「アシッドボール!」
「すまねぇ!」
「気にしない気にしない!
そんな会話を交わしながら、一旦合流する俺達。だが、その間にも包帯
「我が包帯に巻き付かれた物は、拙者の意のままに動く!」
「生物に効果はないが、この商店街に存在するありとあらゆる物質が、拙者の手駒の材料となる!」
「貴様らは全員なかなかの使い手のようだが、戦力差は歴然。貴様ら5人、消耗した2人を加えても7人では、大波に曝される砂山に過ぎん!」
勝ち誇った顔の包帯
「だが、そこの赤髪! お前の放った体当たりは脅威に値する。だからこそ、
ちっ! やっぱりそう上手くはいかないか…。
それぞれに構えを取る俺達を追い詰めるように、ジリジリと近づいて来る人型や獣型。
「さぁ! これで最後だ!」
「あぁ、お前がな」
包帯
「ぬぉっ!?」
幾つかの破裂音と共に、包帯
「煙幕だと!? 姑息な真似を!」
「悪いな。
「おのれっ!」
煙の中からそんな会話が聞こえて…風によって煙が晴れると、そこには―
「………」
「すまない。透明化して隙を窺ってたんだが、なかなか隙を見せてくれなくてな。時間がかかった」
「そんな事ねぇよ! 助かったぜ、心操!」
「あぁ、それじゃあ後はよろしく」
そう言いながら包帯
「
今日2発目の大技で、人型や獣型諸共包帯
よし! これで商店街の安全は確保出来たぜ。浜辺の方は…大丈夫だよな?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。