出久君の叔父さん(同学年)が、出久君の運命を変えるようです。Season2 作:SS_TAKERU
少々短いですが、お楽しみいただければ幸いです。
なお、オリジナル設定として登場する
-追記-
7/27に一部展開を修正。話の流れに変わりはありません。
「フン!」
「くぅっ…」
「
思わず声を上げる
「だからこそ!」
そこに付け入る隙がある! 足が地面に着くと同時に、俺は再び
「はぁぁぁっ!」
「せぇぇぇいっ!」
空中回転と落下の勢いを加えて、威力を高めた
「ぬぉぉぉっ!」
派手に吹っ飛び、後方の岩に激突する
「
だが、身に纏ったコートに付いた埃を払いながら姿を現した
岩の欠片で切ったのか、左眉の上辺りから出血しているが…目立った外傷はその程度。
なんて頑丈さだ…
「お前、ガキのくせに良い動きだ。それにそのトンファーだか棒だかわからねぇ武器。そいつも良い物だ。そこらで売ってる
心底感心した様子の
「だからこそ惜しいぜ…半人前のうちに
コートを脱ぎ捨てると同時に“個性”を発動した。
「うぉぉぉぉぉっ!!」
咆哮と共に着ていたシャツを引き裂きながら、一回り…いや二回り巨大化する
両腕には無数の鳥の羽が生え、両手の爪も太く長く…まるで猛禽類のそれのように変化して…まるでギリシャ神話に出てくる
足も尻尾も、太く強靭に変化して…与えてくる威圧感はさっきまでの3倍、いや、それ以上だ!
「
そこへ
「俺が先に仕掛ける。
そう言うが早いか、
「
必殺の諸手突きを
「良いパンチだ…“個性”を発動する前に食らっていたら、ヤバかったかもな」
済まない筈。そう続けるだった心の声は、強制的に打ち切られた。
「うぐぅぅぅっ…」
それどころか、
「それにしてもそのナリ…お前、相当虐められた口だろ? 両親を恨まなかったか?」
「ぐわぁぁぁっ!」
「
俺は
「そらよ!」
「あばよ!」
そこへ放たれる
そんな絶体絶命の危機を救ってくれたのは―
「レシプロ! トルネード!」
「ぬぉっ!」
予想外の攻撃を受け、よろめく
「遅くなってすまない!」
「ここからは俺達も参戦だ」
「避難は私達が!」
俺を含む7人で
「皆! 避難が完了するまで、これ以上の
「いくぞ!」
それを合図に、俺達は一斉に動き出した。
「はぁぁぁっ!」
「そぉらよっ!」
俺の氷結と
「今だ!」
「レシプロ! トルネード!」
独楽のように回転した
「必殺!
「尾白流格闘術! 旋尾斬!」
「エクラゼ! ナックル!!」
「
そして
奴が驚異的なタフネスやパワーを持っているのは、
「図に乗るなぁっ!!」
だが、
7人の攻撃が叩き込まれる直前、奴は咆哮と共に力を込め、全身を拘束していた氷結とテープをあっさりと破壊。
「おぉらぁぁっ!!」
更に地面を殴る事で強烈な衝撃波を起こし、
「「「「「「「うぉぉぉっ!?」」」」」」」
何とか、俺達は体勢を立て直したが…一斉攻撃は失敗。こいつは…強い!
「オイオイオイ、ガキばっかとはいえ…ヒーロー増えすぎだろ!」
そう言いながら向かってくる
真幌side
「お姉ちゃん! ヒーローに
「携帯通じないんだからしょうがないじゃない!」
活真の声にそう答えながら、サトウキビ畑の中を突っ切って家へと急ぐ。
1分もしない内に私達はサトウキビ畑を抜け、50m先に家が見えた。
「一度家に戻って、村の皆に―」
知らせよう。そう続ける筈だった言葉は、突然家が爆発した事で打ち切られた。
「きゃぁぁぁっ!」
「うわぁっ!」
爆風で私と活真の帽子が吹き飛ばされ…
「家が…」
家が無くなった事が信じられず、呆然とそう呟いていると―
「見つけたぞ…B型の、細胞活性」
煙の中から見た事のない男がゆっくりと歩いてきた。間違いない…アイツ、
「少年、君の“個性”を
「安心しろ。殺しはしない」
「こ、来ないで!」
私の発した拒絶の言葉を平然と聞き流して、ゆっくりと近づいてくる
「来るなったらぁぁぁっ!!」
私は無我夢中で“個性”を発動。幻のシーサーを
「幻なのはわかっている」
幻はあっさりと掻き消されてしまった。
「あ、あぁ…」
私は、活真を抱きしめる事しかできなくて…
「お姉ちゃん…」
活真も怯えた顔で私に抱き着く。その間にも
「うぉぉぉぉぉっ!」
その時、何かが飛んで来たかと思うと、私と活真を掴んで
「グリュンフリート!」
「お兄ちゃん!」
「空を飛ぶ“個性”…」
真幌ちゃんと活真君を抱えたまま200m程移動した僕は、雑木林を向けた先で一旦着地。
「大丈夫?」
2人を降ろして、その無事を確認する。外傷は…うん、2人とも無いみたいだ。良かった。
「走れるかい?」
「う、うん!」
「それじゃあ、早くここから離れて」
僕は、走る2人が丘を登り切った事を確認すると、ゆっくりと振り返り―
「止まれ!」
雑木林の中をこちらへ向けてゆっくりと進む
「………」
「なぜ、あの子達を狙う?」
無言で歩き続ける
絶対に…ここから先へ行かせるわけにはいかない!
「…退け」
「退く訳ないだろ!」
「邪魔をするなら…殺す」
そう言うが早いか何らかの“個性”を発動しようとする
「スナップショット!」
僕はベアリングボールを次々と弾き、
「………」
だけど、放たれたベアリングボールは、奴の1m程手前で透明な何かに阻まれ、あちこちに弾かれてしまう。
「見えない壁! 空気の壁を作る“個性”か!」
「………」
奴の翳した右手。その指先から何かが高速で発射された。
「くっ!」
咄嗟に回避行動を取り、全弾避ける事が出来たけど、発射されたそれはあちこちの樹の幹に指1本が楽に入るほどの穴を開けていた。
「これは…爪を高速で発射したのか。まったく関連性の無い2つの“個性”。それってまるで…」
その瞬間、僕の脳裏に浮かんだのは、オールマイトに敗れ、タルタロスに収監されているオール・フォー・ワンと、
“個性”の複数持ち…こいつは強敵だ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。