出久君の叔父さん(同学年)が、出久君の運命を変えるようです。Season2 作:SS_TAKERU
第28話を投稿します。
お楽しみ頂ければ、幸いです。
「おい、楽しくなってきたんだ。天蓋これ外せ、使うな。そもそも俺は、バリアなんて必要ないんだ」
今にも飛び出しそうな勢いで、隣に立つバリア
「私欲に溺れるな。オーバーホール様の言いつけを忘れるな。相性は良好。我々のコンビネーションで確実に処理するんだ」
だけど、バリア
「……どういうつもりだ、ケンカ狂いめ…」
巨漢
その攻撃はバリアで防がれたけど、
「コンビなんて、オバホが勝手に決めた事だ。俺は殺し合えれば何でも良い」
「………好きにしろ。それで処理できるのならな。あと、オバホじゃない。オーバーホール様だ」
結局はバリア
「わかってくれたか。良い引きこもりだ!」
次の瞬間、巨漢
「ここは
その声と共に、ファットが俺の前に立ち、巨漢
「ぐっ!!」
でも…実際に受けてみて、そしてファットに
こいつのパワーとスピードは確かに凄え。だけど、
「今度は俺だ! 好きなだけ打ち込んできやがれ!」
そう叫びながら、俺はガードを固めて前に出る。見せてやるぜ…
俺自身、
「
「ぬぅぅ…ぐぁぁぁぁぁっ!!」
緑谷が放つ渾身の一撃に、
「ライトニング! エクスプロージョン!!」
「ぐっ…ごほっ!」
衝撃を
「
「ぬぅぅぅ…」
「
「ぐぁぁぁぁぁっ!!」
そう、1-Aトップ3にはまるで歯が立たなかった訳だ。
「ちくしょう…」
硬ければ良いという訳じゃないし、俺が強くなったように、吸阪達も強くなっている。当たり前だ。それでも…差が縮まっているように思えないのは、悔しくて堪らない…。
「Hey! 切島少年!」
そんな俺に声をかけてきたのは、
「オールマ…八木先生」
「HAHAHA! オールマイトで構わないよ。今でも1日15分は“個性”が使えるからね!」
名前を言い直した俺にそう言って笑いながら、筋骨隆々な姿に変身し、すぐ元の痩せた姿に戻る
「まぁ、それはさておき…切島少年は、何か
「は、はい…」
俺の心を読んだように発せられた
現時点での最高硬度である
吸阪達との差が縮まっているように思えず、悔しくて堪らない事。そして…
「
これまでは鍛えれば鍛えただけ、硬度が増していく実感があった。でも、最近はその実感がなかなか得られない。
考えたくは無いけど…もしかしたら、これが俺の限界なのか?
「切島少年。吸阪少年や緑谷少年も言っていたと思うが、“個性”とは、まさに無限の可能性。使い手の応用力次第で幾らでも化ける事が出来る」
「応用…力」
「そう、応用力。目標に向けて一心不乱に努力を重ねる事が出来るのは、君の長所だ。あとは少しだけ、考え方を変えてみたらどうかな? たとえば―」
ネガティブな考えに陥りかけた俺を救ってくれたオールマイトの言葉。それは最高のヒントになった!
「うぉぉぉぉぉっ!!」
ガードを固めた俺は、意識を研ぎ澄まして体の中の
ガードに使う両腕を重点的に硬化し、それ以外の硬化は必要最低限に留める。硬化を敢えて不均等にすることで、重点的に硬化した部分の硬度を
「
乱波side
「
技の名前を叫び、ガードを固めた学生を見て、俺は歓喜に震えた。
さっきの…『
「いいな! お前は良い学生だ!」
胸の高ぶりのままに、俺は学生に突撃!
「正面から打ち合うな! 奴の防御は歪、弱い部分を狙え!」
天蓋が何か言っているが、そんなのはお断りだ! 折角の殴り合い、思う存分楽しまないでどうする! 天蓋に文句を言おうとしたその時―
「どぉりゃあ!」
学生の仲間であるデブが天蓋に殴りかかっていた。
「
天蓋の張ったバリアに
「いくぞ! 学生!」
「俺は、
間合いに入った瞬間、俺は学生…
「ッ!?」
さっきの『
だが、今度は違う。『
「良いぞ! お前は本当に良い奴だ!
俺の
「もっとだ! もっと楽しもう!」
「うぉぉぉぉぉっ!!」
いつまでも続くと思った楽しい時間。だが、それは突然終わりを告げた。
「ぐぅっ!」
「ぐぁぁぁっ!」
俺の両拳から嫌な音が響き、同時に
「ホバリングモード起動!」
違う!
拳の砕けた俺が、咄嗟に防御を固めた次の瞬間、体勢を立て直した
「
文字通りの
「凄い奴だぜ!
ファットガムside
「乱波の愚か者め! 人の忠告を無視するからだ!」
俺の
相変わらずのバリア強度やけど、俺から一瞬でも目を逸らしたのが命取りや!
「隙を見せてくれて感謝するで!」
「貴様っ!? な、何故、
ホンの一瞬目を離した隙に、すっかり様変わりした俺の姿を見て、驚きを隠せない
俺は受けた衝撃を
今回の場合は、
「痩せた理由? 企業秘密や!」
「せいやぁっ!!」
「ぐほぁっ!」
放たれた俺の拳は、張られたバリアを一瞬で貫き、
「盾と盾対矛と盾の勝負。
「毒を仕込ませてもらった。死には至らんが…暫くは満足に歩けもしないだろう」
激闘の末、気絶させることに成功した3人の
「あとマスク、外しとくよ…何仕込んでるか分かったもんじゃない…」
3人が拘束から抜け出せないよう手を打った上で、先に進んだファット達を追いかける為、動き出す。
「ふぅ…」
この3人、1人1人の実力は勿論、コンビネーションもかなりのものだった。俺1人が残って相手をしたのは、的確な判断だったと思う。だけど…
「少し、手こずり…過ぎた」
皆はちゃんと進めているだろうか…俺も行かなきゃ…
「あれ…視界が、ボヤ、けて………」
顔面に攻撃を受けたのは拙かったな…今になって、ダメージが……
最後までお読みいただき、ありがとうございました。